第10回 食事療法の継続と実際的指導について

Q. 来年度から、食品の健康表示制度が変わり、現在よりも食品のもつ効能効果が表示しやすくなるそうです。どのような情報があると、食事療法に適した食品として、患者さんに勧めやすいと思いますか?

A. 医師・医療スタッフのホンネ 1(全1ページ)

  • 「カロリーゼロ」等の不適切な表現。
  • 糖質の量
  • エビデンスがヒト試験法だけではなくマウスや試験管レベルでも効果があると表示されてしまうところが危惧される
  • 実際の場面に直面しないと何とも言えない。
  • 100gのカロリーが表示されていても1つのカロリーがわからなかったり、一袋のカロリーが表示されていても何個入っているのかわからないとカロリーがわからない。
  • 極端に糖質制限してしまう危惧がある。カロリー以外にも血糖値が上がりにくいなどの表示がほしい。
  • 患者さんにわかりやすいパンフレットを作成してほしい
  • ・三大栄養素比率の表示
     ・摂取が好ましくない疾病の表示
    健康表示制度についてよくわからないので。
  • GI値があると良いですね。
  • そもそも、食べることの好きな方も多いので、満足感がありカロリーのひくいものや、血糖値に影響を与えやすいものの表示など…?
  • そもそも食品に治療的効果はないということを明言してほしい。単独の食品のみでは効果は少ないと思うので基本的な知識があるなかで活用していただきたいと思います。
  • サービングサイズのエネルギー量、塩分、糖質量が表示されていると良い。字が小さすぎないこと。
  • 砂糖含有量、食物繊維含有量が必ず表示されると、血糖を左右する目安になりやすいかと思う
  • GIにしても、食事の組み合わせによる影響まで検討はできない。食品ごとの情報よりも、日本の長寿を支える食習慣に立脚した、料理の工夫、食べ方まで加味して考えることができるような表示が望ましい。
  • カーボカウントに使用できるように調味料や菓子類にも表示
  • 加工食品の塩分表示が任意から義務化されると聞き喜んでいます。やはり、ナトリウム=塩分と思っている患者が多いので。その他、商品1ケ当たりなのか、100g当たりなのか、明記が分かりやすくなると良いなぁと思います。
  • 糖質量に記載があると良いと思う
  • 効能は過信しやすいので食品の偏りにつながるのではないか危惧する
  • 病態別にすぐ理解できるもの
     ・食品の炭水化物、タンパク質、脂質の含有量、塩分含有量などの記載
     ・表示方法の統一化
  • 何がどれくらい入っているのか分かりやすく記載されると患者さんも手に取りやすいと思います。
  • 加工食品の製法と、指定されていなくても全ての添加物の表示
  • 表示をよく見るように、今も話をしているので、表示がしっかりしたものに関しては、勧めやすいと思う。
  • カロリーの正確な表示。
  • 脂質量の表示。
  • エネルギーが低くても糖質が多い食品と、エネルギーが高くても糖質が少ない食品を認識して食事をすることができるかもしれない。
  • カロリーや糖質をきちんと表示して欲しい。
  • 字を大きく表示して欲しい
  • 食べて良いものと悪いもの(糖質の多いもの)を明確にする。間食は厳密に指導する。
  • 勧めやすいのは、食物繊維が多いこと。
  • 危惧するのは、食品の偏り
  • 食品交換表の群
  • 糖質含有量情報
  • 具体的なメニュー例の一覧
  • 組み合わせ表
  • カーボ単位カード
  • 効能のみの表示では、自分に合わない場合を考えない方が多くならなければよいと思っています。
  • 情報量よりも、文字大きくわかりやすく書いてもらうといいと思う。ただし、食事で病気が治るというような表記だけは辞めてほしい。
  • 表示重視になり、食べれば健康になれる、などと間違った認識をされるのではないかと懸念される
  • ナトリウム量が食塩換算に統一されること
  • 糖の吸収速度(食品というより調理した食事ですが)
  • たんぱく質は玉子1個分など目安になるものを表示
  • バランスを考えずに極度の制限をしてしまうのではないか。
  • 総カロリーや糖質量がはっきりしていること
  • 効能が大きくうたわれると、そればかりを摂取する人が出てくることを危惧する。
  • 危惧される点;特定の効能のみに興味が集まり、それだけとっていれば良いと考える患者様が増える。
  • 患者様に勧めやすい;表示されている効能は食事全体のバランスがとれていることで一段と効果があります、というような食事バランスをとることの大切さも明記して欲しい。
  • バランスの取れた弁当に推奨マークがあると、食事に時間をかけられない人が選ぶときに役立つが、患者自身が自分の摂取エネルギーを知っていることは必要と思う。また栄養バランスを整えるため、何を加えるかのヒントがあると望ましい。
  • 低GI食品表示
  • 高齢の患者さんが間違えないよう、一目でわかりやすい表示にしてほしい
  • 従来もあったものですが、食品のなかで糖質、タンパク質、脂質を区別して考えられる情報書があれが役に立つと思います。
  • 糖尿病治療ガイド(2014-2015)、食品交換表(第7版)現在すでに活用している。
  • 良い点:カロリー、パックの裏にでも組み合わせて食べて栄養のバランスや一食のカロリー内でOKな献立
  • 総エネルギーのうちの炭水化物のエネルギー表示
  • 塩分表示を「ナトリウム」ではなく「塩分」で表示してもらえたらよいと思う。
  • 飲料水の「100mlあたり〇〇kcal」という表示を「500mlで〇〇kcal」にしてもらえたらと思う。
  • 「炭水化物=4kcal、タンパク質=4kcal、脂質9kcal」ということをもっと広く一般的に知っていただけたら脂質の摂りすぎやエネルギーの摂りすぎに気を付けられるのではないかと思う。
  • 安易にその食品へ依存し、加工品・市販食品に頼って、生鮮食品を使わない食事となること
  • 難消化性デキストリンについて、わかりやすく説明があると患者さんも選びやすい。反面、効果が大きいような解釈をしかねない表示をされてしまうと、この食品さえ取っていれば大丈夫、と誤解を招きやすくなるので、その点の配慮も大切かと思います。
  • 水溶性・不溶性の食物繊維量
  • 糖質や脂肪の含有量 食物繊維も明記する。
  • 血糖値が高くなる食品の表示が分かりやすいと説明がしやすい。
  • 食品添加物の有無、GI値、食物繊維、カルシウム、鉄、ビタミン、禁忌、食べ合わせ、相乗効果など
  • 効能効果を期待しすぎての食品の取りすぎや、偏りなどによる病状の悪化。
  • それさえ食べれば疾病が治るかのような誤解をさらに増やしそう。
  • 謳われている効能効果に依存しすぎないように注意する。(食事療法を疎かにしないように)
  • カロリー数を少なくても記入する。カロリーゼロや低カロリーの認識不足が多い。
  • サービングサイズの栄養素量が表示されていると利用しやすい。利用者の目線で考えて欲しい。
  • ・糖尿病患者に対してはGI値があるとすすめやすい
     ・ゼロkcalの表示は患者に誤解を与えやすい。炭水化物の入っているものにゼロはやめてほしい
  • 糖質量の正確な表示、栄養成分量の表示と共に、吸収についても表示があるとありがたい。
  • ・トクホと間違えないような別の表記
     ・推定血糖上昇速度などで分かり易く表記
  • 強調していない栄養成分の表示
  • 効能だけを見て過剰反応し、単一のものに偏ったり、よいというものを次々とりすぎないような配慮。
  • いかにも効能があるような記載はやめた方がよい。患者はよくなりたい一心で信じ、そればかり偏って摂取しがちで余計に食事療法がうまくいかず、結果的に血糖コントロールが悪化する場合もある。
  • 塩分表示を0.00・・・g表示にする。
  • カリウム含有量の表示。
  • ○○に効果がある。などの言葉は控えたほうが良いと思います。
  • 確かな効能効果が期待できるものだけを表示してほしい。もしくは期待度の度合いを表示してもらえば助かる。
  • 効能効果だけが独り歩きするのが困ります。
  • ・例えば食物繊維であれば、消化しにくくして糖の吸収を遅らせる効果があるなど、もう少し具体的に作用機序が表示されると良い。
     ・『血糖値が100あがるところを、95くらいにおさえるものです』など、患者さんが勝手に拡大解釈しないで済むよう、医薬品との効果の強さの違いをしっかり記載して欲しい。でないと、自己判断で休薬したり、食事療法が乱れるなどの混乱を招くのは必至と思う。
  • 偏った食品選びになることを防ぎたい。良いといわれるものだけを食べてしまうのではないか。
  • カロリーなどの表示について、誤魔化されてしまうものがあること。
  • 糖質の含有量の表示、カロリー数、各栄養素量、塩分量など

(2017年04月 公開)

このアンケート調査はに行われたものです。それぞれのコメントにある、HbA1cの表記をはじめ、治療指針、医療制度、保険制度、法令等は、アンケートを実施した当時の状況のものです。現在のものと異なる部分もありますが、ご了承ください。

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