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脈拍測定はストレス管理にも役立つ
緊張したり怒りなどの否定的な感情をもつと、心臓がドキドキし心拍数が増加する経験を誰もがもっている。脈拍を日常的に測定することが、ストレス管理にも役立つ可能性が示された。米カーネギーメロン大学の研究者は、112人の被験者を対象に、5桁の数字から7あるいは13を逆算していく煩雑な計算に取り組んでもらう実験を行った。時間制限をもうけ目標を達成するよう注文したところ、計算がうまくいかず、怒りや焦りを感じていた被験者の1分間の平均脈拍数は増加していた。「怒りや興奮などの感情をもっていると、判断力が低下し誤った選択をしてしまうことは、経験的によくあります。感情は脈拍数の増減に影響します。脈拍を測定しストレスやメンタル面の調子を知ることが有益です」と、研究者は述べている。
2013年12月 

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