第11回 眼科・歯科の定期検査と情報連携

Q. 眼科や歯科への定期的な受診勧奨、糖尿病治療と他科との情報連携など、お感じになっている課題やご意見など

A. 医師・医療スタッフのホンネ 1(全1ページ)

  • 眼科検査は皆さんうけているが、歯科検診はよくわからない。
  • 連携手帳をもっと有効に活かしたいですね。
  • 眼科に関しては、連携手帳にもあるように定期的な健診が必要だと認識している患者は多いが、歯科は健診の必要はわかっても、土日休みや夜診療しているところが近くにないなどの理由から受診に至らない事がある。
  • 薬局で網膜症についての説明をして眼科受診を勧めている。定期受診の患者さんも受診を確認している。単純網膜症だと1回だけの受診になってしまうことがあるので、年が明けた3月頃に来局患者へ受診説明をしている(花粉症発症時期となり、眼についての話題として話しやすいので。しかし受診をすると眼科が混んでいるのが問題です)
  • 手帳自体が大きく使いにくいし持ちにくい。すべてのことが一冊の手帳に記載できるのが望ましいと思う。
  • 歯周病は患者さんが問題を感じていない時点で受診勧奨することや、受診勧奨に従っていただくことが難しい。
  • 歯科との連携を進めないといけないと考え始めたところです。
  • 糖尿病眼手帳の活用が広がることを期待しますが、記入の手間が負担になるかと想像します。
  • 他院受診が億劫な高齢者や、多忙な若年層がなかなか受診せず困っている。
  • 歯科医師側からの意見ですが、これからの時代は情報管理の問題をクリアしなければいけませんが他の病院や診療所でのカルテの処置内容を専用のネットワークを通じて共有できるように行政にはたらきかけてほしい。
  • 患者さんは、知っているようで、糖尿病と他の疾患の関係をあまり知らないようです。やはり、医療従事者が定期的に受診を促すほうが良いようです。
  • 歯科への定期受診について、今まで重要視していなかった自分が恥ずかしいです 今後勉強を継続し必要な患者さまに伝達していきたいと思います その学習の場が地方にもっと必要と思います。
  • 自分は歯科医院勤務であるが、自ら来院される方でも磨き残しが多く歯周病が進行しておられる事も多いようだ。きっと口腔内の状態が悪い方は多いはずである。
  • 前の職場は総合病院だったので、教育入院の中に歯科受診が含まれ、歯科衛生士より直接指導を受けることができ、患者も必要性を関連づけられていた。今の職場は糖尿病専門病院であるが、この間、入院患者20名程に歯周病と糖尿病に関する聞き取りと指導を行ってみました。歯周病症状は全員複数あり、糖尿病との関係を知らなかった患者が多かったです。治療や罹病期間関係なく指導が必要だと思いましたが、眼科は全スタッフが積極的に定期受診を促すが、歯科受診はスタッフも患者の意識もまだまだ低いと感じました。スタッフ教育も必要だと思いました。
  • 患者さんは糖尿病と目の関係について知らない人が多いので手遅れになる人が多い、もっと、メディアでも啓蒙してほしい、歯科についても熱心な医師とそうでない人の温度差を感じる、啓蒙の必要がある。
  • 眼科受診は散瞳検査が必要でそのため車の運転ができない。このことで受診率がもっとも低い。
  • 散瞳せずに検査ができる機械は高額で全国的にも導入している施設がすくない。地方では特に車が必要なのでこのような機械の普及を望みます。
  • 必要性を説明すると、いままで指導されたことがないと話す方も多く見られています。また、自覚症状に乏しいことや特に眼科では待ち時間・混雑していることが理由で受診を先延ばしにされるかたも多いと感じています。
  • 眼科や歯科に受診し糖尿病についてのコントロールの確認自体を患者さんに促す先生も少ないのかと思うこともあります。
  • 眼科は紹介状を書いてもらえば受診してもらえるので、歯科は糖尿病教室で講演していただき必要性を広く推奨している。
  • 抜歯時の感染対策が歯科により程度が異なり、糖尿病患者で抜歯後、感染創となり悪化することがある。歯科の受診の有無を知らず、感染原因が不明なことがある。
  • 循環器系の抗血栓薬の内服が確認され無いまま、抜歯や治療で出血が止まらない事がある。
  • 歯科と受診科の情報共有は不可欠である。
  • 老化による視力の衰えと患者が思い込み、眼底出血に気がつかない事がある。転倒しやすくなっている原因が視力の低下や視野の狭窄であることに気がつかないことも多い、このため、糖尿病のある患者の定期的な眼科受診は必要である。
  • 糖尿病専門医からの受診勧奨がない。
  • 眼底カメラがあり、異常があれば眼科受診を促せる。歯周病の検査をルーティンでやっていないので全ての糖尿病患者さんに歯科受診を促せていない。検査をやる予定はあるが、まだ決まっていない。
  • 眼科受診はかなり徹底して声をかけ確認しているが、歯科受診は他の問題がある場合は後回しになりがち。
  • 栄養相談で噛むこととのつながりで声をかけたりもしているが・・
  • 歯科との連携を促す手帳のページもあってもいい。
  • 眼科・歯科の定期受診意識がまだまだ低い。お薬手帳のように共通の健康手帳の利用で情報を共有するなど医師会、自治体での調整が必要であると思う。
  • 糖尿病のコントロールが悪い患者のなかで自己管理ができない少しだらしなく感じる方は、口腔衛生も悪いことが多いです。受診を促しても、なかなか行かなくてトラブルがおきてから行くケースが多いです。個人指導がとにかく必要。 眼科も同様ですが、網膜症の恐怖は患者にとってはわかりやすいので指導もしやすいし共感して指導の効果が出やすいです。連携手帳はいろいろ盛り込みすぎて毎回使用しない欄も多く、長期にわたって情報をつないでいくうえでは使いにくい。当院の医師を含むスタッフ・知り合いのDM関係者には不評です。眼手帳で十分です。
  • 企業内の診療所のため、主治医に任せてしまっている。健診事後フォローなどの際に眼科受診については話題に上がりやすいが、歯科健診についてはほとんど話題に上がらない。歯科への受診勧奨はもっと力を入れていきたいと思っている。
  • 眼科定期受診は患者さん自身の意識もある程度根付いてきているようだが、歯科受診は医療スタッフも患者もまだ認識が不足していて、受診率が低い。
  • 当院では診療情報提供書を出しているが、それ以外にも独自でチラシを作り、歯科眼科の先生に手帳への記入をお願いしている。用紙を手帳にはさみ、必ず先生に渡してほしいということで、患者様への意識づけにもなっている。
  • 高齢者の患者さんが多い病院ですが、患者さんの自発的な受診の方が多いと思うが、眼科、歯科での治療も、どの程度糖尿病の合併症という見方をされているのかよく分からない。
  • 糖尿病教室でも歯の学習も取り入れるようにしているが、関心がうすいのか、すでにあきらめモードが強いのか参加者も少ない。認知度を上げる工夫をどうすればいいのか考えています。
  • 自分が勤務日が限定されているので、糖尿病の患者さん全員とは面談出来ないので、声かけ出来ない方も多くいると思う。同僚のナースにも依頼しているが、忙しいと全員には出来ない。
  • 院内にパンフレットなどで明示していても、患者さんが興味を持たないと難しいのかも。
  • 糖尿病教室等を通じて歯科や眼科の通院の重要性をわかってもらうようにしていますが、患者さんにより無関心な方もいる。
  • 自覚症状があっても生活ができてしまうことから定期受信の必要性を低く感じてしまっているように思う。何とか生活できるので受診にかかる時間と費用が負担と思う。啓蒙が必要かもしれないが糖尿病の自己管理コンプライアンスの低い人にあれこれ勧めても必要性を分かってもらえない。
  • 受診勧奨の時間が取れない。スタッフの知識不足もある。
  • 医師によりいろいろです。患者さんにとって平等であるべきです。糖尿病ガイドラインでは推奨すべき進め方を書かれています。もったいないです。それを医療点数に取り入れて実施しなければ点数がない等の方策が必用です。
  • 個人医院(糖尿病専門医が在籍)に勤務しています。当院から糖尿病連携手帳を発行しています。受診の時になかなか持ってきてくださらない患者さんもいますが、眼科受診の時に提出して、眼科医が記入をしてくださっている患者さんは持ってくる確率は高いように思います。また眼科受診も多いように思います。手帳を使うことによって内科と眼科の関係性が高いことを患者さんも感じてくるのではないでしょうか。
  • 眼科は当院にもあるので、医師も紹介しやすいため、受診率は良いほうだと思う。しかし受診を勧めない医師もいるため、HbA1cが高値の方やドロップアウトし再受診の方は口頭やカルテで確認し受診を勧めている。
  • 網膜症は症状がほぼない状況で悪化するが、歯周病はある程度悪化すれば症状があるので。
  • 眼科受診の必要性は理解されても、受診の際の待ち時間が長いために患者の足を途絶えさせているところを感じる。自覚症状が乏しい患者は受診行動が途絶えやすい。歯科受診については中々促すことができていない。
  • 血糖管理や体重管理だけに目が向いている患者さんが多い気がします。
  • 医師や看護師は必要に応じて話していると思います。
  • 眼手帳、糖尿病連携手帳において、眼科での網膜症の段階の表記が、ドクターによって異なるため、院内カルテへの記入に戸惑うことがある。
  • 糖尿病連携手帳がうまく活用されていないと感じるときがあります。患者さん自身が持参していかなかったり、眼科の先生が記入してくれないこともあります。
  • 眼科受診は、早期に診断が得られて失明阻止へつながるので重要。しかし、歯科受診は歯周病は問題であるが、院内に歯科もあり、個人で決めて受診して貰っている程度で、まだ取り組みには至っていないのが実情。
  • DMで内科受診のみでも時間、受診費用などの負担は大きく途中で受診しなくなる患者さんもいるのに眼科も歯科もとますます負担の増えることばかりで積極的にすすめることが難しい。
  • 当院は眼科が代務医師で週1回午前中予約のみ、となっているため、近隣の眼科を受診するよう促すが、交通手段がないなどの理由で定期受診できていない患者さんもいる。
  • 受診毎 糖尿病手帳へ眼科の診察結果を記入していただくよう説明を行うようにしたら、だいぶ連携手帳の活用がなされてきた。
  • 歯科については、合併症についての説明・理解がまだ不十分なため受診率が少ないと思われる。また、「歯医者さんは痛いことされるから行きたくない」などイメージが悪いのか。
  • 糖尿病教室の参加者は受診されてます。しかし、医師から言われなければ行かない患者さんも多いです。医師は義務でないものは勧めないかもしれません。
  • また検診をつけてない若い人も多いので、眼科疾患があっても運転している人もいると思います。
  • どこかでチェックする必要があるとおもいます。
  • 外来患者さんの数が多すぎて、1人あたりの診察時間が短すぎる。

(2017年06月 公開)

このアンケート調査はに行われたものです。それぞれのコメントにある、HbA1cの表記をはじめ、治療指針、医療制度、保険制度、法令等は、アンケートを実施した当時の状況のものです。現在のものと異なる部分もありますが、ご了承ください。

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