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海外旅行のチェックポイント

 海外旅行を楽しむには、いくつかの準備が必要です。
 とくに、出発から最低でも数時間、長ければ1日以上も過ごす行き帰りの機内や、現地での食事など、いつもと違った状況になります。
 旅行中のインスリンの注射の仕方や食事の調整を事前に主治医とよく相談し、安心して旅行を楽しめるように、準備を怠らないようにしましょう。
 海外では、いつもと異なる食事をとったり、ストレスの影響も強く受けますので、血糖値をきめ細かく測るよう心がけましょう。
出発前に調べておくこと
  1. 機内での食事の回数と時間
  2. 機内食のエネルギー
  3. 飛行時間と現地への到着時間(時差を考慮して)
  4. 糖尿病食の予約ができるかどう
時差によるインスリン注射の調整
 ここでは代表的なインスリン注射の調整方法をご紹介します。実際にどうするか(例えば混合製剤を使っている場合など)は、出発前に主治医に尋ねておきましょう。
 食後の高血糖を抑えるために打つインスリン(速効型や超速効型のインスリン)は、いつもと同じように毎食前に打ちます。作用時間が長いインスリンは、時差を考慮しないと作用が途中でとぎれて高血糖になったり、逆に作用が重なって低血糖になったりします。次のような計算で注射量を調整する方法もあります。
東周りのフライト(アメリカやカナダなど):
  1日が短くなるので、時差の分だけ注射量を減らします。
〔通常のインスリン量×(1−時差÷24)〕
 例:時差が10時間で、いつもは8単位注射している場合
    8×(1−10÷24)=約4.5単位

西周りのフライト(ヨーロッパやアジアなど):
  1日が長くなるので、時差の分だけ注射量を増やします。
〔通常のインスリン量×(1+時差÷24)〕
 例:時差が10時間で、いつもは8単位注射している場合
    8×(1+10÷24)=約11.5単位
機内持込物に準備しておくもの
  1. 英文カード、英文で書かれた主治医の診断書など
    生年月日や病状、治療内容、検査値などを英文で書いたもの。英文ほかで「私は糖尿病です」と書かれたカード(社団法人日本糖尿病協会発行)*もあります。
  2. 経口剤を服用している人はその薬。インスリン注射をしている人は、インスリンと注射に必要な器具一式(とくにインスリンは、盗難などの緊急事態に備えて、予備もあったほうがよい)
  3. 血糖測定器。尿糖試験紙
  4. 軽食(気流の関係で食事が遅れることもあるので、クラッカーやチーズなどを用意)
  5. 低血糖が起きた場合のブドウ糖キャンデー、ペットシュガーなど。
 インスリンは盗難や紛失に備えて必ず2カ所に分けて保持しましょう。また、搭乗前に預ける荷物の中に入れてしまうと、貨物室の温度によっては凍結する恐れもあります。機内持ち込み用の荷物に入れるようにしましょう。
*日本糖尿病協会発行の患者向け資材です。主治医もしくは協会へお問い合わせください。
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