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Insulin for Life ―Australia and Global―

チャレンジ

 若年に発生することの多い1型糖尿病の患者さんにとって、インスリンは生きていくために欠かせない薬剤です。1型糖尿病の患者さんがインスリン療法を中断すると、それが数週間であっても死に至ることもあります。2型の糖尿病患者さんにとっても、同様のことがいえます。

 インスリンの費用は国によって大きな差があります。このことは、特に公的な医療費の補助がなく、高い医療費を長期にわたり負担しなければならない国や地域では、患者さんとそのご家族にとって大変に深刻な問題です。多くの途上国では、必要なインスリンの購入費用は、平均的な年収の50%以上にもなります。

 そうした国や地域では、もともとインスリンが入手困難であるのに加えて、長年患者の命を救ってきた比較的価格の安い動物性インスリンの入手も難しくなっています。その結果、年間のインスリンの購入費は、近隣諸国に比べ6倍以上になる国があり(月間5ドルの国もあれば30ドルの国もある)、そのような国々では中流階層の患者さんでさえもインスリンを入手することができず、早い時期に合併症が起こり、若年で死に至っています。このような経済的に困難な状況は、言葉で表せないつらい状況を生んでいます。

 対照的に、先進国での医療は政府や保険制度によって保障され、年間のインスリンについての医療費は多くの場合、月3ドル以下となっています。もし先進国でのインスリンの購入に、年収に対し途上国の人と同じ割合の金額を負担するとしたら、それは月約1,000ドル(1万2,000ドル/年)になります。

 このように途上国の人は先進国の人に比べ少なくとも100倍以上の負担を感じているのが現状です。インスリンを必要とする糖尿病患者さんが増え続けているため、インスリンが不足している問題は深刻なものとなっています。

Insulin For Life (IFL)のホームページより
www.insulinforlife.org
2006年01月

Insulin For Lifeとその目的

 Insulin for Life(IFL)は、20年にわたるInternational Diabetes institute, Australiaの活動を発展させ1999年に設立された、非課税・非営利の法人です。オーストラリアのビクトリア州に登記されています。

その目的は:
  • 災害などの緊急時に、インスリンや注射器、試験紙をはじめとした医療資材を収集し、寄付をすること。

  • インスリンを必要としている途上国に、継続的にインスリンを供給できる体制の整備を支援すること。
Insulin For Life (IFL)のホームページより
www.insulinforlife.org
2006年01月

運営委員


左から、Bruce Wainwright, Ron Raab, Faye Kirkwood, Neil Donelan

Ron Raab IFL代表

1999年にIFLを設立し現在その代表。
6歳発症の1型糖尿病患者で、現在IDF(国際糖尿病連合)の副理事長をはじめ、糖尿病に関するさまざまな機関で幅広く活動している。

Trained in economics, statistics and mathematics
  • Vice-President, International Diabetes Federation Member, of the International Diabetes Federation Insulin Task Force.
  • Member, Declaration of the Americas Diabetes Medical and Scientific Consultative Group.
  • Consultant at the International Diabetes Institute, on the Shortage of Insulin in Countries of Central and Eastern Europe and the Newly Independent States.
  • Employed at the International Diabetes Institute, Melbourne, Australia (Professor Paul Zimmet, Director) www.idi.org.au, 1980-1999 in international diabetes humanitarian and education activities, including the development and management of the then International Emergency Insulin Distribution Program, 1986-1999 from which Insulin For Life evolved.
  • Has Type 1(insulin-dependent diabetes) since 1957 at age 6.
  • Has adopted a low carbohydrate/low insulin regime which has resulted in a major improvement in daily blood sugars and quality of life.
Faye Kirkwood 看護師

障害者のケアに幅広い経験があり、長年糖尿病に関する活動に関わっている。現在Diabetes Support Associationの会長。自身も1991年に糖尿病を発症。

Extensive experience in the care of disabled persons, including a number who also has with diabetes
  • involved in diabetes activities for many years, including as President of a Diabetes Support Association, now affiliated with the International Diabetes Institute, Australia www.idi.org.au
  • has had diabetes since 1991
Neil Donelan 保険査定者

オーストラリア国内をはじめ海外でも多くの人道援助活動に関わっており、その中でインスリンの運搬にも尽力している。

Bruce Wainwright 弁護士

14歳(1950年)で1型糖尿病を発症。

Insulin For Life (IFL)のホームページより
www.insulinforlife.org
2006年01月

活動内容

 1986年以来、私たちは12万5,000本のインスリン、140万本の注射器、21万枚の血糖試験紙をはじめ、大量のインスリンペン型注射器、針、ランセット、血糖測定器などの医療資材を36カ国の糖尿病患者さんのために寄付してまいりました。これは、330万(US)ドルに相当し、4万2,000人の患者が3カ月間治療できるに量に当たります。

 支援活動をする場合、数カ月分の供給を考えることも大切ですが、それと同時にこれらの医療資材を長期的に継続して供給できる体制を作ることも重要です。

 提供したインスリンや医療資材は国際糖尿病連合(IDF)に加入している国では、糖尿病協会やIDF、糖尿病クリニック、内科医、糖尿病教育者、NGO、サービスクラブなどによって供給されていますが、多くの国の個人や組織が支払うことが出来る運営費用は、提供する資材の価値の5〜10%にすぎません。

 重要なことは、私たちが供給するこれらの資材や薬が、そのままにしておけば捨てられてしまうかもしれなかったものが役立っているということです。

 インドにドリームトラスト(Dream Trust)というすばらしい団体があります。そのホームページに私たちの活動の一端が紹介されていますのでご覧ください。

 このようなプログラムは、今後大きく成長する可能性があり、世界中で同様のプログラムが立ち上がっています。

1986年以来、IFLの支援を受け入れた団体のある国

Insulin For Life (IFL)のホームページより
www.insulinforlife.org
2006年01月
国際糖尿病支援基金
  • これまでに寄せられた寄付金
    1,296万2,480円 
  • これまでに実行した支援金
    1,273万4,009円 

(2017年03月現在)

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最近の情報

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  Insulin for Life
    (IFL:オーストラリア)の活動


  DreamTrust(インド)の活動
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    (FUVIDA:エクアドル)の活動


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