トップページ - 間食指導に関する情報 - 間食コントロールの有用性 - 2症例1

2)[ 症例 ] 間食の内容と量を変えたら
 A氏(58歳・男性)は、会社の健診にて尿糖(+)を指摘され、糖尿病予備群として改善するよう指導されたが、うまくいかず。しかし翌年、HbA1cが半年で6.6%から8.3%と憎悪し、運動療法、食事指導をスタート。身長167.6cm、体重77.35kg、BMI27.5、改善による目標体重を70kgに設定。

患者さんからの話
  • もともと大食い
  • 昼食はコロッケパン、うどんとご飯など炭水化物中心になることが多い
  • 夕食はご飯が少なくおかずが多い
  • 間食に菓子パン(あんパンが大好き)を食べることが多い
  • 椎間板ヘルニアで腰痛があり、運動は歩くのが中心
栄養指導内容
  • 食事量を抑える、炭水化物中心の食事にならないように栄養バランスに注意(基本の食事療法について説明)
  • 間食に関して、菓子パンを食べる習慣をなくす。その代わり、果物、牛乳を分食。夜勤中には菓子パンではなくおにぎりなどの軽食をとる。
  • どうしても他に間食したい時には、砂糖をまぶしていないせんべい(固焼きせんべいなど)にする。ただし、HbA1cが6%台にまで改善されるまでは極力、間食ではなく分食でしのいで頂くようにお願いした。
経 過
  • 旅行などイベントの時には好きに食べているが、現在では、1800kcal/日程度の食事でコントロールされている。
  • 間食に関しては、イベントがあるときには食べるが、日常ではせんべい、サツマイモを時おり(週2回程度)食べる程度で収まるようになった。
  • 体重の推移:77.35kg(介入時)→69.96kg→68.75kg

ポイント
  • 分食を取り入れることで間食が減った。
  • 間食をまったく止めるのではなく砂糖が添加されていない、せんべい、さつまいもになったことが大きな改善点。
*分食:一度にまとめて食べるのではなく食後のデザートとされる果物、パン食で一緒に飲む牛乳、ヨーグルトなどを食後3時間後程度にずらして食べる方法で食後高血糖を改善することが目的。

(東京女子医科大学栄養管理部:柴崎千絵里先生)

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後援:江崎グリコ株式会社