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2014年10月01日

アフリカ・マラウイの糖尿病事情 IDAF「わが友、糖尿病」より

世界各国の糖尿病を取り巻く環境を、独自の視点で伝える国際糖尿病支援基金・森田繰織会長の「わが友、糖尿病」。今回のリポートでは、アフリカのマラウイ共和国で青年海外協力隊員として活動している栄養士の大山達也さんに、マラウイの糖尿病事情を森田会長がうかがいました。
国際糖尿病支援基金「わが友、糖尿病」はこちら ▶
1.マラウイ共和国について教えてください

大山さん マラウイ共和国はアフリカ南東部に位置し、隣国をザンビア、タンザニア、モザンビークに囲まれた国です。公用語は英語とチェワ語、その他多数の言語が存在します。
世界最貧国と言われることの多いマラウイですが、僕が住んでいて感じたのは【貧困=不幸】ではないということです。
 確かに村人の生活は裕福とは言えず、現金収入を持たないその日暮らしの人が多くいます。しかし、人々は明るく、僕が村へ訪問すると快く受け入れてくれ、昼食に貴重な肉を用意してくれるなど、おもてなしあふれる国です。

2.大山さんが活動されている病院について教えてください。

大山さん 僕が活動している病院はKaronga District Hospital(カロンガ県病院)で県立の病院、公的機関です。
 マラウイは各県に県立病院があり、その県の最高医療機関になります。院長は医師免許を持っていますが、県全体の医療責任者も兼任しているため多忙で患者を診ることはほぼありません。

大山さんが活動しているカロンガ県病院

続きはこちら...国際糖尿病支援基金「アフリカ・マラウイの糖尿病事情」

【大山達也さんのプロフィール】

1987年生まれ、北海道釧路市出身、天使大学看護栄養学部栄養学科卒。
中学生の時に聞いていたラジオで【人の体は毎日いただく食べ物が形を変えたもの】という言葉をきっかけで栄養に興味を持ち、栄養士になりました。
大学時代、国際栄養学という授業で青年海外協力隊で栄養士としての活動経験を持つ講師から話を聞いたことをきっかけに、青年海外協力隊を志しました。
大学卒業後、神奈川県にある医療法人沖縄徳洲会湘南鎌倉総合病院にて管理栄養士として2年の勤務ののち、念願叶い平成24年度4次隊としてマラウイ北部カロンガ県病院で活動しています。

[ DM-NET ]
日本医療・健康情報研究所

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