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【医療スタッフの声】(東日本大震災後のアンケート調査から抜粋)
2011年08月更新
Q. 今回の震災を見て、経験されて、診療や指導上で改善が必要なこと、糖尿病患者さんに対して心配なことなど、災害対策・備えなどについてお感じになっていることをご記入ください。(自由記述)
  • ギリギリまで薬ではなく、余裕に3日間から5日分は持っていてください。

  • 被災者の中には、じっと我慢している人が大勢いる。その人たちに症状が出るまえに綿密なスクリーニングを行わなければならない。

  • 定期的に防災についての指導、確認を行う。自然災害や他県で震災が発生した時には、患者へ指導や確認をしていたが、医療従事者が危機管理意識を高めておくこと。緊急時の対応を確認し、意識をもっておく事が必要。

  • 患者、医療従事者で共通の災害時のマニュアルが有れば良いと思った。

  • 実際にどのようなことに困っていて、糖尿病患者にどのような影響が出ているのか?事前に対策するために、施設単位・地域単位で必要であると思われることはどのようなことか?など、今後の対策の参考になるようなことが知りたい。

  • 心理面からの長期的なケアが必要。

  • 意外と長期に薬が不足することもあり、予備としては1ヵ月くらいは持っていたほうがいい。ストレスによる高血糖は起こりうることなのでその対処を考えていく必要がありそうですね。

  • 特にインスリンに依存している患者さんは、インスリンの名前を覚えておくことやお薬手帳等を整理整頓しておく必要があります。もっと携帯できるカードのようなものに薬剤等を入力しておければいいのではと思います。

  • 普段から、飲んでいる薬がわかるようにすること、薬を少し余分にストックすること、低血糖時の備え、を口にして繰り返し話す必要があると感じました。また、それをわかってもらえるような人間関係作りも必要だと感じました。

  • 一人一人に外来で指導することは時間的に難しい。糖尿病教室や患者の会の講話などで説明する必要がある。

  • 計画停電時の薬局でのインスリンの管理。

  • 避難所の食事については考えさせられるものがあった。避難所の食事は、救援物資が届いてくると量が多くなり、頂いた食事を残すことに罪悪感を感じた。糖尿病患者を始め、生活習慣病の患者にとって、避難所での食事は病気を悪化させるものではないかと不安になった。避難所生活での食事について、患者自身ができる工夫を伝えることも必要なのではないかと感じた。

  • 避難所で、食事が摂れない時の、インスリンの打ち方、血糖降下薬ののみ方。一人一人、対応が異なる上、状況に応じた対応が必要と思われる。救護班が到着して薬が届いても、糖尿病の知識が浅い医療者だった場合、糖尿病患者をうまくアドバイスし、対応できるか不安。

  • 日頃災害に備えてインスリンの名前を覚えるよう指導しているが、似ているものが多かったり高齢者には覚えにくい名称であったりしてなかなか覚えられない現状がある。色や注入ボタンの特徴の他に、別名(ニックネーム)のようなものをつけてはどうか。

  • セルフコントロールのスキル。

  • 具体的に災害時対応をイメージできる要にすることもし、非常用準備物品を持ち出せなかったときや、出先での被災時対応の検討通常はいている靴の選定方法清潔ケアの徹底。

  • 具体的なことは言い出せばきりがありません。根本的には、日本と云う国が余りにも平和ぼけし過ぎていたことが問題です。危機に対する備えを一から考え直し、幼少時からの教育にそう云うことを組み込んでかかる他はありません。目前の事にばかり気を取られず、それと同時に、国家百年の大計を立てて臨むべきです。

  • 病院のような食糧、薬剤の備蓄が出来ている施設の有効利用がもう少し出来れば、患者さんの不遇も減ると思います。病院に入院しなくても糖尿病食を食べたりメディカルチェックをするために、避難所と病院の通院システムを構築できれば、患者・家族の不安やストレスは大きく軽減出来ると感じました。

  • 治療薬も生活の基盤もすべて流されてしまった人々に対して、できるだけ早く被災地以外からの医療が入っていくことが必要だと感じた。

  • 災害時の指導を行っていなかった、備えていてもそれを持ち出せるとは限らないこと、医療機関に慢性疾患の対応ができるようになるまでは相当の時間がかかること、それを前提とした対応の検討が必要。

  • 被災地から避難してきた患者さん(DMではない)に会いましたが、薬を数日服用できなかったとのこと。すべての慢性疾患の患者さんが、薬を備蓄することを勧めたい。

  • 震災直後は食べること、生きることが優先になり、服薬、注射などは後手に回る人が多い。

  • 医師はギリギリしか処方していない現状があるため、1〜2週間分の薬剤を備蓄できるように配慮することが必要と思う。

  • 糖尿病手帳は常に携帯するようにしておく、離れて暮す家族ともこまめに連絡をとりあって状況を伝えておくことが必要と思った。どこで被災するかは分からないので自宅に非常持ち出し袋を用意していても活用できない場合もある。周囲の人と協力しあうことはとても重要である。

  • 非常時、薬剤を使用している人達、慢性疾患の人達に、早急に薬剤が提供出来るようなシステムが準備されてあるとよいし、そういう情報が周知されていることが望ましい。停電時、情報が全く手に入らないので、何が起きているのか、どのようになっているのか、全くわからない。みんなが正しい情報が得られるようなシステムがあるとよいと思う。

  • 1型糖尿病患者に対するインスリンの安定供給、透析患者の透析実施。

  • 保存食は、乾パンなどより栄養機能食品がお勧めです。腹もちがよく、じっくり噛めて唾液分泌が促され、じっくり吸収されるタイプの乾パンなどが開発されるとよいなと思います。またカップめんなどは、スープ別であれば、量と水分調節が可能です。(汁が環境上、残こしにくいため)過去に10年保存のカップめんがありましたがよりよい開発が望まれます。また、石灰とカップ麺の残り汁などで再加熱できる容器などがあったらよいなと思いました。

  • 薬剤備蓄の必要性冷所保存の薬剤(があることは困る事)。

  • ライフラインの問題により、衛生環境による感染のリスクの増大。避難所生活、生活復興のめどが立たない、家族が死別など精神的ダメージが強いためストレスの増大。薬品の不足・医療従事者の不足で十分な医療が受けれない。道路の寸断で空輸等の整備が必要で速やかな対応必要と感じた。
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