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第3回
尿糖測定に関するアンケート調査:医療スタッフ(1)
Q1. 血糖自己測定が保険適用されない糖尿病患者さんに対して、日常行う食事療法や運動療法に対する血糖コントロールのチェック、振り返り(評価)として、どのようなことを目安にするよう指導していますか?
(複数回答可 n=64)

 "とくに指導していない"が最も多く、45%でした。自費による血糖自己測定の実施を勧めている方は約3割、尿糖自己測定は約2割。本調査で、患者さんに、「尿糖自己測定を勧められたことがあるか?」に対して、92%が"ない"と回答されていたことと照らし合わせると、医療スタッフは若干多いように見受けられます。

Q2. 糖尿病患者さんが、HbA1cを下げるのが難しいのは、どのような理由が考えられ ますか?
(複数回答可 n=64)

 "自覚症状があまりないので、すぐに行動に結びつかない"が83%と最も多い結果でした。"主治医や医療スタッフの指導力不足"をあげた方が4割強いたこともポイントかもしれません。ちなみに、患者さんへの同様の質問では"食事療法がうまくいかない"が最も多く57%で、"自覚症状がないので〜〜"は22%と下位でした。

Q3. 「尿糖自己測定(SMUG)」について、ご存知ですか?
(n=64)

 "詳しく""基本的なこと"を合わせて66%が"知っている"と回答しました(患者さんは51%)。さらに、約2割の方が、"まったく知らない"とのことでした(そのうちの4割は医師)。尿糖測定に関するアンケートということを認識のうえ回答したというバイアスを考慮しても、その認知については、医療スタッフとして高いとは言い難い現状が見受けられます。

Q4. Q3で「知っている」と回答された方にうかがいます。どのようにして「尿糖自己測定」を知りましたか?
(複数回答可 n=42 /無回答22)

 尿糖自己測定の情報については、"学会・研究会"が約半数、"メーカーによる"ものが36%、"インターネットでの情報""日常診療・指導で"が約3割と続きました。"患者さんから聞いた"という医療スタッフが1割強おられたのは、興味深い回答かもしれません。ちなみに、患者さんでは、医療機関などの人づてよりも、ネットを中心としたメディアや資料などが情報源となっていました。

Q5. 家庭で測定できる尿試験紙や尿糖測定器が、薬局・薬店、通販などで市販されていることをご存知ですか?
(n=64)

 ほとんどの医療スタッフが、広く市販されていることをご存知でした。

Q6. 「尿糖自己測定」について、診療や指導の中で、糖尿病患者さんから相談を受け た(話題に出た)ことはありますか?
(複数回答可 n=64)

 約6割が"とくに相談を受けたことはない"と答えました。患者さんの9割が"とくに相談したことがない"と回答していることから、患者さん自身から医療スタッフに話題を持ち出す機会が少ないことも影響していると推測されます。また、"基本的な質問を受けたことがある"と答えた4割が糖尿病療養指導士(CDE)を保有する専門の医療スタッフでした。なかでも、管理栄養士や臨床検査技師の方に、相談や質問が行われていることが比較的多いこともわかりました。

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2010年10月 


※2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わされるようになりました。過去のコンテンツの一部にはこの変更に未対応の部分があります。

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