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第2回
清水内科(群馬県高崎市) (1)
 患者さんの状態やご希望に合わせ、モチベーションアップのためのツールのひとつとして活用できるデジタル尿糖計。ご自身で自分の体の変化を発見し、療養生活の意識向上に役立てることが期待されます。このデジタル尿糖計を使い、効果的な指導を行っている清水内科院長の安部 純先生と管理栄養士(CDE)の小野澤しのぶさんに、お話を伺いました。

小野澤:当院に長く通院されていた患者さんが、息子さんにデジタル尿糖計を勧められたそうで、自主的に測定していたデータを、主治医の安部先生のところへ持ってこられたというのが最初のきっかけです。

Dr. 安部:最初、お母さんは‘そんなのやってもね〜’という感じだったそうですが、測定を続けているうちに、‘どうも、こういう時に自分はおしっこに糖が出るんだ’と、いうことに気づき始めたんです。

小野澤:使っていくうちに、ご自分でコツがわかったと。例えば、外食をしている時でも、これは食べてもいいけれど、これは今回は残そうとか。そういう生活のメリハリができてきたと仰っていました。かなり長い間続けてくださって、一時期やめてみたのですが、やっぱりたまにはチェックしてみた方がいいよね、なんて仰いながら、上手に活用されているようです。

Dr. 安部:なにしろ一番良かったことは、痛くなくて、自分の血糖の状態がわかる。これが尿糖自己測定(SMUG)の一番の特徴だと思います。

小野澤しのぶさん

小野澤:2型の糖尿病患者さんで、先生がご覧になって、やはり血糖コントロールが比較的動かないで停滞しているという方に、選択肢のひとつとしてお勧めしています。

 また、尿試験紙で測定をなさっている方が、物足りないので、数値が出るデジタル尿糖計で自己測定にしてみようかなという方もおられました。その方は、経口薬を服用しているんですが、その作用まで尿糖計を使うことでわかるようになったとか。薬を飲んでいても、一時的には下がるけれども、食べ過ぎるとその後上がってしまうんだというのがよくわかったという体験談を伺ったことがあります。

 あとは、やはり指導では、その時は患者さんは「そうか!きちんと取り組まなくては」と思ってくださるんですが、玄関を出ると忘れてしまうことが多いんです。そういう意味で、尿糖の数値をチェックし続けることで、次の通院日までのご自分のモチベーションを維持するのに役立っていると思います。デジタル尿糖計の面白いところは、数値にインパクトがあるので、高い値が出たときは本当にドキッとして、何が原因だったのだろうとよく考えていただけるようですね。そこが見ていて面白いです。

 例えば食事に絡めてですけど、主食・主菜・副菜で食べたときの食事と、丼物を食べた時では血糖・尿糖の上がり方は違います。あとは食事の内容でも、カレーライスとかいなり寿司とか、赤飯——もち米ですよね。普段の食事と違うと、よくわかるんだよと、仰る方もいます。あと使用目的で面白かったのが、お酒に対してどれくらい反応するかを測定された方がいらっしゃいましたが、実際は、あまり反応が出なかったという・・・(笑)

 あとは、比較的年齢の高い方、例えば76歳の女性の方でも使いこなせてしまうというシンプルな使い勝手はありがたいです。

——使い勝手が悪いなという方もいらっしゃいましたか?

小野澤:尿糖と血糖値の関係を理解していただくところですね。そこでちょっと戸惑いがあったりします。

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2010年07月 


※2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わされるようになりました。過去のコンテンツの一部にはこの変更に未対応の部分があります。

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