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2026年06月12日
2型糖尿病治療薬「マンジャロ」の適正使用を推進 日本イーライリリーが不適切使用や違法転売に注意喚起
マンジャロの承認された効能・効果と適正使用への取り組み
昨今、2型糖尿病治療薬であるマンジャロに関して、美容や痩身、ダイエットなどを目的とした使用を推奨していると受け取れる広告や、許可なく同薬を売買・転売した疑いによる書類送検の報道が確認されています。これに対し、同社は日本国内におけるマンジャロの承認された効能・効果が「2型糖尿病」のみであることを改めて強調しています。
マンジャロは、国内の電子添文(医薬品の適正使用のための公的な説明文書)に則り、医師の診断と厳格な管理のもとで使用される処方箋医薬品です。不適切な流通や本来の目的以外での使用は、医薬品の適正な供給を脅かすだけでなく、医療基盤そのものへの悪影響が懸念されています。
承認外の使用や個人間売買がもたらす重大なリスク
マンジャロが美容目的など、2型糖尿病以外の対象者に使用された場合の有効性および安全性は医学的に確認されていません。また、医薬品を許可なく個人間で売買、転売することは、薬機法(医薬品医療機器等法)に違反する違法行為です。
適切に管理されていない環境での医薬品の使用は、安全性や品質が確保されず、本来の効果が見込めないだけでなく、重篤な副作用などの健康被害が発生するリスクがあります。同社はこれらの行為を容認せず、関連当局や関連学会、警察等と緊密に連携し、情報共有や適正使用推進のための情報提供活動を行っています。
なお、同社が開発した同一成分(チルゼパチド)の薬剤には、然るべき医療基準に則って処方される肥満症治療薬も存在しますが、いずれの薬剤も医師による客観的な診断と適切な処方プロセスを経ることが大前提です。自己判断による入手や使用は決して行わないよう、厳重な注意が必要です。
適正に治療中の患者における対応と留意点
今回の注意喚起は、一部で行われている不適切な入手や目的外使用の未然防止を目的としたものです。
マンジャロは、国内で2型糖尿病の治療薬として正式に承認され、科学的な臨床データ(エビデンス)に基づいて処方されている薬剤です。そのため、医師の診断のもとで適正に同薬の処方を受けている2型糖尿病患者においては、一連の報道や誤情報に過度に動揺することなく、主治医の指導に従って適切に治療を継続することが重要となります。
日本イーライリリーは製薬会社として、ソーシャルメディア等に投稿された誤情報も含めて注意喚起を行い、不適切使用の未然防止と患者の安全確保に努めています。同社は公式ウェブサイト等を通じて、チルゼパチド製剤(2型糖尿病治療薬「マンジャロ」および肥満症治療薬など)について、必ず医師による適切な指導および管理のもと、国内で承認された効能・効果に沿って使用するよう、強く理解と協力を求めています。
日本イーライリリー株式会社「当社製品の適正使用に関する取り組み」
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