資料室

facebook
メールマガジン
糖尿病3分間ラーニング
世界糖尿病デー 世界の糖尿病人口は3.7億人に増加
2012年11月15日
カテゴリー:2012年  糖尿病ネットワーク 

 国際糖尿病連合(IDF)は、世界糖尿病デーに合わせて、世界の糖尿病有病数の新しい統計値を発表した。それによると、世界の糖尿病有病数は3億7,100万人で、2011年の3億6,600万から500万人増えた。うち1億8,700万は糖尿病と診断されず治療を受けていないという。
糖尿病とともに生きる人の3人に1人は西太平洋地区に集中
 糖尿病を早期発見するための鍵となるのは血糖値検査で、治療の基礎となるのは食事や運動などの生活習慣の改善だ。糖尿病の発見が遅れると、目、腎臓、神経に障害が起き、動脈硬化などの重大な合併症が起こりやすくなる。

 「世界の糖尿病有病者のおよそ半数は、自分が糖尿病であることを知らない。このことは糖尿病合併症の発症が増え、死亡率が上昇することを意味している。世界糖尿病デーには、糖尿病はコントロールできる病気であり、合併症を予防できることを世界規模で呼びかけている」とIDF会長のジーン クロード ムバニャ氏は話す。

 IDFは世界を7地域に分けて統計値を出している。日本を含む西太平洋地区の糖尿病有病数は1億3,200万人(有病率8.0%)で、世界でもっとも糖尿病が多い地域だ。世界の成人糖尿病有病者の3人に1人は、西太平洋地区に集中している。

 「糖尿病の増加はもはや流行病(エピデミック)の様相を呈しており、西太平洋地区はその中心地となっている。危機にさらされている人々を保護するために、政府や同じ考えを持った組織が、より多くの対策を講じる必要がある」と、IDF西太平洋地域会長の清野裕氏は述べている。

 成人の糖尿病有病者が多い国の世界上位は、1位 中国(9,230万人)、2位 インド(6,300万人)、3位 米国(2,410万人)、4位 ブラジル(1,340万人)、5位 ロシア連邦(1,270万人)。

 日本の糖尿病有病者は710万人で、世界第9位だ。糖尿病有病率は5.12%で、糖尿病が原因で亡くなっている人の数は6万2,949人。糖尿病と診断されず治療を受けていない数は351万1000人に上る。

 世界糖尿病デーのキャンペーンは毎年11月14日に、国際糖尿病連合(IDF)と加盟組織が主導し、160ヵ国以上の200以上の関連団体により執り行われている。糖尿病の脅威が世界的に拡大しているのを受け、1991年に国際糖尿病連合と世界保健機関(WHO)により制定された。世界糖尿病デーは2007年に国連決議で採択され、正式な国連デーとなった。今年は、5年間のキャンペーン「糖尿病教育と予防」の4年目にあたる。

 11月14日の世界糖尿病デーに、世界各地で同時に有名な建造物がシンボルカラーであるブルーでライトアップされた。


World Diabetes Day(国際糖尿病連合)
世界糖尿病デー(世界糖尿病デー イベント実行委員会)
[ Terahata ]
カテゴリー :2012年    糖尿病ネットワーク  

■最新ニュース

ニュース一覧へ ▶

※2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で
表わされるようになりました。過去の記事はこの変更に未対応の部分があります。
Copyright ©1996-2018 Soshinsha. 掲載記事・図表の無断転用を禁じます。
治療や療養についてかかりつけの医師や医療スタッフにご相談ください。
いいね!記事ランキング
更新情報配信中!