患者さんのほんね、医療者のホンネ

2013年07月16日

Q. 良い関係を築くための秘訣、希望などをお聞かせください

A. 患者さんのホンネ

  • 医師に対しては、忙しそうなので、中々疑問・相談などしても軽くあしらわれしまうので、緊急を要する事以外はしていません。 院内に相談出来る環境(相談室等)気軽に出来る所が有ると嬉しいです。(1型糖尿病)
  • 積極的にこちらから話しかける。(その他:非インスリンノーマ膵性高インスリン血症性低血糖症)
  • 診療に時間を掛けてくれていると感じさせてくれると直さなければと意欲が湧く。(2型糖尿病)
  • 1型なのに主治医以外の医師(眼科等)が最初は必ず2型糖尿病患者として話すのが気になった。(1型糖尿病)
  • 主治医の先生には、何でも話していますが・・・もっと私の状態を把握して頂くために手紙を書いています。(その他:インスリン受容体の異常)
  • 主治医とは非常にうまくいっており、何の問題もない。定期検診中に最新の情報(研究レベルの話も含めて)を教えていただけているので、将来への不安を持つことがほとんどない(全くない)。(2型糖尿病)
  • クリニックに通院していますが、採血時看護師から自己血糖測定の結果や日常生活で困ったことなど、ディスカッションする時間があります。高い血糖が続いている時など原因や対策などについて聞けるので大変役に立ちます。高血糖が続いているときなど隠したい気持ちになることも多いですが、結果は結果として割り切ってどう判断し対処をしていくか聞くほうが大事だと思います。医療スタッフの知識や経験の違いも大きいと思います。(その他:緩徐進行型1型糖尿病)
  • 実際の診察・問診においてはそれほど会話は多くありません。単純に前回検査結果を聞いて「はい、はい」と言っているだけでは、大病院でよく言われる「3時間待って診察は3分」のような状態になります。私の主治医の特徴は「一を聞けば十を教えてくれるが、こちらから何も言わなければ必要最低限しか(診療報酬上の)話さない」と言えます。診療科名が「総合診療」なので内科全般であることからも、こと糖尿病に限ってなのかもしれませんが、日々の血糖管理にしても、少しでも改善しよう、こんな場合はどうするべきなのか?、こういう状況の時にこんな対処をしてみたらこうなった、というようなことを積極的に報告すると、まさしく「一を聞けば十を教えてくれる」で時間を掛けて指導・説明してくれますし、自身の知識・経験でその場で説明できない場合は論文を調べたり、他の関係者に問い合わせしてみたりで次回の検診で回答してくれます。なので、非常に基本的なことですがいつもの薬を処方してもらえばOKとか、言われた通りにやって「はい、わかりました」としか言わないのでは主治医の方とてモチベーションが上がらないでしょう。コミュニケーションの問題は多分に患者側の取り組み姿勢が相手からそのまま跳ね返ってくるのでは?と思います。?型DMは一生の付き合いです。(iPS細胞でβ細胞が再生できるようになれば別でしょうが自分の終末までの実現はちょっと厳しそう)毎月の外来診察で何も報告することが無い、聞いてみたいことが尽きる、ということは私の場合は全くありません。極論ですが「相手に望む」というのは消極的でQOLを改善したくないの?ということの裏返しのような気もします。無論、私の主治医のような方ばかりではありません。親身の会話キャッチボールが全くできない、見るからに余裕が無い、業務上(これまた診療報酬上の)必要なことしかしない、という医師はたくさんいらっしゃるでしょう。私も現在の主治医までに経験があります。悲しい実態ですが、「医師・医者と呼ばれる人たちはたくさんいるが、本当に”先生”と呼べる人は非常に少ない」というのがこれまでの経験からの自論です。(だから今回のようなアンケートが行われるのだと思いますが)(1型糖尿病)
  • あまり、相手を気にしない性格ゆえ体験無し。(2型糖尿病)
  • 治療への取り組みの中で、経済的な状況も考慮してもらえるとありがたい。(1型糖尿病)
  • 新しい治療例を頻繁に主治医から聞きたい。(2型糖尿病)
  • 外来だと話すタイミング、時間がないです。講演会をして欲しいです。(1型糖尿病)
  • 糖尿病は自分で治すこと。お医者さんに直してもらうではダメ。糖尿病は自分で改善する。自分で勉強する、定期検査は、自分の挑戦の通信簿。(主治医のデータではなく、自分の成績データ)血液検査の結果も、ただ聴きに行くではダメと思います。坊主の説教ではない。常に勉強して、数値に対する質問をひとつだけ用意して定期検診に望むようにしています。これで今回アンケートの趣旨のすべてが解決する手法では?(2型糖尿病)
  • 変わった事は無いか等の問いかけ(1型糖尿病)
  • 以前の病院はあいそが悪かったので、転院しました、それが,大変よかった(2型糖尿病)
  • 患者としての心構えを持てば「何でも話せる」と思い実践してます。また糖尿病仲間しかも昔の職場仲間であれば気兼ねなく話ができます。(2型糖尿病)
  • 会話しやすい環境だと嬉しいと思います(1型糖尿病)
  • 今の病院ではこれ以上望むことはありません(2型糖尿病)
  • 自分自身遠慮しないので、コニュニケーションで悩んだことはない(2型糖尿病)
  • 出来るだけ公開講座に参加し、そのとき出た話などを主治医やナースに話したりする。もともと医師ひとりナース、事務員さん一人(合計3人)のところなので、話しやすいです。診察時間もたっぷり取ってくれます。そんな訳で難を言えば、予約時間通り運ばないところです。(1型糖尿病)

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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