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2008年06月10日

脂肪細胞の驚くべき真実 メタボリックシンドロームの科学

松澤佑次(大阪大学名誉教授、住友病院院長)

「男性は85、女性は90」という、あまりにも明確すぎ「科学的でない」との批判も受けたメタボリックシンドロームの診断基準。2008年からはその診断基準を応用した特定健診(メタボ健診)も始まり、「患者数を増やし医療費が高くなる」といった、マスコミを巻き込んだ批判もある。一方で、そのごくわかりやすい基準が幸し、内臓脂肪蓄積蓄積の危険性が社会に浸透してメタボ防の機運が高まるという効果が生まれつつある。しかし、この新しい疾患概念がまとめられた真の目的や、脂肪細胞の働きに対する国内発の新発見が数々あったことはあまり知られていない。本書はこの分野の研究をリードしてきた第一人者が、メタボの真実を語ったもの。批判を受けている点を一つ一つ取り上げ、ていねいに誤解をとく解説は説得力がある 
以下、主要目次より。第1章 なぜ、ウエストを測るのか/ウエストだけでは病気を決められない、腹囲が100cmでも検査値異常がなければメタボではない、欧米よりも科学的な日本の基準値 第2章 メタボリックシンドロームは命にかかわる/メタボリックシンドロームにおける糖尿病・脂質異常症・高血圧、高尿酸血症との関係、脂肪肝 第3章 元凶は内臓脂肪、驚くべき脂肪細胞の働き/皮下脂肪も内臓脂肪も適量は必要、アディポサイトカイン概念の発見とメタボのメカニズム解明、脂肪組織は巨大な内分泌臓器であった 第4章 体内の“消防隊”アディポネクチンの発見/多くの病気に防御的に働くタンパク質、不思議な造と血中濃度 第5章 メタボリックシンドロームの対策をどうするか/ダイエットと運動で薬漬け医療から脱却、特定健診・特定保健指導の制度化で国家的な健康施策に 第6章 内臓脂肪の減らし方/食事で減らす、運動で減らす 第7章 脂肪細胞の機を正常化する/やみくもにやせる必要はない、アディポネクチンを増やすことができるか?、アディポネクチンを増やす食品、アディポネクチンを増やす薬はあるか? あとがき 生活習慣病は個人の責任だけではない。
●四六・160ページ 本体\1,200+税 2008年発行 中央法規出版
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