糖尿病の食事療法のなかで、3食の食事や低血糖対策用の補食以外にとる「間食(いわゆる“おやつ”)」は、昔は原則禁止の指導が一般的でしたが、最近では、一律に禁止するより制約をつけて許可するほうが食事療法全体の遵守につながるのでは、と前向きに考える医療スタッフが増えていると言われています。
 今回、糖尿病ネットワークでは、糖尿病患者さんの間食習慣とその指導についてアンケート調査を行いました。ここでは、その調査結果をご報告します。

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アンケート対象者:糖尿病ネットワークのメールマガジン登録者
アンケート回答方法:インターネット
アンケート実施期間:平成21年2月23日〜3月5日(11日間)
有効回答数:医療スタッフ138名/糖尿病患者さん415名
後援:江崎グリコ株式会社
ここでいう間食とは、糖尿病患者さんが3食以外に食間にとるおやつ(甘い菓子・ケーキ・アイスクリームなどの嗜好食品)を指し、インスリンや経口剤治療に伴う低血糖対策としての補食は含まないものとします。


性別
男性69%
女性31%
健康状態
肥満 22%
糖尿病 93%
血糖値が高め 35%
高血圧 17%
血圧が高め 15%
脂質異常 11%
高尿酸血症 3%
尿酸値が高め 6%
脂肪肝 9%
メタボリックシンドローム 14%
年齢
10歳未満 1名
10〜19歳 3名
20〜29歳 9名
30〜39歳 47名
40〜49歳 97名
50〜59歳 112名
60〜69歳 87名
70〜79歳 52名
80歳以上 7名
腹囲
男性85cm未満 66%
男性85cm以上 34%
女性90cm未満 85%
女性90cm以上 15%


性別
男性 17%
女性 83%
職業
医師 17%
看護師 27%
管理栄養士 44%
栄養士 2%
薬剤師 7%
臨床検査技師 1%
保健師 3%
日本糖尿病療養指導士 26%
勤務先
200床以上の病院 38%
200床未満の病院 21%
診療所 32%
健保組合 1%
行政 1%
薬局・薬店1%
年齢
20〜29歳 5名
30〜39歳 29名
40〜49歳 57名
50〜59歳 34名
60〜69歳 10名
70〜79歳 3名
80歳以上 0名