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第1回
事例2 【どんな食事を摂ったら・・の変化がすぐわかる】

 63歳の主婦Bさんは、6年前に糖尿病が見つかり、最初は薬物療法を行っていましたが、4年前からは食事と運動療法のみで療養生活を送っています。通院は2〜3カ月に1回ですが、通院のたびに先生から「ヘモグロビンA1cをもう少し下げるよう努力して」と言われていました。その頃、ヘモグロビンA1cは7.2%。たまに、管理栄養士さんに食事指導を受けて、その場では「がんばってます!」と答えてはいたのですが、実は、具体的に“どうがんばるとよいのか”、がわかりませんでした。

 自分の血糖値は、通院時の結果しかわからないし、過去1〜2カ月の血糖コントロールの状態を示すヘモグロビンA1cを下げるようにと言われても、なかなか実感がわかず、日々の食事や運動療法は、手で雲を掴むような感じ。食事療法も、こんなものを食べたら良くないと言われたな、とか、ヘルシーなものならいいかな、程度のイメージしか持っていない状態でした。

 何とかしなくてはと思っていたところ、看護師をしているBさんの親戚に、尿検査薬というものがあるから、チェックしてみては?との勧めがあり、近所の薬局で購入。毎食後、尿糖チェックを始めました。すると、食べたものによって、その反応が違うことがわかり、面白くなって、いろんな食べ物で試してみるようになりました。Bさんの場合は、果物や脂ものを食べると尿糖が出やすい傾向が判明。ケーキでは出ないのに、なぜか果物だと出る・・など、血糖の反応は体調や個人差があるんだな〜と実感しつつ、自分のパターンを把握できるようになったのです。陽性反応が出たときは、その日の摂取量を控えたり、メニューを変えたり、寝る前の尿糖チェックを行うなど、何が良くなかったかを振り返り、すぐに対処するようになりました。

 そんな、"自分観察"をしているうちに、ヘモグロビンA1cが5%台まで下がり、1年以上、この状態をキープし続けているそうです。


■尿糖計を用いた測定例

食後尿糖の測定例(経口ブドウ糖負荷試験による「境界型」の場合)

<関連情報>
食後高血糖と尿糖 〜食後高血糖にならない食事〜(タニタ)
糖尿病セミナー「食事療法のコツ(1)基礎」
糖尿病セミナー「食事療法のコツ(2)外食」


2010年05月 


※2012年4月からヘモグロビンA1c(HbA1c)は以前の「JDS値」に0.4を足した「NGSP値」で表わされるようになりました。過去のコンテンツの一部にはこの変更に未対応の部分があります。

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