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2013年09月26日
食べ過ぎを防ぐ秘訣はお皿にあり 皿を変えれば食べ過ぎを防げる
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- 食事療法
食事は人間にとって生きていくために必須の行為だ。食欲が満たされると、快感を感じ、幸福感を味わうことができる。しかし、食事療法を続けている人の多くは「食事の量が少ないので満足できない」と感じている。
そんな人のために満足感を得やすくなる簡単な方法がある。その方法とは「お皿を変えてみること」だ。
1 なるべく小さいお皿に料理を盛りつける
大きめのお皿を使い食事をしていると、気づかないうちに食べ過ぎてしまったという経験はないだろうか。お皿のサイズは、なるべく小さめに揃えた方が、満腹感を得やすいという研究が報告された。
コーネル大学のブライアン ウォンシンク教授(摂食行動学)らは、225人の被験者を対象に実験を行った。お皿のサイズを変えることで、食事の摂取量がどれだけ変わるかを調べた。
その結果、皿の直径を30センチから25センチに変えただけで、カロリー摂取量が平均で22%も低下することが判明した。
「お皿をサイズを小さくしただけで、食事の量が増えるように感じられ、満足感を得られやすくなります。夕食で800キロカロリーをとっている人が、カロリーを20%減らすと、1年間で体重を5キロ減らせる計算になります」と、ウォンシンク教授は話す。
2 皿の色を変えてコントラストをはっきりさせる
食事の満足感に影響するのは、お皿のサイズだけではない。皿の色も大きく影響するという。
ウォンシンク教授らは、ホワイトソースをかけたパスタ、赤いトマトソースをかけたパスタ、野菜、チキンといった食品を使い実験を行った。
皿の色が白いものと赤褐色のものを用意し、被験者に好きなだけ料理を皿に盛りつけてもらい、その量を記録した。
すると、白い皿に白いのパスタを盛りつけた人と、赤褐色の皿に赤いパスタを盛りつけた人では、食品の量が増えることが判明した。皿に盛りつけた食品のカロリーは、最大で30%増えていた。
これは、食品と食器の色が似ていると、量を把握しにくいため、つい余分に盛りつけてしまうからだという。
「食品と食器の色が同じであると、自分がどけだけ料理を皿に盛ったか分かりにくくなります。逆に言うと、食器と料理の色のコントラストをはっきりさせれば、盛りつける量が分かりやすくなります」と、ウォンシンク教授は説明する。
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[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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