糖尿病Q&A1000

Q.994 なぜ尿中ケトン体は1型に多く2型に少ないのでしょうか?(22歳、女性)

 インスリンの自己分泌が、ほとんどないのか、多少は(または十分)あるかの違いです。ケトン体は、体がエネルギー源を必要としているのにインスリンが不足しているためにブドウ糖を利用できないとき、脂肪が分解されてエネルギーが作られる段階で発生します。2型糖尿病の人はインスリンの自己分泌が少しは保たれているので、あまりケトン体は出ません。一方、1型の人はインスリン自己分泌が極端に少ないのでケトン体が出やすい状態にあるのです。
 例えば空腹時は血液中のインスリンの量が少なくても血糖値はあまり高くありません。しかしそれでも体はエネルギー源を必要としていますから、脂肪の分解が起こりケトン体ができるのです。とくにインスリンの注射量が少なかったり、注射を中断したりすると、ケトン体が多くなります。

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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