糖尿病Q&A1000

Q.273 減塩のコツを教えてください。

 タンパク質と違って塩分には味がありますから、自分の舌の味覚が一つの目安になります。減塩食に慣れてくるほど微妙な味の違いがわかるようになり、食材そのものがもっている自然な味を楽しめます。外食時や出来合い弁当を食べるときに、いつでも「辛すぎる」「味が濃すぎる」と思うようになれば、減塩の第一歩は成功です。そして、タンパク質摂取量をコントロールするのと同じように、少しずつ各食品の塩分量を覚えていってください。
 以下に減塩のアイデアをあげておきますので、参考にしてください。

◆調味料(塩やしょう油、味噌)を減らす工夫
 料理の際に…
  調味料は計量スプーンなどで計って使用する
献立の中で、味のめりはりをつける
 (調味料は一品に集中して使うようにしましょう)
だしをよく生かす
減塩しょう油、減塩みそを使用する
 食べるときに…
  卓上塩を置いておかない
しょう油は小ざらにとって、使う量を確かめながら食べる
 (料理にかけてしまうと、どのくらい使っているのかわからなくなります)
柑橘類の酸味や香辛料、酢などを使って味にアクセントをつける
◆塩分の多い食べ物に気をつけましょう
 麺類のスープは飲まない
みそ汁はおかわりしない
漬物は控えめに
インスタント食品や外食はできるだけ減らす

 
2006年04月25日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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03-2 腎症のQ&A

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