第1回 糖尿病の不便・不満・ストレス

Q. 療養や社会生活をサポートするインフラやサービスなど

A. 医師・医療スタッフのホンネ 1(全1ページ)

  • 血糖管理を考えて、2型糖尿病であっても、SMBGなどの自己血糖測定へのサポートを医療制度、診療報酬面で行う。同時に活用の仕方など、療養指導面の充実を図る。(管理栄養士、日本糖尿病療養指導士)
  • 社会全体が食事、運動療法を無理なく組み込めるような街づくり。歩きたくなるような街づくり。より低年齢層からの教育。食育が小学校にとりいれられたが、同じように新たな「体育」を学校教育に組み込むべき。スポーツではなく運動という視点で捉えた体育教育が必須。そのためには、現行の体育教師では難しいので、運動指導士の活用や体育教師の教育(大学)に運動療法のカリキュラムを義務化する必要がある。(健康運動指導士)
  • 外出先でインスリン自己注射を行う場所の確保。現実には不潔なトイレで行っていることが現実で、悲しい思いが伝わってきます。化粧コーナのように明るく、清潔でプライバシーの守れる場所が必要です。(准看護師)
  • 患者と顔の見える関係であれば、電話でのホットラインで対応できれば患者の疑問や不安に応えることができると思う。(薬剤師)
  • 内服薬管理の患者さんの血糖値測定の医療費負担(看護師)
  • 雇用側が糖尿病患者が教育入院などしやすくするための制度。運動療法に役立てるため、公園や河原等にどれだけ歩いたらどのくらいの距離か表示をするサービス。全ての食品にカロリー表示をする。(管理栄養士)
  • 糖尿病に対する知識もさることながら、一般的な知識ではなく、一人一人の現状にあった知識の提供があればいいかと思う。例えば、インターネットとかで自分の血糖値、体重、尿中Cーペプチド、治療状況などを入力することにより個人個人に沿った知識の提供をできるようにするなどのサービスがあればよいかと思う。(医師)
  • 病院で他科との連携が保険点数上も可能なようにするべき。点数では全く縦割りになっている。(医師)
  • どの外食でも、カロリー/炭水化物量を表示する(医師)
  • 糖尿病専門病院の増加。働き方をはじめ、ライフスタイルも多様化しているので、就業している人や、学生さんが通院しやすいように、土日や夜間も診察している医療機関が増えたら、ドロップアウト防止の一助になるかも知れない。(看護師、日本糖尿病療養指導士)
  • インスリンやGLP-1受容体作動薬治療への医療費サポート(看護師、日本糖尿病療養指導士)
  • 1型の医療保障の充実(看護師、保健師、日本糖尿病療養指導士)
  • 現時点では一生治療が必要な疾患です。特に1型の方の経済的負担は半端ではないと思います。是非自己負担金割合を低く設定してあげて欲しい。お金の問題でHbA1cを数ヶ月に一度しか検査出来なかったり、通院できないというのは文明国としておかしい。(医師)
  • 医療費が高いので、1型や高齢者のインスリン治療の必要な人など、補助があると良いと思います。(看護師、日本糖尿病療養指導士)
  • 宿泊施設を併設した食事療法・運動療法・学習を体験できる総合会館などのインフラがあると、病院だけでなく日常生活に根付いた治療ができるのではないでしょうか。(薬剤師)
  • 若い1型や2型患者の意見交換の場 (ネット上の信頼できる場など)(管理栄養士)
  • 保健や介護との情報共有(管理栄養士)
  • 間違った内容や過度な内容のTV番組の整備。例えば「健康な方向け」など明確な区分が欲しい。家族・会社など患者を取り巻く環境が、一度くらい平気!とそそのかし、その時点から崩れることが多い。その教育も重要。(管理栄養士)
  • もっと安い食事の宅配サービス (看護師、日本糖尿病療養指導士)
  • 患者さん同士が語り合えるような施設。せめて尿糖程度は無料で検査できるようにしたい。(医師)
  • チーム医療の充実(医師)
  • 限られた診察時間内では患者さんに満足のいく情報の提供や問題解決は厳しい。特に仕事を持っておられる方は、日祝日や遅い時間帯の相談窓口や診療ができればと思う。(看護師、日本糖尿病療養指導士)
  • 土・日曜診療。SMBG が、インスリン対象者以外の患者にも保険適応できること(1週間実施するだけでも動機付けになると思う)(看護師、日本糖尿病療養指導士)
  • 外食産業での食事療法のサポート体制の充実。勤務先の会社や営業所での糖尿病治療に対するサポートの充実(医師)
  • 外食産業、食品業界でのカロリー表示(医師)
  •  外食(公園・車の中等)でインスリンを使用した際に通報され、警察官に説明してもわかってもらえず嫌な思いと無駄な時間で拘束された。昔の話ではなく極最近の話しを患者様から聞かされた。(臨床検査技師、日本糖尿病療養指導士)
  • 栄養成分表示の充実(管理栄養士)
  • アルコール消毒綿の必要性と提供の方法。SMBGコスト低下(薬剤師、日本糖尿病療養指導士)
  • 患者さんはたとえコントロールが良好でも常に不安を感じている方も少なくないので、医師の診療のみでなく、出来れば糖尿病療養指導士などが中心になり、全員のサポートをしていく体制が出来るようになればと感じる。地域の医療機関に連携して行うシステムが広がり、確立すればと思う。(管理栄養士、日本糖尿病療養指導士)
  • どこでも、いつでも、カロリーのわかる、バランスの良い食事が手に入れられるようになってほしい(管理栄養士)
  • 「中規模病院」等には、「糖尿病専門医」や「療養指導士」の存在があるべきと考えます。(看護師)
  • 今の世の中、よほどの強い意志がないと、適切な食事や運動の継続は難しい。 世の中が、変わらない以外、無理とあきらめている。(医師)
  • 食事療法、運動療法がいつでもサポートできるような場所があればよい。従来のスポーツ愛好家を中心とした本格的なものばかりでなく、数人が集まってちょっとした運動を楽しめるようなミニスタジオのようなものがある施設。できればランチルームや調理実習室も備わっているとよいと思う。(管理栄養士)
  • 持続型血糖測定値を年に数回使用でき、血糖推移を自分自身で確認できること(特に外来治療において)(管理栄養士、健康運動指導士)
  • 高齢者糖尿病患者の療養サポート、特にインスリン注射の支援(医師)
  • 僻地の医療機関でも糖尿病の専門医がいるべき(看護師)
  • 一人暮らしのお年寄りのインスリの注射の補助(医師)
  • 糖尿病治療に精通したスタッフがいるディーサビス施設。 インスリンしている患者さん宅には訪問看護師が毎日でもいけるようになればいいと思います。 糖尿病とはどういう病気なのかをもっと世間にアピールし、身近な病気であるが血糖コントロールを良好に保つ事が可能で、合併症を起こさずにすむという事を知ってもらう。(テレビのCMで糖尿病患者さんのことをやっていました。病気をしるきっかけになって良いと思いました)(その他:医療ソーシャルワーカー)
  • 糖尿病患者さんが意見交換できる場所があれば、ストレスを感じるのが少なくなるのではないかと思う(管理栄養士、日本糖尿病療養指導士、その他:徳島県糖尿病療養士)
  • インスリン療法が必要な独居高齢者に毎日インスリンを打ってくれるサービス。またはインスリンや服薬を確認できるシステム。SMBGがインスリン使用者以外でも保険適応となること。糖尿病食の料理教室。糖尿病食のレストラン(看護師、保健師、日本糖尿病療養指導士)
  • 飲食店での糖尿病患者向け料理の提供(管理栄養士)
  • DM食や腎食がもっと手軽に安価入手できるとよいと思う。コンビニで受注発注できるようなサービス。また、世間一般に対して糖尿病に対する知識の普及ができたら・・・。糖尿病のタイプなど知られていないことが多いと思う。(管理栄養士、日本糖尿病療養指導士)
  • 行政がもっと力をいれて糖尿病患者をサポートすべきと考える。(臨床検査技師)
  • 街の中に気軽に相談したり、療養支援ができるステーションがあると良い。(理学療法士)
  • インスリン療法を行っていない患者さんに血糖自己測定が保険適用されれば、もっと予防改善につながると思います。(看護師)

(2013年06月 公開)

このアンケート調査は2010年11月に行われたものです。それぞれのコメントにある、HbA1cの表記をはじめ、治療指針、医療制度、保険制度、法令等は、アンケートを実施した当時の状況のものです。現在のものと異なる部分もありますが、ご了承ください。

患者さんのほんね、
医療者のホンネ

第10回 食事療法の継続と実際的指導について

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医師・医療スタッフのホンネ

第9回 糖尿病とインフルエンザ予防

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第8回 血糖自己測定の有効活用

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第7回 使用済み穿刺針の廃棄

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第6回 糖尿病患者さんの熱中症対策

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第5回 高齢患者さんの糖尿病治療

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第4回 糖尿病患者さんの恋愛・結婚・出産を考える

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第3回 災害への備え -東日本大震災からの教訓-

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第2回 患者さんと医師・医療スタッフの相性

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第1回
糖尿病の不便・不満・ストレス

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