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2017年11月28日

糖尿病の注射針 「32G×6mm」を発売 痛みを軽減し使いやすく

 日本ベクトン・ディッキンソン(日本BD)は、糖尿病のインスリン療法に使用される「BD マイクロファインプラス 32G × 6mm ペン型注入器用注射針」を発売した。これにより、BD マイクロファインプラス ペン型注入器用注射針のラインナップは、「32G × 4mm」「31G × 5mm」「32G × 6mm」「31G × 8mm」の4種類となる。
患者の注射手技に合った
注射針を選ぶことが大切
 1日数回インスリン注射をし続ける患者にとって、痛みの軽減は、切実な願いだ。BDは80年もの間、患者の負担をゼロに近づけるための研究を重ねてきた。その技術とノウハウの結晶が、「BD マイクロファインプラス」ストレート針だ。

 インスリン用ペン型注入器用注射針にはさまざまな種類がある。針の形、針先のカッティングの違いや、より痛みが少なく、より確実にインスリンが注入できるように針の長さや細さにもこだわって注射針は作られている。

 毎日、複数回必要とされるインスリン自己注射に影響を与える要因は、皮下脂肪の厚さ、つまみ上げ動作の有無、注入時の痛みや薬液の注入しやすさなどさまざまだ。そのため、1mmの針の長さの違いでも注射手技が変わることもあり、患者にとっては大きな違いとなる。

 32G × 6mm注射針がラインナップに加わり選択肢が増えることで、糖尿病患者により自身の注射手技に合った注射針を選ぶことが可能となる。
BD マイクロファインプラス 32G × 6mm ペン型注入器用注射の特長
痛みの軽減:インスリン注射の痛みを減らすのは、注射針の「細さ」だけが要因ではない。32G × 6mm注射針は、針の先から根元まで32G(0.23mm)のストレート構造で、スムースな挿入を実現し痛みの軽減を目指している。穿刺、挿入、インスリン注入から針を抜くときまで、無理なく優しい使用感を追求している。

スムースな薬液注入:内腔もストレートなThin Wall(薄い針壁)構造で、針の細さを保ちながら内腔の広さを確保している。「Thin Wall」(シンウォール)とは、従来品の針に比べ、針の管壁を薄くし、内径を拡大した注射針。薬液の注入抵抗が軽減され、軽い力でも薬液の注入が可能となる。

 「BD マイクロファインプラス」は、スッと挿入できるストレート形状を採用し、針先のカット、研磨、コーティングなどあらゆる側面から滑らかさを追求している。BD マイクロファインプラス ペン型注入器用注射針のラインナップは下記の通り。
 BDは、1924年に世界初のインスリン自己注射用注射器を発売して以来インスリン注入器用注射器・注射針のパイオニアとして、多くの高品質な製品を提供し続けてきた。BDのペン型注入器用注射針の世界シェアは56%。インスリン注射治療中の患者の2人に1人はBDの注射針を使用している。

日本ベクトン・ディッキンソン
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所

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