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リラグルチドの適正使用で緊急情報 日本糖尿病学会
2010年10月05日

 日本糖尿病学会の「インクレチン(GLP−1受容体作動薬とDPP4阻害薬)の適正使用に関する委員会」は10月1日付けで"緊急情報"を出した。インスリン療法を中止し、GLP-1受容体作動薬「リラグルチド」(ビクトーザ皮下注18mg)に切り替えた症例で糖尿病ケトアシドーシスを発症し、2例の死亡が報告されたことを受け、同剤の適正使用について注意喚起を促している。
リラグルチドはインスリンの代替とはならない
 日本糖尿病学会がインターネット上で公開した緊急情報によると、インスリン療法を中止し、リラグルチドに切り替えた症例で糖尿病ケトアシドーシスを発症し、死亡に到った症例が2例報告された。また、著明な高血糖をきたした症例も7例報告された。いずれも、インスリン治療を中止し、リラグルチドに切り替えられた症例でみられたとしている。

 同委員会では、「リラグルチドはインスリンの代替とはならないため、インスリン治療中の患者では、患者がインスリン依存状態にあるか、非依存状態にあるかについて評価を行ったうえで本剤使用の可否を判断する(インスリン依存状態にある患者では本剤への切り替えは行われるべきではない)」と注意喚起を促している。

 インスリン分泌能の指標としてCペプチドの測定が示されているが、同委員会では「Cペプチドは腎機能の低下により、みかけ上高値に出る場合、症例によってはグルカゴン負荷試験などによる判定を必要とするなど、鑑別が難しい場合が多く、専門医に委ねるべき」としている。

 同剤を販売するノボノルディスクファーマも「ビクトーザ皮下注18?の適正使用のお願い」と題する文書を作成し、9月から医療関係者への情報提供を行っている。いずれも、同社が行っている市販直後調査(2010年6月11日〜9月24日の間)に報告されたもの。

(社)日本糖尿病学会
  ビクトーザ皮下注に関する重要なお知らせ

参考資料:日本糖尿病学会編「糖尿病治療ガイド2010」
[ Terahata ]

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