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2013年04月18日

エクアドル糖尿病サマーキャンプ 支援のお願い 国際糖尿病支援基金

キーワード
糖尿病ネットワーク

 南米エクアドルで小児糖尿病患者さんを支援するFUVIDA(Fundacion aprendido a Vivir con Diabetes)は、糖尿病に対する治療や合併症など、適切な知識を持ってもらうことを目的に、 毎年糖尿病サマーキャンプ「Doules Amigos」を開催しています。

今年も7月31日から行われる糖尿病キャンプについての情報が送られてきましたので、 昨年2012年のキャンプレポートと併せてご紹介します。

 国際糖尿病支援基金は、この活動の趣旨に賛同し、インスリン・フォー・ライフ(IFL)(オーストラリア)を通じてFUVIDAを支援しています。

 FUVIDAの調査によると、エクアドルの糖尿病患者数は約9,000人(人口の約6%)と言われており、国内において糖尿病は死因率が最も高い疾患にも関わらず、政府が主導する糖尿病教育のシステムがありません。また、専門教育を受けた内分泌医はわずか50名しかいないために、多くの医療従事者が糖尿病についての教育を受ける機会が少なく、また患者さん自身も正しい知識がないために命を落とすケースが後を絶ちません。 


代表のアラセリー・バスルト・カルデロン医師(写真:左)。娘のアンドレアさん(写真:右)が1型糖尿病を発症したことがきっかけで、FUVIDAを設立しました。


地元メディアがFUVIDAの糖尿病サマーキャンプを取材し、新聞に記事が掲載されました。


2012年糖尿病サマーキャンプの様子

 FUVIDA代表のアラセリー・バスルト・カルデロン医師は、毎年、小児糖尿病患者さん対象とした糖尿病サマーキャンプ「Dulces Amidos」を開催していますが、医療従事者への糖尿病教育も重要であると考えています。そのため、この糖尿病サマーキャンプでは、患者さんの他に医療従事者や医学生にも参加してもらい、糖尿病専門医指導のもと、研修プログラムを実施しています。

 昨年2012年の糖尿病サマーキャンプは、エクアドル陸軍施設において、小児糖尿病患者さんとその家族、医療従事者、また、海外(ブラジルやカナダ、オーストラリアなどの医療従事者と糖尿病患者さん)から約80名が参加しました。
 この糖尿病サマーキャンプに対し、多くの方々よりご寄付をいただきましたことを心より御礼申し上げます。皆様からのあたたかいご支援により、無事にキャンプを開催することができ、また参加した子供たちにとりましても大変良い思い出をつくることができました。

(上)参加者には、FUVIDAより感謝状が手渡されました。 (下)糖尿病サマーキャンプが開催された陸軍施設

 参加した子供たちは年齢ごとに8つのグループに分けられ、各グループに4名の指導者(糖尿病の研修を受けた医療従事者や医学生)が割当てられました。指導者は、子供たちやその両親に糖尿病の治療について教えることが義務付けられ、同じグループで行動することにより、医療者側は患者側双方にとって、大変貴重な体験となります。

 IFLオーストラリアは、このキャンプで必要なインスリンや血糖測定器等の資材を例年よりも多く提供し、子供たちは昼は2時間ごと、夜は4時間ごとに血糖を測定しました。このキャンプに参加することで、子供たちは外国人との交流をもち、また同じ糖尿病を持つ友達をつくり、厚い信頼の絆を築くことができました。

 今年も2013年7月31日から8月4日にかけて糖尿病サマーキャンプを開催する予定ですが、年々参加希望者が増えているため資金面で開催が危ぶまれています。アラセリー代表は、できるだけ多くの糖尿病の子供たちや医療従事者に参加してもらうために、各方面で募金活動を行っています。

 国際糖尿病支援基金は、インスリン・フォー・ライフ(IFL)オーストラリアを通じて、2008年よりFUVIDAの活動を支援しています。

今年もFUVIDAの糖尿病サマーキャンプが開催できますよう、皆様のご協力をいただきますようお願いいたします。

 FUVIDAの糖尿病サマーキャンプ活動にご賛同いただき、御参加いただける方は、下記口座(郵便局)までお振込み頂きますようお願い申し上げます。

 御協力頂きました方は、支援者としてこのホームページ上の「支援者名」のコーナーでお名前を発表させて頂きますが、本名での発表をご希望でない方は、振替用紙(郵便局)の通信欄にご希望のお名前をご記入ください。

振込口座(郵便局):
口座番号:00160−3−82542
加入者名:国際糖尿病支援基金口
※通信欄へ「FUVIDAサマーキャンプ支援」とお書き頂きますようお願い致します。

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[ DM-NET ]
日本医療・健康情報研究所

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