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2012年11月16日

糖質管理を間食指導に生かすヒントに アンケート調査を公開

 糖尿病ネットワークでは、2012年8月に糖尿病患者さんと医療スタッフへ行った「糖尿病患者さんの糖質管理」に関するアンケート調査の結果をまとめ「間食指導の情報ファイル」で公開しました。食事療法はもとより、糖質管理という面から間食指導の参考にしていただけましたら幸いです。

糖尿病患者さんに聞きました

糖尿病患者さんの約7割が、
糖質制限の経験ありという結果に

 近年、血糖コントロールのための「糖質管理」が注目されています。従来の総摂取エネルギー量と栄養バランスによる管理に加えて、食後の血糖値に影響を与える糖質(炭水化物)量の摂取管理、調整を行うことで、より効果的な食事療法につなげられないか、専門家の間で様々な議論が行われています。

 なかでも間食(嗜好食品)は、糖質量の高い食品も多く、1日の指示エネルギー量をオーバーしたり、摂取のタイミングが食事時間とずれることから、1日の血糖変動を乱す原因にもなりがちです。良好な血糖コントロールの維持のために、医療スタッフは患者さんの間食摂取状況を把握し、状態に応じた適切な指導が求められます。その際の1つの手段として、間食コントロールのための糖質管理・指導は、食品を摂取した際の血糖値への影響に目を向けてもらうきっかけ作り、食品選択や量の調節への意識を高めるテーマとして、活用が期待されるところです。

糖尿病ネットワークアンケート「糖尿病患者さんの糖質管理の意識と指導」(糖尿病情報Box&Net.No35)

[ DM-NET ]
日本医療・健康情報研究所

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