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2013年07月26日
朝食を食べると心臓病リスクが低下 朝食のとり方を工夫
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朝食を毎日きちんと食べる男性は、心臓病を発症するリスクが低下するという研究が発表された。「朝食は1日の中で特に大切な食事です。朝食を必ず食べましょう」と、米ハーバード大学公衆衛生大学院の研究者は述べている。
朝食を抜くと心臓病リスクが27%上昇
調査の対象になったのは、45〜82歳の男性医療従事者2万6,902人。研究チームは、食事の頻度などを調べるアンケート調査を1992年に行った。「朝食を必ず食べる」という人が13%で、「夜遅くに食事をすることがある」という人が0.2%だった。
その後、2008年までの間、冠動脈疾患の症状があらわれたかどうかを追跡して調べた。16年間の調査期間に、1,572人の心血管イベントが報告された。
調査の結果、朝食を食べない男性は、食べる男性に比べて、心臓発作や冠動脈疾患を発症するリスクが27%高かったことがあきらかになった。
「10年以上にわたる調査で、朝食を抜くと心臓病リスクが上昇することが分かりました。朝食を抜くことにより、肥満や高血圧、糖尿病、高コレステロールなどのリスクが上昇し、それが心臓病の発生増加につながった可能性があります。食事は、質や栄養バランスに加えて、食生活の全体を考えることが大切です」と、ハーバード大学公衆衛生大学院のリア ケーヒル氏(栄養学)は話す。
調査では睡眠や食事の質、アルコール摂取量、肥満度指数(BMI)などの要素も調べた。また、勤務状態(フルタイムか否か)や結婚の有無、定期的に健康診断を受けているか、喫煙習慣などの要素も考慮した。
朝食を食べない男性は、年齢が低く、フルタイム勤務で独身、運動量が少ない、アルコール摂取量が多いなどの傾向がみられた。
また、寝る直前に夜食を食べると答えた人では、冠動脈疾患を発症するリスクが55%も高くなっていた。
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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