「1型糖尿病を持つママ友の会」について
 「糖尿病女性のリプロダクティブヘルスに関わる支援ネットワークシステムの構築」研究班の主催で、2013年10月に出産経験のある1型糖尿病を持つ女性とその子どもを対象とした茶話会を開催しました。茶話会では1型糖尿病をもちながら経験してきた結婚・妊娠・出産・育児などの体験談を自由に語り合っていただきました。
 この茶話会をきっかけに1型糖尿病をもつママ達(以下、ママ友会)の交流が始まり、私は看護師としてこのグループに参加させてもらっています。時々、新しい1型糖尿病女性を紹介させてもらい、仲間を増殖させています。
 現在はラインで声をかけてママ友たちとランチをしたり、ママ友だけでも集合したりしているようです。先日は、医療者を対象としたセミナーで、ママ友たちにご協力いただき、患者の立場から1型糖尿病について語ってもらう時間を作りました。ママ友たちは現在患者会の立ち上げ準備中で、場所の確保や会の運営方法などを検討しているとお聞きしています。
 今まで一人で悩んでいた1型ライフのことを話す仲間ができたことは、彼女たちにとって互いに心強い存在となっているように思います。
 また、私自身も彼女たちがどのような思いをしているのか・してきたのか、生の声を聞くことで、医療者として私にできることは何なのかを考えさせられます。患者を対象とした医療の現場に発信する必要があることや、医療の現場だけでなく一般の方を対象として社会全体に発信する必要のあることなど、まだまだやるべきことは山積みです。
 彼女たちと繋がることができたのも何かのご縁。大事に育んでいきたいと思います。

日本赤十字社長崎原爆病院看護係長 
糖尿病看護認定看護師 山口洋美 


(2016年12月 更新)
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