糖尿病Q&A1000

Q.484 血糖自己測定を行うと、なぜ病識が高まるのですか?

 自覚症状がなくても検査を受けてその結果が基準値から外れていれば、隠れていて見えなかった病気が“見えてくる”わけです。検査を繰り返し受けて、高い血糖値が確認されれぱ、だれもが自分の病気についての認識、すなわち病識をもつようになります。
 糖尿病における血糖自己測定でも、このような効果が期待されます。このため診断されて間もない病識の低い患者さんに、しっかりとした治療意欲をもっていただくために血糖自己測定を利用するケースも増えています。インスリンの働きと血糖値の関係などを知識として理解するよりも先に、「血糖値が高いから糖尿病なんだ」ということを、はっきり数値で自覚していくことは大変重要なことです。
2006年04月28日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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05 血糖値を自分で測ってナイスコントロール [Q.481-520]のQ&A

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