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2007年07月04日

「インスリン デテミル」の安全性を示す新しい試験結果

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 ノボ ノルディスク社は、6月に開催された第67回米国糖尿病学会(ADA)で、持続型溶解インスリン アナログ製剤「インスリン デテミル」(海外販売名 Levemir®)の安全性と有効性を示す新しい試験結果を発表した。

 試験では、2型糖尿病の患者が自身でインスリン デテミルの投与量を調節した。その結果、主治医による調節と同等の血糖値改善を達成することができたという。インスリン療法では体重増加がよくみられるが、今回の試験では体重の変化はわずかで、低血糖の発現率の増加もみられなかった。

 新しいデータは、5,604人の患者が参加した「US PREDICTIVE 303 Trial」と呼ばれる無作為化臨床試験で検証した「インスリン デテミル303アルゴリズム」によって得られた。

 インスリン デテミルは、1日1回、または1日2回の皮下投与で治療効果を得られる長時間作用型のインスリン製剤。作用時間は最大24時間で、経口糖尿病治療薬に追加、または速効型インスリンとの併用で使用することができる。欧州では2004年に、米国では2006年に発売された。現在世界の約50カ国で承認されている。

この記事は、ノボ ノルディスク ファーマが7月4日付で発表したプレスリリースを元にしています。

詳しくはノボ ノルディスク ファーマ(株)のサイトへ
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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