わが国では糖尿病患者さんの数が増加の一途をたどってきました。その背景には、食生活の西欧化が挙げられます。自家用車が増えることに比例した歩行数の減少また食事においては高脂肪の食事が増えたことが原因となり肥満が増加したことが関連しています。

しかし最近では、高齢化社会を反映してその高齢者における糖尿病が増加していることが特徴となっています。加齢に伴いは、インスリンを分泌する膵臓β細胞の機能は低下し、さらにはブドウ糖を消費する筋肉量が減少することで糖尿病の発症や悪化が引き起こされます。

糖尿病患者さんは、網膜症・腎症・神経障害・心筋梗塞・脳卒中や末梢動脈疾患などの合併症に加え、認知症・癌・サルコペニアといった併存疾患を起こしやすいですが、食事・運動さらには薬物療法を適切に行い、正しく治療を行ことができれば、その発症・進展を抑えることができます。

本講演では、糖尿病についての理解を深めていただき、正しく糖尿病と付き合っていただけるようお話しさせていただきます。

2022年11月12日(土)13:00～15:10(予定) ダイテックサカエ貸会議室 ６F
名古屋市中区錦3-22-20地図 糖尿病とともに生きる

総合司会：中村二郎(愛知県糖尿病協会 会長、愛知医科大学医学部 先進糖尿病治療学寄附講座)

基調講演
「糖尿病と正しく付き合いましょう」
神谷英紀(愛知医科大学医学部内科学講座 糖尿病内科)

講演I
「ご自身にあった食事療法を！－レベル1 からレベル5－」
塚原丘美(名古屋学芸大学管理栄養部 管理栄養学科)

講演II
「糖尿病予防と運動」
近藤健司(中部労災病院 中央リハビリテーション部)

閉会
中村二郎(愛知県糖尿病協会 会長、愛知医科大学医学部 先進糖尿病治療学寄附講座)

詳しくは、公益財団法人 日本糖尿病財団のホームページをご覧ください。

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