トップページへ メールマガジン無料登録
高齢になるとなぜ最大心拍数が下がる?
高齢になると、最大心拍数(maxHR)が低下していく現象がみられる。そのため高齢者が運動をするときは、高齢に合わせて目標心拍数は低めに設定される。心臓では「自然のペースメーカー」である洞結節で生じた電気信号が心房筋に伝わり、これが心房・心室に伝わり収縮させることで拍動になる。高齢者では加齢にともないこの電気活動が押し下げらのが最大心拍数の低下の一因になっていると、米コロラド大学医学大学院の研究者は説明している。「高齢になると最大心拍数が低下するのは、加齢にともなう自然な現象です。しかし、運動療法を続けて、エアロビクス運動に取り組んでいると、心拍数の低下を抑えることができます。脈拍数をはかりながら行う運動にはメリットがあります」と指摘している。
2013年12月 

Copyright ©1996-2024 Soshinsha. 掲載記事・図表の無断転用を禁じます。
治療や療養についてかかりつけの医師や医療スタッフにご相談ください。