ニュース
2012年03月16日
1年間に行った運動は「ウォーキング」57% 東京都調査
- キーワード
- 運動療法
東京都は2月16日、「スポーツ・運動と保健医療に関する世論調査」の結果を公表した。調査は、都がスポーツ振興策や保健医療施策の推進の参考とする目的で、2011年10月〜11月に実施したもので、有効回答数は1,896サンプルだった。
一方、「スポーツや運動はしなかった」と答えた人(394人)の理由は、「仕事や家事・育児が忙しくて時間がないから」(37%)がトップで、次いで「年をとったから」(25%)、「機会がなかったから」(21%)と続く。
保健や医療に関することで関心の高い保健医療問題は「脳卒中・心臓病・がん・糖尿病など生活習慣病」(50%、2006年より6ポイント減少)がトップで、以下は「救命・救急医療」(39%)、「高齢者等が身近な地域で生活を続けることができる在宅医療・看護のしくみ」(35%)が続く。 「スポーツ・運動と保健医療に関する世論調査」結果(東京都 2012年2月16日)
行った運動 「ウォーキング」57%
1年間に行ったスポーツや運動の種目は、「ウォーキング、散歩」(57%、2009年より4ポイント増加)がトップで、次いでラジオ体操やストレッチなどの「体操」(35%)、キャッチボールやテニスなどの「軽い球技」(17%)が続く。また、「スポーツや運動はしなかった」は21%(2009年とほぼ同様)となった。
運動場所は「道路や遊歩道」が26%
スポーツ・運動の実施状況を聞いた質問では、「週に1日以上実施」(49%、2009年より6ポイント増加)、「週に1日未満実施」(26%、2009年より8ポイント減少)となった。この1年間にスポーツや運動を行ったと答えた人(1,502人)に、行った場所を聞いた質問では、「道路や遊歩道」(53%)がトップ(2009年より5ポイント増加)、「民間のスポーツ施設」が30%、「広場や公園」27%が続く。
運動しない理由 「忙しくて時間がない」37%
1年間にスポーツや運動を行ったと答えた人(1,502人)に、行った理由を尋ねた質問では、「健康・体力つくりのため」(61%、2009年より7ポイント増加)がトップで、「楽しみや、気晴らしとして」(48%)、「運動不足を感じるから」(42%)と続く。一方、「スポーツや運動はしなかった」と答えた人(394人)の理由は、「仕事や家事・育児が忙しくて時間がないから」(37%)がトップで、次いで「年をとったから」(25%)、「機会がなかったから」(21%)と続く。
関心が高い話題 「生活習慣病」50%
3年間に医療機関を受診したときに医師からの十分な説明があったかどうかを聞いた質問では、「十分な説明があった」が51%(2006年より12ポイント増加)で、「説明はあったが十分ではなかった」は25%(2006年より13ポイント減少)となった。保健や医療に関することで関心の高い保健医療問題は「脳卒中・心臓病・がん・糖尿病など生活習慣病」(50%、2006年より6ポイント減少)がトップで、以下は「救命・救急医療」(39%)、「高齢者等が身近な地域で生活を続けることができる在宅医療・看護のしくみ」(35%)が続く。 「スポーツ・運動と保健医療に関する世論調査」結果(東京都 2012年2月16日)
運動療法一覧へ
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
運動療法の関連記事
- 座ったままの時間が長いと糖尿病や死亡のリスクが上昇 ウォーキングなどの運動はいつ行うと良い?
- 気候変動による気温上昇が糖尿病リスクを高める エアコンを効果的に使い高温によるリスクを減少
- 子供の頃から肥満対策が必要 学校で座りっぱなしの時間が減ると子供の肥満は改善 糖尿病を予防
- 糖尿病にきく運動 ウォーキングと筋トレを組み合わせると効果的 メンタルヘルス改善にも役立つ
- 糖尿病とともに生きる人の寿命は延びている 自分らしく長生き いますぐ取り組むべき「8つの生活スタイル」
- 糖尿病の人にはストレス対処法が必要 「マインドフルネス」がストレスや燃え尽き症候群から守る
- 健康的な食事が老化を遅らせ認知症リスクを低下 運動も効果的 糖尿病の人は認知症リスクが高い
- 「温泉」が腸内細菌に良い影響 九州大学が泉質によって異なる健康効果を発見 糖尿病の人にも温泉療法は良い
- 「歩数計・活動量計」を持ち歩いて糖尿病を改善 簡単な方法で身体活動を高められる 高齢者の介護予防にも有用
- 運動でメンタルヘルスを改善 すべての運動にうつ病を軽減する効果が ウォーキング・ヨガ・ダンス・筋トレを調査