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糖尿病壊疽のマゴット(ウジ)セラピー ベンチャー技術大賞に
2007年10月25日
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 東京都は「2007年東京都ベンチャー技術大賞」に、ハエの幼虫が動物の壊死組織だけを摂取する性質を利用し、人体の難治性創傷を治療する治療法「マゴット(ウジ)セラピー」のシステムを選定した。

 この賞は、革新的な技術及び製品開発に挑むベンチャー企業を表彰するもので、今年度の大賞には8社がノミネートされた。東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれている「産業交流展2007」で表彰式が行われた。

医療用無菌ウジによる治療
 バイオセラピーメディカル(滋賀県長浜市)が開発したマゴットセラピーでは、ヒロズキンバエのマゴット(医療用無菌ウジ)が使われる。患部に誕生後間もないハエの幼虫を、1平方センチメートルあたり5〜10匹程度おく。その後、包帯やガーゼで患部の表面を覆う。

 幼虫は蛋白融解酵素を分泌し、壊死組織を溶かし、それを吸い上げることで患部の壊死組織を取り除いていく。

 糖尿病患者では、神経障害などで足の外傷などの発見が遅れることがある(詳しい解説はこちらへ)。血糖コントロールが良くないと、特に足は血液の循環が悪くなりがちになる。また感染症を起こしても治りにくい場合もある。

 適切な処置をせずに放置すると、下肢潰瘍、壊疽へと進み、最悪の場合、足を切断しなければならなくなる。日本では年間およそ3,000人が、糖尿病壊疽で足を失っているとみられる。

 同社のマゴットセラピーでは、糖尿病壊疽25例のうち88%で足の切断の回避や改善をえられたという。

 日本では現在、研究費か患者が全額負担する自由診療として行われている。米国、英国、ドイツ、オーストラリアなどでは保険に適用されており、米国では2004年FDA(食品医薬品局)に認可された。

詳しくは(株)バイオセラピーメディカルのサイトへ
 -マゴットセラピー
2007年東京都ベンチャー技術大賞(東京都)

[ Terahata ]
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