糖尿病Q&A1000

Q.248 「腎不全」「尿毒症」とは?

 腎臓の働きが低下し、その役割を果たせなくなった状態が腎不全です。血液中の老廃物がろ過されずに残ったり、細胞内に水分が溜まってむくみが現れます。腎不全期では、タンパク質や水分・カリウムなどの摂取量をいっそう厳格に管理しなければなりません。
 尿毒症とは、腎不全によって全身に起きるさまざまな症状のことをいいます。よく現れる症状として、吐き気や嘔吐、下痢、食欲不振、呼吸困難、皮膚のかゆみ・しびれ、筋肉の痙攣、貧血、出血しやすい、網膜剥離、疲れやすい、意識障害、昏睡などがあります。生命の危険も生じるので、透析療法が必要です。国内では、糖尿病性腎症が原因で透析療法を始める患者数が年々増加しています。
2006年04月25日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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03-2 腎症のQ&A

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