ニュース
2007年11月26日
ウォーキングに幅が広がる 「歩いて楽しい道づくり」を整備
- キーワード
- 運動療法
糖尿病の運動療法として、いつでもどこでもできるウォーキングはもっとも適した運動といえる。運動により筋肉にブドウ糖が取り込まれ血糖が下がる。インスリンの効き(インスリン感受性)の改善効果も期待できる。運動は習慣的に続けることで、より効果を期待できる。
「歩いて楽しい道づくり」を目指し1996年度から全国で始められた事業。緑豊かな景観・自然、歴史的事物、文化的な施設などを楽しみながら、快適にウォーキングを楽しめる地域を開発している。 安全性も重視しており、歩行困難な箇所がないことや、万一に備え救急体制が充実していること、道なりが平坦で休息施設があること、案内となるサインがあることなどを確認してある。 心やすらぐ農業水路のせせらぎや美しい農村景観を楽しみながら、地域の歴史や文化にも接することができる全国のウォーキングコースを紹介している。 六・七郷堀(宮城県)、見沼代用水(埼玉県)、初瀬井路(大分県)など。 関連情報 森林浴ができる認定ウォーキングロード |
糖尿病の合併症、特に増殖網膜症など進行性の網膜症、進行した腎症、自律神経障害がある場合には、運動がかえって症状を悪化させることがある。腰痛や膝痛がひどいという人も注意が必要になる。運動を始めるときに注意すべきことがないかを主治医に相談することが大切。運動療法について詳しくは
運動療法のコツ(1) [基礎](糖尿病セミナー)
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
運動療法の関連記事
- 座ったままの時間が長いと糖尿病や死亡のリスクが上昇 ウォーキングなどの運動はいつ行うと良い?
- 気候変動による気温上昇が糖尿病リスクを高める エアコンを効果的に使い高温によるリスクを減少
- 子供の頃から肥満対策が必要 学校で座りっぱなしの時間が減ると子供の肥満は改善 糖尿病を予防
- 糖尿病にきく運動 ウォーキングと筋トレを組み合わせると効果的 メンタルヘルス改善にも役立つ
- 糖尿病とともに生きる人の寿命は延びている 自分らしく長生き いますぐ取り組むべき「8つの生活スタイル」
- 糖尿病の人にはストレス対処法が必要 「マインドフルネス」がストレスや燃え尽き症候群から守る
- 健康的な食事が老化を遅らせ認知症リスクを低下 運動も効果的 糖尿病の人は認知症リスクが高い
- 「温泉」が腸内細菌に良い影響 九州大学が泉質によって異なる健康効果を発見 糖尿病の人にも温泉療法は良い
- 「歩数計・活動量計」を持ち歩いて糖尿病を改善 簡単な方法で身体活動を高められる 高齢者の介護予防にも有用
- 運動でメンタルヘルスを改善 すべての運動にうつ病を軽減する効果が ウォーキング・ヨガ・ダンス・筋トレを調査