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第1回
事例3 【運動の効果がわかる】

 薬物療法と食事・運動療法で療養中の2型糖尿病歴20年・69歳Cさんは、血糖コントロールがうまくいかず悩んでいました。きちんとやらなくては!と思ってはいるのですが、生活全般を奥さん任せにしている習慣があり、主体的にあまり取り組んでいないことが、Cさん自身、ずっと気にかかっていたところでもありました。

 嘱託の仕事と趣味の油絵で、日々なにかと忙しく、薬や食事の管理は奥さんに協力を得てはいるものの、運動はさぼり気味。気まぐれに週1回程度、30分位ウオーキングしている程度。ヘモグロビンA1cはここ1年7%前後で推移していました。

 これからは、もう少しまじめに運動をやろうと一念発起。少しでもいいから毎日、ウオーキングをしてみることにしたのです。そこで、毎朝、食後に20分程のウオーキング。朝、できなかった日は、夕食後に行うことにしました。とはいっても、何か結果が出ないとやる気が続かないなぁと思っていたところ、主治医から、運動した後に、血糖変化の目安として尿糖測定してみては?と尿検査薬を勧められました。早速、近所のドラッグストアで尿検査薬を買い、朝食前と食後の運動後に1回ずつ測定。ウオーキングを始めて最初は、朝食前に測定すると、陽性(++)、ウオーキング後も陽性(+)の緑サインでしたが、3週間ほど経つと、朝食前・ウオーキング後いずれも陰性に近い黄色サインが出てくるようになりました。

 運動すると効果があることを実感してきたCさんは、もっと詳しく知りたくなり、排出された尿糖の数値がわかる尿糖測定器をネットで購入。たまに、疲れてウオーキングをしなかった日にどうなっているかチェックしてみたり、運動の時間も、食後30分後、食後1時間後、食後2時間後など、時間を変えてみたり、朝食後の運動と夕食後の運動はどっちが効果的か?など、試してみたりと、努力の効果が確認できる尿糖チェックが欠かせなくなりました。すっかり、自分のベストパターンを掴み、療養生活を積極的に取り組めるようになりました。


■食後に軽い運動をしたときと、しなかったときの血糖パターン例
(昼食後に昼寝をしたら、下がらなかったことがわかります)


<関連情報>
食後の運動も大切です(タニタ)
糖尿病セミナー「運動療法のコツ(1)[基礎]」
糖尿病セミナー「運動療法のコツ(2)合併症のある人の運動」

2010年05月 


※2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わされるようになりました。過去のコンテンツの一部にはこの変更に未対応の部分があります。

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