患者さんのほんね、医療者のホンネ

2013年06月04日

Q. 糖尿病になって特に「不便」に感じることと、その理由

A. 患者さんのホンネ

  • 食事療法、外食・お酒の付き合い、運動療法
    遅くまで残業してから運動するはしんどい。(2型糖尿病)
  • 食事療法、外食・お酒の付き合い、定期的な通院
    ・外食時に食事量を調整しなければならない・通院による医療費(2型糖尿病)
  • 運動療法、血糖値のチェック、人間関係(家族や友人・知人など)
    運動療法は、正直めんどくさい。人間関係では、低血糖を説明するのに苦労する。血糖値のチェックは、単純に面倒。(1型糖尿病)
  • 外食・お酒の付き合い、インスリンや薬物療法の実施、仕事・学校生活、旅行
    食べ物の制約と、低血糖。(1型糖尿病)
  • 定期的な通院、インスリンや薬物療法の実施、血糖値のチェック
    ・毎食時に血糖値のチェック、インスリンを投与するのが非常にわずらわしい。・かかりつけの病院が遠いところにあるので、通院が1日がかりとなり、仕事も休まなければならない。(1型糖尿病)
  • 外食・お酒の付き合い、インスリンや薬物療法の実施、人間関係(家族や友人・知人など)
    ちょっと食事でもとか、残業時の差し入れなど、気軽に食べられないので、苦痛です。食べたいのに食べられないので、人との付き合いが億劫です。(1型糖尿病)
  • 定期的な通院、インスリンや薬物療法の実施、仕事・学校生活
    インスリンポンプを使っている。注入針やインスリンの交換は3日に一度必要で、以前と比べれば楽にはなっているが、やはり負担であることは間違いない。また、仕事上での低血糖による失敗が絶対に許されないことは、健康な人に比べて職場でのストレスが増す要因である。(1型糖尿病)
  • 食事療法、外食・お酒の付き合い、運動療法
    減量のつらさ、食欲との戦い(2型糖尿病)
  • 外食・お酒の付き合い、インスリンや薬物療法の実施
    飲み会の時間に合わせたインスリン投与(2型糖尿病)
  • 食事療法、外食・お酒の付き合い、インスリンや薬物療法の実施、人間関係(家族や友人・知人など)
    友達と気軽にご飯を一緒に食べれないこと。(インスリン注射のタイミングや量とか)低血糖等で体調(思考判断の鈍り、行動異常)を崩すことに対する不理解故の詰り。(1型糖尿病)
  • インスリンや薬物療法の実施、血糖値のチェック、人間関係(家族や友人・知人など)
    インスリンを打つ事(1型糖尿病)
  • 食事療法、外食・お酒の付き合い、運動療法、人間関係(家族や友人・知人など)、仕事・学校生活、旅行、健康診断・人間ドック
    家族構成が、77歳の本人と、71歳で両上下肢機能不全で重度身障者(2級)の妻と、95歳で在宅・完全に寝たきりの認知症(要介護5)で自宅で痰の吸引も必要な母親との3人の構成です。このため、家事の大半をはじめ、介護の負担が大きく、食事の時間・献立とも母親との調整を図りつつとなって、食事療法は思うに任せず、運動療法も買い物をはじめ日常の雑事に追われて積極的に実行する余裕がありません。自宅を空けられない以上、糖尿病の有無にかかわらず、対人関係・外部行事は疎遠になっています。(2型糖尿病)
  • 食事療法、インスリンや薬物療法の実施、血糖値のチェック
    ・食事の前に、インスリン投与すること。外食時、トイレに行って投与すること。(1型糖尿病)
  • 食事療法、外食・お酒の付き合い、インスリンや薬物療法の実施
    禁酒、間食無しとしていますが、思いっきり飲んで食べたいと思う時があります。(2型糖尿病)
  • 食事療法、外食・お酒の付き合い、仕事・学校生活
    仕事柄、昼食時間が不規則になる。そのため、日によって低血糖気味になってしまうことがある。ブドウ糖を携帯しているが、離席して飲みに行くことができかねる場合がある。(2型糖尿病)
  • 仕事・学校生活
    低血糖時の対処がすぐにできない時がある。(勤務中)長風呂できない。プールに入れない。(1型糖尿病)
  • 食事療法、外食・お酒の付き合い、インスリンや薬物療法の実施、血糖値のチェック、旅行
    インスリン注射は手間がかかる。血糖値測定は測定時間があるので、ある程度時間にしばられる。(2型糖尿病)
  • 外食・お酒の付き合い、インスリンや薬物療法の実施、仕事・学校生活
    低血糖になることでやろうとしたことを止める。食事前にインスリンを使用しないといけないので自由に食べたいものが食べられない。(1型糖尿病)
  • 食事療法、外食・お酒の付き合い、運動療法、定期的な通院、インスリンや薬物療法の実施、血糖値のチェック、人間関係(家族や友人・知人など)、仕事・学校生活、旅行、健康診断・人間ドック、生きている事全てが不便
    営業で酒が飲めないと困る。ご飯も食べられないから困る。同世代の友人にも言えない。内分泌主治医との関係もしんどい。ご飯を残す事に対して、物凄い罪悪感を感じる。血糖測定用の穿刺針が痛い。(2型糖尿病)
  • 食事療法、運動療法、血糖値のチェック
    運動したいが腰痛がありなかなか毎日できない。腰痛の都合もありイライラする。(2型糖尿病)
  • 食事療法、運動療法、インスリンや薬物療法の実施
    やはり体重が落ちないことが一番大きな原因である。(2型糖尿病)
  • 外食・お酒の付き合い、インスリンや薬物療法の実施、人間関係(家族や友人・知人など)
    心配性な家族を持つと、何事に対しても、消極的にならざるを得ない環境・状況になります。時分の為にあれこれと心配をし、やりくりしてくれているという恩があり、それに従わない自分は人でなしのように自己嫌悪になります。しかし、できる事やしたい事を過小評価されていいものか、自分の人間性否定ではないのか、という不満で日々苦悩し、かえって自暴自棄になります。死にたい、死ぬべきだ、死ぬ事で家族の心配を無くせるのだし、存在を消す事だけが自分のできる事だ、とも思うのです。病気のコントロールだけで四苦八苦なのに、酷な事です。(1型糖尿病)
  • 外食・お酒の付き合い、インスリンや薬物療法の実施、人間関係(家族や友人・知人など)
    インスリンなどの注射のとき席を外すこと。(2型糖尿病)
  • 食事療法、外食・お酒の付き合い、運動療法
    糖尿になって感じるのは、外食では野菜が圧倒的に不足するということ。なるべく外食は避けるようにしているが、仕事の関係で外食を全てやめるわけにはいかず困っている。(2型糖尿病)
  • 食事療法、運動療法
    食事療法の為、量が少なくストレスを感じる。運動療法は、本人が病気をわかっていても長く続かない。(2型糖尿病)
  • 食事時間コントロール
    映画やコンサート、ダンスのレッスンなどが通常の食事時間帯(昼食・夕食)とかぶるとき、その日の食事時間を変更するのが大変。食事間の時間をある程度とっているので(4時間程度)昼食時間を変更すると朝食の時間、起床時間などにも影響して、なにか行動する際フットワークが悪くなったと感じる。変更パターンを何種類か作って対応するしかないだろうと思う。(1型糖尿病)
  • 定期的な通院、インスリンや薬物療法の実施、血糖値のチェック、旅行
    現在、インスインポンプを使用しています・4日くらいの周期で、インスリンのシリンダーの交換をする度に、針がおなかに ちゃんと刺さっていないときがあり、アラームが鳴ったり、鳴らずにインスリンの注入ができてなかったりと 不安な日がやってきます。・1ヶ月に一度は通院を義務付けられており。行けない時は、行ったようにうまく調整されて、架空の診療代の請求を加算される。・飛行機に乗るときに、診断書を病院でいちいち記入いただいてチェックインの時に提出しなければならない。・血糖値をチェックする頻度が多いときは、指の先を押したら血がでるようなくらいになってしまう。(1型糖尿病)
  • 外食・お酒の付き合い
    会社などの酒席での会合で出席を控えている。外食をする際、炭水化物主体のメニューか(×)、野菜は豊富にあるか(○)、などを気にする。(2型糖尿病)
  • 食事療法、外食・お酒の付き合い
    ・ 満腹感の得られない食事。・ 旅行先での制限された食事。(2型糖尿病)

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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