認知障害のある高齢者にとっても、運動は効果的な治療となる。メリーランド大学は、認知障害のある平均年齢78歳の高齢者を対象に、12週間の運動プログラムを実施。運動は記憶力を改善し、MRIによる検査でも脳機能を活性化することが確かめられた。心拍測定を行い、運動の強度を安定的に保つことが、運動療法の効果を高めるために重要となる。高齢者は運動に対し消極的になりがちだが、中強度の運動を保つことが生活に対する意欲を増すためにも効果的であることが示された。