ニュース
2006年03月30日
男性の12%以上がメタボリックシンドローム
- キーワード
- 糖尿病と肥満
社会保険庁は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の人がどの程度いるのかを調べるために、2004年度に政府管掌健康保険における生活習慣病予防健診を受診した全国の約347万人(男性228万人、女性119万人)の受診結果をとりまとめ発表した。
メタボリックシンドロームは、肥満(内臓肥満の蓄積)に、高血圧、血中脂肪(高中性脂肪、低HDLコレステロール)、高血糖(空腹時血糖値)のうちのいくつかが重なった状態のことを指す。調査では、肥満の診断指標であるボディーマスインデックス(BMI)を基本のリスクと考え集計した。
全国のメタボリックシンドロームのリスク保有者の平均は男性が12.5%、女性が4.0%。都道府県別の比率は下図のようになっている。
沖縄県の男性が飛び抜けて比率が高く、秋田県、北海道、青森県と続く。女性は東京や大阪などの都市部で低いことが分かった。
政府管掌健康保険
社会保険庁が運営を行う健康保険のこと。健康保険組合が設立されていない会社で働く人が加入し、適用事務、保険料の徴収、保険給付事務などは、社会保険庁の窓口機関である地方社会保険事務局や社会保険事務所で行っている。 ●詳細は厚生労働省のサイトへ
第21回政府管掌健康保険事業運営懇談会 関連情報
メタボは中高年男性の2人に1人、女性の5人に1人 2005年国民健康・栄養調査
メタボリックシンドロームの指標を重視した健診プログラム
メタボリックシンドロームのリスク保有者(都道府県別)
| |
メタボリックシンドロームの診断基準
|
政府管掌健康保険
社会保険庁が運営を行う健康保険のこと。健康保険組合が設立されていない会社で働く人が加入し、適用事務、保険料の徴収、保険給付事務などは、社会保険庁の窓口機関である地方社会保険事務局や社会保険事務所で行っている。 ●詳細は厚生労働省のサイトへ
第21回政府管掌健康保険事業運営懇談会 関連情報
メタボは中高年男性の2人に1人、女性の5人に1人 2005年国民健康・栄養調査
メタボリックシンドロームの指標を重視した健診プログラム
[ DM-NET ]
日本医療・健康情報研究所
糖尿病と肥満の関連記事
- 座ったままの時間が長いと糖尿病や死亡のリスクが上昇 ウォーキングなどの運動はいつ行うと良い?
- 子供の頃から肥満対策が必要 学校で座りっぱなしの時間が減ると子供の肥満は改善 糖尿病を予防
- 牛乳やヨーグルトが脂肪酸のバランスを向上 野菜は高血圧を改善 菓子類はなぜNG? 糖尿病の人の食事
- 「低カロリー甘味料」が過体重や肥満の人の体重管理を改善 糖尿病リスクも高めない 欧州肥満学会議が発表
- 糖尿病は治る病気? 減量で糖尿病が寛解すると心臓病と腎臓病のリスクが低下
- 世界睡眠デー 糖尿病の人は睡眠不足にご注意 寝ても疲れがとれないなら要チェック
- 「歩数計・活動量計」を持ち歩いて糖尿病を改善 簡単な方法で身体活動を高められる 高齢者の介護予防にも有用
- ワカメなどの「海藻」が糖尿病や肥満のリスクを低下 HbA1cが改善し内臓脂肪も減少 注目される「海の幸」
- スナック菓子や菓子パンなどの「超加工食品」が32の健康障害の原因に 糖尿病リスクも上昇 どんな食品を食べると良い?
- 糖尿病の人の41%は心理社会的な幸福度が低下 理解やサポートを得られると改善 サポートは多ければ多いほど嬉しい