糖尿病Q&A1000

Q.524 シックデイには血糖値が乱れやすくなるそうですが、それはどうしてですか?

 かぜやインフルエンザ、それによる発熱、食あたりによる腹痛・吐気・嘔吐など、これらの病気や症状はすてべからだにとっては負担となります。そのようなとき、異常事態に対応するため、からだの中ではストレスホルモンが分泌されます。ストレスホルモンは、肝臓がブドウ糖を血液中に放出する作用を促したり、膵臓からインスリンが分泌されるのを抑制したりして、血糖値を上げるように作用します。また、感染症にかかっているときはインスリンの効果が弱まる(インスリン抵抗性が強くなる)ので、さらに血糖値が高くなります。
2006年05月10日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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06 シックデイ対策を覚えておこう [Q.521-560]のQ&A

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