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    <title>糖尿病セミナー</title>
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    <updated>2014-06-06T01:16:53Z</updated>
    
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    <title>生活の中にどう生かす血糖自己測定</title>
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    <published>2006-12-05T03:23:52Z</published>
    <updated>2014-06-06T01:16:53Z</updated>
    
    <summary>『生活エンジョイ物語 Vol.6-No.2（平成７年１月31日発行）』より 「血...</summary>
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        <name>Terahata</name>
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        <category term="06_1. 生活の中にどう生かす血糖自己測定　『生活エンジョイ物語』より" />
    
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        <![CDATA[<div class="moji3" align="right">『生活エンジョイ物語 Vol.6-No.2（平成７年１月31日発行）』より</div><br>
<IMG src="/seminar/douikas/sm01.gif" ALIGN="right" hspace="12" vspace="8">
<H3>「血糖値を自分で測って自分でみること。<BR>それが、患者さんをかえる原動力になります」</H3>
<BLOCKQUOTE>
　血糖自己測定は、日常生活の中で患者さん自身が必要に応じて、小型の簡易測定器で血糖の日内変動を測定し、その情報を治療に生かすもので、現在、全国で約30〜40万人が行っているといわれます。そのほとんどが、健康保険が適用になるインスリン療法の患者さんです。しかし、ここ数年の簡易測定器の性能は画期的な進歩や価格の低下とともに、インスリンを使っていない患者さんの間でも、血糖自己測定を行う動きが広がり始めています。インスリン療法の有無に関係なく、積極的に血糖自己測定を導入し、成果をあげている松葉医院（神奈川県川崎市）を取材しました。<BR>
※血糖自己測定ついては<A href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/">6. 血糖自己測定とは</A>のページでも詳しく解説していますので、ご参照ください。<P>
<A HREF = "#CHAP1"><B>積極的に治療に生かす動きが</B></A><BR>
<A HREF = "#CHAP2"><B>どんな患者さんにもメリットがある</B></A><BR>
<A HREF = "#CHAP3"><B>こんな便利なものがあるのか</B></A><BR>
<A HREF = "#CHAP4"><B>毎日が発見の連続だった</B></A><BR>
<A HREF = "#CHAP5"><B>食事だけでなく生活もコントロール</B></A><BR>
<A HREF = "#CHAP6"><B>月1回しか測定しない不安</B></A><BR>
<A HREF = "#CHAP7"><B>3カ月の体験で目安がつかめる</B></A><BR>
<A HREF = "#CHAP8"><B>オーダーメイドの治療を実現する手段</B></A><BR>
<A HREF = "#CHAP9"><B>可能性はまだ無限</B></A>
</BLOCKQUOTE>
<HR SIZE = "1"><A NAME="CHAP1"></a><H2>積極的に治療に生かす動きが</H2>
　糖尿病の治療は、血糖のコントロールがなにより大切ですが、血糖の変動は自覚しにくいため、検査で調べるとしか方法がありません。加えて個人差もあるのて、的確な治療をするには、その患者さんの血糖の動きをいかに正確につかむかが、重要なポイントになります。<BR>
　しかし、一般的には月に1、2回の通院時に採血して得た血糖値をもとに、治療が行われています。従って、病状によっては月に1、2回のデータだけでは、血糖のコントロールが難しい患者さんが出てくるため、そうした場合に、血糖自己測定が行われています。しかし、血糖自己測定が健康保険の適用になるのは、インスリン療法者に限られるので、それ以外の患者さんへの血糖自己測定は、特別な場合を除いて、今まではあまり行われてこなかったというのが現状です。<BR>
　しかし、最近の簡易測定器の、操作の簡便化や採血時の痛みの軽減など、性能のめざましい進歩と価格の低下によって、血糖自己測定のもつメリットを積極的に治療に生かす医療者たちが出てきました。松葉医院の院長、松葉育郎先生もその一人です。<HR SIZE = "1">
<A NAME="CHAP2"></a><H2>どんな患者さんにもメリットがある</H2>
　松葉医院では、希望者には全員、簡易測定器を貸し出して、血糖自己測定を治療に取り入れています。現在、32人が実施中ですが、うち20人はインスリン療法以外の人たちです。血糖自己測定をインスリン療法以外の患者さんが行う場合、どんなメリットがあるのでしょうか。<BR>
「血糖自己測定は、インスリン療法をしている、いないにかかわらず、どの患者身さんにもそれぞれにメリットをもたらしてくれるものなんです。なかでも私が一番効果的だと思うのは、糖尿病の初期で、病気についてまだわかっていない段階の患者さんです。そういう方々が血糖自己測定をすると、実生活の中で、自分の行動が血糖に及ぼす影響を目の当たりにすることができるので、治療に対する患者さんの姿勢がガラッと変わるんですよ」。松葉先生はこう語ります。<BR>
「たとえば、バナナは1本でも血糖値を急激に上げるとか、宴会の後はびっくりするほどの高値になるとか、運動が期待したほど血糖値を下げないといった、その患者さんがよく食べる食品の影響や行動の評価が、即座にできてしまうわけです。<BR>
　ですから、いちいち私から細かく注意しなくても、患者さんが自分でどんどん節制するようになるし、自己管理も自然と身につくようになります」。
<HR SIZE = "1">
<A NAME="CHAP3"></a><H2>こんな便利なものがあるのか</H2>
　森尻藪雄さん（63歳）が、血糖自己測定を始めたのは3年前。松葉医院に変わってからです。40歳で糖尿病と診断され、近くの内科に毎月1回通院し、経口剤を飲んできましたが、会社の健診で眼底出血が発見されて以来、治療に不安をもつようになり、60歳で会社を辞めてIE（製造技術）コンサルタントとして独立したのを機に、専門的に糖尿病を診てもらえる松葉医院に移りました。<BR>
「この医院にくるまでは、血糖自己測定の存在も知りませんでしたよ。でも、やってみるととてもよくわかるし、こんな便利なものがあるのかと、びっくりしました（森尻さん）」。<BR>
　森尻さんは現在、空腹時は110〜130mg/dL、食後2時間値は130〜180mg/dL、HbA<FONT SIZE=-1>1</FONT>cは7％以下を維持できるようにコントロールしています。日常生活のチェックは血糖自己測定で、全体的なチェックはHbA<FONT SIZE=1>1</FONT>cでします。血糖自己測定を定期的に行うのは、月に3日、通院の前日に行っています。<BR>
「私の場合は、10日に1度通院するので、その前日の朝食と夕食の前後の計4回測定します。この時間帯には薬を飲むので、その効き目もチェックするためです。測定データの多少の上下はあまり気にしませんが、変動が大きいときや続く場合は、原因をみつけるために自己測定の回数を増やします。おかげでいろいろなことを発見しました」。<BR>
<HR SIZE = "1">
<A NAME="CHAP4"></a><H2>毎日が発見の連続だった</H2>
　森尻さんの最大の収穫は、血糖を上げる一番の原因が食べ過ぎにあることがわかった点です。「ご飯を一膳余分に食べたときは、血糖値が30mg/dL程度高いことに気づいたので、次はおかわりをせずに測ってみると、今度は30mg/dLぐらい下がっていました。私の場合は、ご飯一膳で30mg/dLほど血糖が上下することがわかりました。また、おかずでは、てんぷらが一番いけません。ふだんは160mg/dLくらいの食後2時間値が、てんぷらの後は300mg/dL近くに上がります。それで今は、てぷらのときは量を半分に減らして食べていす。今までわからなかったんですよね、こういうことが」。<BR>
「人間は他人からいくらこうしたらいいよとか、ああしなさいと教えられても、なかなか受け入れないんですね。自分でやって納得して、初めて行動を変えるようになる。ですから私は血糖自己測定を、インスリン療法や妊娠、手術などの特別な場合に使うだけではなくて、もっと拡大して、治療の基本である食事と運動療法を、確実に見につける手段としても活用したほうが効果も大きいと思っているわけです（松葉先生）」。<BR>
<HR SIZE = "1">
<A NAME="CHAP5"></a><H2>食事だけでなく生活もコントロール</H2>
　森尻さんの発見はまだ続きます。3月のHbA<FONT SIZE=1>1</FONT>cが7％を超えた原因は、正月の食べ過ぎにあったこと。去年の9、10月のHbA<FONT SIZE=1>1</FONT>cが高かったのは、夏の猛暑で運動不足が原因していたことなど、いろいろです。<BR>
「一番驚いたのが、会社を退職した後の血糖値の変化です。それまで200mg/dL台だったのが、100mg/dL台に下がっているんです。食事も減らしていないのになんで下がったんだろうと、先生に聞いてみたら、『それはストレスだったんだよ』という答えが返ってきました。確かにそれ以後は、心配ごとなどがなければ100mg/dL台を維持できているんです」。<BR>
　そういうことを知ってから森尻さんは、食事のコントロールだけでなく、仕事の仕方や生活全般まで、思い切って変えるようになりました。「夜遅くならないようにとか、疲れを翌日まで残さないとかね。仕事も生活もコントロールしてますよ。今は自営なので、仕事も自己管理ができますからね」。
<HR SIZE = "1">
<A NAME="CHAP6"></a><H2>月1回しか測定しない不安</H2>
「血糖自己測定をしていると、異常を早く発見できるので、適切な対応が素早くとれることも大きなメリットですね。たとえば森尻さんは経口剤療法ですが、とくにはっきりした理由がわからないまま、血糖値が上昇してくる場合があります。<BR>
　そんなときは、基本の食事や運動療法に何らかのゆるみがないか、まず生活を点検し、正してもらいますが、それでも改善しない場合は薬の量を増やしたり、別の薬に変えたりします。その場合も、新しい療法が本当に適切かどうかを、患者さんと一緒に自己測定のデータを確認、評価しながら行っています。<BR>
　やっぱり合併症を発症させないためには、こうした処置や対応がすぐにとれるかどうかが、カギだと思います（松葉先生）」。<BR>
「先生は非常にきめ細かなメンテナンスをしてくださるので、今はうまくコントロールできて、安心して生活しています。やっぱり月1回程度の通院の測定だけでは、ほんの“点”ですからね。それだけでは、先生だって病状がよくつかめなくて、適切な治療ができないんじゃないでしょうか。<BR>
　前の内科で網膜症が発症したのは、そんなことが原因じゃなかったのかと、今では思っています。よいコントロールをするには、1、2カ月に一度の測定では、やっぱり情報不足になる場合がありますね（森尻さん）」。
<HR SIZE = "1">
<A NAME="CHAP7"></a><H2>3カ月の体験で目安がつかめる</H2>
　松葉医院で血糖自己測定を初体験した患者さんも、3カ月程度でコントロールの目安がつかめるらしく、大半の人が半年以内で一応、自己測定を終了します。あとは、コントロールが乱れたり、別の療法に変えた場合などに随時再開して、調整の手段に使います。<BR>
　ただ、病状が軽い人は、以後は自己測定なしでも十分よいコントロールを維持できるようです。もちろん森尻さんのように、その後も血糖自己測定を続けて万全を期す、意欲的な人もたくさんいます。<BR>
　また、経口剤療法からインスリン療法に変わる場合も、血糖自己測定をしていれば、入院せずに外来だけの指導で、移行ができます。その方法で、入院せず普通の生活をしながらインスリン療法に移行した人が現在4人いますが、この人たちも、前に血糖自己測定を経験した人たちです。<BR>
　森尻さんはインスリン療法者ではないので、血糖自己測定の費用に健康保険は適用されません。医療費控除の対象にはなりますが、これには年間の医療費が10万円を超えた場合という条件がつくので、ここでは一応自己負担と考えて、その場合の森尻さんの血糖自己測定の費用はどの程度なのでしょう？
<HR SIZE = "1">
<A NAME="CHAP8"></a><H2>オーダーメイドの治療を実現する手段</H2>
「私は月にチップ（試験紙）を1セット（25枚入り）使う程度ですね。測定器もそれほど高いものでもないし、2、3年はもつので、かかっても年間数万以内といったところでしょうか。私は、自分の健康管理のための年間予算を組んでるんですよ。大事なのは、衣食住、プラス健康ですから」。<BR>
　森尻さんのお兄さんは、60歳でなくなっています。「実は糖尿病の合併症（肺血栓）だったんですよ。車を運転中に、肺血栓を起こして岸壁に激突して…。ですらか、少しくらいお金をかけても、自分の身は自分で守ろうと思っています。<BR>
　そういう決意があったから、先生は測定器を貸してくださると言ったけど、測定器も自分で買いました。でも、こんなありがたい器械は、もっと患者さんに広まればよいと、心から思いますね」。<BR>
　こうした話を伺っていると、血糖自己測定は、患者さん一人ひとりの病状や生活に合わせた、きめの細かい理想の治療、いわばオーダーメイドの治療を実現する、実に有効な手段だという気がしてきます。<BR>
<HR SIZE = "1">
<A NAME="CHAP9"></a><H2>可能性はまだ無限</H2>
「血糖自己測定のメリットは、活用の仕方でまだまだたくさんあるようですよ。先にも少しふれましたが、経口剤療法からインスリン療法に変えなければならない場合にも、自己測定している患者さんは自分の現状がわかっていますから、受け入れがスムーズですし、必要な技術も最低限ですむので、入院しなくても外来だけでマスターできます。<BR>
　また、どうしても食品交換表になじめない患者さんの場合でも、血糖自己測定ができれば、それだけでコントロールを正せる方法もあります。自己測定をしていると、血糖値を上げる食品は自然とわかるので、それを除いた食品の組み合わせ方やバランスの取り方を指導して、あとは血糖値が200mg/dLを超えると合併症がでますよと注意しておけば、患者さんも気をつけるので、結果としてHbA<FONT SIZE=1>1</FONT>cを下げることができるんです。<BR>
　もっといえば、毎日注意を守って、コントロールがちゃんとできている人は逆に、月に1回くらいは宴会に参加して、食欲に対するフラストレーションのはけ口をつくることも可能とかね。そんなたくさんの<nobr>可能性</nobr>を、これからも患者さんといっしょにみつけていきたいですね」。松葉先生は、そう楽しげに語ってくれました。<BR>
<BR>
<IMG src="/seminar/douikas/sm02.gif" ALIGN="CENTER"><BR CLEAR=all>
<CENTER><B>血糖自己測定でわかたった血糖値の動き</B>（森尻さんの場合）<BR>
森尻さんはこのデータを目安に、生活をコントロールしておられます</CENTER><P>
<B>森尻さんの一口アドバイス</B><BR>
　私の指示カロリーは1600。でもそれを目安にすると、実際はオーバーすることが多いので、1500を目安に食事します。すると、1600の範囲内におさまりますよ。<BR CLEAR=all>
<P ALIGN="RIGHT">（企画・構成　岩村有佑子）]]>
        <![CDATA[<ul class="clearfix">
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/002/2-3.php" target="_blank">2-3. 糖尿病の診断基準</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/004/4-1.php" target="_blank">4-1. 糖尿病の検査</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/004/4-2.php" target="_blank">4-2. 血糖値と尿糖</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/004/4-3.php" target="_blank">4-3. HbA1c</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/004/4-4.php" target="_blank">4-4. グリコアルブミン（GA）</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/004/4-5.php" target="_blank">4-5. 1,5-AG</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/004/4-6.php" target="_blank">4-6. 体重、血圧、血清脂質</a></li>
</ul>
]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>24. 動脈硬化と糖尿病 メタボリック シンドローム（内臓脂肪症候群）</title>
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    <published>2006-05-18T10:34:34Z</published>
    <updated>2020-08-07T05:49:10Z</updated>
    
    <summary> 監修 東北大学名誉教授　後藤由夫先生 編集住友病院院長　松澤佑次先生 糖尿病の...</summary>
    <author>
        <name>Terahata</name>
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        <category term="24. 動脈硬化と糖尿病　メタボリック シンドローム（代謝症候群）" />
    
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        <![CDATA[<div class="clearfix" style="padding:0 40px;font-weight:bold;">
<p style="float:left;margin:0 40px 20px 0;">
<img src="/seminar/24_/domyak01.gif" alt="" border="0" />
</p>

<p>
監修<br />
東北大学名誉教授　後藤由夫先生
</p>
<p>

<p>
編集<br>住友病院院長　松澤佑次先生
</p>

</div>

<div class="seminar-top-index">

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/24_/#chap01">糖尿病のもうひとつの合併症</a></p>
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/24_/#chap02">動脈硬化という病気</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/24_/#chap02sec1">日本人の死因</a></p>
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/24_/#chap03">動脈硬化の危険因子</a></p>
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/24_/#chap04">内臓につく脂肪が大敵</a></p>
<p class="level-1"><a href="index_2.php#chap05">肥満のふたつのタイプ</a></p>
<p>
<p class="level-2"><a href="index_2.php#chap06">■互いに絡み合う、動脈硬化の危険因子■</a></p>
<p class="level-2"><a href="index_2.php#chap06sec1">内蔵脂肪型肥満</a></p>
<p class="level-3"><a href="index_2.php#chap06sec1-1">内蔵脂肪が多すぎると...</a></p>
<p class="level-3"><a href="index_2.php#chap06sec1-2">内蔵脂肪の蓄積を確かめるには</a></p>
<p class="level-2"><a href="index_2.php#chap06sec2">インスリン抵抗性</a></p>
<p class="level-2"><a href="index_2.php#chap06sec3">脂質異常症</a></p>
<p class="level-3"><a href="index_2.php#chap06sec3-1">脂質異常症と動脈硬化</a></p>
<p class="level-3"><a href="index_2.php#chap06sec3-2">内蔵脂肪蓄積と脂質異常症</a></p>
<p class="level-4"><a href="index_2.php#chap06sec3-3">アディポサイトカインと糖尿病・動脈硬化</a></p>
<p class="level-2"><a href="index_2.php#chap06sec4">高血圧</a></p>
<p class="level-3"><a href="index_2.php#chap06sec4-1">高血圧と動脈硬化</a></p>
<p class="level-3"><a href="index_2.php#chap06sec4-2">糖尿病と高血圧</a></p>
<p class="level-2"><a href="index_2.php#chap06sec5">糖尿病</a></p>
<p class="level-1"><a href="index_3.php#chap07">動脈硬化を防ぐには</a></p>
<p class="level-1"><a href="index_3.php#chap08">危険因子をひとつでも少なくしましょう</a></p>
<p class="level-1"><a href="index_3.php#chap09">食事療法の進め方</a></p>
<p class="level-2"><a href="index_3.php#chap09sec1">高血圧の場合</a></p>
<p class="level-2"><a href="index_3.php#chap09sec2">脂質異常症の場合</a></p>
<p class="level-1"><a href="index_3.php#chap10">からだを動かしましょう</a></p>
<p class="level-1"><a href="index_3.php#chap11">たばことアルコール</a></p>
<p class="level-1"><a href="index_3.php#chap12">定期的な検査を忘れずに</a></p>

</div>

<hr size="1" width="80%">
<a name="chap01"></a>
<h2>糖尿病のもうひとつの合併症</h2>
　糖尿病の合併症といえば、網膜症、腎症、神経障害の、いわゆる三大合併症がよく知られています。これらは高血糖により、細い血管が傷められることが大きな原因です。しかし、高血糖の影響は細い血管だけではなく、太い血管にも、動脈硬化というかたちで現れます。<br>
　動脈硬化の原因は、高血糖のほかに、高血圧や脂質異常症（高脂血症）などがありますが、糖尿病の人はこれらの病気を併発することが多く、動脈硬化がより進行しやすくなっています。動脈硬化は、糖尿病のもうひとつの合併症なのです。
<hr size="1" width="80%">
<a name="chap02"></a><a name="chap02sec1"></a>

<h2><nobr>動脈硬化という病気</nobr></h2>

<div class="image_box_right">
<div style="text-align:center;">
<b><font size="4">日本人の死因</font></b><br />
<img src="/seminar/24_/domyak02.gif"><br />
<font size="1"><p>厚生労働省「平成28年 人口動態統計」より</font>
</div>
</div>

　動脈硬化は、血管の壁が硬く変化して血管が細くなり、血液が流れにくくなる病気です。血流が途絶えると、そこから先へは酸素や栄養が行き渡らず、細胞が活動できなくなり、ついには細胞が壊死します。狭心症や心筋梗塞などの心臓病や脳梗塞は、動脈硬化が原因で、心臓や脳の細胞が働かなくなることから発症します。<br>
　日本人の死因の第１位はがんですが、２位と４位は心疾患、脳血管疾患が占めています。動脈硬化が人の命を左右する、大変重要な病気であることがわかります。また、糖尿病の合併症のひとつに足の壊疽がありますが、この発症にも動脈硬化が関係しています。<br />
<hr size="1" width="80%">
<a name="chap03"></a>
<h2>動脈硬化の危険因子</h2>
<img class="img_r" src="/seminar/24_/domyak03.gif">
　動脈硬化を引き起こす要因を危険因子といいます。危険因子には、糖尿病のほかに、高血圧、脂質異常症、肥満、喫煙、ストレス、性差（男性）、加齢などがあります。このうち、糖尿病、高血圧、脂質異常症は、互いに絡み合って動脈硬化を進行させます。これらはいずれも自覚症状がないまま進行する病気で、治療をせず放置してしまうことが少なくありません。気付かないうちに突然、生命を脅かすような状態を招きかねないため、サイレントキラー（静なる殺人者）と呼ばれることもあります。<br>
　糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満が動脈硬化の進行にどの程度影響しているかを調べた調査研究の結果から、これらが単独で発症した場合でも、動脈硬化の発症率は５〜６倍になり、四つの条件が揃っている場合、発症率は35倍にも高まることがわかりました。糖尿病の人は、高血圧や脂質異常症にも注意しないと、動脈硬化が加速度的に進行してしまうことが示されているのです。<br clear="all">
<hr size="1" width="80%">
<a name="chap04"></a>
<h2>内臓につく脂肪が大敵</h2>
　糖尿病と高血圧、脂質異常症、肥満が、互いに関連し合い動脈硬化を進展させる「マルチプル リスク ファクター（多重危険因子）症候群」は、これまで"死の四重奏"、"シンドロームＸ"などと表現されていましたが、今では「メタボリック シンドローム」という名称に統一されています（下の表参照）。<br>
　この症候群のキープレイヤーとしては、インスリンに対するからだの反応が悪くなる、いわゆるインスリン抵抗性が重要視されてきましたが、今ではインスリン抵抗性の上流にある内臓脂肪の蓄積が重視されていて、「内臓脂肪症候群」と呼ばれることもあります。<br />
　では、内臓脂肪とは一体何なのでしょう。<br />

<div style="display:flex;flex-wrap: wrap; justify-content: center;align-items: center;">
<img style="margin:1em;" src="https://dm-net.co.jp/seminar/24_/domyak_ta01.gif">
<img style="margin:1em;" src="https://dm-net.co.jp/seminar/24_/domyak04r.gif">
</div>
<hr size="1" width="80%">

<!-- Separator for PageBute -->

<a name="chap05"></a>
<h2>肥満のふたつのタイプ</h2>
　体内の脂肪は、身体活動のためのエネルギーを蓄える大切な役割があります。しかし、脂肪が多すぎる状態＝肥満は、からだにさまざまな悪影響を及ぼします。<br>
　肥満は、脂肪がからだのどの部分に蓄積しているかで、大きく２タイプに分けられます。ひとつは皮下脂肪型肥満といわれ、全身の皮下に脂肪が過剰に蓄積している状態です。もうひとつは内臓脂肪型肥満といい、腹腔内の内臓のまわりにより多くの脂肪が溜まっている状態です。<br>
　糖尿病などの生活習慣病に深く関係しているのは、内臓脂肪型肥満です。このタイプの肥満は、外見上はあまり太っているようには見えないことも多く、より注意が必要です。<br>
　それでは次の項目から、内臓脂肪と糖尿病、高血圧、脂質異常症、そして動脈硬化の関係をみていきましょう。
<hr size="1" width="80%">
<a name="chap06"></a>

<div style="margin-top:15px; padding:0px; border:3px solid #ffea00; background-color:#fffffff; font-size: 95%; line-height:150%;">
<p style="font-size:140%; text-align:center; color:#ff6600; font-weight:bold; background-color:#ffea00;">互いに絡み合う、動脈硬化の危険因子</p>
<div style="display:flex;justify-content: center; align-items: center;">
<img src="/seminar/24_/domyak31.gif"></div>

<div style="margin-top:15px; padding:15px; border:3px solid #ffea00; background-color:#cffff9; font-size: 95%; line-height:150%;">
<h2><font color="cc0099"><b>内臓脂肪型肥満</b></font></h2>
<a name="chap06sec1-1"></a>
<h3><font color="0066ff">内臓脂肪が多すぎると...</font></h3>
　内臓脂肪が多すぎると、そこから遊離脂肪酸（体内の脂肪の一種）が放出されて、血液中の脂肪分が高くなる脂質異常症が起きたり、インスリンに対するからだの反応が低下する「インスリン抵抗性」が起きます。また、内臓脂肪の蓄積は、それ自体が細胞レベルの活動に異常をもたらし、動脈硬化を引き起こすことも、最近の研究でわかってきました（<a href="https://www.dm-net.co.jp/seminar/24_/index_2.php#chap06sec3-3">囲み記事</a>参照）。<br>

<img class="img_r" src="https://www.dm-net.co.jp/seminar/24_/domyak05-21.png">
<a name="chap06sec1-2"></a>
<h3><font color="0066ff">内臓脂肪の蓄積を確かめるには</font></h3>
　肥満のタイプのわかりやすい見分け方として、上半身肥満、下半身肥満という分け方があります。上半身肥満はおなかまわりの脂肪が目立つ体型、下半身肥満はお尻や足に脂肪がつく体型で、前者は男性、後者は女性に多い太り方です。また、外見から、上半身肥満はリンゴ型肥満、下半身肥満は洋ナシ型肥満とも呼ばれます。内臓脂肪型肥満は、リンゴ型、つまり男性に多い上半身肥満とほぼ一致します。<br>
　上半身肥満の程度は、ウエストサイズが目安になり、男性では85cm以上、女性では90cm以上の場合、からだへの悪い影響が心配されます。<br>
　内臓脂肪の蓄積を正確に把握するには、腹部のＣＴ検査（コンピューター画像診断）が行われます。
</div>

<div style="margin-top:0px; padding:15px; border:3px solid #ffea00; background-color:#ffc6da; font-size: 95%; line-height:150%;">
<h2><font color="cc0099"><b>インスリン抵抗性</b></font></h2>
　インスリンは、ブドウ糖をエネルギーに変え、血糖値を下げる唯一のホルモンです。内臓脂肪の蓄積でインスリン抵抗性が起きると、血糖値は上昇し、糖尿病が発症します。<br />
　また、インスリン抵抗性は、イスリンが多量に分泌される「高インスリン血症」を招きます。これは、低下したインスリンの作用を「量」で補おうとする、膵臓の働きによるものです。<br />
　しかし、インスリンの量が多過ぎると、腎臓でナトリウム（塩分）が排泄されにくくなる、肝臓で脂肪が過剰に作られる、血管の壁を構成している細胞が増殖し血管内径が狭くなる、などの現象が起きてきます。これらはそれぞれ、高血圧、脂質異常症、動脈硬化につながります。さらに高インスリン血症は、ますますインスリン抵抗性を強めて糖尿病を進行させます。<br />
　インスリン抵抗性が起きているかどうかは、血中インスリン濃度などの検査で確かめられます。
</div>

<a name="chap06sec3"></a>
<div style="margin-top:0px; padding:15px; border:3px solid #ffea00; background-color:#ccffcc; font-size: 95%; line-height:150%;">

<img class="img_r" src="/seminar/24_/domyak07.gif" align="right">
<h2><font color="cc0099"><b>脂質異常症</b></font></h2>
<a name="chap06sec3-1"></a>
<h3><font color="0066ff">脂質異常症と動脈硬化</font></h3>
　脂肪は水に溶けませんので、血液の中ではタンパク質の中に包み込まれて「リポタンパク」というものになり、全身に運ばれていきます。過食や運動不足、その他の理由で、ＬＤＬの増加やＨＤＬの低下など、リポタンパクの量や質に異常が起きた状態が脂質異常症で、動脈硬化のとくに重要な危険因子です。<br />
<span style="font-size:90%;"><u>ＬＤＬコレステロール</u>：細胞膜の形成　などに利用される反面、血管壁に入り込んで動脈硬化を引き起こします。<br />
<u>ＨＤＬコレステロール</u>：血管壁に染み込んだコレステロールを抜き取り肝臓へと持ち帰ります。</span>
<a name="chap06sec3-2"></a>
<h3><font color="0066ff">内臓脂肪蓄積と脂質異常症</font></h3>
　内臓脂肪が蓄積すると、そこから放出される遊離脂肪酸が多量に肝臓に入っていき、中性脂肪やコレステロールの合成を高めることが知られています。糖尿病がある場合のコントロールの目安は、中性脂肪が150mg/dL未満、ＬＤＬコレステロールが120mg/dL未満、善玉のＨＤＬコレステロールが40mg/dL以上、nonＨＤＬコレステロール<font size="2">（総コレステロールからＨＤＬコレステロールを引いた値）</font>が150mg/dL未満です。<br>

<center>
<div style="margin-top:15px; padding:15px; border:0px solid #ffea00; background-color:#c8bbff; font-size: 98%; line-height:150%; width: 90%;">
<a name="chap06sec3-3"></a>
<h2><font color="6633ff"><b>アディポサイトカインと糖尿病・動脈硬化</b></font></h2>
　最近、内臓脂肪蓄積が糖尿病や動脈硬化を発症させる新しいメカニズムとして、脂肪細胞から分泌されるアディポサイトカイン（ホルモンやサイトカイン）の役割がわかってきました。<br>
　例えば、内臓脂肪が蓄積すると脂肪細胞から腫瘍壊死因子α (ＴＮＦ-α) が大量に分泌されインスリンの働きを障害して糖尿病の発症につながることや、血栓を起こすPAI-1という物質を多く分泌して心筋梗塞などの要因になることがわかりました。<br>
　また脂肪細胞からは、アディポネクチンという糖尿病や動脈硬化を防ぐアディポサイトカインが分泌されていて、内臓脂肪が蓄積するとその分泌が低下して、糖尿病、動脈硬化の原因となり、メタボリックシンドロームをもたらすことが示されています。</div>
</center>
</div>

<a name="chap06sec4"></a>
<div style="margin-top:0px; padding:15px; border:3px solid #ffea00; background-color:#ffffcc; font-size: 95%; line-height:150%;">

<img class="img_r" src="/seminar/24_/domyak06.gif">
<h2><font color="cc0099"><b>高血圧</b></font></h2>
<a name="chap06sec4-1"></a>
<h3><font color="0066ff">高血圧と動脈硬化</font></h3>
　血圧は、心臓から送り出された血液が動脈を流れる際に、血管の内側の壁にかかる圧力のことです。血管の内径が狭くなったり、血液の量が増えると、血圧が上昇します。高血圧状態では当然、血管の負担が大きくなり、動脈硬化を引き起こします。<br>
　血圧は、心臓から血液が送り出されたときの値（収縮期血圧または最高血圧）と、心臓が拡張したときの値（拡張期血圧または最低血圧）で表されます。糖尿病がある場合のコントロールの目安は、最高血圧が130mmHg未満、最低血圧が80mmHg未満です。
<a name="chap06sec4-2"></a>
<h3><font color="0066ff">糖尿病と高血圧</font></h3>
　糖尿病の人は、インスリン抵抗性などが原因で高血圧になりやすく、発症率は、糖尿病でない人に比べて約２倍といわれてます。<br>
　そして、高血圧は三大合併症のうちの腎症や網膜症にも悪影響を及ぼします。また、腎症が発症すると、腎臓内の血流量を保つために血圧が上がる「腎性高血圧」が起き、ここでも悪い循環が始まります。</div>

<a name="chap06sec5"></a>
<div style="margin-top:0px; padding:15px; border:3px solid #ffea00; background-color:#ffd667; font-size: 95%; line-height:150%;">

<h2><font color="cc0099"><b>糖尿病</b></font></h2>
　糖尿病は、高血圧や脂質異常症との相互関係の中で動脈硬化を進行させるとともに、血糖値が高いこと自体、タンパク質の糖化やＨＤＬの減少などを起こし、血管の壁を傷つけ、動脈硬化を進行させます。
</div>

</div>

<center>
<img src="https://dm-net.co.jp/seminar/24_/domyak_ta02.jpg" vspace=5>

</center>
<hr size="1" width="80%">


<!-- Separator for PageBute -->

<a name="chap07"></a>
<h2>動脈硬化を防ぐには</h2>
　ここまでみてきたように、糖尿病はほかの動脈硬化危険因子の存在を、大きなものにしてしまいます。動脈硬化は一度発症すると、血管を元通りの状態に戻すのは難しく、進行を遅らせることが治療の主目的になります。<br>
　しかし、糖尿病、高血圧、脂質異常症それぞれは、適切な治療により、十分コントロールが可能な病気です。動脈硬化を防ぐには、危険因子をひとつでも減らし、悪循環の輪を小さくすることが大切です。<hr size="1" width="80%">
<a name="chap08"></a>
<h2>危険因子をひとつでも少なくしましょう</h2>
　まず、血糖をよくコントロールしましょう。ナイスコントロールを保てば、危険因子のひとつはなくなったのと同じです。同時に、血圧、中性脂肪、コレステロールをコントロールしていきます。もちろん内臓脂肪型肥満の人は、ウエストをマーカーにして、それを解消することが基本となります。幸いにも、内臓脂肪は皮下脂肪に比べて、蓄積はされやすいものの、エネルギー消費（運動）により解消されやすいという性質があります。<hr size="1" width="80%">
<a name="chap09"></a>

<h2>食事療法の進め方</h2>
<img class="img_r" src="/seminar/24_/domyak10.gif">
　食事療法は、基本的には「糖尿病食事療法のための食品交換表」にそって進めていきます。指示エネルギー量を守ったうえで、次のような点に注意しましょう。<a name="chap09sec1"></a>
<h3><font color="0066ff">高血圧の場合</font></h3>
　塩分の摂りすぎに注意します。食品交換表の、塩分が多い食品を示すマークに気をつけましょう。また、しょう油やみそなどの調味料は控え目にし、酢やレモンなどの酸味を利用するなどの工夫をします。漬けもの類は塩分が多いので、なるべく避けるようにしましょう。<br>
　一般に日本人は塩分を１日平均11gと、摂りすぎの傾向にあります。塩分を１日10g未満に抑え、それでも血圧が下がらなければ、１日６g未満に、さらに減らすことも必要です。うす味の料理に慣れて、食材本来のおいしさを楽しんでください。
<a name="chap09sec2"></a>
<h3><font color="0066ff">脂質異常症の場合</font></h3>
　食品交換表の表３と表５の摂り方に注意します。表３では、脂肪分が多いことを示すマークに気をつけます。同じ肉でも脂肪の少ないものを選ぶようにしましょう。牛肉、豚肉、ハム、ソーセージなどの飽和脂肪が多い食品、コレステロールの多い卵などは控え目にしましょう。<br>
　調理油は植物性のものを使います。また、食物繊維は血糖値やコレステロールの上昇を抑えてくれますので、なめべく多く摂るように工夫してください。コレステロールは、１日200mg未満に抑えるようにします。鶏卵の黄味（20ｇ）にはコレステロールが280mg含まれています。<br clear="all">
<hr size="1" width="80%">
<a name="chap10"></a>

<h2>からだを動かしましょう</h2>
<img class="img_r" src="/seminar/24_/domyak11.gif">
　運動は糖尿病の治療に欠かせません。同時に血圧を下げ、血行をよくし、ストレス解消に効果があり、そしてなにより肥満を防止して、動脈硬化の危険因子の多くを改善する、とても重要な意味があります。体重そのものの減少がそれほど大きくないとしても、運動によって内臓脂肪が減ることが確認されています。積極的にからだを動かす習慣を身につけましょう。<br>
　ただし、すでに動脈硬化が起きている人が激しい運動をすると、発作を起こしかねませんし、肥満の人では関節に負担をかけてしまいます。医師の指示を受け、適切な運動療法を進めてください。<br>
　なお、食事・運動療法を続けても、十分な効果が現れないときは、薬により治療します。<br clear="all">
<hr size="1" width="80%">
<a name="chap11"></a>
<h2>たばことアルコール</h2>
　喫煙は血管を収縮させて高血圧を起こしたり、血管の壁を傷つけて動脈硬化を招く、重大な危険因子です。三大合併症にも悪影響を及ぼしますので、ぜひ禁煙してください。<br>
　飲酒は適量なら高血圧や動脈硬化に良いともいわれています。しかし、糖尿病や脂質異常症には悪いので、糖尿病の人が動脈硬化防止のためにお酒を飲むのは間違いです。
<hr size="1" width="80%">
<a name="chap12"></a>
<h2>定期的な検査を忘れずに</h2>
　動脈硬化を取り巻く病気は、ほとんど自覚症状に現れずに進行しますから、定期的な検査は欠かせません。検査には、血圧や血中脂肪の測定はもちろん、心臓の予能力を調べる負荷心電図、血管の状態を直接確認する眼底検査、超音波による動脈硬化の程度の確認など、いろいろな方法があります。<br>
　糖尿病の人は、これらの検査の意味をよく理解して、血糖値とともに、より良いコントロールの維持をめざしましょう。<br clear="all">]]>
        <![CDATA[<ul class="clearfix">
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/005/5-1.php" target="_blank">5-1. 糖尿病の合併症</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/005/5-5.php" target="_blank">5-5. 動脈硬化（大血管症）</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/005/5-6.php" target="_blank">5-6. 動脈硬化による心臓の発作</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/005/5-7.php" target="_blank">5-7. 動脈硬化による脳の発作</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/009/9-1.php" target="_blank">9-1. 糖尿病予備群、メタボリックシンドローム</a></li>
</ul>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>6. 血糖自己測定とは</title>
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    <published>2006-05-18T08:34:31Z</published>
    <updated>2020-08-07T01:34:08Z</updated>
    
    <summary> 監修 東北大学名誉教授　後藤由夫先生 編集 タニタ体重科学研究所名誉所長 糖尿...</summary>
    <author>
        <name>Terahata</name>
        <uri>http://www.dm-net.co.jp/</uri>
    </author>
    
        <category term="06. 血糖自己測定とは" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.dm-net.co.jp/seminar/">
        <![CDATA[<div class="clearfix" style="padding:0 40px;font-weight:bold;">
<p style="float:left;margin:0 40px 20px 0;">
<img src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/smbg01.gif" /><br>
</p>

<p>
監修<br>
東北大学名誉教授　後藤由夫先生
</p>
<p>
編集<br>
タニタ体重科学研究所名誉所長<br>
糖尿病治療研究会名誉顧問<br>
東京慈恵会医科大学元教授　池田義雄先生
</p>

</div>


<div class="seminar-top-index">
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/index.php#chap1">血糖自己測定（SMBG）とは</a></p>

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/index.php#chap2">メリットがこんなにあります</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/index.php#chap2sec1">血糖自己測定のメリット</a></p>

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/index_2.php#chap3">こんな場合に有効です</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/index_2.php#chap3sec1">血糖自己測定がとくに有効な場合</a></p>

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/index_2.php#chap4">血糖自己測定の実際</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/index_2.php#chap4sec1">どう測るか（方法、ねらい、回数）</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/index_2.php#chap4sec2">どう生かすか（記録、フィードバック）</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/index_2.php#chap4sec3">何で測るか（測定器の進歩と特徴）</a></p>

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/index_3.php#chap5">Ｑ＆Ａ</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/index_3.php#chap5sec1">尿糖測定と血糖測定の違いは?</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/index_3.php#chap5sec2">より正確に測定するコツは？</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/index_3.php#chap5sec3">血糖自己測定に健保はききますか?</a></p>

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/index_3.php#chap6">効果バツグンの5つの提案</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/index_3.php#chap6sec1">(1) 採血は、おなかや二の腕が痛くない</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/index_3.php#chap6sec2">(2) メモ魔になる</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/index_3.php#chap6sec3">(3) 先手必勝、低血糖</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/index_3.php#chap6sec4">(4) 食前・食後、セットで測定を</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/index_3.php#chap6sec5">(5) 測定機器はきれいに、過保護に</a></p>

</div>
<hr size="1">
<a name="chap1"></a>
<h2>血糖自己測定（SMBG）とは</h2>
　糖尿病の治療は、血糖のコントロールが基本です。しかし、血糖の動きは、厳密にいうと人によって全部異なり、また、いつも一定とは限らないのです。インスリンや経口薬などの薬を使っていると、その動きはさらに複雑になります。<br>
　そんな血糖を適正にコントロールするには、血糖の動きをモニターし、コントロールがきちんとできているかどうかを、チェックする必要があります。とくに、インスリン療法では、血糖の状態によって、インスリンや食事の調整が必要なため、きめ細かい血糖のチェックが必要です。日常の生活でもそのチェックをできるようにしたのが、血糖自己測定です。医療機関でしかできなかった血糖測定を、自宅でも24時間いつでも測定でき、揺れ動く血糖をリアルタイムでとらえる。そして、その血糖の値を治療にフィードバックする。このシステムが、より正常に近い、厳密なコントロールを可<nobr>能</nobr>にします。この方法に関する研究を、私たちは1976年、世界に先駆けて開始し、実用化をはかったのです。<br>
　その結果、血糖自己測定は、インスリン療法を支える重要な手段であると同時に、健康人と変わらない社会生活を実現する頼もしい「助っ人」となるに至ったというわけです。<br />
　　【SMBG：Self Monitoring of Blood Glucose の略で、血糖自己測定のこと】<br />

<div class="box_cc">
<h3><span style="color: #339999; font-weight:bold; margin-top:0.5em;text-align: center; margin:0.5em 0;">血糖自己測定は、コントロール改善の強力な助っ人です</span></h3>
<div style="display: flex;flex-wrap: wrap; justify-content: center; align-items: center;">
<p style="text-align:center;">主治医の<br />B先生<br /><img src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/smbg02.gif"></p>
<img class="img_c" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/smbg04.gif"><p style="text-align:center;">２型糖尿病のA子さん<br /><img src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/smbg03.gif"><br /><ref>（中間型インスリンを１日１回注射）</ref></p>
</div>
<div style="width:80%; margin-top:0.5em;"><b>A子さん</b>：まぁ、これが私の血糖値ですか?　ずいぶん高いですねえ。<br />
<b>B先生</b>：その通りです。今後の課題は正常値との差（青色部分）をどう縮めるかですね。血糖を自己測定すると、どこを治せばいいかがはっきりしてきます。</div>
</div>

<hr size="1">
<a name="chap2"></a>
<h2>メリットがこんなにあります</h2>
　自分で血糖を測ると、いろいろなことが見えてきます。ひとつひとつの行為が血糖に及ぼす影響、病状との関係などなど、理解が深まるにつれ、治療にフィードバックする内容も充実してきます。<br>
　その結果、血糖のコントロールが一段と向上し、短期的には低血糖やケトアシドーシスなど急性の合併症の回避、長期的には網膜症や腎症など慢性合併症の発症や進展の防止など、さまざまなメリットが得られるようになります。<ul>
<a name="chap2sec1"></a>
<h3><font color="339999"><b>血糖自己測定のメリット</b></font></h3><font color="ff0066">
<img src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/smbg05.gif" align="right">
<font color="ff0066">(1) 日常生活と血糖値の相関関係が、リアルタイムでわかる<br>
(2) きめの細かい適正なコントロールができる<br>
(3) 効果的な自己注射療法（インスリン、インクレチン）ができる<br>
(4) 急性、慢性の合併症の進展を防止できる<br>
(5) 通院回数や入院を減らすことができる<br>
(6) 良好なコントロールへの意欲が増す<br>
(7) 病気に対する理解が深まり、治療への意欲がわく<br>
(8) 安全な妊娠・出産が計画的にできる<br>
(9) 日常生活の質が向上し、積極的に行動できる</font>
<br clear=all>
<hr size="1">

<!-- Separator for PageBute -->

<a name="chap3"></a>
<h2>こんな場合に有効です</h2>
　一言でいうと、血糖が不安定な人すべてに、血糖自己測定は有効です。とくに、外からのインスリン補給（インスリン療法）が必要な患者さんは、１型、２型かかわらず、欠かせません。<br>
　経口薬療法の人、あるいは食事療法だけの人でも、治療効果が上がらない場合は、原因をさぐる有力な手段となります。また、さらに厳密なコントロールをめざす患者さんにも、血糖自己測定は、数々のメリットを与えてくれるでしょう。その意味では、すべての糖尿病の人にとって、有効な手段といえます。<br>
　ただ、現在のところ、血糖自己測定が健康保険適用の対象になる方は、限られています（<a href="#chap5sec2">Ｑ＆Ａ</a>参照）。

<a name="chap3sec1"></a>

<div class="box_cc">
<div style="display: flex; justify-content: center; align-items: flex-start;">

<img class="img_l" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/smbg06.gif"><br />
<div style="margin-top:15px; padding:15px; border:0px solid #d6ffdd; background-color:#afffff; font-size: 95%; line-height:150%;">
<span style="color: #0033cc; font-size: 100%; font-weight:bold; margin-top:0.5em;text-align: left; margin:0.5em 0;">血糖自己測定がとくに有効な場合</span><br />
<font color="666666">●</font>自己注射療法をしている人<br />
　（１型糖尿病、２型糖尿病ともに）<br />
<font color="666666">●</font>妊娠時あるいは妊娠希望時<br />
<font color="666666">●</font>糖尿病以外の病気にかかった時（シックデイ）<br />
<font color="666666">●</font>ポンプ療法など、特殊なインスリン療法をしている場合<br />
<font color="666666">●</font>いつもと状態が違うと感じた時</div>
</div>
</div>

<hr size="1">

<a name="chap4"></a>
<h2>血糖自己測定の実際</h2>
<a name="chap4sec1"></a>
<h3><span style="color:#ff3399;">どう測るか</span><span style="font-size: 90%; color:#000000;">（方法、ねらい、回数）</span></h3>

<div class="box_r">
<p>
<span style="font-size:105%; color:#339999; font-weight:bold;">食事、運動、ストレスをマークせよ<br />―血糖測定のポイント―</span><br />
　血糖は、食事、運動、ストレスなどで、とくに大きく変動します。
</p>
<div style="display: flex; justify-content: center;">
<img class="img_l" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/smbg07.gif">
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/smbg08.gif">
</div>
</div>
<p>
　血糖測定を行う場合、ポイントがふたつあります。ひとつは、コントロールの状態をチェックするために、１日24時間の血糖の動きを知る必要があること。もうひとつは、血糖は、食事、運動、ストレスなどで大きく変動するため（右図）、とくにこれらの影響を中心にチェックすることです。こうした点から、食事を中心に測定ポイントを設定した基本パターン（下<nobr>表</nobr>）もあります。<br>
　しかし、患者さんが100人いれば100通りの治療法があり、それによって測定の方法も異なるため、必ずしも基本パターンにこだわらず、自分に合った方法を、主治医と相談してみつけだすことが大切です。<br>
　処方のひとつとして、大体２〜４週間を単位として実施し、得られた結果を検討・修正していく方法が一般的です。また、コントロールが悪化した場合の緊急時の対応や、インスリン量や食事量などの調整は、おおよその許容範囲と具対策を、あらかじめ主治医と決めておきます。<br>
　実際に、思わぬ低血糖やコントロールの悪化などが起きた場合は、必ずその原因を考え、その後のコントロールに生かす姿勢が大切です。こうした試行錯誤を２、３カ月も繰り返すうち、自分の血糖の傾向やコントロールの加減が、だんだんつかめてくるものです。</p>
<h3><span style="color:#339999; font-weight:bold;">測定ポイントの基本パターン</span></h3>
<div style="display:flex;justify-content: flex-srart;align-items: center;">
<img class="img_l" src="https://www.dm-net.co.jp/seminar/06/smbg09_ta.gif">
<img class="img_r" src="https://www.dm-net.co.jp/seminar/06/smbg09.gif">
</div>

<a name="chap4sec2"></a>
<h3><span style="color:#ff3399;">どう生かすか</span><span style="font-size: 90%;color:#000000;">（記録、フィードバック）</span></h3>

　血糖自己測定のデータはそのつど記録し、通院時に主治医と検討します。主治医は、そのデータと、通院時に測定した HbA1c検査（過去１〜２カ月の平均血糖値と相関する検査値）などの結果を、総合的に判断して今後の方針を決め、治療法の修正の指示や次の目標を設定したりします。<ul>

<h3><span style="color:#339999; font-weight:bold;">あなたのコントロールをチェックしてみましょう<br />
―コントロールの目安と評価―</span></h3>
　コントロールの目標値は、患者さんひとりひとり違います。ここに示すのは一般的にみた目安です。これを努力目標としてがんばってみましょう。
<br>
<img style="margin:0.8em 0em 0.8em 0em;" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/smbg2013-1.gif">
<ref>日本糖尿病学会「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン2013」より一部改編</ref>
<a name="chap4sec3"></a>
<h3><span style="color:#ff3399;">何で測るか</span><span style="font-size: 90%;color:#000000;">（測定器の進歩と特徴）</span></h3>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/smbg14.gif">

　血糖自己測定が在宅で簡単にできる簡易測定器の、最近の進歩はめざましく、小型で軽量で、操作も簡便な、使いやすい機種がいろいろ出ています。種類を大別すると、次のふたつに分けられます。<br>
　採取した血液のぶどう糖の量を、試験紙に付けたぶどう糖酸化酵素に反応させ、結果を電流で測るタイプ（電極法）と、試験紙の色の変化で測るタイプ（試験紙法）です。<br>
　いずれのタイプも、採血量が少なくてすみ、測定時間が短い、血液の拭き取りが不要（あるいは簡単）、操作がワンタッチなど、使いやすさや測定精度を追及した、さまざまな特徴を備えています。<br>
　こうした技術革新が、血糖自己測定を容易なものに変え、子供や高齢者でも容易に操作できるようになってきました。
<br clear=all>
<hr size="1">

<!-- Separator for PageBute -->


<a name="chap5"></a>

<h2>Q&A</h2>
<a name="chap5sec1"></a>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/smbg15.gif">
<h3>Ｑ. 尿糖測定と血糖測定の違いは?</h3>
<font color="ff0088"><b>Ａ. </b></font> 血糖測定が、血液から直接、血糖値を測定するのに対し、尿糖測定は、尿に浸した試験紙の色の変わり具合で、高血糖かどうかを判断するもので、血糖値を間接的に推定する方法といえます。尿糖測定は、採血の苦痛がない点がメリットですが、反面、尿糖は血糖値が約160〜180mg/dL（個人差がある）を超えないと出ないため、それ以下の場合に、すべて陰性となってしまう問題点があります。<br>
　この点を克服したのがデジタル尿糖計（kkタニタ）です。０〜2000mg/dLまでの尿糖量が示されるため、食事、運動、治療薬の効果の判定に役立ちます。境界型を含め軽症の糖尿病のコントロールにはお勧めです。<br clear=all>
<a name="chap5sec2"></a>
<h3>Ｑ. より正確に測定するコツは？</h3>
<font color="ff0088"><b>Ａ. </b></font> 決められている測定方法を守ることが大切です。よくあるミスポイントとして、試験紙の保管期限や保管状態が守られていない、採血前に手を洗っていない（または手が乾いていない）、測定に必要な量の血液を採血できていない、極端に寒い（または暑い）場所で使用している、などが挙げられます。試験紙の保管方法や測定に必要な採血量、使用可能な環境温度などは、測定器ごとに異なりますので、ご使用前に確認してください。なお、もし測定結果に疑問があれば医師・医療スタッフに尋ねてください。
<a name="chap5sec3"></a>
<h3>Ｑ. 血糖自己測定に健保はききますか?</h3>
<font color="ff0088"><b>Ａ. </b></font> インスリン等の自己注射療法をされている患者さんは、医師が指示した１日の測定回数に応じて、必要な枚数の試験紙が保険で給付されます。また、測定に必要な簡易測定器や穿刺針、穿刺器具なども給付の対象です。<br>
　自己注射療法をしていない患者さんも、病状によっては年に１度、健保が適用されます。いつどのように導入するのがよいのかについては、主治医のアドバイスに従ってください。<br>
　なお、保険でカバーされる部分以外の自己負担金額は、確定申告時に医療費控除の対象となります（詳しくは税務署にご相談ください）。
<hr size="1">
<a name="chap6"></a>
<h2>効果バツグンの5つの提案</h2>
<a name="chap6sec1"></a>
<h3>(1) 採血は、おなかや二の腕が痛くない</h3>
　採血は、よく指先からしますが、少しでも痛みを減らしたい場合は、指先より痛点の少ない手掌（たなごころの部分）、上腕外側部、腹壁などをお試しください。<br>
<a name="chap6sec2"></a>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/smbg16.gif">
<h3>(2) メモ魔になる</h3>
　血糖値を記録するだけでなく、気付いたことは何でもメモしておきましょう。メモは、コントロール改善のためのヒントの宝庫です。
<a name="chap6sec3"></a>
<h3>(3) 先手必勝、低血糖</h3>
　理想的な血糖値をめざすほど、低血糖との闘いになります。低血糖になる前に、自己測定で早期発見、早期対応で、ナイスコントロール。
<a name="chap6sec4"></a>
<h3>(4) 食前・食後、セットで測定を</h3>
　HbA1cを下げるには、食後の高血糖をいかに抑えるかがポイントです。食前だけでなく食後もセットで測定し、コントロールすることがコツ。<br clear="all">
<a name="chap6sec5"></a>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/06/smbg17.gif">
<h3>(5) 測定機器はきれいに、過保護に</h3>
　精密機器はデリケート。血液の汚れ、小さなほこりが故障の原因になります。使用後は清潔に。持ち運びは専用の袋やケースに入れましょう。<br /><br />]]>
        <![CDATA[<ul class="clearfix">
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/002/2-3.php" target="_blank">2-3. 糖尿病の診断基準</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/004/4-1.php" target="_blank">4-1. 糖尿病の検査</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/004/4-2.php" target="_blank">4-2. 血糖値と尿糖</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/004/4-3.php" target="_blank">4-3. HbA1c</a></li>
<!--<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/004/4-4.php" target="_blank">4-4. グリコアルブミン（GA）</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/004/4-5.php" target="_blank">4-5. 1,5-AG</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/004/4-6.php" target="_blank">4-6. 体重、血圧、血清脂質</a></li>
--></ul>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>1. 糖尿病とは「基礎編」</title>
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    <published>2006-05-16T10:52:19Z</published>
    <updated>2020-08-07T01:11:37Z</updated>
    
    <summary> 監修 東北大学名誉教授　後藤由夫先生 編集 HDCアトラスクリニック 院長　鈴...</summary>
    <author>
        <name>Terahata</name>
        <uri>http://www.dm-net.co.jp/</uri>
    </author>
    
        <category term="01. 糖尿病とは「基礎編」" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.dm-net.co.jp/seminar/">
        <![CDATA[<div class="clearfix" style="padding:0 40px;font-weight:bold;">
<p style="float:left;margin:0 40px 20px 0;">
<img src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/01/kiso01.gif" width="103" height="189" alt="" border="0" />
</p>


<p>
監修<br />
東北大学名誉教授　後藤由夫先生
</p>
<p>
編集<br />
HDCアトラスクリニック 院長　鈴木吉彦先生
</p>

</div>

<div class="seminar-top-index">
<p class="level-1"><a href="#chap01">糖尿病の人口と病気の特徴</a></p>
<p class="level-1"><a href="#chap02">糖尿病の誘因</a></p>
<p class="level-1"><a href="#chap03">インスリンの作用が不足し血糖値が上がります</p>

<p class="level-2"><a href="#chap03sec1">炭水化物をエネルギーとして利用する仕組み</a></p>

<p class="level-1"><a href="/seminar/01/index_2.php#chap04">糖尿病はコントロールする病気です</a></p>
<p class="level-1"><a href="/seminar/01/index_2.php#chap05">糖尿病の症状はあまりあてになりません</a></p>
<p class="level-1"><a href="/seminar/01/index_2.php#chap06">放置すると血管や神経が冒されます</a>

<p class="level-2"><a href="/seminar/01/index_2.php#chap06sec1">神経障害</a></li>
<p class="level-2"><a href="/seminar/01/index_2.php#chap06sec2">網膜症</a></li>
<p class="level-2"><a href="/seminar/01/index_2.php#chap06sec3">腎症</a></li>
<p class="level-2"><a href="/seminar/01/index_2.php#chap06sec4">その他</a></li>

<p class="level-1"><a href="/seminar/01/index_3.php#chap07">糖尿病のタイプ</a>

<p class="level-2"><a href="/seminar/01/index_3.php#chap07sec1">インスリン作用不足の原因による分類</a>

<p class="level-3"><a href="/seminar/01/index_3.php#chap07sec1a">１型糖尿病</a></p>
<p class="level-3"><a href="/seminar/01/index_3.php#chap07sec1b">２型糖尿病</a></p>

<p class="level-2"><a href="/seminar/01/index_3.php#chap07sec2">インスリン作用不足の程度による分類</a>

<p class="level-3"><a href="/seminar/01/index_3.php#chap07sec2a">生存のためインスリン治療が必要な状態</a></p>
<p class="level-3"><a href="/seminar/01/index_3.php#chap07sec2b">高血糖是正にインスリン治療が必要な状態</a></p>
<p class="level-3"><a href="/seminar/01/index_3.php#chap07sec2c">インスリン治療が必要ない状態</a></p>

<p class="level-1"><a href="/seminar/01/index_3.php#chap08">糖尿病と診断される時</a>

<p class="level-2"><a href="/seminar/01/index_3.php#chap08sec1">75gブドウ糖負荷試験</a></p>

<p class="level-1"><a href="/seminar/01/index_4.php#chap09">糖尿病の治療</a>

<p class="level-2"><a href="/seminar/01/index_4.php#chap09sec1">食事療法</a></p>
<p class="level-2"><a href="/seminar/01/index_4.php#chap09sec2">運動療法</a></p>
<p class="level-2"><a href="/seminar/01/index_4.php#chap09sec3">薬物療法</a></p>

<p class="level-1"><a href="/seminar/01/index_4.php#chap10">治療の成績を知る指標</a>

<p class="level-2"><a href="/seminar/01/index_4.php#chap10sec1">血糖値</a></p>
<p class="level-2"><a href="/seminar/01/index_4.php#chap10sec2">ヘモグロビンA1c (HbA1c)</a></p>
<p class="level-2"><a href="/seminar/01/index_4.php#chap10sec3">その他の指標</a></p>

<p class="level-1"><a href="/seminar/01/index_4.php#chap11">糖尿病は自己管理が大切な病気です</a></p>
<p class="level-1"><a href="/seminar/01/index_4.php#chap12">Ｑ＆Ａ</a>

<p class="level-2"><a href="/seminar/01/index_4.php#chap12sec1">尿糖が出ていると糖尿病なのでしょうか？</a></p>
<p class="level-2"><a href="/seminar/01/index_4.php#chap12sec2">薬を使い始めると糖尿病は重症なのでしょうか？</a></p>

</div>

<hr>

<a id="chap01" name="chap01"></a>
<h2>糖尿病の人口と病気の特徴</h2>
　厚生労働省の調査によると国内の糖尿病患者数は約1,000万人と推定されています（2016年国民健康・栄養調査）。ところが同じ調査で、その患者さんのうち治療を受けているの76.6％と報告されています。つまり、糖尿病であることに気付かないでいる人や、気付いていても治療をしないでいる人が、少なくないことがわかります。<br>
　糖尿病は自覚症状が少ないためにこのような状況となっているのですが、治療しないでいると、やがて全身にさまざまな障害を起こすのがこの病気の特徴であり、恐ろしい点です。
<hr>
<a id="chap02" name="chap02"></a>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/01/kiso21_r.gif">
<h2>糖尿病の誘因</h2>
　糖尿病は加齢のほか日常の生活習慣が誘因となって発病するので、「生活習慣病」といわれています。そして、糖尿病の患者数は年々増え続けています。その理由は、現代社会そのものが糖尿病を増やす生活習慣を生みやす造にあるからです。食べすぎ、運動不足、ストレス、アルコールの飲みすぎなど、どれをとっても現在増え続けている事柄で、外食産業の隆盛や自動車社会の繁栄、肥満の増加、ストレス社会など、糖尿病を招きやすい条件はたくさんそろっています。<br>
　また、これらの生活習慣にかかわる誘因とともに、糖尿病の発病には遺伝的な素因も深く関係しているため、血縁者に糖尿病の人がいる場合にはとくに注意が必要です。なお、加齢や生活習慣とは関係なく発病するタイプの糖尿病もあります（「<a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/01/index_3.php#chap07">糖尿病のタイプ</a>」の項参照）。<br clear="all">
<hr>
<a id="chap03" name="chap03"></a>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/01/kiso22.gif">
<h2>インスリンの作用が不足し<br>血糖値が上がります</h2>
　インスリンは膵<font size="-3">〈すい〉</font>臓で作り出されるホルモンで、細胞が血液の中からブドウ糖を取り込んでエネルギーとして利用するのを助ける働きをしています。インスリンの作用が不足すると、ブドウ糖を利用できなくなり、血液中のブドウ糖濃度「血糖値」が高くなります。これを高血糖といい、この状態が継続するのが糖尿病です。<br>
　インスリンの作用不足には、膵臓のインスリンを作る出す（インスリン分泌）能力が低下してしまうことと、インスリンに対する細胞の感受性が悪くなることの二つの原因があります。<br clear="all">

<a id="chap03sec1" name="chap03sec1"></a>
<div class="column">
<div class="column_title">炭水化物をエネルギーとして利用する仕組み</div>
<p style="font-size:95%;">　私たちは、食べ物を消化・吸収することで、生命を維持し活動するためのエネルギーを得ています。食物中の栄養素には、炭水化物、脂質、たんぱく質があり三大栄養素と呼ばれていますが、エネルギー源として最もよく使われるのが炭水化物です。<br>
　炭水化物は、消化・吸収されブドウ糖となって肝臓へ送られます。そのうちの一部は脳や筋肉で利用され、残りのブドウ糖は肝臓内にグリコーゲンとして蓄えられます（さらに余った分は脂肪になります）。<br>
　身体活動で血液中のブドウ糖を消費すると、グリコーゲンが分解されて再びブドウ糖となって血液中に放出されます。このようにして、活動のためのエネルギーが常に維持され、血糖値は一定の範囲内の変動におさまっているのです。</p></div>
<hr>

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<a name="chap04"></a>
<h2>糖尿病はコントロールする病気です</h2>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/01/kiso02.gif">
　糖尿病による高血糖状態は、医師の指導を受け、きちんとした治療を守れば、確実によくすることができます。しかし、インスリンの作用が不足している状態は、加齢や長年の生活習慣の結果として起きたものですから、多くの場合なかなか元に戻すことはできません。つまり、治療によって一時的に血糖値が下がっても、治療を続け生活を正していなければ、血糖値はすぐまた高くなってしまいます。<br>
　血糖値を下げてできるだけ健康な人と同じくらいに保とうとすることを、「血糖をコントロールする」といいます。糖尿病の人も血糖コントロールを続けていけば、高血糖によって起こるさまざまな病気（合併症）を防ぐことができます。寿命も健康な人と変わりません。<br>
　しかし血糖コントロールを守らないと、合併症は知らず知らずのうちに進行します。そして合併症は一度発症してしまうと一般に治療は難しく、進行を抑えることが治療の主な目的となってしまいます。気付いたときにはもう取り返しのつかない状態になっていた、という患者さんは少なくありません。<br>
　一生油断は許されないという意味で、糖尿病は「治る」とか「治らない」といった表現をあまり用いずに、「しっかり治療をしていれば、一生治ったと同じ状態を保てる病気」と表現することが多いようです。<br clear="all">
<hr>
<a name="chap05"></a>
<h2>糖尿病の症状はあまりあてになりません</h2>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/01/kiso03.gif">
　糖尿病の症状は気付きにくく、多少血糖値が高いくらいでは全く症状のない人がほとんどです。しかし、その程度の高血糖でも合併症は着実に発症・進行していきます。「症状がないから大丈夫」なのではなく、症状があれば血糖値はかなり高くなっているということです。<br>
　高血糖がひどくなると初めて、のどが渇く、お小水が多い、トイレが近くなる、体がかゆい、できものができやすい、傷が治りにくい、足がつる、だるい、疲れやすい、物覚えが悪い、集中しない、眠い、お腹がすく、食べてもやせる、といった症状が現れてきます。さらに、血糖値がきわめて高い状態では、昏睡に陥ることがあります。<br clear="all">
<hr>
<a name="chap06"></a>
<h2>放置すると血管や神経が冒されます</h2>
　自覚症状がないからと糖尿病を放置していると、高血糖は全身のさなざまな臓器を障害します。とくに冒されやすいのは、神経と血管を中心とした臓器で、神経障害、眼球の網膜に出血する網膜症、腎臓の機能が低下する腎症の三つが起こりやすく、これを三大合併症と呼んでいます。<br>
<a name="chap06sec1"></a>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/01/kiso04.gif">
<h3>神経障害</h3>
　全身の神経の働きが鈍り、さまざまな症状が現れます。主な症状は、足先や手先がしびれる、麻痺した感じがする、痛い、足が冷たい・ほてる、力がぬける、勃起障害（ＥＤ）、生理が乱れてくる、閉経が早い、便秘・下痢になりやすい、たちくらみがする、額や顔に汗をかきやすい、などです。<br clear="all">
<a name="chap06sec2"></a>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/01/kiso05.gif">
<h3>網膜症</h3>
　糖尿病による網膜症は成人後の失明の主要原因の一つです。症状は、視力が落ちる、物がゆがんで見える、目の前にひもや点が見える、視野が欠けるなどですが、高度の視覚障害に至る直前まで症状がないことも少なくありません。<br clear="all">
<a name="chap06sec3"></a>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/01/kiso06.gif">
<h3>腎症</h3>
　腎臓の働きが低下してくると、だるい、疲れる、足がむくむ、貧血になる、吐き気がする、息苦しいなどの症状が現れますが、これらの症状が現れたときには腎機能はかなり低下していて、人工透析を受けないと生命を維持できない状態も近いといえます。年間１万人以上が、糖尿病による腎症が原因で人工透析を始めており、人工透析が必要になる原因の第一位を占めています。<br><a name="chap06sec4"></a>
<h3>その他</h3>
　足の壊疽<font size="-3">〈えそ〉</font>も合併症の一つで、足を切断しなければならないこともあります。また、動脈硬化から心筋梗塞や脳梗塞の危険性も高くなりますし、感染症にかかりやすい、虫歯・歯周病や足の水虫になりやすいなど、糖尿病は全身の至るところに影響を及ぼします。<br clear="all">
<blockquote>
<div class="column">
<div class="column_title">ここまでの話を整理しましょう</div>

<div style="padding:1em; border:2px solid #8cff68; background-color:#ffffff;"><b><font color="ff0066">なぜ糖尿病を治療するのか？</font>・・・糖尿病であっても、健康な人と同じ寿命を全うし、健康な人と変わらない日常生活の質（ＱＯＬ）を維持するためです。</b></div>

<div style="font-size:130%;text-align: center;font-weight:bold;color:#00aa00;">↓↓</div>

<div style="padding:1em; border:2px solid #8cff68; background-color:#ffffff;"><b><font color="ff0066">それにはどうすれば良いか？</font>・・・合併症が起きないようにする、たとえ起きたとしても、その進行を防ぐことです。</b></div>

<div style="font-size:130%;text-align: center;font-weight:bold;color:#00aa00;">↓↓</div>

<div style="padding:1em; border:2px solid #8cff68; background-color:#ffffff;"><b><font color="ff0066">合併症を防ぐ方法は？</font>・・・糖尿病をしっかりコントロールしていけば良いのです。</b></div>
</div>
</blockquote>
<hr>

<!-- Separator for PageBute -->

<a name="chap07"></a>
<h2>糖尿病のタイプ</h2>
<a name="chap07sec1"></a>
<h3>インスリン作用不足の原因による分類</h3>

<h4>１型糖尿病</h4><a name="chap07sec1a"></a>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/01/kiso41.gif">
　膵臓のインスリンを作り出す細胞（β細胞）が破壊されてしまい、インスリン分泌がほぼゼロになってしまうタイプです。自己免疫疾患（本来は体外からからだに侵入しようとする病原菌などを無力化するための免疫機<nobr>能</nobr>が、自分のからだに対して作用してしまうこと）や、ウイルス感染などにより、突発的に発病することがほとんどです。小児や若年層に多く発病しますが、成人後や高齢者でも徐々にβ細胞が破壊されてくることがあります。<br />

<h4>２型糖尿病</h4><a name="chap07sec1b"></a>
　インスリン分泌が低下はしているもののゼロではなく、いくらかは分泌されているタイプです。インスリン抵抗性（細胞のインスリン感受性が低下した状態）により、作用が不足しているケースもあります。日本では圧倒的に２型糖尿病が多く、生活習慣病と呼ばれる糖尿病はこのタイプの糖尿病です。<br>
　なお、この二つのタイプ以外に、「特定の原因によるその他の型の糖尿病」、「妊娠糖尿病」があります。

<h3>インスリン作用不足の程度による分類</h3><a name="chap07sec2"></a>

<h4>生存のためインスリン治療が必要な状態</h4><a name="chap07sec2a"></a>
　インスリン分泌が絶対的に不足し、体外からのインスリン補給（インスリン治療）が欠かせない状態です。<br />

<h4>高血糖是正にインスリン治療が必要な状態</h4><a name="chap07sec2b"></a>
　生存のためにインスリン治療が欠かせないわけではありませんが、ほかの治療法では血糖値が十分に下がらず、血糖コントロールのためにインスリン治療が必要な状態です。<br />

<h4>インスリン治療が必要ない状態</h4><a name="chap07sec2c"></a>
　食事療法や運動療法、飲み薬による治療で血糖コントロールが可能な状態です。<br />
　２型糖尿病の多くは後者の二ついずれかに該当します。
<hr>
<a name="chap08"></a>
<h2>糖尿病と診断される時</h2>
　糖尿病かどうかは、高血糖が慢性的に続いているかどうかを確認して診断します。ただし、血糖値は食事などの影響で大きく変化しますので、以前は血糖検査を繰り返し行って糖尿病と診断していました。しかし最近、HbA1c（「<a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/01/index_4.php#chap10sec1">治療の成績を知る指標</a>」の項参照）という血糖状態を過去にさかのぼって調べられる検査を組みあわせることで、１回の検査で診断できるように改められました。<br />
　具体的には、採血検査で下の四つのいずれかに該当した場合、その時点の血糖レベルを「糖尿病型」と判定します。そして、血糖値とHbA1cのいずれもが糖尿病型なら、糖尿病だと診断が確定します。<br>
　ただ、血糖値かHbA1cのどちらか一方のみが糖尿病型の場合などでは、日を改めて再検査することもあります。<br />

<div class="column">
<div style="margin: 0 0 15px 0;font-size:120%;text-align: center;font-weight:bold;color:#9A4E6A;">「糖尿病型」と判定される検査結果</div>

(1) 随時血糖値が 200mg/dL以上<br>
(2) 空腹時血糖値が 126mg/dL以上<br>
(3) 75gブドウ糖負荷試験<sup><font size="1">※</font></sup>で２時間値が200mg/dL以上<br>
(4) HbA1cが6.5％以上（HbA1cについては「<a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/01/index_4.php#chap10sec1">治療の成績を知る指標</a>」の項参照）</div>
<br />
<a name="chap08sec1"></a>
<b>※75gブドウ糖負荷試験</b><br>
　75gのブドウ糖を飲み、時間を追いながら血糖値を調べる検査です。血糖値の変動から、糖尿病型なのか、正常型なのか、あるいはその境界型なのか、パターンが示されます。<br>
　境界型の人は、今は大丈夫でも糖尿病を発病する可能性が高く、また、糖尿病の患者さんと同じくらい動脈硬化が進みやすいので、ふだんの食事や運動に気をつけるとともに、定期的に検査を受けるようにしましょう。正常型でも、空腹時血糖が100mg/dL以上、または1時間値が180mg/dL以上の場合も同様です。<br clear="all">
<h5>ブドウ糖経口負荷試験</h5>
<p style="font-size: 80%;">一般には75gのブドウ糖を飲んで、１時間後、２時間後に採血をし、その時の血糖値から病気を診断しようとする検査です</p><br clear="all">

<div style="display:flex;flex-wrap: wrap; justify-content: center;align-items: center;"><img src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/01/kiso08.gif"><img src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/01/kiso31.gif"><img src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/01/kiso24.gif"></div>
<hr>

<!-- Separator for PageBute -->

<a name="chap09"></a>
<h2>糖尿病の治療</h2>
　糖尿病の治療は、合併症の発症・進行を<nobr>予防</nobr>するために高血糖を是正すること、つまり血糖コントロールがすべての基本となります。血糖コントロールの手段は、食事療法、運動療法、薬物療法の三つが柱となります。<br>
<a name="chap09sec1"></a>
<h3>食事療法</h3>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/01/kiso42_r.gif">
　糖尿病なら、食事療法は絶対に必要です。食事で余分なエネルギーをとってしまうと、それを処理するのは大変だからです。適切なエネルギー摂取量に抑えるほうが、血糖コントロールをより楽に行えます。実際、食事が乱れていれば、ほかの治療法の効果はあまり反映されません。その意味でも、食事療法は糖尿病治療の根幹となる治療法です。２型糖尿病の場合、厳格に食事療法を守るのであれば、７割以上の患者さんがそれだけでコントロールが可能です。<br>
　具体的には病院で栄養士から指導を受けたり、講習会に参加するなどして、栄養バランスのとれた食事の仕方を覚えるようにします。「糖尿病食事療法のための食品交換表」を利用するのが標準的な方法です。<br>
　最近では、糖尿病の治療に配慮されたレトルト食品、カロリー計算された食事・食材の宅配、栄養計算が簡単にできるＰＣやスマートフォンのソフトなどが出ています。
<br clear="all">
<a name="chap09sec2"></a>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/01/kiso09.gif">
<h3>運動療法</h3>
　運動で体内に余分に溜まったエネルギーを消費すると血糖値は下がります。また、インスリンの細胞レベルでの働きが高まり（インスリン感受性が高くなり）、血糖コントロールがしやすくなります。さらに、血行がよくなる、ストレスが解消される、皮下脂肪が減る、骨格筋が増える、生活の活動度が高まるなど、多くの効果を得られます。<br>
　運度の種類は、日常できるものならどんな運動でもかまいませんが、できるだけ全身を動かすものが勧められます。それまであまり運動をしていなかった場合には、次第に強い運動に移るようにしてください。週末だけに集中して運動するといった方法よりも、できれば毎日行できる運動を選びましょう。それには「歩くこと」が最も勧められます。<br clear="all">
<a name="chap09sec3"></a>
<h3>薬物療法</h3>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/01/kiso10_r.gif">
　食事療法と運動療法だけではコントロールがうまくできない時、薬物療法を追加します。経口血糖降下薬（飲み薬）を用いる内服療法と、インスリンなどを注射で補充する自己注射療法との、二つがあります。<br>
　経口血糖降下薬は膵臓からのインスリン分泌を増やしたり、細胞のインスリン感受性を高めたりして、血糖値を下げます。インスリン療法は直接体外から補充したインスリンが、血糖降下を助けます。どの薬物療法をいつから始めるかは、患者さんそれぞれの糖尿病のタイプや病状、合併症の進行具合など、さまざまな要因を総合して決められます。<br clear="all">
<hr>
<a name="chap10"></a>
<h2>治療の成績を知る指標</h2>
　糖尿病は自覚症状に乏しい病気なので、治療がうまくいっているかどうかは検査を受けなければわかりません。血糖コントロールの具合を確かめるためには、次のような指標が用いられます。
<a name="chap10sec1"></a>
<h3>血糖値</h3>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/01/kiso26_r.gif">
　血液中のブドウ糖濃度のことで、血液１デシリットルあたりのブドウ糖の量をミリグラムで表します。健康な人の早朝の空腹時の血糖値は100mg/dL以下で、食後でも140mg/dLを超えることはあまりありません。糖尿病の人も、なるべくこの値に近づけることを目標に治療します。
<a name="chap10sec2"></a>
<h3>ヘモグロビンA1c(HbA1c)</h3>
　赤血球の中にあるヘモグロビン（血色素）のうち、ブドウ糖と結合している特殊なヘモグロビン（グリコヘモグロビン）の割合をパーセントで表した指標です。過去１〜２カ月間の血糖コントロールとよく関係し、ヘモグロビンＡ1c（HbA1c）が高ければ、その時点の血糖値が正常だとしても、１〜２カ月間は血糖値が高い状態が続いていたことになります。<br>
　健康な人のHbA1cは4.6〜6.2％です。糖尿病でも、低血糖（血糖値の上下動と薬の効果が噛み合わず血糖値が異常に低くなる状態）を起こさずHbA1cを７％未満に維持できれば、合併症が起きにくいことがわかっています。<br clear="all">
<a name="chap10sec3"></a>
<h3>その他の指標</h3>
　このほかグリコアルブミンや1,5-アンヒドログルシトールといった指標があり、それぞれ多少意味あいは違います。また、糖尿病は高血圧や脂質異常症（高脂血症）も合併しやすいので、血糖コントロールの指標以外に、血圧やコレステロール、中性脂肪なども定期的にチェックしておいたほうがよいでしょう。
<hr>
<a name="chap11"></a>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/01/kiso11.gif">
<h2>糖尿病は<br>自己管理が大切な病気です</h2>
　糖尿病では中途半端な知識や治療は、逆に怖い結果につながります。しっかりした指導を受け、正しい治療を気長に続けることが大切です。そして、糖尿病は自分をいかに強く制していけるか、克己心が必要な病気といえます。自分自身のために日々の自己管理を絶やさず、意志を強くもってがんばりましょう。<br clear="all">
<hr>
<a name="chap12"></a>

<div class="column">
<div style="padding-left:15px; padding-bottom:5px; font-size:180%; text-align:left; font-weight:bold; color:#ffffff; background-color:#ff9999;">Ｑ<span style="font-size:80%;">＆</span>Ａ</div>

<h3><a name="chap12sec1"></a><font size="5">Ｑ </font>尿糖が出ていると糖尿病なのでしょうか？</h3>
<font color="0066ff"><font size="5"><b>Ａ </b></font></font>糖尿病という名前から、尿に糖が出るのが糖尿病だと思い込んでいる人がいますが、これは間違いです。糖尿病でも尿糖が出ない場合もあり、尿糖が出ていても糖尿病でないこともあります。糖尿病の診断は、あくまで血糖値を中心に考えられます。<br>
　だからといって、尿糖を測る意味がないわけではありません。血糖値を知る機会がなくても、簡単に自分でチェックできるという意味では尿糖検査は大切です。自分は大丈夫と思っている人は大食した１〜２時間後に、尿をとって試験紙につけてみてください。反応があるようなら要注意。本当に健康に近い状態ならば、食後といえども尿糖は出ません。<br>
　なお、血糖値が正常なのに尿糖が出るのは「腎性糖尿」といいます。これは心配ありません。
<a name="chap12sec2"></a>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/01/kiso12.gif">
<font color="9900ff"><h3><font size="5">Ｑ </font>薬を使い始めると糖尿病は重症なのでしょうか？</h3></font>
<font color="0066ff"><font size="5"><b>Ａ </b></font></font>糖尿病の場合ほかの病気と違って、ひと口に重症とか軽症とかいうことはできません。一般には合併症をもつ患者さんほど重症度が高いと考えられます。薬物治療をしているからという理由だけでは重症とはいえません。飲み薬を飲んだりインスリン注射をしていても、血糖コントロールがよく、合併症がないのであれば、病気が重症だと考える必要はありません。</div><br clear="all">]]>
        <![CDATA[<ul class="clearfix">
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/002/2-1.php" target="_blank">2-1. 糖尿病はどんな病気？</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/002/2-3.php" target="_blank">2-3. 糖尿病の診断基準</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/002/2-4.php" target="_blank">2-4. 糖尿病のタイプ</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/003/3-1.php" target="_blank">3-1. 糖尿病の治療法</a></li>
</ul>
]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>2. 食事療法のコツ(1) ［基礎］</title>
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    <published>2006-05-16T10:33:30Z</published>
    <updated>2020-08-07T01:18:12Z</updated>
    
    <summary> 監修 東北大学名誉教授　後藤由夫先生 なぜ食事療法が必要なのでしょうか？ 食事...</summary>
    <author>
        <name>Terahata</name>
        <uri>http://www.dm-net.co.jp/</uri>
    </author>
    
        <category term="02. 食事療法のコツ(1)　基礎" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.dm-net.co.jp/seminar/">
        <![CDATA[<div class="clearfix" style="padding:0 40px;font-weight:bold;">
<p style="float:left;margin:0 40px 20px 0;">
<IMG src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/02/shok101.gif" >
</p>

<p>
監修<br />
東北大学名誉教授　後藤由夫先生
</p>

</div>

<div class="seminar-top-index">
<p class="level-1"><a href="#chap1">なぜ食事療法が必要なのでしょうか？</a></p>

<p class="level-1"><a href="#chap2">食事療法こそ最高の特効薬です</a></p>

<p class="level-1"><a href="#chap3">どこが"療法"なのでしょうか？</a></p>

<p class="level-1"><a href="#chap4">食品交換表について</a></p>

<p class="level-1"><a href="#chap5">これは簡単！よくわかる食事療法のコツ　―マスターのための６つのステップ―</a></p>

<p class="level-2"><a href="#chap5sec1">
ステップ１　あなたに必要なエネルギー量を知る</a></p>

<p class="level-2"><a href="#chap5sec2">ステップ２　尺度を知る</a></p>

<p class="level-2"><a href="#chap5sec3">ステップ３　あなたにあった栄養（単位）の配分を知る</a></p>

<p class="level-2"><a href="#chap5sec4">ステップ４　交換のルールを知る</a></p>

<p class="level-2"><a href="#chap5sec5">ステップ５　自分の食事をチェックする</a></p>

<p class="level-2"><a href="#chap5sec6">ステップ６　食べたい献立に変える</a></p>

<p class="level-1"><a href="#chap6">
食事療法Ｑ＆Ａ</a></p>

<p class="level-2"><a href="#chap6sec1">運動すれば好物のケーキを食べられますか？</a></p>

<p class="level-2"><a href="#chap6sec2">アルコールはなぜいけないのですか？</a></p>

<p class="level-2"><a href="#chap6sec3">「カーボカウント」、「糖質制限食」、「低ＧＩ食」とはどういう意味ですか？</a></p>

<p class="level-1"><a href="#chap7">食事療法の効果を高めるアドバイス</a></p>
</div>

<hr>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/02/shok102.gif">
<a name="chap1"></a>
<h2>なぜ食事療法が必要なのでしょうか？</h2>
　そのわけは、糖尿病が、食事と密接な関係にあるインスリンの、不足や欠乏から起こる病気だからです。インスリンが不足すると、食べ物を通して摂取したブドウ糖などの栄養素が利用されなくなり、体の各細胞が栄養不良になります。一方、利用されないブドウ糖はどんどん増え続け、血液中にあふれてきます。その状態が高血糖で、これを放置すると、合併症が起きてきます。<br>
　これを防ぐには、摂取する食べ物の量を調整し、各種の栄養素も不足しないよう、食事のとり方を変えねばなりません。その人に合ったエネルギー量にすることと、栄養バランスのとれた食事に切り換えること。それが食事療法です。<br clear=all>
<hr>
<a name="chap2"></a>
<h2>食事療法こそ最高の特効薬です</h2>
　食事療法は、薬を飲むわけでもなくお金もかからないため軽視されがちですが、一番効果があり、またほかの治療法の効果も助ける、もっとも基本になる重要な治療法です。<br>
　糖尿病を根治する治療法がみつかっていない現在、糖尿病治療の最大の目的は、合併症の予防におかれています。合併症は、高血糖を放置していれば、誰でも例外なく起きてくるものです。失明したり人工透析が必要になるなど、合併症が起これば、社会生活が不自由になるだけでなく、寿命も短くなります。<br>
　しかし、食事療法を確実に実行し、血糖コントロールをよい状態に保ち続ければ、合併症と無縁の生活も可能です。とくに、2型糖尿病の場合、多くの人が食事療法だけで、病状を十分に改善することができます。また、インスリン注射や飲み薬が必要な場合も、この食事療法がしっかりできていないと、その治療効果は上がりません。<br>
　この治療法は、頭で理解しても、実行しなければ意味がなく、また、続けてこそ効果があります。それには、コントロールのよい状態がいかに快適かを、自分で実感すること。それが治療を長続きさせる秘訣といえるでしょう。生半可な気持ちを捨て、自分の病気は自分で治す覚悟で、毎日食事療法に取り組むことが、糖尿病を克服する強い力となります。
<hr>
<a name="chap3"></a>
<h2>どこが"療法"なのでしょうか？</h2>
　食事療法といっても、特別な食事があるわけではありません。１日の摂取エネルギー量が決められるだけ。あとは、炭水化物、たんぱく質、脂質の三大栄養素の必要量を、バランスよくとり、ビタミンやミネラルなども、欠かさずにとることが、治療です。つまり、それまでの食事の偏りを改め、健康的な食事に変えることが目的なのです。また、この食事療法は、糖尿病でない人が、生活習慣病を予防し長生きするための健康食として利用しても、効果的です。
<hr>
<a name="chap4"></a>
<h2>食品交換表について</h2>
　食事療法で難しさを感じるのは、食品を選ぶとき、食品のもつ栄養素やエネルギー量が、各食品よって全部違うことです。その面倒な部分をわかりやすく表にしたのが、日本糖尿病学会の『糖尿病食事療法のための食品交換表』（以下、交換表と略します）です。<br>
　交換表は、ふだんよく食べられている一般的な食品について、栄養構成の点で似たもの同士を、７種類に分類（６つの表と調味料）。同じ表同士の食品なら、交換（取り替え）可能な範囲を示したものです。これを使えば、使いたい食品のエネルギー量と重量が簡単にわかり、変化に富んだ献立にすることができます。

<h3>食品の分類</h3>
<img class="img_c" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/02/02_ta_01.jpg">

<ref>〔日本糖尿病学会編・著「糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版」、13頁、<br />
　日本糖尿病協会／文光堂 2013年発行より引用改変〕</ref><br />
<ref2>日本糖尿病学会編・著「糖尿病食事療法のための食品交換表」に関する記載・記述については、一般社団法人日本糖尿病学会の引用許可を得ています。<br />
転用などを行う場合は必ず、該当する部分のデータあるいはプリントアウトを添付するなどして、同学会の引用許可を得てください。</ref2>
<br />
<br />
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/02/shok106.gif">
<P>
<b>治療法自体は少しも難しくないのですが、実践の段階で、慣れるまでちょっと根気が必要です。<br />
そこで、食事療法のポイントを、思いきって６段階に整理し、１段階ごとにマスターすれば、簡単に食事療法の方法が身につくプログラムをつくりました。<br />
<a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/02/index_2.php">次のページ</a>から、さっそく挑戦してみてください。</b><br clear="all">
<hr>

<!-- Separator for PageBute -->

<a name="chap5"></a>
<div style="display:flex;justify-content: center;align-items: center;">
<span style="margin:15px;	padding:15px 30px; border:2px solid #0046a0; background-color:#fdf7c1; font-size: 120%; font-weight:bold;
text-align: center; color:#0046a0;">
これは簡単！ よくわかる食事療法のコツ<br />
<span style="font-size: 120%;">マスターのための</span><span style="font-size: 200%; color:#ff3366;">６</span><span style="font-size: 120%;">つのステップ</span>
</span></div>
<a name="chap5sec1"></a>
<h2>ステップ１　あなたに必要なエネルギー量を知る</h2>
　血糖値の上がり過ぎを抑え、正常な状態に変えていくためには、あなたが１日に必要なエネルギー量を正確に知って、それ以上の余分なエネルギー量をとらないようにすることです。１日に必要なエネルギー量は、年齢、性、身長、体重、活動量などを考慮して医師が総合的に決め、患者さんに指示します（指示エネルギー量といいます）。算出の方法もいろいろですが、ここでは最近よく使われている、肥満指数を使った計算方法を紹介します。<br/>
<br/>

<b>身長170センチで事務職の人の場合。</b><br />
(1) まず標準体重を出す。<br />
　　身長 1.7×身長 1.7×22＝標準体重 63.5kg<br />
(2) 必要なエネルギー量（指示エネルギー量）を出す。<br />
　　標準体重×作業強度＝指示エネルギー量<br />
</b>
<br />

<a name="chap5sec1-1" /></a>

<div class="box_r">
<b><font color=000099>●身長でみるあなたの適正エネルギー</font></b><br />
<IMG src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/02/shok107.gif">
</div>

　作業強度の目安は、成人では 25〜30kcal<font size=-3>〈キロカロリー〉</font>（肥満の人と高齢者の場合は25kcal。やせている人と若い人の場合は 30kcal を目安とする）。63.5×25＝1587kcal。100 以下を四捨五入すると、1600kcal が適正な指示エネルギー量となる。<br clear="all">
<a name="chap5sec2"></a>
<h2>ステップ２　尺度を知る</h2>
 'kcal（キロカロリー）'はエネルギーの尺度ですが、交換表では80kcalを１単位として、ひとつの基準にしています。例えば、指示エネルギー量が1600kcalの人の場合、1600÷80＝20となり、１日20単位分の食品が食べられるというふうに使います。<br>
　なぜ１単位が80kcalかというと、私たちがふだんよく食べる食品の常用量が、80kcal前後のことが多いからで、この単位を使えばエネルギー量の計算がしやすく、覚えやすいという利点があるのです。<br />
　食品１単位は、例えば、御飯は小さめの茶碗半杯、食パン（6枚切り）は半枚、卵は１個、魚は切り身１枚といった具合。ただ、エネルギー量と重量は食品によって全部違うため、交換表を使って、食品ごとに１単位は何グラムなのかを確かめる必要があります。<br />
<ref2>ホームページ転載に際し「１単位に相当する各食品の重量一覧」という表を削除しました。その内容は印刷物をご覧ください。また、詳しくは「糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版」をご参照ください。</ref2>
<br />
<a name="chap5sec3-1"></a>

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<a name="chap5sec4"></a>
<h2>ステップ３　あなたにあった栄養（単位）の配分を知る</h2>
<div class="box_r">
<h3>栄養素の働き</h3>
<dl>
<dt>炭水化物</dt>
<dd>エネルギーとして使われる主要な栄養素です（正確には食物繊維を除く炭水化物＝糖質がエネルギー源です）。消化吸収されてブドウ糖となり、血液中に供給されます。食後に血糖値が上がるのはこのためです。１ｇで約４kcalのエネルギーになります。</dd>
<dt>たんぱく質</dt>
<dd>筋肉や血液となります。炭水化物や脂質の摂取量が少ないときには、エネルギーとしても使われます。炭水化物と同じく１ｇで約４kcalあります。腎臓の病気がある場合、治療のためにたんぱく質の摂取量を減らすことがあります。</dd>
<dt>脂質</dt>
<dd>エネルギーとして利用されるほか、ホルモンや細胞膜に使われる栄養素です。１ｇあたり約９kcalあるので、とり過ぎると体重が増えやすくなります。また、動脈硬化の進行が速まります。</dd>
<dt>ビタミン、ミネラル</dt>
<dd>からだの諸機能を整えます。ミネラルのうち、カルシウムは骨や歯の材料となります。</dd>
<dt>食物繊維</dt>
<dd>炭水化物のうちエネルギーにならない栄養素が食物繊維です。食物繊維は食べても血糖値が上がらないばかりか、血糖値の上昇を抑えたり、おなかの調子を整えてくれます。</dd>
</dl>
</div>
　エネルギー量の次に大事なのが、栄養のバランスです。各栄養素は右表のように、それぞれの役割があります。良好な血糖コントロールを保ちながら、健康を維持するためには、指示エネルギー量をこれらの栄養素に、過不足なくふり分けることが大切です。栄養バランスがよくないと、仮に血糖値はよくコントロールできていても、脂質異常症、慢性腎臓病、骨粗しょう症、動脈硬化などの病気が進みやすくなってしまいます。<br>
　理想的な栄養バランスとは、１日の摂取エネルギー量の50〜60％を炭水化物でとり、たんぱく質は体重１kgあたり1.0〜1.2ｇ、そして残りのエネルギー量を脂質でとるのがよいとされています。<a href="#table">下</a>に具体的を挙げますが、例えば指示エネルギー量1600kcal（指示単位20単位）で炭水化物55％の場合、表１が９単位、表２が１単位、表３が５単位、表４が1.5単位、表５が1.5単位、表６が1.2単位、調味量が0.8単位で、計20単位となります。<br>
　<a href="#table">下の表</a>は、栄養学的に計算した場合の、単位の配分表の一例です。通常は、あなたに合った単位の配分を記した「単位配分表」が医師や栄養士から渡されることが多いので、それに従って食品を組み合わせます。<br>
　配分で大事なことは、栄養のバランスが偏らないようにすること、また食事の回数は３食以上にし、単位数をなるべく均等に配分することです。朝食を抜いて、その分、夕食をたっぷりとるような配分は、血糖のコントロールを乱し、好ましくありません。また、炭水化物の割合が55％、50％の場合、たんぱく質や脂質が増え過ぎないように注意しましょう。<br clear="all">
<a name="table"></a>
<h3>１日に必要な単位配分表と、単位配分例</h3>
<img class="img_lc" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/02/shok108.gif"><br />
<br />
<ref>〔日本糖尿病学会編・著「糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版」、28〜33頁、日本糖尿病協会／文光堂 2013年発行より引用改変〕</ref>
<ref2>日本糖尿病学会編・著「糖尿病食事療法のための食品交換表」に関する記載・記述については、一般社団法人日本糖尿病学会の引用許可を得ています。<br />
転用などを行う場合は必ず、該当する部分のデータあるいはプリントアウトを添付するなどして、同学会の引用許可を得てください。</ref2><br />

<a name="chap5sec5"></a>
<h2>ステップ４　交換のルールを知る</h2>
　食事療法を守りながら、毎日の献立に楽しみや変化をつけるには、交換の可能性と限界を知ることです。<br>
　交換の原則は、同じ表の食品同士なら、自由に交換（取り替え）がきくということです。表１の御飯を、同じ表１に分類されているうどん、あるいはじゃがいもと交換したり、表３の肉のかわりに同じ表３の魚にしたりということは、まったく自由です。しかし、違う表との交換は原則としてできません。表１の御飯を、表３の肉と交換したり、表３の魚を表６の野菜と交換することは、できないのです。<br>
　砂糖やみそ、みりんなどの調味量は、１日あわせて0.8単位とします。しょうゆなど、エネルギー量が少ないため単位を計算せすに使用できるものもありますが、調味量は塩分をたくさん含んでいるものが多いので、できるだけ控え目にしましょう。<br>
　菓子などのし好食品はエネルギー量が多く、コントロールを乱しやすいので交換の対象にはなりません。例えば、御飯（表１）とフランスパン（表１）は交換できますが、御飯をあんパンなどの菓子パン（し好食品）に変えることの可否は、主治医や管理栄養士の指導を受けてください。<br />
<br />
<div class="column_title">交換できるもの、できないもの</div>
<img class="img_c" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/02/shok109.gif">
<br />
<ref2>上のイラストはホームページ転載に際し食品の重量を削除しました。食品の重量は印刷物をご覧ください。また、詳しくは「糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版」をご参照ください。</ref2><br /><br />
<a name="chap5sec6"></a>
<h2>ステップ５　自分の食事をチェックする</h2>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/02/shok110.gif">
　献立をつくる前段階として、まず今食べているもののチェックをしてみましょう。食べたものの量を全部書き出し、それを表に配分してみて、１日の単位内で収まっているか、栄養のバランスはどうかを細かくチェックしてみます。自分で食べたものを記録することで、何を何単位食べたか、何が問題かがみえてくるようになり、また交換表の使い方もわかってきます。よく使う食品の１単位の重さを書き出し、一覧表にしておくと便利です。<br />

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<a name="chap5sec7"></a>
<h2>ステップ６　食べたい献立に変える</h2>
　さて、いよいよ仕上げの段階です。最後は、すでにある献立表を使って、あなたが食べたい献立に変える方法の練習です。<a href="#chap5sec7-1">ここ</a>に20単位（1600kcal）で炭水化物55％の和風の献立表があります。この献立の昼食を、洋風の献立に変えるには、どうすればいいのでしょうか。和風の昼食の献立の構成はこうです。<br clear="all">
<ul><font color=000099><b>
(1) 御飯（３単位）<br>
(2) 豚のしょうが焼き、トマト添（2.1単位）<br>
(3) コールスローサラダ（1.2単位）<br>
(4) わかめと野菜の酢のもの（0.1単位）</b></font></ul>
　この献立の単位数は計6.4単位。これを同単位の洋風の献立に変えたい場合、例えばこんなふうに変えることができます。
<ul><font color=000099><b>
　パン（３単位）、マーガリン（0.6単位）<br>
　ロースハム、トマト添（1.6単位）<br>
　生野菜のサラダ（0.8単位）<br>
　コーヒーのさとう（0.2単位）</b></font></ul>
<center><IMG src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/02/shok111.gif"></center><p>
　では、交換の内容を具体的にみてみましょう。<br>
<b><font color="cc00ff">表１</font></b>では、(1)のごはん<u>３単位</u>分を→フランスパン３切れ（<u>３単位</u>）に（フランスパン１切れが１単位）。<br>
<b><font color="cc00ff">表３</font></b>では、(2)の豚肉のしょうが焼き<u>1.5単位</u>分を→ロースハム３枚（<u>1.5単位</u>）に。<br>
<b><font color="cc00ff">表５</font></b>では、しょうが焼き用の油<u>0.3単位</u>分と(3)のコールスローサラダのマヨネーズ<u>１単位</u>分を→パンにつけるマーガリン６g（<u>0.6単位</u>）とサラダのドレッシング大さじ１（<u>0.7単位</u>）に。<br>
<b><font color="cc00ff">表６</font></b>では、(2)のしょうが焼きの根生姜とプチトマト（２つ）、(3)のコールスローサラダの生野菜、(4)の酢の物を→プチトマト（３つ）やサラダの生野菜をあわせて計120ｇに。<br>
<b><font color="cc00ff">調味料</font></b>では、しょうが焼き用のさとう<u>0.2単位</u> （小さじ１強）を→コーヒーに（<u>0.2単位</u>）。<br>
　洋風にした場合の食品の単位数は、計6.4単位となり、和風の献立の単位数とぴったり一致します。これで、交換が可能になりました。<br>
　こうしたやり方をすれば、朝食、夕食の交換も簡単です。また、交換に馴れるにつれて、全部の献立を自分でつくることもできるようになります。これで、６ステップは終わりです。季節の変化や、みなさんの好みを取り入れた献立づくりに挑戦して、ぜひ食事療法をバラエティーに富んだおいしく楽しいものに変えてください。<p>

<a name="chap5sec7-1"></a>

<b><font color="#6600ff"> ●糖尿病20単位（1600kcal）、炭水化物55％献立例</font></b><br />
<img class="img_c" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/02/02_ta_02.png">

<br>
<div style="display:flex;justify-content: space-around;">
<div style="image_box"><b>朝食</b><br />
<img style="image_box_left" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/02/shok112.gif"></div>
<div style="image_box"><b>間食または各食事に配分</b><br />
<img style="image_box_left" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/02/shok113.gif"></div>
<div style="image_box"><b>夕食</b><br />
<img style="image_box_left" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/02/shok114.gif"></div>
</div>
<hr>

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<a name="chap6"></a>
<div class="column">
<div class="column_title">食事療法</div>
<div style="padding-left:15px; padding-bottom:5px; font-size:180%; text-align:left; font-weight:bold; color:#ffffff; background-color:#ff9999;">Ｑ<span style="font-size:80%;">＆</span>Ａ</div>
<a name="chap6sec1"></a>
<div class="column_qq"><span style="font-size: 200%;">Ｑ. </span>運動すれば好物のケーキを食べられますか？</div>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/02/shok115.gif">
<span style="color:#9966ff; font-size: 200%;font-weight:bold;">Ａ. </span>運動によるエネルギー消費は意外に少なく、食べ過ぎたからといって、それを運動で消費するのはかなり大変です。運動療法の主目的は、エネルギーを消費することではなく、インスリンの働きをよくして血糖コントロールをしやすくすることです。食事と運動は原則として交換できないと考えてください。<br>
　なお、ショートケーキ１個分（４〜５単位）を運動で消費するには、ランニングなら１時間程度、ウォーキングならさらにその２倍前後の時間を、ふだんの運動療法に追加しなければなりません。ちなみに大福は２〜３単位、ポテトチップは１袋で５単位ぐらいあります。とくにスナック菓子は、食べ始めたら途中で止まらず、全部食べてしまいがちなので、避けましょう。<br />
<a name="chap6sec2"></a>
<div class="column_qq"><span style="font-size: 200%;">Ｑ. </span>アルコールはなぜいけないのですか？</div>
<span style="color:#9966ff; font-size: 200%;font-weight:bold;">Ａ. </span>アルコールを飲み始めると、つい限度を超えて飲んでしまいがちです。おつまみのエネルギー量や塩分も問題です。またアルコールはエネルギーはあるのに栄養素ではないので、飲むために御飯を減らしたりすると、不健康にやせてくる心配もあります。結果として、血糖コントロールや合併症に悪影響を及ぼします。さらに、低血糖を起こしやすくしたり、低血糖に気付きにくくする、低血糖を長引きやすくする、という影響があります。<br>
　このようなことからアルコールはおすすめできないのですが、コントロールが安定していて、合併症や低血糖の心配がなく、２単位（例えば日本酒１合弱）を守れる意志の強さがあれば、１合程度はよいとされることもあります。<br />
<a name="chap6sec3"></a>
<div class="column_qq"><span style="font-size: 200%;">Ｑ. </span>「カーボカウント」、「糖質制限食」、「低ＧＩ食」とはどういう意味ですか？</div>
<span style="color:#9966ff; font-size: 200%;font-weight:bold;">Ａ. </span>カーボカウントとは、食後の血糖上昇を決める主要な栄養素である炭水化物（英語のカーボハイドレート。略してカーボ）の量を目安で計る（カウントする）ことです。その量にあわせてインスリン注射の単位数を調整することなどで、血糖コントロールに役立つことがあります。<br />
　糖質制限食とは、糖質（食物繊維以外の炭水化物）の摂取量を抑えて血糖値や体重を管理しようとするものです。ただし、栄養バランスが大きく偏りやすく、運動療法・薬物療法と噛み合わずに血糖値が乱れやすくなったり、合併症（腎症や動脈硬化など）の進行が速まる可能性があります。<br />
　GIとはグリセミック・インデックスの略で、ある食品を一定量食べたあとに血糖値がどれくらい高くなるかを示す指標のことです。同じエネルギー量の食品でも、低ＧＩの食品は食後血糖値の上昇が穏やかです。<br />
　このような知識や情報は糖尿病治療に役立つこともありますが、実行には食事療法の基本を十分理解していることが不可欠です。また、必ず主治医に相談してから試してください。
</div>
<br clear="all">
<hr>
<a name="chap7"></a>

<h2>食事療法の効果を高めるアドバイス</h2>
<div style="display:flex;justify-content:flex-start;align-items: center;">
<p style="color: #4b0072; font-weight:bold; line-height:1.8;">
●ゆっくりとよく噛めば、腹八分でも満腹感が得られます。<br />
●６つの<nobr>表</nobr>から満遍なくとれば、30以上の食品がとれて理想的。<br />
●魚の油（EPA）は動脈硬化を防ぎます。魚も食べるようにしましょう。<br />
●血糖の急速な上昇を防いでくれる食物繊維もたっぷりと。<br />
●間食のエネルギー量も忘れずに計算に入れましょう。<br />
●迷信や民間療法よりも自分の食事療法を信じましょう。<br />
</p>

<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/02/shok116.gif"></div>]]>
        <![CDATA[<ul class="clearfix">
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/003/3-2.php" target="_blank">3-2．健康的な食生活、それが糖尿病の食事療法</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/003/3-3.php" target="_blank">3-3．食事療法　健康的な食事のとり方</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/003/3-4.php" target="_blank">3-4．食事療法の進め方</a></li>
</ul>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>3. 運動療法のコツ(1) ［基礎］</title>
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    <published>2006-02-17T09:44:01Z</published>
    <updated>2020-08-07T01:21:33Z</updated>
    
    <summary> 監修 東北大学名誉教授　後藤由夫先生 編集 　　阿部隆三先生 　太田西ノ内病院...</summary>
    <author>
        <name>Terahata</name>
        <uri>http://www.dm-net.co.jp/</uri>
    </author>
    
        <category term="03. 運動療法のコツ(1)　基礎" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.dm-net.co.jp/seminar/">
        <![CDATA[<div class="clearfix" style="padding:0 40px;font-weight:bold;">
<p style="float:left;margin:0 40px 20px 0;">
<img src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/03/undo101.gif" />
</p>

<p>
監修<br>
東北大学名誉教授　後藤由夫先生
</p>
<p>
編集<br>
　　阿部隆三先生<br>
　太田西ノ内病院運動指導室長<br>
　　藤沼宏彰先生
</p>

</div>

<div class="seminar-top-index">

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/03/index.php#chap1">
運動療法とは</a></p>

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/03/index.php#chap2">
どんな効果が得られるのでしょうか？</a></p>

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/03/index.php#chap3">
やっていい人、いけない人</a></p>

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/03/index_2.php#chap4">
まずメディカルチェックを受けます</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/03/index_2.php#chap4sec1">
メディカルチェックの主な項目</a></p>
</ul>
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/03/index_2.php#chap5">
どんな種類の運動が効果的ですか？</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/03/index_2.php#nink">
人気の運動療法ベスト10</a></p>

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/03/index_2.php#chap6">
どの程度やるのが効果的ですか？</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/03/index_2.php#teketou">
運動中の低血糖に注意<i>！</i></a></p>

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/03/index_3.php#chap7">
効果はこう計ります</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/03/index_3.php#chap7sec1">
運動療法で消費したエネルギーの算出のしかた</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/03/index_3.php#chap7sec2">
運動種目別のエネルギー消費量</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/03/index_3.php#kouka">
患者さんの自覚症状からみた運動療法の効果</a></p>

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/03/index_3.php#chap8">
Q&A．１型糖尿病の運動には、どんな注意が必要ですか？</a></p>

</div>

<hr>
<img class="img_r"  src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/03/undo102.gif">
<a name="chap1"></a>
<h2>運動療法とは</h2>
　運動療法は、食事療法、薬物療法と並んで、糖尿病治療の有力な手段です。とくに、日本人の糖尿病の 95％ を占める、２型糖尿病の患者さんで、血糖コントロールが安定している人の場合は、食事療法とともに運動療法を行うと、血糖が下がるだけでなく、糖尿病のさまざまな症状が改善され、さらには、動脈硬化の予防、老化防止といった点でも効果があることが実証されています。<br>
　しかし、進行した合併症がある時には、運動がかえって病状を悪化させることもあります。何をどの程度行うのが効果的なのかを正しく理解し、適度な運動を上手に生活に取り入れて、糖尿病をよくし、快適な毎日に変えていきましょう。<br clear="all">
<hr>
<a name="chap2"></a>
<h2>どんな効果が得られるのでしょうか？</h2>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/03/undo103.gif">
　運動はみなさんの最大の悩みである高い血糖値を低下させると同時に、肥満の解消に大きな効果があります。また、糖尿病の患者さんがかかりやすい血管合併症などの予防や進行を抑える効果もあります。さらに、体を動かすのが楽になり、日常生活も快適になります。そうした効果を、以下にまとめてみました。<p>
<h3>(1) 血糖を下げる効果</h3>
　運動時のエネルギー源として、血中のブドウ糖（血糖）を使うため、運動すると血糖が下がり、その効果は翌日まで持続します。また、定期的に続けることで、筋肉や脂肪など各組織の細胞がもつ、ブドウ糖や脂肪をエネルギーに変える能力も一段と高まるため、その分インスリン量を節約でき、膵臓の負担を軽減できます。<br>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/03/undo104.gif">
<h3>(2) 体重を減らす効果</h3>
　運動時のエネルギー源として、脂肪（遊離脂肪酸）も使うので、運動を定期的に続けると、体重を減らすことができます。また、血液中の中性脂肪や動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを減らし、かわって動脈硬化を予防する善玉コレステロールが増えてきます。<br clear="all">
<h3>(3) 心臓や肺の働きを強化する効果<br />
(4) 血圧を下げる効果<br />
(5) 足腰など下肢の筋力を強くして、老化を予防する効果<br />
(6) 血液の循環をよくする効果<br />
(7) ストレス解消など気分転換の効果<br />
(8) 体力がついて動きが楽になるため、日常生活が快適になる効果</h3>
　などがあります。<br clear="all">
<hr>
<a name="chap3"></a>
<h2>やっていい人、いけない人</h2>
　運動は、さまざまな治療効果を高めることができる反面、病状によっては逆に高血糖や低血糖を引き起こす原因になったり、病状を悪化させてしまう場合があります。２型糖尿病で、合併症がなく血糖コントロールが安定している人や、合併症があっても程度が軽ければ、運動は大層効果があります。<br>
　しかし、糖尿病のさまざまな合併症、とくに増殖網膜症など進行性の網膜症、血清クリアチニンが高いなど進行した腎症、自律神経障害がある場合には、運動がかえって症状を悪化させることがあるので、病状が安定するまで運動はお勧めできません。また、血糖が安定していた人でも何らかの原因で血糖が高くなり、尿ケトン体の出現や、血中ケトン体の上昇が認められた時をはじめ、感染症で高熱が出るなど急性の変化があった時も、病状が落ちつくまでは運動は控えてください。<br>
　また、１型糖尿病の人、糖尿病性以外の合併症のある人、たとえば、血圧がいちじるしく高かったり、心臓や肺の病気があったり、腰や膝の関節が悪い場合なども、運動内容に注意や制限が必要ですから、主治医の判断と指示に従ってください。
<hr>

<!-- Separator for PageBute -->

<a name="chap4"></a>
<h2>まずメディカルチェックを受けます</h2>
<a name="chap4sec1"></a>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/03/undo105.gif">
　運動はよいことばかりではなく、やり方によっては逆効果になる場合があることはすでに述べました。従って、運動を始めたいと思ったら、まず、メディカルチェックを受けて、隠れた合併症はないか、運動で注意すべきことがないかを、主治医にくわしくチェックしてもらうことが大切です。チェックは、血糖、肺機能、心電図、眼底検査、尿たんぱくや関節障害の有無など（右のイラスト参照）が中心ですが、問題がある場合、その分野の専門家の診断も必要です。このほか、しびれや痛みなど、気になる症状があればそのことを話して、病状に合った適切な運動を処方してもらいます。<br clear="all">
<hr>
<a name="chap5"></a>
<h2>どんな種類の運動が効果的ですか？</h2>

　糖尿病の治療としてもっとも効果的な運動は、酸素を十分に取り入れて行う中程度の強さの運動、いわゆる有酸素運動（エアロビクス）です。エアロビクスは「酸素とともに」という意味で、酸素を<nobr>十分</nobr>に取り込み、血糖や脂肪を効率よく燃焼させることを目的とした、リズミカルな全身運動です。具体的にはウォーキング、ゆっくりめのジョギング、サイクリング、水泳などを、ある程度の強さを持続して行うものです。<br>
　有酸素運動の状態を感覚的にいうと、たとえば多少息切れはするものの、人と話しながら続けられる程度の運動ということもできます。ハアハアと息切れして会話がほとんどできないのは、運動が強すぎて酸素が十分に取り込めない状態を示し、一方、歌がうたえるくらい余裕のある状態<font size="-3"><sup>＊</sup></font>では、運動が弱すぎて治療効果が見込めません。人と会話ができる程度の運動を15分以上続けると、体の酸素消費量が増え、血糖だけでなく、脂肪もエネルギー源として使うようになるため、血糖を下げ、また、血液中の脂肪や体重も減るようになります。<br>
　そうした運動で、とくに患者さんに人気のあるのは、手軽で道具を使わずに誰でもできる速歩、散歩、体操などです（下表参照）。なお、運動の前後は、準備運動、整理体操も忘れずにしてください。<br /><br />
<img class="img_l" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/03/undo106.gif">
<span style="color:#009999; font-weight:bold; font-size:110%;">有酸素運動（エアロビクス）</span><br />
<ref>
　酸素を十分に取り入れることを目的とした全身運動で、治療としてもっともふさわしい運動（ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳など）。</ref>
<br />
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/03/undo107.gif">
<span style="color:#009999; font-weight:bold; font-size:110%;">無酸素運動（アネロビクス）</span><br />
<ref>
　動作を一気に行うタイプの運動のため、酸素の供給が追いつかず、治療としてはお勧めできない運動（短距離疾走など）。</ref>
<ref><b>＊参考文献：糖尿病教育（三村悟郎・福満昭二 監訳）</b></ref><br clear="all">
<a name="nink"></a>


<div class="image_box">
<div class="image_box_center">
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/03/undo108.gif">
<span style="color:#009999; font-weight:bold; font-size:110%;">人気の<br>運動療法ベスト10</span><br />
<br />
１	　速　歩　<br />
２	　散　歩　<br />
３	　体　操　<br />
４	　自転車　<br />
５	　踏み台昇降　<br />
６	　ジョギング　<br />
７	　ゴルフ　<br />
８	　縄跳び　<br />
９	　水　泳　<br />
10	　ソフトボール<br />
<br />
<ref>太田西ノ内病院糖尿病センター内科での調査</ref>
</div>
</div>

<hr>
<a name="chap6"></a>
<h2>どの程度やるのが効果的ですか？</h2>

　結論からいうと、先にあげた速歩やジョギングなど中程度の強さの運動を、１日に15〜60分程度、食後１〜２時間以内に、週３〜５回するというのが、療法としてはベストな方法です。<br>
　食後１〜２時間が最適というのは、血糖がもっとも高くなる時間帯だからですが、この時間でなくても、早朝や深夜、また食直後などを避ければ、いつやっても問題はありません。しかし、インスリン注射をしている人や、血糖降下薬を飲んでいる人の場合の食前の運動は、低血糖の危険があり、注意が必要です。<br>
　また、運動の効果は翌日くらいまで持続するので、毎日続ける必要はなく、体調や天候の悪い時は休んだり１日おきにしても、インスリンの効き目を高める効果は持続します。無理して毎日続けるより、長く続けることのほうがはるかに重要です。<br>
　運動を始めたら、最低15〜20分は続けることが、効果を高める秘訣です。これは、運動を始めて15分を境に、エネルギー消費の比率が、血糖中心から脂肪中心へと移行するためです。10分程度で中断する形の運動を繰り返すだけでは、たとえ１時間運動しても、エネルギー源として消費するのは血糖だけで、脂肪の消費にまでには至りません。従って、血糖は下がっても脂肪は減らないので、療法としての効果は半減します。<br />
　その人にとって、もっとも効果的な運動の強さの目安は、すでに紹介した「話す、歌う、息切れする<font size="-3"><sup>＊</sup></font>」の感覚で計る方法がありますが、もうひとつ脈拍で計る方法もあります。<br />
　もっとも効果的な運動の強さは、その人の最大の運動強度の４〜６割といわれ、これは運動中の脈拍が１分間に 100〜（180−年齢）でおさまる範囲とされています。運動開始５分後の脈拍を10秒計り、それを６倍した数値が、先の範囲を超えた場合は、療法としての限度を超え、以下の場合は、療法としての効果が低いというように判定します。それぞれのテンポをアップダウンして、運動強度を調節します。<br />
<br clear="all">
<a name="teketou"></a>
<div class="image_box">
<div class="image_box_center">
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/03/undo109.gif">
<ref><font color="#ff0066">インスリンや経口血糖降下薬などを使っている人は、</ref><b>運動中の低血糖に注意！</b></font><br />
　<ref>胸痛、強い空腹感、ふるえ、動悸、冷汗、吐き気、目のかすみなどを感じたら、すぐに運動を中止。ブドウ糖や砂糖などをとり、十分に休養します。</ref>
</div></div><br />
<hr>

<!-- Separator for PageBute -->

<a name="chap7"></a>
<a name="chap7sec1"></a>
<h2>効果はこう計ります</h2>

　効果の判定は、自覚症状とメディカルチェックの両方で判断します。自覚症状では、体調がよくなったり、動くことが楽になったという感覚がもてる時は、運動療法の効果が出てきたとみてよいでしょう（「<a href="#kouka">患者さんの自覚症状からみた運動療法の効果</a>」の項参照）。そういう場合には、血糖や尿糖、体重などにも、何らかのよい変化が出ているはずです。<br>
　逆に疲労感が残ったり、きつさや苦しさを感じたり、膝や足の一時的な筋肉の痛みなどがある場合は、不適切な部分があるはずですから、運動の中身を再検討してください。また、自分のした運動で、どの程度のエネルギー量が消費できたかを、算出する方法（右図）もありますから、それを参考にするのもよいでしょう。<br>
　運動のやり過ぎや、合併症を知らずに運動を続けていて、病気を悪化させたりすることがないように、月に１度は主治医のチェックを受け、効果の判定とアドバイスを欠かさず受けましょう。<br clear="all"><br>

<span style="color:#009999; font-weight:bold; font-size:110%;">運動療法で消費したエネルギー量の算出のしかた</span><br />
<ref>　下図から、その運動の１分間のエネルギー消費量をさがし、体重と持続時間をかければ、あなたが消費したエネルギー量が出せます。</ref>
１分間のエネルギー消費量 (kcal)<br />
　　　×<br />
あなたの体重 (kg)<br />
　　　×<br />
持続時間（分）<br />
　　　↓↓<br />
あなた消費したエネルギー消費量 (kcal)<br />
<ref>例：体重 60kg の人が散歩を30分した場合は、
0.0464×60×30＝83.52kcal となります。</ref>
<br />
<a name="chap7sec2"></a>
<span style="color:#009999; font-weight:bold; font-size:110%;">運動種目別のエネルギー消費量（単位１分間）</span><br />
<img src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/03/undo110.gif"><br />
<ref>エネルギー消費量：kcal/kg/分　日本体育協会スポーツ科学委員会資料より引用</ref>
<br />
<a name="kouka"></a>

<div class="box_l">
<span style="color:#009999; font-weight:bold; font-size:110%;">
患者さんの自覚症状からみた運動療法の効果</span>
<div style="display: flex; justify-content: flex-start;">
<p style="margin-right:3em;">体調がよくなった<br />
動くことが苦にならなくなった<br />
足腰が強くなった<br />
血糖が落ちついている<br />
体重が減った<br />
食事がおいしくなった<br />
生活に張りがでてきた<br />
その他</p>
<p style="text-align:right;">
61.1%<br />
57.9%<br />
48.4%<br />
41.1%<br />
35.8%<br />
31.6%<br />
21.1%<br />
6.4%</p>
</div>
<ref>
１日１時間、週４回、中程度の運動を行っている２型糖尿病<br />
178人の改善状況――太田西ノ内病院糖尿病センター調査</ref>
</div>

<a name="chap8"></a>
<hr size="6" color="#ff0066">
<span style="color:#009999; font-weight:bold; font-size:110%;">Q.１型糖尿病の運動には、どんな注意が必要ですか？</span><br>
<span style="color:#ff0066; font-weight:bold; font-size:110%;">A.</span>１型糖尿病は、インスリンの絶対量が足りないため、外からインスリンを補給して人為的に調整しています。ですから、運動という要素が加わると、体内のエネルギーの生産と消費の関係がさらに複雑になって、バランスがとりにくく、かえって、激しい低血糖や高血糖の原因になってしまうことがあります。従って、基本的には、治療としての運動の効果は、あまりないともいえます。ですから、強い運動の時は、血糖測定器を使って血糖の状態を、運動前、中、後とモニターし、運動の影響の傾向をよくつかんでおくことが大切です。そして、血糖測定の内容次第で、運動前のインスリン量を減らすとか、補食するなどして低血糖を予防したり、また、高血糖の時は、運動自体を中止するなど、きめ細かな注意が必要です。また、運動の影響は翌日まで残るので、その点も考慮に入れて対応してください。<br />
　ただ、お子さんの場合は、１型糖尿病だからといって、あまり運動を制限すると、心身の健全な発達を妨げることになります。体育やクラブ活動などにも、できるだけ参加させることが大切ですが、先に述べた運動時の注意のほか、血糖値や体の状態など、運動の影響のデータをある程度そろえた段階で、主治医と相談しながら、運動やコントロールのやり方を変えていくなど、細かいフォローが必要です。<br />
　１型糖尿病の運動は、治療が目的というより、むしろ、糖尿病であっても、健康な人と同じようにいろいろなことを楽しむ手段と、とらえるべきでしょう。<br />]]>
        <![CDATA[<ul class="clearfix">
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/003/3-5.php" target="_blank">3-5．運動療法でインスリンの効果を高めよう</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/003/3-6.php" target="_blank">3-6．運動療法の進め方と注意点</a></li>

</ul>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>4. 高齢者の糖尿病</title>
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    <published>2006-02-17T09:43:48Z</published>
    <updated>2020-08-07T01:24:28Z</updated>
    
    <summary> 監修 東北大学名誉教授　後藤由夫先生 編集 地方独立行政法人 東京都健康長寿医...</summary>
    <author>
        <name>Terahata</name>
        <uri>http://www.dm-net.co.jp/</uri>
    </author>
    
        <category term="04. 高齢者の糖尿病" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.dm-net.co.jp/seminar/">
        <![CDATA[<div class="clearfix" style="padding:0 40px;font-weight:bold;">
<p style="float:left;margin:0 40px 20px 0;">
<img src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04_/05-15-01.gif" border="0" />
</p>

<p>
監修<br>
東北大学名誉教授　後藤由夫先生
</p>
<p>
編集<br>
地方独立行政法人<br>
東京都健康長寿医療センター理事長　井藤英喜先生
</p>
<p style="font-weight:normal">
　このページは、高齢者（65歳以上）の糖尿病患者さん向けのものです。高齢になってから糖尿病になられた方、また、それ以前に糖尿病になられた方が老年期をむかえられた場合、どんな点に気をつけたらよいかを述べます。
</p>

</div>

<div class="seminar-top-index">
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04/index.php#chap1">高齢の糖尿病患者さんが増えています</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04/index.php#chap1sec1">高齢者の糖尿病の特徴</a></p>
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04/index_2.php#chap2">日常生活におけるケアのポイント</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04/index_2.php#chap2sec1">食事療法のポイント</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04/index_2.php#chap2sec2">運動療法のポイント</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04/index_2.php#chap2sec3">薬物療法のポイント</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04/index_2.php#chap2sec4">そのほかのポイント</a></p>
<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04/index_2.php#chap2sec4-1">加齢により増える併発症</a></p>
<p class="level-4"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04/index_2.php#chap2sec4-1-1">動脈硬化</a></p>
<p class="level-4"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04/index_2.php#chap2sec4-1-2">がん</a></p>
<p class="level-4"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04/index_2.php#chap2sec4-1-3">認知機能の低下</a></p>
<p class="level-4"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04/index_2.php#chap2sec4-1-4">転びやすく、骨折しやすい</a></p>
<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04/index_2.php#chap2sec4-2">高齢患者さんに起こりがちな非常事態</a></p>
<p class="level-4"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04/index_2.php#chap2sec4-2-1">体調を崩した時（シックデイ）</a></p>
<p class="level-4"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04/index_2.php#chap2sec4-2-2">脱水（とくに夏場）</a></p>
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04/index_3.php#chap3">高齢者糖尿病の治療の目的と目標</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04/index_3.php#chap3sec1">低血糖が危険です</a></p>
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04/index_3.php#chap4">おわりに</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04/index_3.php#chap4sec1">糖尿病のある人生を楽しむ方法</a></p>
</div>

<hr size="1">
<a name="chap1"></a>
<img class="img_r"src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04_/05-15-02.gif" align="right">
<h2>高齢の糖尿病患者さんが増えています</h2>
　糖尿病になる人数は、年齢とともに増加しますが、最近の調査では、60歳を超えると５〜６人に１人が糖尿病という、驚くべき数字です。また、加齢とともに、糖尿病性の合併症が多くなり、さらに動脈硬化などの病気も出てくるため、一人でいくつもの病気に苦しむ人が増えます。<br>
　その一方で、若い人と変わらない元気さをもつ軽度な患者さんもいるわけで、一口に高齢者の糖尿病といっても治療法は、患者さん一人一人の病状と、個人的な生活背景も考慮したきめの細かい工夫が必要です。<br />
　次項に、高齢者の糖尿病の特徴を、項目別に挙げてみました。<br />
<a name="chap1sec1"></a>


<div class="column">
<div class="column_title">高齢者の糖尿病の特徴</div>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04_/05-15-03.gif" align="right"><b>(1)</b> 糖尿病の罹病期間（糖尿病になって何年たったか）や、それまでの治療、生活様式などによる、病状・体力の個人差が大きい。<br>
<b>(2)</b> 膵臓からのインスリンの分泌と、末梢組織での効き方（インスリンの感受性）の両方が加齢とともに低下し、血糖値が高くなる。<br clear="all">
<img class="img_l"src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04_/05-15-04.gif" align="left"><b>(3)</b> 網膜症や腎症、神経障害などの糖尿病性の合併症の頻度が高くなる。また加齢とともに動脈硬化やがん、認知症になったり、日常生活動作（ADL）が低下したりしやすく、多病の人、要介護の人が増える。<br />
<b>(4)</b> 腎臓の働きが低下して、尿糖が血糖値の割に少なくなる。また、薬剤が体内に蓄積しやすくなる。<br />
<b>(5)</b> 体力・筋力が低下し、運動療法に加減が必要になりやすい。また、転倒や骨折の危険が増える。<br clear="all">
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04_/05-15-06.gif" align="right"><b>(6)</b> 低血糖が起こりやすく、かつ低血糖の特徴的な症状が現れにくくなるため、対処が遅くなりがち。<br />
<b>(7)</b> 認知機能の低下が起こりやすく、糖尿病の治療に支障が出でくる人が多くなる。<br />
<b>(8)</b> 自覚症状を「年のせい」にして見すごしたり、あきらめたり、家族へ遠慮したりと、治療への意欲が低いことがある。<br clear="all">
<img class="img_l" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04_/05-15-05.gif" align="left"><b>(9)</b> それまでの生活習慣を、なかなか変えられない。<br clear="all">
</div>

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<hr size="1">
<a name="chap2"></a>
<h2>日常生活におけるケアのポイント</h2>
　高齢者であっても基本的な治療と指標は、若い人と変わりません。ただ、それを実行する段階で、加齢による心身の変化に対する工夫が必要です。高齢者に起こりがちな、治療・生活の問題とそのケアのポイントを、次にまとめてみました。<br>
<a name="chap2sec1"></a><br>
<h3>●食事療法のポイント</h3>
<b><font color="#3399cc">　高齢者の食事療法がうまくいかない背景には、こんなことがよくあります。</font></b><br><br>
<font color="#cc66cc">★<b>よくある食事療法の問題点</b></font><br />
<b>(1)</b> し好や食習慣をなかなか変えにくい。<br>
<b>(2)</b> 調理する立場にいないため、思うような食事療法ができない。<br>
<b>(3)</b> 食品交換表が使いこなせない。<br>
<b>(4)</b> 残すのがもったいないと、つい食べ過ぎる。<br>
<b>(5)</b> 逆に、食欲がない、歯がない、義歯があわない、むせるなどのために、少量しか食べられず、カロリー不足や栄養が偏りがちになる。<br><br>
　これらの解決は、患者さん独力ではなかなか難しいので、主治医に相談して解決策を一緒に考えましょう。また、家族の協力が必要なら、主治医から伝えてもらうのも方法です。<br>
　血糖コントロールだけを考えた場合、食べる量が少ないほどよいと思われるかもしれませんが、それでは健康を維持できません。筋肉が減ったり骨が弱くなったり、感染症にかかりやすくなったりします。<br>
　とくにタンパク質が大切です。タンパク質は魚や肉、大豆・大豆製品に豊富に含まれていますが、歯が悪いなどの理由でそれらを食べられない場合、卵がよい栄養源になります。卵はコレステロールが多いために以前は「控えるように」と言われていたのですが、現在では卵を食べても必ずしもコレステロールが高くなるわけではないことがわかり、コレステロールを下げる薬が普及してきたことも関係して、「１日１個は食べたほうがよい」と言われるようになりました。<br>
<a name="chap2sec2"></a><br>
<h3>●運動療法のポイント</h3>
<img class="img_r" class="img_r"src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04_/05-15-07.gif"><b><font color="#3399cc">　高齢になると、運動が必ずしもプラスになるとは限りません。高齢者では、心肺の機能や膝<font size="-3"><font color="666666">〈ひざ〉</font></font>関節などに何らかの問題を抱えている人が少なくありません。不用意な運動の開始は、別の病気（例えば狭心症や心不全、関節炎など）を誘発しかねません。運動療法を始める前に主治医のメディカルチェック（健康診断）を受け、体力に合った範囲内で行うことが大切です。</font></b><br><br>

<font color="#cc66cc">★<b>運動療法の注意点</b></font><br />
<b>(1)</b> 胸の圧迫感や動悸<font size="-3"><font color="666666">〈どうき〉</font></font>がしたり、足腰が痛む時は運動を中止し、主治医に連絡する。<br>
<b>(2)</b> 競争になるような運動は避ける。<br>
<b>(3)</b> 何かあった時、人に声をかけられる場所で運動する。<br>
<b>(4)</b> 運動時には、ウォーミングアップ（準備体操）、クールダウン（整理体操）もれずに。<br>
<b>(5)</b> 天候や体調が悪い時は、運動を休み、無理しない。<br>
<b>(6)</b> 糖尿病の薬を使用している人は、ブドウ糖や砂糖などを携帯し、低血糖に備える。<br clear="all">

<a name="chap2sec3"></a><br>
<h3>●薬物療法のポイント</h3>
<b><font color="#3399cc">　高齢者の糖尿病薬物療法上の問題点は、次の二つです。</font></font></b><br><br>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04_/05-15-08.gif">

<font color="#cc66cc">★<b>薬物療法の問題点</b></font><br>
<b>(1)</b> 薬の排泄が遅れがちになる。<br>
<b>(2)</b> 糖尿病の薬の作用にいろいろな影響を与える可能性のある、ほかの薬をたくさん飲むことが多い。<br><br>
　加齢とともに諸機能が低下してくると、薬の代謝や排泄にも時間がかかり、薬が血中にとどまる時間が長びきます。体の中に前の薬が残っているのに次の薬が入ったりすると、低血糖が起こることがあります。そのような低血糖を避けるため、高齢者が薬物療法を始める時は、規定量より少な目から始め、様子をみながら量を加減する方法がとられます（低血糖について詳しくは『<a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/20/">シリーズＮo.20／低血糖</a>』を参照ください）。<br>
　また、病気の数が増えるほど薬の種類も増えますが、たくさんの薬を飲み合わせた場合、どんな副作用が起こるか、医師にも予測できないことがあります。患者さん自身でできる対策として、初診時には使用中の薬を必ず持参して医師に見せてください。また、新しく薬が追加された場合は自覚症状や検査値の変化に注意し、気になることがあれば早めに主治医に伝えることが大切です。<br>
<a name="chap2sec4"></a><br>

<h3>●そのほかのポイント</h3>
<b><font color="#3399cc"></font>　そのほかのポイントとして、加齢とともに増える併発症と、高齢患者さんに起こりがちな非常事態への対策を挙げます。</font></b><br>
<a name="chap2sec4-1"></a><br>

<font color="#cc66cc">★<b>加齢により増える併発症</b></font><br />
<a name="chap2sec4-1-1"></a>
<b>(1) 動脈硬化</b><br>
　糖尿病があると動脈硬化が加速され、心筋梗塞や脳梗塞が起こりやすくなります。糖尿病以外にも動脈硬化を悪化させる原因となる、高血圧、脂質異常症（LDLコレステロールや中性脂肪が高い）などがある人は、きちんと薬を飲みそれらを治療しましょう。<br>
　また、足の動脈硬化や神経障害が進んでいると難治性の壊疽<font size="-3"><font color="666666">〈えそ〉</font></font>を起こすことがあり、足を切断することにもなりかねません。糖尿病の罹病期間が長くて神経障害がある人は、足をいつも清潔に保ち傷をつけないようにしましょう。そして毎日欠かさず足をみてみましょう。<br>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04_/05-15-09.gif"><a name="chap2sec4-1-2"></a>
<b>(2) がん</b><br>
　日本人の死因のトップはがんで、糖尿病の患者さんも同じです。そして、がんになる最大の危険因子は'加齢'であり、加えて糖尿病があるとがんになりやすいこともわかっています。がんの早期発見のために、なるべくがん検診を受けるようにしましょう。<br>
　なお、「糖尿病で定期的に通院しているから、がんも早期に見つけてもらえる」と考えている患者さんもいますが、糖尿病の診察ではふつう、がんを見つける検査まで行っていません。<br>
<a name="chap2sec4-1-3"></a>
<b>(3) 認知機能の低下</b><br>
　糖尿病があると認知機能が低下しやすいことが報告されています。認知機能が低下してくると、それまできちんとできていた糖尿病治療ができなくなることがありますので（薬を正しく服用・注射できないなど）、周囲の方がそのような変化に気付いた時、例えば患者さんはきちんと服用している言っても薬が余る時などには、早めに医師に相談してください。<br>
<a name="chap2sec4-1-4"></a>
<b>(4) 転びやすく、骨折しやすい</b><br>
　転倒（ころぶこと）や骨折も、加齢と糖尿病で増えます。不適切な食事療法（摂取エネルギーが少なすぎることなど）や運動不足で筋肉量が減少すると、転倒したり骨折しやすくなります。また網膜症や神経障害、あるいは低血糖などのために転倒しやすくなることも、骨折の増加に関係しています。筋力と骨の健康を維持し、低血糖を起こさないようにしましょう。<br>
<a name="chap2sec4-2"></a><br>

<font color="#cc66cc">★<b>高齢患者さんに起こりがちな非常事態</b></font><br />
<a name="chap2sec4-2-1"></a><b>(1) 体調を崩した時</b>（シックデイ）<br>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04_/05-15-10.gif">
　風邪や下痢・脱水、ケガなど、糖尿病以外の病気になっている日を、シックデイと呼びます。高齢者の場合、ちょっとしたことで体調を崩し、シックデイになることが、若い人より多いものです。そんな時、血糖値が上昇し糖尿病昏睡になったり、逆に低血糖になることもあります。どのような病気でも大事になる前の軽症のうちに治すことが大切です。<br>
　薬物療法をしている場合は、症状にあわせてインスリンや経口薬などの量の調整が必要になってきます。調整の方法は病状や薬の種類により一律ではありません。また、ふだん食事療法だけの場合でも、病気によってはインスリンが必要になることがあります。いずれにしても、自分にあった対応を、日頃、主治医と細かく相談して決めておくことです。<br>
　シックデイでは、食べられるかどうかが重要なポイントです。食べられない場合は、入院して治療します。また、病状が改善しない場合も、早めに主治医に知らせたほうが安心です。また、具体的な対応は、患者さんだけでなくご家族も理解しておくようにしてください（シックデイについて詳しくは『<a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/">シリーズＮo.12／病気になった時の対策</a>』を参照ください）。<br>
<a name="chap2sec4-2-2"></a><b>(2) 脱水</b>（とくに夏場）<br>
　加齢とともに、体内の水分が少なくなることに加え、喉の渇き・体温や気温の上昇も感じにくくなるため、脱水が起こりやすくなります。とくに近年の夏は酷暑続きのため、室内にいても脱水、ひいては熱中症になることが少なくありません。夏季は水分をこまめにとり、また、塩分を適宜補給してください。

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<hr size="1">
<a name="chap3"></a>
<h2>高齢者糖尿病の治療の目的と目標</h2>
　糖尿病治療の目的は、「糖尿病であっても健康な人と変わらない寿命とQOL<font size="-3"><font color="666666">〈キューオーエル〉</font></font><font size="-2"><sup><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04/index_3.php#qol">※</a></sup></font>を達成すること」で、そのために血糖値や血圧、血清脂質などをコントロールしていきます。この糖尿病治療の目的を見失わないことが、高齢の患者さんの場合とくに重要です。つまり、糖尿病を治療することにより何年か先に合併症が発症・悪化するかもしれないという'将来の危険性の低下'を期待できますが、一方で治療を強化することにより'現在のQOLの低下'というマイナスの影響が生じ得ますので、そのバランスを判断する必要があります。そのマイナス面を小さくするポイントの一つは「低血糖を起こさない」ことです。<br>
<a name="qol"></a>

<ref><font color="#0066ff">※</font>QOL：クオリティー・オブ・ライフ＝生活の質。人生を享受しているか、生活に充実感があるかという水準。</ref>
<br />
<a name="chap3sec1"></a>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04_/05-15-11.gif">
<font color="#cc66cc">★<b>低血糖が危険です</b></font><br />
　高齢になると低血糖の症状がはっきり現れにくくなり、対処が遅れがちになります。また最近の研究で、夜間睡眠中に低血糖が頻発している患者さんが少なくないことがわかってきました。そして低血糖が、認知機能の低下やうつ傾向を招くことが示されていて、重度の低血糖では死亡の危険性まで高くなります。こうしたこととは反対に、低血糖の症状を認知症やうつによるものと周囲の人が思い込み、誤った対処をしているケースもあります。<br>
　このようなことから、高齢者の低血糖は極力避ける必要があり、そのためには血糖コントロールの治療目標をやや甘くしHbA1cの下限を設定することも少なくありません。最近、日本糖尿病学会と日本老年医学会が話し合って、患者さん一人一人の病態に応じた血糖コントロール目標値を定めましたので、主治医の先生によく相談してください。

<hr size="1">
<a name="chap4"></a>
<h2>おわりに</h2>
　患者さんへの意識調査によると、健康維持の体操や趣味、社会活動などを積極的にしている人ほど、病気に対する負担感が軽減する、健康に長生きできるという結果が出ています。「高齢者だから」「病気があるから」と、縮こまっているよりも、好きな趣味に没頭したり社会活動に参加するなど、積極的な生き方のほうが、よりよい人生になるということでしょう。<br>
　また、高齢であっても、前に述べた適切なコントロールの維持に努めれば、合併症の進展や低血糖を防げるだけでなく、気分も快適になって生活しやすくなるなど、精神的にもよい効果があることがわかっています。高齢であることを理由に何かとあきらめず、まだたくさんある可能性に向かって楽しく暮らしましょう。
<br /><br />
<a name="chap4sec1"></a>

<div class="column">
<div class="column_title">糖尿病のある人生を楽しむ方法</div>
<p style="color:#009999; text-align:end; font-weight:bold;">―東京都健康長寿医療センター　実施調査結果を改編―</p>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/04_/05-15-12.gif">
<b>(1)</b>　血糖のみならず、血圧や血清脂質、体重のコントロールに努め、合併症の発症を防ぐ<br />
<b>(2)</b>　積極的に身体を動かす、余暇活動を楽しむ（散歩、体操、民謡、読書、旅行、園芸、親睦会の世話役などに挑戦）<br />
<b>(3)</b></td><td>交際の輪を広げる（友人を積極的につくり、愚痴を言い合ったり助け合う）<br />
<b>(4)</b></td><td>家族や社会とのつながりを大切にする<br />
<b>(5)</b></td><td>楽天的に、前向きに、ねばり強くなるように心掛ける</div>
]]>
        <![CDATA[<ul class="clearfix">
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/002/2-2.php" target="_blank">2-2. 糖尿病人口はどれくらい？</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/005/5-11.php" target="_blank">5-11. 糖尿病の急性合併症</a></li>
</ul>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>5. インスリン療法（2型糖尿病）</title>
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    <published>2006-02-17T09:43:37Z</published>
    <updated>2020-08-07T01:28:00Z</updated>
    
    <summary> 監修 東北大学名誉教授　後藤由夫先生 編集 順天堂大学大学院教授　河盛隆造先生...</summary>
    <author>
        <name>Terahata</name>
        <uri>http://www.dm-net.co.jp/</uri>
    </author>
    
        <category term="05. インスリン療法（2型糖尿病）" />
    
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        <![CDATA[<div class="clearfix" style="padding:0 40px;font-weight:bold;">
<p style="float:left;margin:0 40px 20px 0;">
<img src="/seminar/05_2/insu01.gif" border="0" />
</p>

<p>
監修<br>
東北大学名誉教授　後藤由夫先生
</p>
<p>
編集<br>
順天堂大学大学院教授　河盛隆造先生
</p>
<p>

</div>

<div class="seminar-top-index">

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/05/index.php#chap1">インスリン療法は特殊な治療法ではありません</a></p>

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/05/index.php#chap2">インスリン療法のめざすもの</a></p>

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/05/index.php#chap3">インスリン療法の実際</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/05/index.php#chap4">こんなときには、インスリン療法</a></p>

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/05/index_2.php#chap5">これだけは知っておきたい基礎知識</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/05/index_2.php#chap5sec1">製剤の種類</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/05/index_2.php#chap5sec2">注射の方法と器具</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/05/index_2.php#chap5sec3">注射部位と吸収速度</a></p>

<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/05/index_2.php#chap5sec3-1">糖尿病のもう一つの注射薬「GLP-1受容体作動薬」とは</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/05/index_2.php#chap5sec4">血糖自己測定</a></p>

<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/05/index_2.php#chap5sec4-1">低血糖が疑われたら</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/05/index_2.php#chap5sec5">治療の目標</a></p>

<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/05/index_2.php#chap5sec5-1">インスリン療法にまつわる勘違い</a></p>

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/05/index_3.php#chap6">効果を高めるアドバイスと注意点</a></p>
</div>

      <hr size="1">
      <a name="chap1"></a>
<h2>インスリン療法は特殊な治療法ではありません</h2>
　糖尿病は、インスリンという、膵<font size="-3">〈すい〉</font>臓から分泌<font size="-3">〈ぶんぴつ〉</font>され血糖値を調節するホルモンの作用が不足して、高血糖になる病気です。この状態に対して、インスリンを注射して補い、血糖値をコントロールするのが<b>インスリン療法</b>です。<br>
　膵臓のインスリン分泌がほとんどなくなる１型糖尿病では、インスリン療法が治療の基本となり、生きるためにもそれが欠かせません。一方、２型糖尿病では、膵臓のインスリン分泌はいくらかは残っているので、インスリン療法をしなくても、すぐに命<font size="-3">〈いのち〉</font>にかかわるわけではありません。しかし、食事・運動療法や飲み薬による治療では血糖値を管理できない場合、また血糖値がとくに高い場合には、インスリン療法を行います。<br>
　２型糖尿病でも、インスリン療法が必要なことは珍しいことではありません。国内でインスリン療法を行っている約100万人の患者さんのほとんどは２型糖尿病です。インスリン療法のことを、重症の糖尿病の人のための、最後の治療手段だと悲観的にとらえたり、わずらわしそうだと敬遠する患者さんがいますが、治療が進歩し、注射器具の改良が著しい現在では、そのような考え方はあてはまりません。 
<hr size="1">

<a name="chap2"></a>
<h2>インスリン療法のめざすもの</h2>
<div class="image_box_right">
<img src="/seminar/05_2/insu02.gif"><br />
<div style="display:flex;justify-content: center;">
<h4>インスリンは、分泌のしかたで基礎分泌と<br />
追加分泌に分けて考えると、わかりやすい</h4></div>
</div>
　インスリン療法は、糖尿病のタイプや病状によって、治療の内容が異なります。<br>
　膵臓からのインスリン分泌は、24時間ほぼ一定量が出続ける<b>基礎分泌</b>、食事などの血糖値の上昇に対応してタイミングよく出る<b>追加分泌</b>に分けられます。<br>
　１型糖尿病では追加分泌も基礎分泌もほとんどなくなっていますが、２型糖尿病の場合、インスリン分泌力自体は比較的保たれていることが多いのです。しかし、分泌量が少なかったり、分泌のタイミングが悪い（食後に血糖値が上昇しても、少し間を置いてから分泌され始める）ため、高血糖になるのです。<br>
　２型糖尿病のインスリン療法は、この残っているインスリン分泌力を効率よく活用し長持ちさせ、よりよい血糖コントロールを保ち続けることが目標です。<br clear="all">
      <p><a name="chap4"></a>
<div style="display:flex;justify-content: center;">
<div class="column_s">
<div class="column_title">こんなときには、インスリン療法</div>
◇飲み薬を服用しているのに血糖コントロールがよくない<br />
◇薬の副作用・相互作用や内臓の病気で、飲み薬を服用できない<br />
◇著しい高血糖で、すぐに血糖値を下げる必要がある<br />
◇糖尿病以外の病気にかかったとき<br />
 （手術の前後や感染症にかかったときなど）<br />
◇妊娠中（または妊娠希望時）・授乳中
</div>
</div>
<hr size="1">

<h2>インスリン療法の実際</h2>　飲み薬のことを「飲むインスリン」と思っている人がいますが、それは違います。飲み薬は、膵臓に働きインスリン分泌を刺激したり、肝臓、筋肉などに働きかけインスリンの作用をよくします。血糖値がどのように変化するかは、病気の状態などによる個人差が大きく、同一人でも治療により変化します。<br />
　それに比べてインスリンを直接補給するインスリン療法は、作用の強さやその効果をとらえやすく、血糖管理が容易です。飲み薬が効かなくて苦労を重ねた２型糖尿病の患者さんがインスリン療法に変えると、コントロールが良好になります。<br />
　実際に、どんなインスリン製剤を用いて、どの程度の量をいつ注射するかなどは、主治医がその人の病状にあわせてきめ細かく指導します。したがって、ここでの治療内容の解説は、基礎的知識にとどめます。<br clear="all">
<a name="chap3"></a>
<h3>インスリン療法の効果</h3>
<img class="img_r" src="https://dm-net.co.jp/seminar/05_2/insu03_r.gif">
<h4>●２型糖尿病の場合</h4>
<ref>追加分泌は低いが、基礎分泌はある程度保たれている２型糖尿病の場合、追加分泌の部分を超速効型や速効型で補うと、健康な人のインスリン分泌に近づけることができ、血糖値が改善します。</ref>
<h4>●１型糖尿病の場合</h4>
<ref>追加分泌も基礎分泌もほとんどなくなっている１型糖尿病の場合、その両方をインスリン注射で補う必要があります。追加分泌を補うのには超速効型や速効型、基礎分泌を補うのには中間型や持効型溶解インスリンを注射することで、健康な人のインスリン分泌に近づけることができます。</ref>

      
      <hr size="1">

<!-- Separator for PageBute -->

      <a name="chap5"></a>
<h2>これだけは知っておきたい基礎知識</h2><a name="chap5sec1"></a>
<h3>製剤の種類</h3>
　インスリン製剤は、皮下に注射後の効果の発現開始時間・ピーク・持続時間の差によって、超速効型、速効型、中間型、持続型（持効型溶解）の４種があり、またそれらを混ぜあわせた混合（配合）製剤があります。それぞれの特徴を生かして使い分けます。自分がどの種類の製剤を使い、そのインスリンがどのように作用して血糖値がどう変化するのか、特徴をよく理解し、使いこなすことが大切です。 

<div style="display:flex;justify-content: center;">
<div class="image_box">
<h4>インスリン製剤の種類</h4>
<img src="/seminar/05_2/insu09.gif"></div>
</div>
<a name="chap5sec2"></a>
<h3>注射の方法と器具</h3>
　近年は、ごく簡単な操作で注射できるペン型やキット製剤が主流で<!--になっていま-->す。<!--ただ、万一の故障を想定し、注射器による昔からの方法もマスターしておいたほうが安心です。--> 
<a name="chap5sec3"></a>
<h3>注射部位と吸収速度</h3>
<img class="img_r" src="/seminar/05_2/insu10.gif"> 
　通常は皮下組織に注射します。注射したい部位の皮膚をつまみ垂直に針を刺せば、皮下に注射できます。注射に適した部位は、(a) 腹部、(b) 上腕、(c) 臀部<font size="-3">〈でんぶ〉</font>、(d) 大腿<font size="-3">〈だいたい〉</font>（ふともも）などです。吸収速度は (a) が一番速く、以下 (b)、(c)、(d) の順に遅くなります。通常は、吸収が速くて安定している腹部にするのが最適です。なお、注射後にその部分の筋肉を使うと吸収が速くなります。<br>
　また、毎回同じ場所に注射し続けると、その部分が固くなることもあるので、少しずつ（１cmぐらい）ずらして注射するようにしましょう。<br clear="all">
      <ul><a name="chap5sec3-1"></a>

<div class="column">
<div class="column_title">糖尿病のもう一つの注射薬「GLP-1受容体作動薬」とは</div>
　この冊子の本文ではインスリン療法について解説していますが、最近、インスリンとは異なる注射薬「GLP-1受容体作動薬」が登場しました。ここで簡単に解説します。
<h4>●インクレチン関連薬の一つ</h4>
　私たちが食事を摂ると、十二指腸や小腸などからインスリンの分泌を促す「インクレチン」というホルモンが分泌されます。このインクレチンの働きが低下しているために、膵臓にはまだインスリンを作り出す力が残っているのにもかかわらず、インスリンが十分に分泌されずに高血糖になっていることがあります。そのようなとき、インクレチンを薬として補ってあげると、インスリン分泌が増えて、高血糖が改善します。インクレチンは高血糖のときにだけ作用するので、薬として用いても低血糖が起きる不安が少ないという利点があります。
<h4>●いろんな作用があるGLP-1</h4>
　インクレチンには大きく分けてGIPとGLP-1という二つのタイプがあり、このうちGLP-1はインスリンの分泌を促すだけでなく、グルカゴンという血糖値を上げるホルモンの分泌を抑制したり、体重を減らしたり、膵臓の働きを助ける働きがあり、治療により適しています。GLP-1受容体作動薬はインスリン製剤とは異なり、単位数の変更はせずに決まった量を注射します。副作用として吐き気などが現れやすいですが、ほとんどの場合、しばらくすると消失します。
<h4>●インスリンの替わりにはならない</h4>
GLP-1受容体作動薬はインスリンの分泌を促す薬であって、インスリンではありません。ですから、膵臓にインスリンを作る力がない場合は、注射しても効果はありません。そのような場合には、インスリン療法が欠かせません。</div>

<a name="chap5sec4"></a>
<br />
<img class="img_r" src="/seminar/05_2/insu11.gif"> 
<h3>血糖自己測定</h3>
　血糖値の動きをリアルタイムでつかめる血糖自己測定は、インスリン療法をより効果的にするうえで有効な手段です。また、低血糖が疑われるときにそれを確認するためにも役立ちます。なお、血糖自己測定で得たデータは必ず記録し、主治医にフィードバックしてください。的確な治療のための貴重な情報源になります。<br clear="all">
<a name="chap5sec4-1"></a>

<div class="column">
<div class="column_title">低血糖が疑われたら</div>
　血糖コントロールを厳格にするほど、低血糖が起きやすくなります。低血糖の症状は、手のふるえ、発汗、動悸、脱力感、吐き気、物が霞んだり二重に見えるなどですが、個人差があるので、自分の低血糖症状をよく覚えておきましょう。<br />
　重度の低血糖でなければ、ブドウ糖（または砂糖）や糖分を含むジュースを摂ると、速やかに回復します。重度の低血糖で自分で対応できない場合は、周囲の人に対処してもらうことになります。ただ、２型糖尿病では低血糖を速やかに回復させる<nobr>能</nobr>力がたいてい残っているので、重度の低血糖になることはあまりありません。<br />
　なお、車を運転中に低血糖ではないかと思ったときは、速やかに安全確認し左に寄せて停車してください。「もう少し」とがまんして運転を続けると、状況判断が鈍くなったり、安全確認がおろそかになる、手足の動きをコントロールできなくなる、といったことになることもあり、危険です。<br /><br />
<ref><font color="#ff0066">【詳しくは、このコーナーの「<a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/20/">低血糖</a>」のページをご覧ください】</font></ref></div>
<br />
<a name="chap5sec5"></a>
<img class="img_r" src="https://dm-net.co.jp/seminar/05_2/insu12_r.gif">
<h3>治療の目標</h3>
　近年、血糖コントロールのよし悪しと合併症の起きやすさの関係を調べた、いくつかの研究結果が、国内外で発<nobr>表</nobr>されました。それらはいずれも、厳しく血糖値をコントロールするほど合併症を阻止できることを証明し、治療を続ける患者さんを勇気づけるものです。<br />
　一方で、合併症を確実に抑えるための治療目標は、それまでよしとされてきた値よりかなり厳しいことがわかりました。しかし、適切な治療、患者さんの努力次第で、実現可<nobr>能</nobr>な値です。目標は、HbA1c<font size="-3"><sup>※</sup></font>を7.0％未満に保つことです。<br />
<ref>※ HbA1c：２カ月前から採血時までの平均血糖値を表す指標。基準値は、4.6〜6.2％です。</ref>
<a name="chap5sec5-1"></a>

<div class="column">
<div class="column_title">インスリン療法にまつわる勘違い</div>
<h4>インスリン療法が必要ということは、病状がだいぶ悪いということ？</h4>
　糖尿病は、合併症が怖い病気です。合併症の進行しやすさは、血糖コントロールのよし悪しに左右されます。仮にインスリン療法を行っていなくても、血糖コントロールが不十分なら合併症の発症・進行は抑えられません。反対に、インスリン療法が必要な人でも、それによってよいコントロールを保っていれば、合併症は抑えられます。インスリン療法が必要ということと、病状が軽症か重症かということは、直接関係ないことです。
<h4>一度インスリン療法を始めたら、一生やめられない？</h4>
　血糖値が高いと、それ自体がさらにインスリン分泌を低下させたり、筋肉や脂肪細胞でのインスリンの働きが悪くなるという悪循環が起きます。インスリン療法によってその状態を改善すると、高血糖改善の好循環が始まって、インスリン療法が不要になることが少なくありません。
<h4>インスリンを注射すると膵臓のインスリン分泌低下が速まる？</h4>
　全く逆です。インスリン療法を開始し、血糖値をよくしておくと、膵臓を休ませることになり、インスリン分泌力が回復することがよくあります。例えば、飲み薬が効かなくなってインスリン療法に切り換えたときなど、しばらく経って再び飲み薬による治療に戻すことも珍しくありません。
<h4>インスリン注射は痛い？</h4>
　注射器具はどんどん改善されていて、今のものは全くといってよいほど痛みはありません。
<h4>インスリン療法を始めるには入院が必要？</h4>
　外来（通院）で始められるケースも、たくさんあります。
<h4>インスリン療法で太るってホント？</h4>
　人によっては、インスリン療法を始めて血糖コントロールが改善すると、安心してつい食べすぎたり、「低血糖<nobr>予防</nobr>のため」といいつつ間食<font size="-3">〈あいだぐ〉</font>いをすることがあり、そうすると太ってしまいます。でも、食事療法や運動療法を守り、きちんとした低血糖対策を立てれば大丈夫です。
<h4>食前の血糖値が高くなければ、低血糖の心配もあるのでインスリン療法は向かない？</h4>
　２型糖尿病の場合は、食前の血糖値が正常に近くても、食後に高血糖になるケースがあります。そのような場合も合併症（とくに動脈硬化）は起きるので、インスリン療法が必要なことがあります。</div>
      <hr size="1">

<!-- Separator for PageBute -->

<a name="chap6"></a>
<h2>効果を高めるアドバイスと注意点</h2>
<h3>治療の中身と自分の現状を、理解しておきましょう</h3>
　今、どの種類のインスリンをどのくらい注射しているのか、HbA1cはいくつで目標との差はどのくらいか、管理はうまくいっているのか<nobr>―</nobr><nobr>―</nobr>よりよい血糖管理のため、この程度のことは、だれから聞かれてもすぐに説明できるくらい、治療について理解しておきたいものです。 
<img class="img_r" src="/seminar/05_2/insu13.gif"> 
<h3>感冒や消化器症状のあるときはあまり食事ができなくても、インスリンはいつもと同量か２分の１は注射しましょう</h3>
　病気のときはインスリンの作用が弱くなるため、インスリンを注射せずにいると、著しい高血糖になり昏睡に陥ることがあります。また、熱があるときは、脱水を防ぐために、みそ汁やスープ、ジュースなどの液体を必ず補給します。
<ref><font color="#ff0066">【詳しくは、このコーナーの「<a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/">病気
になった時の対策</a>」のページをご覧ください】</font></ref>

<h3>間食は禁止！</h3>
　自力でインスリンを追加分泌できない２型糖尿病の人にとって、間食は予定外の負担になり、コントロールを乱します。食事の量をきちんと守り、決められた食事以外の飲食は控えましょう。
<img class="img_r" src="/seminar/05_2/insu14.gif"> 
<h3>凍らせた製剤は解氷しても使えません</h3>
　未使用のインスリン製剤は冷蔵庫で保管しますが、インスリンは凍らせると変質するため、凍ることのない場所にします。使用中のインスリン製剤は、直射日光が当たったり、暖房機具のそばなどのとくに暑い場所でなければ、室内に置いて問題ありません。使用中のペン型やキット製剤を冷蔵庫に入れると結露して作動しなくなることがあります。<br clear="all">]]>
        <![CDATA[<ul class="clearfix">
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/003/3-16.php" target="_blank">3-16. インスリン療法とは</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/003/3-17.php" target="_blank">3-17. インスリン製剤の種類</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/003/3-15.php" target="_blank">3-15. GLP-1受容体作動薬</a></li>
</ul>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>7. 肥満と糖尿病</title>
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    <published>2006-02-17T09:42:38Z</published>
    <updated>2020-08-07T01:37:57Z</updated>
    
    <summary> 監修 東北大学名誉教授　後藤由夫先生 編集 前 桐生大学学長 井上修二先生 Ｉ...</summary>
    <author>
        <name>Terahata</name>
        <uri>http://www.dm-net.co.jp/</uri>
    </author>
    
        <category term="07. 肥満と糖尿病" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.dm-net.co.jp/seminar/">
        <![CDATA[<div class="clearfix" style="padding:0 40px;font-weight:bold;">
<p style="float:left;margin:0 40px 20px 0;">
<img src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07_/hima01.gif" />
</p>

<p>
監修<br>
東北大学名誉教授　後藤由夫先生
</p>
<p>
編集<br>
前 桐生大学学長<br />
井上修二先生
</p>
</div>
<div class="seminar-top-index">
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07/#chap1">Ｉ．肥満と糖尿病</font></a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07/#chap1sec1">肥満で糖尿病になる人が急増しています</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07/#chap1sec2">肥満がなぜ、いけないのでしょうか?</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07/#chap1sec3">肥満とはどんな状態をさすのですか?</a></p>
<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07/#chap1sec4">BMI25kg/m<font size="-3"><sup>2</sup></font>以上だと「肥満」です</a></p>
<!-- <p class="level-1"><a href="#chap1sec5">
肥満の判定基準</a></p> -->
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07/index_2.php#chap2">II．肥満糖尿病の原因</a></p>
<!-- <p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07/index_2.php#chap2sec1">
なぜ肥満が糖尿病を起こすのですか?</a></p> -->
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07/index_2.php#chap2sec2">肥満が糖尿病を起こすメカニズム</a></p>
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07/index_2.php#chap3">III．肥満糖尿病の治療</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07/index_2.php#chap3sec1">体重減量が治療の原点です</a></p>
<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07/index_2.php#chap3sec1-2">減量による治療効果</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07/index_2.php#chap3sec2">食事療法と運動療法のふたつが基本</a></p>
<!--　<p class="level-1"><a href="#chap3sec3">
失敗しない減量のしかた、進め方</a></p>　-->
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07/index_3.php#chap3sec4">うまくいかない時は、主治医に相談してこんな方法で乗り切ります</a></p>
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07/index_3.php#chap4">IV．治療を成功させるアドバイス</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07/index_3.php#chap4sec2">肥満糖尿病の手術治療</a></p>
</div>

<hr size="1">
<a name="chap1"></a><img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07_/hima02.gif">
<h2><font color="#ff6699">Ｉ．肥満と糖尿病</font></h2>
<a name="chap1sec1"></a>
<h2>肥満で糖尿病になる人が急増しています</h2>
　現代人は、過食や運動不足で肥満になりがちです。肥満になると、耐糖能（血糖を処理する能力）障害などの、軽い糖尿病状態になる人が増えますが、初期のうちに肥満を解消すれば、また正常に戻ることができます。<br>
　しかし、そのまま肥満を放置し続けると、糖尿病になってしまう人が少なくないのです。このような、明らかに肥満が原因で発症する糖尿病を、「肥満糖尿病」といいます。<br clear="all">
<hr size="1">
<a name="chap1sec2"></a>
<h2>肥満がなぜ、いけないのでしょうか?</h2>
<div class="box_r">

<div style="display:flex;justify-content: center;">
<h4>肥満糖尿病の患者さんがかかりやすい病気</h4></div>

<div style="display: flex;flex-wrap:wrap; flex;justify-content:flex-start; align-items:stretch;">

<span style="background-color:#99ccff;padding:0.2em;margin:0.1em;">網膜症</span>
<span style="background-color:#ccff99;padding:0.2em;margin:0.1em;">腎症</span>
<span style="background-color:#99ccff;padding:0.2em;margin:0.1em;">神経障害</span><span style="background-color:#ffcc99;padding:0.2em;margin:0.1em;">高血圧</span>
<span style="background-color:#99ccff;padding:0.2em;margin:0.1em;">狭心症</span>
<span style="background-color:#ffcc99;padding:0.2em;margin:0.1em;">心筋梗塞</span>
<span style="background-color:#ffcc99;padding:0.2em;margin:0.2em;">脳梗塞</span>
<span style="background-color:#99ccff;padding:0.2em;margin:0.1em;">下肢動脈閉塞</span><span style="background-color:#ccff99;padding:0.2em;margin:0.2em;">高尿酸血症（痛風）</span>
<span style="background-color:#ccff99;padding:0.2em;margin:0.1em;">脂質異常症</span>
<span style="background-color:#ffcc99;padding:0.2em;margin:0.2em;">脂肪肝</span>
<span style="background-color:#ccff99;padding:0.2em;margin:0.1em;">不妊症</span>
<span style="background-color:#99ccff;padding:0.2em;margin:0.1em;">関節障害など</span>
</div>

</div>
　肥満は、おそらく私たちの体にとって、ひとつの異常事態だと考えられます。肥満の程度が高くなるほど、糖尿病や動脈硬化症など、さまざまな生活習慣病になりやすくなり、死亡率も高くなるからです。肥満になればなるほど、健康や長寿から遠ざかるということが、肥満の最大の特徴といえます。<br clear="all">
<hr size="1">
<a name="chap1sec3"></a>
<h2>肥満とはどんな状態をさすのですか?</h2>
　肥満は、単に体重が増えることではありません。摂取エネルギーが、消費エネルギーを上回った結果、予備のエネルギーとして蓄積された体脂肪が、必要以上に増えた状態なのです。つまり、肥満かどうかは、体内に占める脂肪の割合で決まるのです。<br>
　しかし、体脂肪だけを正確に測定するのは大変なため、だれにでも簡単に計算できる体格指数（body mass index<font size="-3"><font color="666666">〈ボディー マス インデックス〉</font></font>:BMI<font size="-3"><font color="666666">〈ビーエムアイ〉</font></font>）を使って、肥満の程度を判定する方法が一般的になりました。BMIは、体脂肪量とよく相関する肥満指数で、国際的に使われています。
<a name="chap1sec4"></a>
<h3><font color="#0099cc">BMI25kg/m<font size="-3"><sup>2</sup></font>だと「肥満」です</font></h3>
　BMIは、<b>［体重 (kg) ÷身長 (m) ÷身長 (m)］</b>で計算されます。この計算結果が22に相当する体重が標準体重です。なぜかというと、その体重が最も病気になりにくい、統計的に理想的な体重だからです。身長から標準体重を出すには、この式の答えが22になように逆算すること<b>［身長 (m) ×身長 (m) ×22］</b>で求められます。<br>
<a name="chap1sec5"></a>

<div class="image_box_right">
<div style="display:flex;justify-content: center;">
<h4>肥満の判定基準</h4></div>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07_/07_ta02.png">
</div>
　BMIによる肥満の判定基準は、右の表のようになっています。25以上が肥満とされるのは、25を超えると、糖尿病や高血圧、脂質異常症（高脂血症）など、多くの生活習慣病が起きやすくなるからです。最近の研究ではBMIが27で、糖尿病になる危険は２倍になることがわかりました。<br>
　糖尿病の予防や血糖コントロールの改善には、BMI20〜24に相当する体重、つまり、身長×身長×20 と身長×身長×24の間の体重を目標とするのがよいと思われます。<br clear="all">

<div style="display:flex;justify-content: center;align-items: center;">
<div class="column_c">
<span style="font-size: 100%; color: #4b0072; font-weight:bold;">例：身長160cmで体重70kgの人のBMIは？</span><br />
　70÷1.6÷1.6＝27.34。BMIは27.3（小数点以下２桁四捨五入）です。25以上ですから、この人は肥満になっているということです。<br />
<span style="font-size: 100%; color: #4b0072;">この人の標準体重は?</span><br />
　1.6×1.6×22＝56.32。身長160cm の人の標準体重（理想とされる体重）は、約56kgです。
</div>
</div>

<hr size="1">

<!-- Separator for PageBute -->

<a name="chap2"></a>
<h2><font color="#ff6699">II．肥満糖尿病の原因</font></h2>
<!--<a name="chap2sec1">
<h2>なぜ肥満が糖尿病を起こすのですか?</h2>-->
　肥満になると、インスリンの必要性が増すため、糖代謝（体内で糖をエネルギーとして消費したり蓄えたりする作用）を支えるすい臓などの各組織が、それぞれの持ち場でフル回転し、肥満という事態に対応します。<br>
　しかし、その状態が長引くと、血糖を処理する役目の部分に、次々異常が起こり、糖代謝のサイクルが狂ってきます。いくつかのそうした異常が重なって、糖尿病が発症します（下図参照）。<p>
<a name="chap2sec2"></a>

<div class="column">

<div class="image_box_left">
<span style="font-size: 100%; color: #4b0072; font-weight:bold; margin-bottom:0.5em;">肥満が糖尿病を起こすメカニズム</span><br />
<img class="img_l" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07_/hima03.png" width="276" height="342">
</div>

　私たちが、活動するにはエネルギーが必要ですが、そのエネルギーは、血中のぶどう糖（血糖）を、筋肉や脂肪細胞などの組織が、細胞内に取り込むことでつくられます。血糖が細胞内に入るには、すい臓から送られるインスリンと、細胞側にあるインスリン専用のレセプター（以下レセプターと略す）が結合して、初めて入れるしくみになっています。<br>
　肥満になると、インスリンの血糖降下能が低下してインスリンの必要量が増えるので、すい臓にあるβ細胞が、インスリンを増産し、体内にはたくさんのインスリンが出回るようになります。（高インスリン血症）。<br>
　しかし、インスリンが一定量を超えると、レセプターの量が、相対的に減少する現象（レセプター異常）が起きるため、血糖の利用効率がさらに落ちて（インスリンの感受性低下。インスリン抵抗性ともいう）、人によっては、高血糖が始まり出します。<br>
　次いで、インスリンとレセプターが結合したあとの異常（レセプター結合以後の異常）も加わってくると、すい臓はそうした状態を正常化しようと、さらにインスリンを増産しますが、血糖処理が追いつかず、ここで糖尿病が発症してきます。レセプター結合以後の異常が発生するのは、肥大した脂肪細胞から、TNF-α、インターロイキン６、レジスチンなどの、インスリンの効き目を下げる物質（サイトカイン）が出ることが主な原因です。<br>
　こうした異常が続くと、今度はβ細胞にも異常が起き（β細胞障害）、インスリン分泌も不足する事態になります。糖尿病は重症化して、SU薬やインスリン注射が必要となり、たくさん食べてもやせてきます。<br>
　ただ、β細胞が障害されるまで重症化するのは、２型糖尿病の遺伝的体質をもつ人に多いと考えられています。なお、アジア人の糖尿病は糖尿病発症時にはインスリン分泌不全になる場合が多いのですが、欧米人では発症時にもインスリン分泌が過剰の場合が多いという違いがあります。

</div>

<hr size="1">

<a name="chap3"></a>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07_/hima04.gif">
<h2><font color="#ff6699">III．肥満糖尿病の治療</font></h2>
<a name="chap3sec1"></a>
<h2>体重減少が治療の原点です</h2>
　肥満糖尿病の治療の最大の目的は、細胞がもっているインスリンの感受性（効き目）を回復させ、正常な血糖状態をとり戻すことです。<br />
　それには、まず、体重を減らすことが先決です。日本人の場合、まず３kg 減らすだけで、インスリンの感受性や血糖コントロールが、目に見えて改善してきます。<br clear="all">
<a name="chap3sec1-2"></a>

<div style="display: flex; justify-content: center; align-items: center;">
<img src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07_/hima05.gif" align="left" hspace=15>
<div class="image_box_right">
<h4>減量による治療効果</h4>
<b><font color="#0099cc">(1) インスリンの感受性が回復します。<br />
(2) インスリンの分泌量が適正になります。<br />
(3) 血糖コントロールが改善します。<br />
(4) 血中脂質異常が正常化します。</b></font>
</div>
</div>
<hr size="1">

<a name="chap3sec2"></a>
<h2>食事療法と運動療法のふたつが基本</h2>
　減量は、食事療法と運動療法の組み合わせで行う方法が無理なく、効果的です。食事療法で摂取エネルギーを制限し、運動療法で代謝を改善して、太りにくい体質に変えていくのです。<br />
　減量しても血糖コントロールが改善しにくかったり、減量ができない状態にあるなどの場合に限って、補助的に、SU薬やインスリン注射などの薬物療法を行います。しかし、肥満糖尿病の場合、多くの患者さんは、発病初期は食事と運動による減量だけで、血糖コントロールが可能です。<br />
　なお、減量は、目標によって短期と長期に分けた２段階方式が失敗しません。まず、短期プランで大きく減量し、次に、長期プランでじっくり確実に減量します（囲み記事参照）<br />

<hr size="1">

<!--
<a name="chap3sec3"></a>

<h2>失敗しない減量のしかた、進め方</h2>
　減量は、目標によって、短期と長期に分けた２段階方式が失敗しません。まず短期プランで大きく減量し、次に長期プランでじっくり確実に減量します（囲み記事参照）。<p>
-->

<div class="column">
<div style="display: flex; justify-content: center;">

<div class="image_box_left">
<div style="line-height:150%;">
<b><font color="#0099cc">●短期プラン</font></b><br />
　まず、１日でも早く血糖の正常化をはかるために、食事療法を主体にした方法で、２〜３カ月かけて３〜５kg の減量をします。<br />
　摂取カロリーを、標準体重×20〜25キロカロリー/１日と低めに抑え、補助的に運動療法を行うものです。この間、空腹にはがまんが必要です。<br />
<img src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07_/hima07.gif">
</div></div>

<div class="image_box_right">
<div style="line-height:150%;">
<b><font color="#0099cc">●長期プラン</font></b><br />
　３〜５kgの減量ができたら、次は、運動療法を主体とした長期プランに切りかえます。これは、極端な効果は求めず、毎月１〜２kgの減量を目標とし、確実に持続的に減量することに、重点をおくものです。<br />
　食事量の制限は、標準体重×30キロカロリーと、短期プランよりもゆるやかにし、その分、運動量を増やします。太りにくい代謝状態をつくるため、１日最低200〜300キロカロリーの運動を日課にします。<br />
<br />
<b><font color="#0099cc">●減量の最終目標</font></b><br />
　最終的には、BMI20〜24kg/m<font size="-3"><sup>2</sup></font>程度に落ちつくことが目標ですが、個人差があるため、必ずしもこれにこだわりません。減量はあくまで手段であり、肥満糖尿病の減量の目標は、薬物療法の助けを借りなくても、血糖値を正常範囲に保てるようになることです。５％減量すると効果があるといわれています。<br />
　目標達成後は、適正体重と良好な血糖値の維持に努めてください。
</div></div>

</div>
</div>
<hr size="1">

<!-- Separator for PageBute -->

<a name="chap3sec4"></a>
<h2>うまくいかない時は、主治医に相談してこんな方法で乗り切ります</h2>
<img class="img_l" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07_/hima08.gif">
<font color="#003399"><b>超低カロリー食</b></font><br>
　インスリンの感受性や分泌量の改善を一気にはかりたい時は１日600キロカロリー以下の低カロリー食を、短期的に行う方法もあります。<br>
<font color="#003399"><b>行動修正療法</b></font><br>
　太る人は、食べ方に問題がある場合が多いので、食事日誌をつけ、減量の妨げの原因をみつけて、生活行動を修正します。<br>
<font color="#003399"><b>教育入院</b></font><br>
　自分ではうまく生活改善できない場合は、この方法も有効です。<br>
<font color="#003399"><b>SU薬以外による肥満糖尿病治療</b></font><br>
　血糖値を下げる薬として古くからスルホニル尿素（SU）薬という薬が使われていますが、SU薬はインスリン分泌を増やすために体重が増えてしまいがちで、肥満糖尿病には使いにくいことがあります。そのため最近はSU薬以外の薬がよく処方されます。<br>
　例えばビグアナイド薬やチアゾリジン薬はインスリン抵抗性改善薬とも呼ばれ、インスリンの感受性を高めることで血糖値を下げます。α-グルコシダーゼ阻害薬は、食べ物（炭水化物）の消化吸収を遅くして食後の急激な血糖上昇を抑えます。DPP-4阻害薬、GLP-1受容体作動薬は主として食後の血糖値が高いときにインスリンの分泌を増やします。速効型インスリン分泌促進薬も服用後（食後）の短時間に限ってインスリン分泌を増やします。SGLT2阻害薬は血中のブドウ糖を尿中に排出することで血糖値を下げます。<br>
　このほか、高度肥満患者さんに期間を限って中枢性食欲抑制薬が使われることもあります。<br>
<b><font color="#ff0099">注意！</font> これら薬物療法は、主治医が処方します。</b><br clear=all>
<hr size="1">

<a name="chap4"></a>
<h2><font color="#ff6699">IV. 治療を成功させるアドバイス</font></h2>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07_/hima09.gif">
<a name="chap4sec1"></a>
<h3><b><font color="#6666cc"><font size="+3">１ </font></font><font color="#0099cc">太っている今が治療のチャンスです。</b></h3></font>
　現在肥満状態にあるということは、すい臓のβ細胞が障害されるところまで、まだ病気が進行していない可能性が高いということです。β細胞が障害された結果、インスリンの分泌が不足し始めると、減量しようとしなくても、やせてきます。糖尿病を、軽度のうちに治せるチャンスは、今なのです。
<h3><b><font color="#6666cc"><font size="+3">２ </font></font><font color="#0099cc">運動療法を始める前にメディカルチェックが必要です。</b></h3></font>
　高度の肥満者や、膝や股関節の関節症、そのほかの合併症がある場合は、運動内容に制限があるので、事前に諸検査を受け、注意点を知っておくことです。<br>
　また、いきなり運動を始めると、筋肉が断裂したり関節を傷めるので、軽い運動から始め、筋力をつける運動もメニューに入れます。
<h3><b><font color="#6666cc"><font size="+3">３ </font></font><font color="#0099cc">減量には、適応現象がつきものです。</b></h3></font>
　減量を続けると、途中で体重減少が停滞する時期が必ず起きてきます（適応現象）。そんな時はあせらずに、軽い摂取カロリー制限と運動を続ける日々の努力により、乗り切ることができます。
<h3><b><font color="#6666cc"><font size="+3">４ </font></font><font color="#0099cc">極端な減量はやり直しがききません。</b></h3></font>
　極端な減量を繰り返していると、減量に対する抵抗力がつき、かえって体重が前より増えて、体重コントロールが不良になります。一度始めたら、途中で投げ出さないよう、ゆっくりやせるようにしましょう。<br clear="all">
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/07_/hima10.gif">
<h3><b><font color="#6666cc"><font size="+3">５ </font></font><font color="#0099cc">薬を減らす努力をしましょう。</b></h3></font>
　安易に薬物を使うと効き目が減退し、さらに強い薬に頼らざるを得なくなります。現在、SU薬、その他の経口薬やインスリンなどの薬物療法をしている場合でも、薬だけに頼らず、食事と運動による減量を着実に行うことで、薬から脱却できることもよくあります。また、インスリンには肥満を助長する作用もありますので、使用量は最小限に抑えながら、より良い血糖コントロールが保てるように努力してください。<p>

<h3><b><font color="#6666cc"><font size="+3">６ </font></font><font color="#0099cc">つねに、治療の原則である食事と運動による減量にたちかえることこそ、治療の最大の近道です。</b></h3></font><a name="chap4sec2"></a>
<div class="column">
<div class="column_title">肥満糖尿病の手術治療</div>
　内科的治療を十分に行っても減量効果が上がらない重度の肥満糖尿病に対して近年、手術で治療することが徐々に増えてきました。胃を部分的に切除したり、胃の内腔を狭くするバイパスを作ったり、胃バイパス術と小腸短縮術を組み合わせる（ルーワイ手術）などで、食欲を抑え、食べた物の吸収を減らします。術後には体重が確実に減り血糖値も改善しますが、食事・運動療法等の継続や定期的な検査が必要です。
</div>]]>
        <![CDATA[<ul class="clearfix">
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/002/2-4.php" target="_blank">2-4. 糖尿病のタイプ</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/009/9-1.php" target="_blank">9-1. 糖尿病予備群、メタボリックシンドローム</a></li>
</ul>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>8. 小児の糖尿病(1) ［基礎］</title>
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    <published>2006-02-17T09:42:27Z</published>
    <updated>2020-08-07T01:41:32Z</updated>
    
    <summary> 監修 東北大学名誉教授　後藤由夫先生 編集 大阪市立大学名誉教授　一色 玄 先...</summary>
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        <name>Terahata</name>
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        <category term="08. 小児の糖尿病(1)　基礎" />
    
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        <![CDATA[<div class="clearfix" style="padding:0 40px;font-weight:bold;">
<p style="float:left;margin:0 40px 20px 0;">
<img src="shoni101.gif" alt="" border="0" />
</p>

<p>
監修<br>
東北大学名誉教授　後藤由夫先生
</p>
<p>
編集<br>
大阪市立大学名誉教授　一色 玄 先生
</p>


</div>

<div class="seminar-top-index">

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index.php#chap1">Ｉ．どんな病気なのか</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index.php#chap1sec1">小児（子ども）の糖尿病とは</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index.php#chap1sec2">発病の原因について</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index_2.php#chap1sec3">１型糖尿病の症状について</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index_2.php#chap1sec4">体内でのインスリンの働き</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index_2.php#chap1sec5">発病のメカニズム</a></p>

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index_2.php#chap2">II．どんな治療をするのか</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index_2.php#chap2sec1">基本はインスリン療法</a></p>

<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index_2.php#chap2sec1-1">(1) インスリンの特徴</a></p>

<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index_2.php#chap2sec1-2">(2) 注射の打ち方</a></p>

<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index_2.php#chap2sec1-3">(3) 血糖自己測定と注射量の加減</a></p>

<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index_2.php#chap2sec1-4">(4) よいコントロールとは</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index_2.php#chap2sec2">１型糖尿病の食事療法</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index_2.php#chap2sec3">１型糖尿病の運動療法</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index_2.php#chap2sec4">自己管理</a></p>

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index_3.php#chap3">III．何に気をつければよいか</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index_3.php#chap3sec1">低血糖の予防と対応</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index_3.php#chap3sec2">シックディの対応</a></p>

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index_3.php#chap4">IV．保護者へのアドバイス</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index_3.php#chap4sec1">思春期の対応について</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index_3.php#chap4sec2">Ｑ＆Ａ</a></p>

<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index_3.php#chap4sec2-1">中学に入ってから、治療を怠けるようになり、困っています</a></p>

<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index_3.php#chap4sec2-2">就職や結婚が心配ですが...</a></p>

</div>

<hr>

<a name="chap1"></a>
<h2><font color="#003399">Ｉ．どんな病気なのか</font></h2>
<a name="chap1sec1"></a>
<h2>小児（子ども）の糖尿病とは</h2>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/08-1_ta_01.gif" width=400 height=215>
　糖尿病は、おとなの病気と考えられがちですが、子どもにも起こります。<br>
　そればかりか、インスリンをつくる能力が極度<font size="-3">〈<font color="666666">きょくど</font>〉</font>に低下、あるいはなくなってしまう型（１型糖尿病）は、むしろ子どもに多く発病します。<br>
　おとなに多くみられる糖尿病は、インスリンの分泌のしかたが悪くなったり、あるいはインスリンの効き方が悪くなるタイプ（２型糖尿病）ですが、最近は、この型が中学生や高校生にも多く発見されています。<br>
　ふつう小児糖尿病という場合には、乳幼児にもみられ、10歳から15歳の間に発病年齢のピークがある１型糖尿病のことをさしています。<br clear="all">
<hr>
<a name="chap1sec2"></a>
<img class="img_r" src="shoni102.gif">
<h2>発病の原因について</h2>
　以前は、小児糖尿病は遺伝性の病気であると考えられていた時代もありました。しかし、現在では、患者さんの両親や兄弟に糖尿病が多くみられるのは、２型糖尿病の場合であり、１型糖尿病で家族に糖尿病のみられるのは、むしろ少ないことが知られています。<br>
　ひとつの体をふたつに分けた場合と考えられる一卵性双生児<font size="-3">〈<font color="666666">いちらんせいそうせいじ</font>〉</font>で、両方とも糖尿病になるのは、40〜50％です。このことは、遺伝を無視できないにしても、遺伝以外の条件が大きく発病に影響することを示しています。<br>
　現在、<a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/#nme01">自己免疫</a><font size="-3">〈<font color="666666">じこめんえき</font>〉</font><font size="-3"><sup><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/#nme01"><font color="0099ff">※</font></a></sup></font>を起こしやすい体質などが遺伝すると考えられています。<br>
　こういう体質をもった子どもが、ウイルスに感染し、あるいは化学物質の影響を受けると、すい臓でインスリンをつくるβ細胞<font size="-3">〈<font color="666666">べーたさいぼう</font>〉</font>を攻撃する免疫細胞がつくられます。この免疫細胞が、β細胞を破壊<font size="-3">〈<font color="666666">はかい</font>〉</font>して、インスリンをつくれなくしてしまいます。<br>
　破壊が始まっても、最初は無症状で、時々尿糖が出るだけです。しかし、大多数のβ細胞がこわれると、インスリンが絶対的に不足し、糖尿病の症状が出てきます。β細胞の破壊が始まり、症状が出るまでには、数か月の場合もあれば数年間の場合もあり、この間は無症状であることも多いようです。<br>
　１型糖尿病の大部分はこのような自己免疫によるものですが、なかには自己免疫の関わりが明らかでない場合もあります。<br clear=all><ul>
<a name="nme01"></a>

※自己免疫：自分の体の細胞を攻撃して破壊するような反応が起こること。
</ul>
<hr>


<!-- Separator for PageBute -->

<a name="chap1sec3"></a>
<h2>１型糖尿病の症状について</h2>
　やたらにのどがかわき、多飲多尿<font size="-3">〈<font color="666666">たいんたにょう</font>〉</font>になり、また、たくさん食べるのに体重が減ってきます。全身がだるく、病院で検査を受け、１型糖尿病と診断されるわけです。<br>
　しかし、この段階を見逃すと、症状はさらに進行し、食欲が低下して、昏睡<font size="-3">〈<font color="666666">こんすい</font>〉</font>状態（糖尿病昏睡）におちいります。これは手当が遅れると、死に直結する、非常に危険な状態です。<br>
　しかし、近年、小児糖尿病に対する関心が高くなり、早期に発見されるようになったため、糖尿病昏睡で死亡する子どもの数は減っています。
<hr>
<a name="chap1sec4"></a>
<h2>体内でのインスリンの働き</h2>
　私たちは、食物を食べて消化吸収し、肝臓でぶどう糖に変え、これをエネルギー源にして生きています。<br>
　インスリンの最大の役目は、ぶどう糖を血液を通して体の各細胞に届け、エネルギーに変えることです。その際、ぶどう糖をむだなく効率よく利用するために、タイミングのよいぶどう糖の出し入れや貯蔵など、さまざまなコントロールをします。<br>
　子どもからおとなへの順調な成長は、エネルギーがなければできませんから、インスリンは、一種の成長ホルモンとしての役目も果たしているともいえます。
<hr>
<a name="chap1sec5"></a>
<h2>発病のメカニズム</h2>
　しかし、インスリンが足りなくなると、ぶどう糖が細胞の中に入れないため、エネルギーがつくれず、細胞は栄養不足におちいります。一方、利用されないぶどう糖は、血液中に高濃度<font size="-3">〈<font color="666666">こうのうど</font>〉</font>になって（この状態を高血糖という）、全身を循環<font size="-3">〈<font color="666666">じゅんかん</font>〉</font>します。<br>
　細胞の外の水分は、少しでも血糖値を低くするため、ぶどう糖を溶かし込んだ尿をたくさんつくるために使われます。また細胞の中の水分も、血糖をうすめるのに奪われます。水分が不足すると、どんどん水分を飲みたくなります。多飲多尿などの一連の症状は、体内がこうした状態になったことを示すものです。<br>
　体内では筋肉のたんぱく質や皮下脂肪を分解してエネルギーをつくろうとします。体重減少は、脱水とともに、体の成分をどんどん分解している状態を示しています。しかし、残念ながら、インスリン不足の状態では、このような分解産物を、エネルギーに変えることができません。<br>
　そして、主に脂肪の分解産物からケトン体とよばれる物質がつくられ、血液中にたまり、血液は酸性になります。この状態をケトアシドーシスといいます。ケトアシドーシスを放置すると、嘔吐<font size="-3">〈<font color="666666">おうと</font>〉</font>が起こり、脱水症とアシドーシスがさらに悪化し、昏睡状態になって死亡します。１型糖尿病は、ケトアシドーシスになりやすいのですが、２型糖尿病はケトアシドーシスになりにくい特徴があります。なお、インスリンが足りないと、身長の伸びが止まるなど、年齢に応じた順調な発育もさまたげられます。<br>
　２型糖尿病は成人に多いのですが小児にもみられます。多くは治療にインスリンを必要としませんが、反面、放置されやすく、網膜症<font size="-3">〈<font color="666666">もうまくしょう</font>〉</font>、腎症<font size="-3">〈<font color="666666">じんしょう</font>〉</font>といった慢性合併症<font size="-3">〈<font color="666666">まんせいがっぺいしょう</font>〉</font>が起きてから発見されることも、少なくないといわれています。 <hr>
<a name="chap2"></a>
<h2><font color="#003399">II．どんな治療をするのか</font></h2>
<a name="chap2sec1"></a>
<h2>基本はインスリン療法</h2>
<img class="img_r" src="shoni103.gif">
　１型糖尿病は、β細胞が全面的に破壊されているため、インスリンの分泌能力はほとんどゼロに近い状態です。したがって治療は、注射でインスリンをおぎなうインスリン療法が基本で、その効果を高めるために、食事療法や運動療法を行います。とくに、発育ざかりの小児の場合、順調な成長や発育を考慮した、心身両面からのフォローが重要です。<a name="chap2sec1-1"></a>
<h3><font color="339999">(1) インスリンの特徴</font></h3>
　健康な人の場合、インスリンは体の状態に応じて常に分泌され続けています。私たちの体は、例えば寝ている時でも心臓・肺などは働いており、一定のエネルギーが必要です。そのようなエネルギーを作り出すためにインスリンが必要になります。このようなインスリン（基礎インスリン）以外に、例えば食事をすると、吸収された栄養物によって血糖値が上がります。これに反応してインスリンが分泌され、上昇した血糖はエネルギーに変えられ、あるいは栄養素として蓄えられます。このようなインスリン分泌を追加インスリン分泌と呼んでいます。
<a name="chap2sec1-2"></a>
<h3><font color="339999">(2) 注射の打ち方</font></h3>
　インスリンには注射後の作用時間の違いから超速効型、速効型、混合型、中間型、および持効型溶解インスリンがあります。超速効型あるいは速効型インスリンを食事前に追加インスリンとして注射し、中間型あるいは持効型溶解インスリンを基礎インスリンとして寝る前などに注射する方法が、生理的な分泌に一番近いとされています。このような一日４回法などのインスリン注射の治療を強化インスリン療法と呼んでいます。<br>
　実際には、年齢、生活スケジュール、意欲、コントロールによって適宜変更します。
<a name="chap2sec1-3"></a>
<h3><font color="339999">(3) 血糖自己測定と注射量の加減</font></h3>
　血糖値は食事の内容や量、運動量などで毎日変わります。良いコントロールにするには血糖値に合わせたきめ細かい調整が必要で、毎日４回を原則として血糖値を測り、その記録を参考にして注射量を加減します。自分で血糖値を測定する器機もいろいろ工夫されています。注射量が多すぎると後で説明しますように、血糖値が下がりすぎ、低血糖という状態になります。またコントロールが悪いといろんな合併症が心配です。<br>
　血糖のコントロール状態は運動量や食事によっても大きく変化します。<br>
　最近、インスリン持続皮下注入療法（CSII）が普及してきました。この方法は小型の携帯用インスリン注入装置を使って超速効型インスリンを皮下に持続注入する方法です。これを使うと血糖の変動に対処しやすくなります。その装置や使用方法は最近改善され、かなり使いやすくなってきました。その使用の実際には、本人や家族が機器を正しく操作し、トラブルやそれを使った治療にも適切な対応ができるなど、いろいろの前提条件がありますが、このCSIIの普及によってさらに良いコントロールが期待されています。
<a name="chap2sec1-4"></a>
<h3><font color="339999">(4) よいコントロールとは</font></h3>
　コントロール不良の状態が続くと、網膜症や腎症など糖尿病特有の合併症が出てきます。また成長期には、身長の増加も障害されます。よいコントロールとは、低血糖も多くなく、また糖尿病の合併症もあらわれず、また体の発育も正常であることが目標になります。<br>
　そのような状態にするには、血糖値の変動を少なくし、できるだけ正常値に保たなければなりません。まず、<a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index_2.php#name02">HbA1c<font size="-3"><sup><font color="0099ff">※</font></sup></font></a>を７％以下にすることです。それには日頃の、食前の血糖値を 70〜120mg/dL以内、食後の血糖値を180mg/dL以下に保つことが、コツです。<br>
　よいコントロールを保とうとすると、低血糖がよく起こりますが、それは<a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index_2.php#name03">補食</a><font size="-3">〈<font color="666666">ほしょく</font>〉</font><font size="-3"><sup><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/index_2.php#name03"><font color="0099ff">※</font></a></sup></font>で調整します。しかし、低血糖はできるだけ少ないほうがよく、低血糖がひんぱんに起こる時は、インスリンを減量します。<br clear=all><ul>

<a name="name02"></a>
※過去１、２か月の血糖コントロールの平均値。
<a name="name03"></a>
　補食：低血糖の予防・治療のために、決められたカロリー量以外にとる炭水化物。
</ul>
<hr>
<a name="chap2sec2"></a>
<h2>１型糖尿病の食事療法</h2>
　子どもの食事療法の場合、成人と根本的にちがうのは、成長のための必要量を十分にとることです。その結果生ずる高血糖は、インスリンで調節します。必要量は、厚生労働省の『日本人の食事摂取基準』をもとにし、肥満度、身長の伸び方、思春期が始まった時期などをみて、加減します。とくに、身長が伸びている時の必要量は、伸びがとまった時の倍近くになることもあります。<br>
　インスリンの消費量や血糖の変動を減らす工夫として、炭水化物をとりすぎないようにして、脂肪、たんぱく質との比率を一定にした糖尿病食にしたり、また、食事の回数を増やして、１回分の摂取量を減らすなどの方法があります。
<hr>
<a name="chap2sec3"></a>
<h2>１型糖尿病の運動療法</h2>
　運動は、インスリンの効き目を高めるので、毎日、一定の時間に、一定量の運動を行ってください。ただ、激しい運動は血糖の変動を大きくし、コントロールを悪化させる原因になります。低血糖症状をよく覚えておき、軽症の間に補食をとったり、運動の前後の補食、場合によってはインスリンを加減するなど、上手に対応すれば、マラソンや水泳などもできます。<br>
　好きな運動やクラブ活動なども、クラスの仲間と同じように積極的に参加し、学校生活を楽しみましょう。 
<hr>
<a name="chap2sec4"></a>
<h2>自己管理</h2>
　自己管理というのは、毎日、自分で血糖を測定し、良好な血糖コントロールを保ちながら、しかも低血糖もできるだけ防げるように、自分で注射量を加減し、食事や運動量も気をつけながら、インスリン療法を続けることをいいます。<br>
　私たちは、毎日同じ生活をしているわけではないので、細かな変化に合わせて、血糖をコントロールするのは、簡単ではありません。しかし、それを放棄すれば、制限の多い生活をするしかないのです。<br>
　糖尿病であっても、健康な人と同じように、さまざまな可能性に挑戦<font size="-3">〈<font color="666666">ちょうせん</font>〉</font>し、自分の人生にしていくには、この自己管理の技術をまず身につけることです。それは、幼い子どもであっても同じです。初めは、主治医や家族の手助けを受けながら、しかし、一日も早く患者さん自身が、自分のものとすることにかかっています。そこからあたらしい人生が、始まるのです。
<hr>

<!-- Separator for PageBute -->

<a name="chap3"></a>
<h2><font color="#003399">III．何に気をつければよいか</font></h2>
<a name="chap3sec1"></a>
<h2>低血糖の予防と対応</h2>

<div class="image_box">
<div style="padding:15px; 
	border:0px solid #d6ffdd; background-color:#d6ffdd; 
	font-size: 95%;
	line-height:150%;">
<div class="column_title">低血糖が起きた時の対応</div>
低血糖（通常、血糖値が60mg/dL以下の状態）の症状が起きたら、次の対応をすばやくとってください<br />
症状 Ｉ<font size="2">　だるさ、ふるえ、冷汗、ものがかすむ、顔面そう白など</font><br />
<font color="ff0066"><b>対応</b></font><br />
 (1) 血糖測定し、低血糖を確認<br />
 (2) ぶどう糖錠（ジュースか砂糖でも可）をとる<br />
 (3) しばらく安静にし、血糖測定で確認<br />
<img class="img_r" src="shoni104.gif">
症状 II<font size="2">　けいれん、昏睡状態など</font><br />
非常事態のため自分で対応できないので、家庭や学校の先生に、対応を頼んでおきます<br />
<font color="ff0066"><b>対応</b></font><br />
 (1) グルカゴン１mgを筋肉注射<br />
 (2) 救急車で近くの病院へ<br />
 (3) 主治医に連絡
</div>
</div>

　健康な体では、血糖が下がればすぐにインスリンの分泌が低下し、血糖を上げるホルモンが分泌されます。しかし、インスリン注射の場合には、そんな調節はできません。血糖が下がると、低血糖の症状が出てきます（右表参照）。低血糖の症状を、自分でよく覚えておき、症状があればすぐに炭水化物をとります。<br clear="all">
<hr>
<a name="chap3sec2"></a>
<h2>シックデイの対応</h2>
　シックデイとは、風邪や下痢、嘔吐、大けがなど、糖尿病以外の病気になった時のこと。通常、血糖値が高くなり、また、よく尿ケトン体が陽性になります。１型糖尿病では、このような時に糖尿病昏睡を起こしやすいので、慎重に対応します。<br>
　ふだんから、病気になった時の対応を主治医に相談しておき、いざ病気やけがといった時には、すぐ電話で指示を受けたほうがよいでしょう。 
<hr>
<a name="chap4"></a>

<h2><font color="003399">IV．保護者へのアドバイス</font></h2>
<a name="chap4sec1"></a>
<h2>思春期の対応について</h2>

<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/08/08-1_ta02.png">


　思春期（10代）後半から、１型糖尿病の子どもの合併症の発症者が急増してきます。これは、思春期前半に、コントロールが悪化する子どもが増えることと、大きく関係しています。思春期には、体の急激な成長やホルモンの分泌があり、血糖コントロールは悪化しやすくなります。心理的にも、激動<font size="-3">〈<font color="666666">げきどう</font>〉</font>の時代です。<br>
　この時期は、誰でも劣等感<font size="-3">〈<font color="666666">れっとうかん</font>〉</font>が強まる時期ですが、とくに１型糖尿病は理想と現実のギャップが大きく、将来を悲観して、治療の意欲を失う子どもが増えます。この時期を精神的にどう乗り越えるかが、子どもの将来を決定するといってもよいでしょう。<br>
　日常の学校生活はもちろん、遠足、運動会、旅行などの行事も、できるだけ、ふつうの子どもと同じ体験をさせてください。特別あつかいせず、子どもの自己管理を支援し、理解ある態度で見守ることが、社会的な適応力<font size="-3">〈<font color="666666">てきおうりょく</font>〉</font>を育てます。
<br clear=all>
<hr>
<a name="chap4sec2"></a>

<h2>Ｑ＆Ａ</h2>
<a name="chap4sec2-1"></a>
<h3>Ｑ.</font> 中学に入ってから、治療を怠<font size="-3">〈<font color="666666">なま</font>〉</font>けるようになり、困っています</h3>
<img class="img_r" src="shoni109.gif">
<font color="ff0088"><b>Ａ.</b></font> コントロールを怠けて、一番困るのはだれなのかを考えさせてみてください。コントロールが悪化すれば、合併症が発症しやすく、合併症になれば、その後の社会生活が大きく制限されます。その時になって、どんなに後悔しても間に合わないのです。自己管理をしっかりやっていれば、ふつうの人と変わらない社会生活ができ、能力を発揮できる場も与えられます。その可能性を自分から捨てないように、社会人として、どのような進路を選択できるかを、話してみてください。 
<a name="chap4sec2-2"></a>
<h3>Ｑ. 就職や結婚が心配ですが...</h3>
<font color="ff0088"><b>Ａ.</b></font> 就職は、会社によっては、受け入れてくれないところも確かにあります。しかし、治療も勉強も前向きにがんばれば、かなりのことができるはずです。それを証明すれば、もっと明るい将来が開けるでしょう。職業選択は、運転手やパイロット、高所で仕事をする職業以外は、制限ありません。また、結婚、妊娠・出産も、正常に近いコントロールを続けていれば、問題ありません。今を大切に生きることが、将来につながります。]]>
        <![CDATA[<ul class="clearfix">
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/002/2-4.php" target="_blank">2-4. 糖尿病のタイプ</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/003/3-1.php" target="_blank">3-1. 糖尿病の治療法</a></li>
</ul>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>9. 薬物療法（経口薬）</title>
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    <published>2006-02-17T09:42:15Z</published>
    <updated>2020-08-07T01:44:14Z</updated>
    
    <summary> 監修 東北大学名誉教授　後藤由夫先生 編集 自治医科大学名誉教授　葛谷 健 先...</summary>
    <author>
        <name>Terahata</name>
        <uri>http://www.dm-net.co.jp/</uri>
    </author>
    
        <category term="09. 薬物療法（経口薬）" />
    
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        <![CDATA[<div class="clearfix" style="padding:0 40px;font-weight:bold;">
<p style="float:left;margin:0 40px 20px 0;">
<img src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/yak01.gif" alt="" border="0" />
</p>

<p>
監修<br />
東北大学名誉教授　後藤由夫先生
</p>
<p>
編集<br />
自治医科大学名誉教授　葛谷 健 先生
</p>

</div>

<div class="seminar-top-index">
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/#chap1">からだの中で血糖値が上下動する仕組み</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/#chap1sec1-0">血糖値に関係する臓器や組織</a></p>
<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/#chap1sec1-1">膵臓</a></p>
<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/#chap1sec1-2">肝臓</a></p>
<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/#chap1sec1-3">筋肉</a></p>
<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/#chap1sec1-4">内臓脂肪</a></p>
<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/#chap1sec1-5">小腸</a></p>
<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/#chap1sec1-6">十二指腸や小腸</a></p>
<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/#chap1sec1-7">腎臓</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/#chap1sec2-0">インスリンの作用を左右する２つの要素</a></p>
<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/#chap1sec2-1">インスリン分泌量の減少</a></p>
<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/#chap1sec2-2">インスリン抵抗性</a></p>
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/index_2.php#chap2">スルホニル尿素（ＳＵ）薬</a></p>
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/index_2.php#chap3">ビグアナイド（ＢＧ）薬</a></p>
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/index_2.php#chap4">α-グルコシダーゼ阻害（α-Ｇ?）薬</a></p>
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/index_2.php#chap5">チアゾリジン薬</a></p>
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/index_2.php#chap6">速効型インスリン分泌促進薬</a></p>
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/index_2.php#chap7">ＤＰＰ-４阻害薬</a></p>
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/index_2.php#chap8">ＳＧＬＴ２阻害薬</a></p>
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/index_3.php#chap9">経口薬による治療の注意点</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/index_3.php#chap9sec1">食事・運動療法が基本です</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/index_3.php#chap9sec2">経口薬が使えない場合もあります</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/index_3.php#chap9sec3">低血糖とシックデイに気をつけましょう</a></p>
</div>

<hr size="1">
<font color="993300"><b>　日本人の糖尿病の大多数を占める２型糖尿病は食事療法と運動療法が治療の基本です。それだけでは思うように高血糖を改善できないときに薬物療法を始めます。多くの患者さんでは、最初は飲み薬（経口薬）を使います。糖尿病の経口薬がどのように血糖値を下げるのかを知っていただくため、まずは、ふだん血糖値がどのようにコントロールされているのか、からだの中を覗いてみましょう。</b></font>
<br /><br />
<a name="chap1"></a>
<h2>からだの中で血糖値が上下動する仕組み</h2>
<a name="chap1sec1-0"></a>
<h3>血糖値に関係する臓器や組織</h3>
<a name="chap1sec1-1"></a>
<b><font color="990099">&#9312;膵臓</font></b><font size="-3"><font color="666666">〈すいぞう〉</font></font><br />
　膵臓は、インスリンやグルカゴンなどのホルモンを分泌しています。インスリンは血糖値を下げるホルモンで、グルカゴンはその反対に血糖値を上げるホルモンです。インスリンの分泌が減ったり、グルカゴンの分泌が増えたりすると、高血糖になります。<br />
<a name="chap1sec1-2"></a>
<b><font color="ff6600">&#9313;肝臓</font></b><font size="-3"><font color="666666">〈かんぞう〉</font></font><br />
　肝臓はインスリンの働きを借りて血液中のブドウ糖（血糖）を取り込みグリコーゲンとして貯蓄したり、グルカゴンの働きを借りてブドウ糖を作り血液中に血糖として放出します。インスリン作用の不足やグルカゴンの分泌が多すぎるために、前者の働きが弱まったり後者の働きが過剰になると、高血糖になります。<br />
<a name="chap1sec1-3"></a>
<b><font color="cc0000">&#9314;筋肉</font></b><br />
　筋肉はインスリンの働きを借りて血液中のブドウ糖（血糖）を取り込み、エネルギー源として利用します。インスリンの作用不足などのために筋肉での血糖の取り込みが少なくなると、高血糖になります。<br />
<a name="chap1sec1-4"></a>
<b><font color="cc6600">&#9315;内臓脂肪</font></b><br />
　インスリンの作用を邪魔する物質を血液中に放出したりして高血糖を招きます。<br />
<a name="chap1sec1-5"></a>
<b><font color="007700">&#9316;小腸</font></b><br />
　食べた物（炭水化物）を消化吸収し、ブドウ糖として体内に取り込みます。食事療法が適切でなく、取り込まれるブドウ糖が過剰な場合は高血糖になりやすくなります。<br />
<a name="chap1sec1-6"></a>
<b><font color="3366ff">&#9317;十二指腸や小腸</font></b><br />
　食後にインクレチンというホルモンを分泌します。インクレチンは膵臓からのインスリン分泌を促し、グルカゴン分泌を抑えるので、血糖値が下がります。<br />
<a name="chap1sec1-7"></a>
<b><font color="000099">&#9318;腎臓</font></b><font size="-3"><font color="666666">〈じんぞう〉</font></font><br />
　腎臓は血液中の不要物をろ過して尿に出す臓器です。その最初の過程は大雑把で、ろ過したもの（原尿といいます）の中に、まだからだに必要なものが残っています。そこで、ろ過の二番目の過程では、原尿の中にあるからだに必要なものを再度、血液中へ戻します（再吸収といいます）。ブドウ糖もからだに必要な栄養素なので再吸収されるのですが、高血糖状態ではブドウ糖を再吸収しきれず一部が「尿糖」として排泄されます。<br /><br />
<div style="display:flex;justify-content: center; align-items: center;">
<img src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/yak14-01.gif">
</div>
<a name="chap1sec2-0"></a>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/yak14-02.gif">
<h3>インスリンの作用を左右する2つの要素</h3>
<a name="chap1sec2-1"></a>
<b><font color="669999">&#9312;インスリン分泌量の減少</font></b><br />
　膵臓から分泌されるインスリンは、血糖値を下げる唯一のホルモンです。その分泌量が少なくなると、高血糖になります。<br /><br />
<a name="chap1sec2-2"></a>
<b><font color="cc6666">&#9313;インスリン抵抗性</font></b><br />
　からだのインスリンに対する感受性が弱まり、その作用が低下することを「インスリン抵抗性」といいます。インスリン抵抗性があると、インスリンの分泌量がかなり保たれていても高血糖になります。<br /><br />
<font color="993300"><b>　以上のように血糖値はいくつかの臓器や組織の働きと、インスリンの作用を左右する２つの要素で決まり、それらのどこかがおかしくなると高血糖になってしまいます。そのおかしくなった部分に働いて血糖値を下げる飲み薬が「経口血糖降下薬」です。</b></font><br clear="all">
<hr size="1">

<!-- Separator for PageBute -->

<a name="chap2"></a>
<h2>スルホニル尿素<font size="3">（ＳＵ）</font>薬</h2>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/yak14-04.gif">
<h4>働く場所</h4>
　膵臓。<br />
<h4>作用</h4>
　膵臓からのインスリン分泌を増やします。それによって肝臓や筋肉でのブドウ糖取り込みが増え、肝臓からのブドウ糖放出は減り、血糖値が下がります。<br />
<h4>作用する時間帯</h4>
　空腹時・食後にわたって１日の血糖値を全体的に下げます。<br />
<h4>低血糖について</h4>
　ＳＵ薬は血糖降下作用が比較的強く、空腹時などの血糖値が低い時間帯に薬の作用が強く現れた場合に低血糖が起きることがあります。<br />
<h4>その他の副作用や注意点</h4>
　肥満を促す傾向があるので、食事療法の徹底が大切です。<br />
<h4>特徴</h4>
　古くから使われてきた薬で、作用の持続時間や効き目の強弱などにより多くの種類があります。また、未知の副作用はあまりないと考えられます。<br /><br />

<a name="chap3"></a>
<h2>ビグアナイド<font size="3">（ＢＧ）</font>薬</h2>
<h4>働く場所</h4>
　肝臓、筋肉、小腸。<br />
<h4>作用</h4>
　肝臓で糖を作る働きを抑えるほか、筋肉や肝臓のインスリン抵抗性（<a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/#chap1sec2-2">インスリン抵抗性</a>の項参照）を改善して糖の利用を促したり、小腸からの糖の吸収を抑えるなど、総合的な作用で血糖値を低下させます。<br />
<h4>作用する時間帯</h4>
　1日にわたり高血糖を全体的に改善します。<br />
<h4>低血糖について</h4>
　インスリンの分泌量は増やさないので、ＳＵ薬などとの併用でなければほとんど心配いりません。<br />
<h4>その他の副作用や注意点</h4>
　一時期、乳酸アシドーシスという副作用の心配からほとんど使われない時期がありましたが、今では見直されています。ただし、からだが脱水になると乳酸アシドーシスが起こりやすいので、下痢や発熱したとき、夏場、または高齢の方は、特に注意して医師の指示を守り、服用・対処してください。<br />
<h4>特徴</h4>
　古くからある薬なので、未知の副作用はあまりないと考えられます。<br /><br />

<a name="chap4"></a>
<h2>α-グルコシダーゼ阻害<font size="3">（α-Ｇ?）</font>薬</h2>
<h4>働く場所</h4>
　小腸。<br />
<h4>作用</h4>
　食物に含まれている炭水化物の分解・吸収を遅らせることで、食後の急激な高血糖（食後高血糖）を抑える薬です。<br />
<h4>作用する時間帯</h4>
　主に服用直後の食後血糖値を下げます。このため食後高血糖だけが目立つ比較的軽症の患者さんや、他の薬で空腹時の血糖値は低くなっているのに食後高血糖がある患者さんへの併用薬として使われます。<br />
<h4>低血糖について</h4>
　インスリンの分泌量は増やさないのでほとんど心配いりません。ただしＳＵ薬などとの併用では低血糖が起こり得ます。その場合、砂糖ではなくブドウ糖の服用が必要です（砂糖では薬がその分解・吸収を邪魔するので、低血糖からなかなか回復しません）。<br />
<h4>その他の副作用や注意点</h4>
　食事の'直前'に服用しないと効果がありません。<br />
<h4>特徴</h4>
　インスリンの作用とは関係ない部分で効果を発揮するので、インスリン依存状態の患者さん（主に１型糖尿病の患者さん）も食後高血糖改善効果を得られます。<br /><br />
<div style="display:flex;justify-content: center; align-items: center;">
<img src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/yak14-03.gif">
</div>
<br />
<a name="chap5"></a>
<h2>チアゾリジン薬</h2>
<h4>働く場所</h4>
　肝臓、筋肉、内臓脂肪。<br />
<h4>作用</h4>
　肝臓や筋肉のインスリン抵抗性（<a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/#chap1sec2-2">インスリン抵抗性</a>の項参照）を改善することによって血糖値を下げます。<br />
<h4>作用する時間帯</h4>
　1日にわたり高血糖を全体的に改善します。<br />
<h4>低血糖について</h4>
　インスリンの分泌量は増やさないので、ＳＵ薬などとの併用でなければほとんど心配いりません。<br />
<h4>その他の副作用や注意点</h4>
　浮腫<font size="-3"><font color="666666">〈ふしゅ〉</font></font>（むくみ）が現れることがあります。骨粗鬆症<font size="-3"><font color="666666">〈こつそしょうしょう〉</font></font>や膀胱<font size="-3"><font color="666666">〈ぼうこう〉</font></font>がんが増えるとの報告もありますが、その危険性は少ないようです。<br />
<h4>特徴</h4>
　肥満、特におなかが出ている内臓脂肪型肥満の患者さんはインスリン抵抗性が強いことが多いため、この薬が処方されることがよくあります。<br /><br />

<a name="chap6"></a>
<h2>速効型インスリン分泌促進薬</h2>
<h4>働く場所</h4>
　膵臓。<br />
<h4>作用</h4>
　ＳＵ薬と同じように膵臓に働きかけてインスリンの分泌を促す薬ですが、異なる点は、服用後すぐに作用が現われ、作用時間が短いことです。<br />
<h4>作用する時間帯</h4>
　主に服用直後の血糖値を下げるので、α-グルコシダーゼ阻害薬と同じように食後高血糖の改善を目的に使われます。<br />
<h4>低血糖について</h4>
　インスリン分泌を増やすので、服用したのに食事をとらずにいたりすると低血糖が起こり得ます。<br />
<h4>その他の副作用や注意点</h4>
　食事の'直前'に服用しないと効果がありません。<br />
<h4>特徴</h4>
　比較的軽症の糖尿病患者さんでは、食後のインスリン分泌の'量'は足りていても分泌の'タイミング'が遅いため、食後高血糖になっていることがあります。そのような場合にこの薬を服用すると、インスリン分泌のタイミングが早くなり、食後高血糖が改善されます。<br /><br />

<a name="chap7"></a>
<h2>ＤＰＰ-４阻害薬</h2>
<h4>働く場所</h4>
　十二指腸や小腸。<br />
<h4>作用</h4>
　インクレチン（<a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/#chap1sec1-6">十二指腸や小腸</a>の項参照）の分解を遅らせて、その作用を助ける薬です。それによって高血糖のとき（主に食後）にインスリン分泌を増やし、また、グルカゴン分泌を抑えて血糖値を下げます。<br />
<h4>作用する時間帯</h4>
　1日にわたり高血糖を全体的に改善しますが、食後の高血糖時に、より強く作用します。<br />
<h4>低血糖について</h4>
　血糖値が高くなければインスリン分泌を増やさないので、ＳＵ薬などとの併用でなければほとんど心配いりません。<br />
<h4>その他の副作用や注意点</h4>
　目立った副作用の報告は今のところありませんが、比較的新しい薬なので、未知の副作用が現れる可能性を否定はできません。これは、どんな新薬にも該当する避けられない点です。<br />
<h4>特徴</h4>
　インスリン分泌を増やすだけでなく、グルカゴン分泌を抑制するのはこの薬だけです。<br /><br />

<a name="chap8"></a>
<h2>ＳＧＬＴ２阻害薬</h2>
<h4>働く場所</h4>
　腎臓。<br />
<h4>作用</h4>
　腎臓での糖の再吸収（<a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/#chap1sec1-7">腎臓</a>の項参照）を抑え尿糖を増やし血糖値を下げます。<br />
<h4>作用する時間帯</h4>
　1日にわたり高血糖を全体的に改善し、食後などの高血糖時には尿糖がより多く排泄されます。<br />
<h4>低血糖について</h4>
　インスリンの分泌量は増やさないので、ＳＵ薬などとの併用でなければほとんど起こりません。<br />
<h4>その他の副作用や注意点</h4>
　新しい薬なので副作用について十分にわかっていない面もありますが、理論的には尿糖が増える影響で尿路感染症になりやすくなる可能性があります。また、尿糖の排泄に伴い脱水になりやすくなります。その影響で血液が濃くなって脳梗塞や心筋梗塞が増えたり、高浸透圧性昏睡やケトアシドーシスという急性合併症が起きやすくなる可能性が考えられます。ですから、脱水になりやすい下痢や発熱時、夏場、高齢の方は、特に注意して医師の指示を守り、服用・対処してください。<br />
<h4>特徴</h4>
　インスリンの作用とは関係ない部分で効果を発揮する点が一つの特徴です。また、からだのエネルギー源である血糖が減る分、体重が減る傾向があります。これは肥満糖尿病の患者さんには好ましい変化ですが、反面、筋肉が減ったり栄養状態が悪化することもあるので、注意点とも言えます。
<hr size="1">

<!-- Separator for PageBute -->

<a name="chap9"></a>
<h2>経口薬による治療の注意点</h2>
<a name="chap9sec1"></a>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/09/yak14-05.png">
<h3><nobr>食事・運動療法が基本です</nobr></h3>

　薬を飲み始めて血糖コントロールが改善すると、つい安心して食事・運動療法をおろそかにしてしまいがちです。そうなると再びコントロールが悪化して経口薬の効果も弱くなり、複数の薬を併用したりインスリン療法等に切りかえる必要が出てきます。なるべく少ない薬でコントロールを維持するため、ときどき初心にかえって食事・運動療法を見直しましょう。食事・運動療法をきちんと実践した結果、薬の量が減ったり全く不要になる方もいます。
<a name="chap9sec2"></a>
<h3>経口薬が使えない場合もあります</h3>
　２型糖尿病でも次に挙げるような状態は、インスリン療法の適応です。<br />
<font color="666666">●</font> 経口薬を服用しても血糖値が低下する兆しがみられない<br />
<font color="666666">●</font> 肝臓または腎臓に重度の機能障害がある<br />
<font color="666666">●</font> 肺炎など重度の感染症にかかっている<br />
<font color="666666">●</font> 足に壊疽がある<br />
<font color="666666">●</font> 手術の前後<br />
<font color="666666">●</font> 妊娠中、妊娠希望時、または妊娠の可能性があるとき
<a name="chap9sec3"></a>
<h3>低血糖とシックデイに気をつけましょう</h3>
　低血糖は、血糖値が約70mg/dL以下になった状態を指します。インスリン分泌を増やすタイプの薬の作用が強く出すぎたときに起こります。からだがだるくなり、考えがまとまらず、呂律<font size="-3"><font color="666666">〈ろれつ〉</font></font>が回らなくなったりします。また、ふるえ、動悸、発汗、眠気、頭痛、目がかすむなども、よくある症状です。低血糖の症状が出たら、すぐにブドウ糖（または砂糖やジュース）を口にしてください。<br />
　低血糖のほか、なにか他の病気にかかったときも注意が必要です。そのようなときは血糖値が乱れやすく、著しい高血糖または低血糖、急性合併症が起こりやすくなります。病状によっては薬の量を調節したり、一時的に服用を中止してインスリン注射に切りかえたほうがよいこともあるので、主治医に相談し指示に従ってください。また、ほかの病院にかかる場合は、必ず服用中の薬の名前を知らせてください。<br />
<font color="#ffoo66">【詳しくはシリーズ<a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/20/">No.20「低血糖」</a>、<a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/">No.12「病気になった時の対策」</a>をご参照ください】</font><br /><br />]]>
        <![CDATA[<ul class="clearfix">
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/003/3-7.php" target="_blank">3-7. 糖尿病の薬物療法</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/003/3-8.php" target="_blank">3-8. スルホニル尿素薬（SU薬）</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/003/3-9.php" target="_blank">3-9. 速効型インスリン分泌促進薬</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/003/3-10.php" target="_blank">3-10. α-グルコシダーゼ阻害薬</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/003/3-11.php" target="_blank">3-11. チアゾリジン薬</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/003/3-12.php" target="_blank">3-12. ビグアナイド薬</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/003/3-13.php" target="_blank">3-13. DPP-4阻害薬</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/003/3-14.php" target="_blank">3-14. SGLT2阻害薬</a></li>
<!--
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/003/3-15.php" target="_blank">3-15. GLP-1受容体作動薬</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/003/3-16.php" target="_blank">3-16. インスリン療法とは</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/003/3-17.php" target="_blank">3-17. インスリン製剤の種類</a></li>
-->
</ul>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>10. 糖尿病生活Q＆A</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.dm-net.co.jp/seminar/10/#002192" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="https://www.dm-net.co.jp/mt//weblog/blog_id=34/entry_id=2192" title="10. 糖尿病生活Q＆A" />
    <id>tag:www.dm-net.co.jp,2006:/seminar//34.2192</id>
    
    <published>2006-02-17T09:42:03Z</published>
    <updated>2020-08-07T01:48:04Z</updated>
    
    <summary> 監修 東北大学名誉教授　後藤由夫先生 編集 高岡ふしき病院糖尿病センター セン...</summary>
    <author>
        <name>Terahata</name>
        <uri>http://www.dm-net.co.jp/</uri>
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        <category term="10. 糖尿病生活Q＆A" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.dm-net.co.jp/seminar/">
        <![CDATA[<div class="clearfix" style="padding:0 40px;font-weight:bold;">
<p style="float:left;margin:0 40px 20px 0;">
<img src="qa01.gif" alt="" border="0" />
</p>
<p>
監修<br />
東北大学名誉教授　後藤由夫先生
</p>
<p>
編集<br>
高岡ふしき病院糖尿病センター センター長　小林 正 先生
</p>
</div>

<ul>
<h2>糖尿病といわれたら</h2>
<img class="img_r" src="qa02.gif">
　よい血糖コントロールを続けていれば、糖尿病があっても、健康な人と変わらない生活を送ることができるといわれています。では、健康な人と変わらぬ生活とは、どんな生活なのでしょうか。自由で活動的で、快適さのある生活というふうにいえるのではないでしょうか。<br>
　糖尿病の初期は、合併症は気配すらみせないので、コントロールはついおろそかになりがちです。しかし、コントロールが不十分な状態が続くと、さまざまな合併症が発症し、その進行とともに、生活から快適さや自由さは確実に失われていきます。そして、失明や透析、下肢切断といった最悪の事態に至ります。<br>
　そうしたことにならないよう、糖尿病の治療では、よいコントロールを保ち続けることが、何よりも重要です。糖尿病と診断されて、落ち込まない人はいません。しかし、１日も早く立ち直って、積極的に治療にはげみ、糖尿病と仲良く暮らしていきたいものです。<br>
　ここでは、治療に役立つ日常生活上の知識を、Ｑ＆Ａでご紹介しましょう。</ul>
<hr size="1">
<h3><font color="cc3399"><font size="+1">Ｑ１</font></font>　太るとなぜ糖尿病によくないのでしょうか？</h3>
<img class="img_r" src="qa03.gif">
<font color="3366ff"><font size="+1"><b>Ａ</b></font></font>　血糖が上がる原因として、インスリンの分泌力が低下することと、筋肉などの組織でインスリンの感受性が低下することの、ふたつがあります。太ると脂肪の量が増え、インスリンの感受性が低下するので、血糖がますます上がって、糖尿病が悪化します。<br>
　最近、インスリンの分泌や効き目を改善する薬も出てきていますが、そうした薬に頼るより、インスリンの感受性を増すために、まず食事量を減らし、標準体重にすることが大切です。太ると、糖尿病を悪化させるだけでなく、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病も、合併しやすくなります。<br clear="all">
<hr size="1">
<h3><font color="cc3399"><font size="+1">Ｑ２</font></font>　ストレスが糖尿病に与える影響を教えてください。</h3>
<font color="3366ff"><font size="+1"><b>Ａ</b></font></font>　ストレスは、過食、運動不足とともに、糖尿病の3大原因のひとつです。そればかりか、病状を悪化させる大きな要因でもあります。怒ったり興奮したり、時間に追われてイライラするといったストレスを感じると、体内ではカテコールアミンが大量に分泌されるので、インスリンの分泌や感受性が低下し、血糖が上がります。<br>
　そのため、毎日の生活からストレスを減らす工夫が、治療上も非常に大切です。みなさんのライフスタイルにあった方法で、解消に努めてください。最近普及してきた、自律神経を強くする訓練なども有効ですが、何より重要なのは、働き過ぎず、リラックスする時間をもつことでしょう。
<hr size="1">
<h3><font color="cc3399"><font size="+1">Ｑ３</font></font>　補食が必要な場合は、どんな時ですか？</h3>
<font color="3366ff"><font size="+1"><b>Ａ</b></font></font>　補食は、ふだんより活動量が増えた時などに、低血糖を防ぐためにとる一時的な食事で、山登りや水泳など強い運動の時、長時間運動する時、体育の授業の時などに、とるものです。薬物療法の人はとくに必要です。<br>
　補食をとらないで、薬物を減らして調整する方法もありますが、計算が簡単ではなく、インスリンを減らし過ぎる危険もあり、困難です。インスリンは、ぶどう糖の代謝だけでなく、成長期には身体の成長などの代謝にも必要ですので、このような時期に、運動のためにインスリンを極端に減らすことは、避けるべきです。<br>
　とくに、低血糖が起きやすい厳格な薬物療法の場合には、補食の上手な活用が欠かせません。
<hr size="1">
<img class="img_r" src="qa04.gif">
<h3><font color="cc3399"><font size="+1">Ｑ４</font></font>　天気が悪い時の運動には、どんな方法がありますか？</h3>
<font color="3366ff"><font size="+1"><b>Ａ</b></font></font>　プールなどで泳ぐ方法が一番よいのですが、そのような施設はなかなか見当たりません。雨の日に傘をさして歩くのも方法ですが、交通事故などの心配もあります。<br>
　梅雨どきや、雪が多い地域では、室内で簡単にできる自転車エルゴメータがよいでしょう。最近では、安くて静かでいいのが出回っています。<br>
　雪の多い地域の場合は、マウンテン・スキーで、雪上を歩くのもよい方法かもしれません。<br clear="all">
<hr size="1">
<h3><font color="cc3399"><font size="+1">Ｑ５</font></font>　運動療法ができない場合は、どんな時ですか？</h3>
<img class="img_r" src="qa05.gif">
<font color="3366ff"><font size="+1"><b>Ａ</b></font></font>　運動療法に制限があるのは、合併症があって、しかも進行している場合です。軽い合併症があっても、歩行など中程度の強さの運動であれば、まず問題はありませんが、走る、泳ぐといった強い運動は、かえって病状を悪化させます。<br>
　腎症、増殖網膜症、狭心症、眼底出血、下肢の動脈硬化による動脈の閉塞などがある場合は、禁止か、制限があります。合併症の程度や年齢などの違いもあるので、状態に応じた運動を主治医に処方してもらい、その範囲内で運動します。<br clear="all">
<hr size="1">
<h3><font color="cc3399"><font size="+1">Ｑ６</font></font>　経口薬を飲み忘れた時の対応は？</h3>
<font color="3366ff"><font size="+1"><b>Ａ</b></font></font>　経口薬を服用し始めの頃には、よくあることです。糖尿病は、規則正しい生活をし、薬も決められた時間に飲むのがよいのはいうまでもありませんが、１回くらい飲み忘れても、それで合併症が一気に進むことはまずありません。<br>
　ＳＵ薬などの朝夕に１回または２回飲む薬の場合、１〜２時間程度の遅れならふだんの量をそのまま、数時間以上の遅れなら半分に減らして飲みます。忘れたからと２回分まとめて飲むと、低血糖の原因になります。食後過血糖改善薬のように食前に飲む薬の場合は、食後に飲んでもあまり意味がないので、次から忘れずに飲むようにしてください。
<hr size="1">
<h3><font color="cc3399"><font size="+1">Ｑ７</font></font>　インスリンを打ち忘れた時の対応は？</h3>
<img class="img_r" src="qa06.gif">
<font color="3366ff"><font size="+1"><b>Ａ</b></font></font>　インスリンを忘れた場合に大切なのは、量を打ち過ぎないことです。経口薬にくらべてインスリンは効き目が早く、時間単位で効いてくるからです。打ち忘れに気付いたら、まず落ち着いて血糖値を測り、その状態に合った量を注射するのが、原則です。量の加減は個人差もあるので、主治医と相談して、ある程度の目安を事前に決めておきましょう。<br clear="all">
<hr size="1">

<!-- Separator for PageBute -->

<h3><font color="cc3399"><font size="+1">Ｑ８</font></font>　薬の飲み合わせが心配です。</h3>
<font color="3366ff"><font size="+1"><b>Ａ</b></font></font>　薬物療法の人が、ほかの病気の治療で薬を飲まなければならない場合、通常の、風邪薬や下痢どめなどの市販薬と飲み合わせる場合は、まず心配ありません。しかし、鎮痛薬の一部で、血糖降下薬の作用を増強するものもありますので、気を付けてください。<br>
　合併症の治療などで複数の医師にかかる場合には、それぞれの医師に服用中の薬を、知らせる必要があります。数ある薬の中には、低血糖の症状をわかりにくくするなど、副作用をもたらす場合があるからです。また、ステロイド薬などは血糖を上昇させるので、必ず血糖測定しながら、経口薬やインスリン量を決める必要があります。
<hr size="1">
<h3><font color="cc3399"><font size="+1">Ｑ９</font></font>　低血糖の時に、砂糖では効かない薬があるそうですが...。</h3>
<font color="3366ff"><font size="+1"><b>Ａ</b></font></font>　薬物療法の人が、α-グルコシダーゼ阻害薬を服用した時に起こる低血糖の場合は、砂糖ではなく、ぶどう糖を使わないと、回復が遅れることがあります。この薬は、食後の高血糖を抑える作用をもった薬で、ふつうの砂糖の吸収を遅らせるからです。<br>
　しかし、もしぶどう糖を持っていない時に低血糖が起きてしまった場合は、砂糖やコーラ、ジュースなど、手近なものでトライしてください。糖分の吸収は遅れても、最終的には、全部吸収されるようになっています。ですから、低血糖の回復は遅れても、それらが効かないことは、まずありません。<br>
　また、コーラ、ファンタグレープなどには、ぶどう糖が入っているので、回復が早いようです。
<hr size="1">
<h3><font color="cc3399"><font size="+1">Ｑ１０</font></font>　雑誌にあった「糖尿病が治る」という薬を、試したいのですが。</h3>
<font color="3366ff"><font size="+1"><b>Ａ</b></font></font>　そうしたふれこみで、じつに多くの民間療法が出回っています。しかし、それらの療法は治療効果の裏付けに乏しく、たとえ効いたとしても、効果は微々たるものです。しかも高価で、だまされたも同然のものが少なくありません。<br>
　本当に効くなら、とうに治療に取り入れているはずです。これらを信じて治療をやめてしまい、症状を悪化させる例がしばしばあるのは、残念です。民間療法に惑わされず、糖尿病と仲良く生きる気持ちをもって、本来の治療に専念してください。
<hr size="1">
<h3><font color="cc3399"><font size="+1">Ｑ１１</font></font>　入浴は、血糖にどんな影響を与えますか？</h3>
<img class="img_r" src="qa07.gif">
<font color="3366ff"><font size="+1"><b>Ａ</b></font></font>　入浴は、運動と同じくエネルギーを消費し、血糖を下げます。また、インスリンの注射の後に入浴すると、皮下の体温が上がって、インスリンの吸収が早まり、低血糖を起こす場合があります。注射した周辺をマッサージするような洗い方も、吸収を促進するので注意してください。<br>
　経口薬の場合も、血糖が下がるので、注意が必要です。入浴中の低血糖は発見が遅れやすく、溺れることもあります。空腹時は避け、食後2時間くらいで入浴すれば、まず問題ありません。<br clear="all">
<hr size="1">

<h3><font color="cc3399"><font size="+1">Ｑ１２</font></font>　トイレの回数が多く、熟睡できません。</h3>
<img class="img_r" src="qa08.gif">
<font color="3366ff"><font size="+1"><b>Ａ</b></font></font>　頻尿になる一番の理由は、高血糖です。糖が水分を伴って、尿として排泄されるために、頻尿や多尿になります。これは、血糖コントロールをよくすれば、自然と改善します。<br>
　ただ、コントロールは悪くないのに頻尿になる場合は、膀胱炎や前立腺肥大、弛緩性膀胱（糖尿病性の自律神経失調症で、膀胱がパンパンに張り、尿が少量ずつしか出ない）が疑われます。これらは高齢者によくみられるものです。<br clear="all">
<hr size="1">
<h3><font color="cc3399"><font size="+1">Ｑ１３</font></font>　糖尿病になると、ほかの病気にかかりやすいというのは本当ですか？</h3>
<font color="3366ff"><font size="+1"><b>Ａ</b></font></font>　確かに、糖尿病の患者さんには感染症が多く、最近は結核が増えています。コレステロールが原因の胆石に伴った胆のう炎も少なくありません。<br>
　感染症が多いのは、白血球の機能の低下や、高血糖で脱水になりやすいことが、原因です。脱水になると血流が悪化し、末梢まで白血球や酸素が行き渡らなくなり、細菌の繁殖に都合のよい状態になります。<br>
　歯の治療や手術の時も、感染症にかかりやすいので、医師に糖尿病を必ず伝えてください。
<hr size="1">
<img class="img_r" src="qa09.gif">
<h3><font color="cc3399"><font size="+1">Ｑ１４</font></font>　タバコは、なぜいけないのですか？</h3>
<font color="3366ff"><font size="+1"><b>Ａ</b></font></font>　タバコは、血管を収縮する作用があります。糖尿病の患者さんは、動脈硬化が進んでいることが多く、タバコの作用が、心筋梗塞や足の壊疽などの病状を促進します。また、肺の感染症も起こしやすいので、まずはタバコをやめるのが、先決です。<br clear="all">
<hr size="1">
<h3><font color="cc3399"><font size="+1">Ｑ１５</font></font>　痛みの少ない採血方法があると聞きましたが...。</h3>

<div class="image_box_right">
<img src="qa11.gif"><img src="qa10.gif"></div>
<font color="3366ff"><font size="+1"><b>Ａ</b></font></font>
　細い採血針（30Ｇや33Ｇの針）と、穿刺の深さ調節のできる採血器具を組み合わせると、より痛みの少ない方法で、血糖測定に必要な血液量を得ることができます。また、指先ほどは痛点が密集していないといわれる、腕（上腕の外側）や手のひらなどから採血する方法もあります。この場合には、血液を吸引する器具（名称：ファインレット／(株)三和化学研究所）を利用すると、十分な血液量を容易に得られます。<br clear="all">

<hr size="1">
<h3><font color="cc3399"><font size="+1">Ｑ１６</font></font>　インスリンの使用ずみ針などの処分は、どうしたらよいですか？</h3>
<font color="3366ff"><font size="+1"><b>Ａ</b></font></font>　インスリン注射で使った針の処分は、専用の容器などに入れ、病院で回収してもらうのが一番よい方法です。自宅でゴミとして処分すると、盗まれて麻薬に使われたり、清掃員のケガの原因になるので、注意してください。
<hr size="1">
<h3><font color="cc3399"><font size="+1">Ｑ１７</font></font>　医療費が安くなる場合があると聞きましたが...。</h3>
<font color="3366ff"><font size="+1"><b>Ａ</b></font></font>　18歳未満の場合は「小児慢性特定疾病」の対象になり、医療費の自己負担が軽減されます。市区町村の保健所に申請してください。18歳になった時点ですでにこの制度の対象になっている場合は、20歳になるまで延長されます。なお、自己負担額の上限は、所得によって異なります。<br>
　成人の場合は特別な補助はありませんが、糖尿病に必要な治療のほとんどは保険が適用されます。また、もし失明や透析開始、下肢切断などになった場合には、障害の程度などに応じて医療費の助成、介護保険の申請、障害年金の受け取りが可能なことがあります。自治体、日本年金機構にお問合せください。<hr size="1">
<h3><font color="cc3399"><font size="+1">Ｑ１８</font></font>　海外旅行で、一番気をつけたいことは？</h3>
<font color="3366ff"><font size="+1"><b>Ａ</b></font></font>　やはり、ふだん飲んでいる薬やインスリンは、忘れずに身につけておくということでしょう。簡単なことですが、飛行機に乗る時、薬をうっかりスーツケースに入れたまま、預けてしまう失敗はけっこうあるのです。<br>
　また、食事の回数や量が増えてカロリーオーバーになったり、時差の影響などでストレスも増えます。とくに、インスリンの場合は、時差により、注射のタイミングを調整する必要がありますので、事前にその方法の指導を主治医から受けてください。血糖自己測定も必要です。<br>
　経口薬の場合の時差への対応は、１日何錠といった程度に、おおざっぱに考えればよく、それほど神経質になる必要はありません。食事の前に飲むタイプの薬なら、いつもどおり１日３回、毎食前に飲んでください。<br>
　また、糖尿病であることと治療の内容を主治医に英語で簡単に書いてもらい、それを持参すると、何か問題が起きた時に安心です。]]>
        <![CDATA[<ul class="clearfix">
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/002/2-5.php" target="_blank">2-5. 糖尿病のある人生</a></li>
</ul>]]>
    </content>
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    <title>11. 糖尿病用語辞典</title>
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    <published>2006-02-17T09:41:52Z</published>
    <updated>2020-08-07T01:57:13Z</updated>
    
    <summary> 監修 東北大学名誉教授　後藤由夫先生 編集糖尿病セミナー編集部 ・解説文が「→...</summary>
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        <name>Terahata</name>
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        <category term="11. 糖尿病用語辞典（より簡潔に）" />
    
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        <![CDATA[<div class="clearfix" style="padding:0 40px;font-weight:bold;">
<p style="float:left;margin:0 40px 20px 0;">
<img src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/11_/yougo01.gif" alt="" border="0" />
</p>


<p>
監修<br />
東北大学名誉教授　後藤由夫先生
</p>
<p>
編集<br>糖尿病セミナー編集部
</p>

</div>

<ul>
<b>・</b>解説文が「→○○」となっている語句は、○○の項を参照してください。<br>
<b>・</b>解説文中の青文字の語句は、その語句が見出し語として解説されていることを示しています。
</ul>

<div class="box_c">
<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a"><b>あ</b></a>｜<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k"><b>か</b></a>｜<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#s"><b>さ</b></a>｜<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#t"><b>た</b></a>｜<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#n"><b>な</b></a>｜<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#h"><b>は</b></a>｜<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#m"><b>ま〜ら</b></a>｜<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#cap1">欧文略語</a>
</div>
<br>
<hr size="1">
<a name="a"></a><img class="img_l" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/11_/a.gif" hspace="15">
<a name="a01"></a><font color="ff0066">［<b><font size="+1">α</font>-グルコシダーゼ阻害薬</b>］</font><font color="000000">→<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k09">経口薬療法</a></font><p>
<a name="a02"></a><font color="ff0066">［<b>アルブミン尿</b>］</font><font color="000000"><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#s10">腎症</a>がある程度進行すると、尿の中にたんぱく質が出る（排泄する）ようになりますが（たんぱく尿）、分子量の小さいアルブミンというたんぱく質は、それよりも早期に尿に混ざるようになり、これをアルブミン尿といいます。腎症の進行防止には、アルブミンをごくわずか排泄する「微量アルブミン尿」の段階から早期に見つけ、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k12">血糖値</a>・血圧を厳格に管理することが大切です。</font><p>
<a name="a03"></a><font color="ff0066">［<b>1,5-AG</b>］</font><font color="000000"><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k10">血糖コントロール</a>の指標のひとつで、検査時点から過去数日間の血糖状態を反映します。正常値は 14.0μg/mL以上です。</font><p>
<a name="a04"></a><font color="ff0066">［<b>１型糖尿病</b>］</font><font color="000000">自己免疫疾患（免疫機<nobr>能</nobr>が自分の身体に対して働いてしまう病気）や原因不明の仕組みで、膵臓の<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#h06">β細胞</a>が破壊されて発病するタイプの糖尿病。<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#n02">２型糖尿病</a>と異なり、生活習慣と関係なく発病し、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a07">インスリン依存状態</a>になります。成人よりもむしろ小児・若年期に発病することのほうが多いものです。</font><p>
<a name="a05"></a><font color="ff0066">［<b>一次<nobr>予防</nobr></b>］</font><font color="000000">健康な人あるいは<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k04">境界型</a>の人が、糖尿病（<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#n02">２型糖尿病</a>）の発病を未然に防ぐための<nobr>予防</nobr>。肥満者の減量などが該当します。</font><p>
<a name="a05-01"></a><font color="ff0066">［<b>インクレチン</b>］</font><font color="000000">食後に腸から分泌されるホルモンで、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a06">インスリン</a>分泌を増やし<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k06">グルカゴン</a>分泌は減らします。この作用は<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k12">血糖値</a>が高いときにだけ現れるため、薬として用いたとき、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#t04">低血糖</a>をそれほど心配せずに<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k16">高血糖</a>を改善できます。インクレチンにはGIPとGLP-1があり、そのうち治療により適しているGLP-1の注射薬と、GIP・GLP-1双方の分解を抑えてその働きを助けるDPP-4阻害薬という経口薬が使われています。</font><p>
<a name="a06"></a><font color="ff0066">［<b>インスリン</b>］</font><font color="000000">膵臓の<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#h06">β細胞</a>から分泌されるホルモンで、血液中の<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#h02">ブドウ糖</a>を細胞内に取り入れエネルギーとして利用する際に必要です。糖尿病は、このインスリンの分泌量が減少したり、インスリンが作用を発揮する細胞に<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a07">インスリン抵抗性</a>があることから、インスリンの作用が低下し、ブドウ糖が利用されずに血液中にあふれる病気です。</font><p>
<a name="a07"></a><font color="ff0066">［<b>インスリン依存状態</b>］</font><font color="000000"><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a11">インスリン分泌</a>がほぼゼロとなり、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a06">インスリン</a>が絶対的に不足するため、体外からインスリンを補給しなければ生命を維持できない状態です。</font><p>
<a name="a08"></a><font color="ff0066">［<b>インスリン抵抗性</b>］</font><font color="000000"><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a06">インスリン</a>の作用を受ける細胞の感受性が悪くなること。インスリン抵抗性があると、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k12">血糖値</a>を下げるために膵臓から大量のインスリンが分泌されます（<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k15">高インスリン血症</a>）。インスリン感受性がさらに悪化すると、インスリンがたくさん分泌されていても血糖値が下がらなくなり、糖尿病になります。やがて<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#h06">β細胞</a>が疲れきって機<nobr>能</nobr>が低下し、糖尿病は悪化します。インスリン抵抗性は<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#n02">２型糖尿病</a>の原因となるほか、高血圧や動脈硬化の進行とも深い関わりがあります。なお、風邪を引いて熱が出たりする<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#s04">シックデイ</a>には、一時的にインスリン抵抗性が強まります。</font><p>
<!--
<a name="a09"></a><font color="ff0066">［<b>インスリン抵抗性改善薬</b>］</font><font color="000000">→<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k09">経口薬療法</a></font><p>
-->
<a name="a10"></a><font color="ff0066">［<b>インスリン非依存状態</b>］</font><font color="000000"><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a11">インスリン分泌</a>の低下や<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a08">インスリン抵抗性</a>から、相対的なインスリン作用不足にある状態です。<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a12">インスリン療法</a>をしなくても生命は維持できますが、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k10">血糖コントロール</a>のためにインスリン療法が必要なケースもあります。</font><p>
<a name="a11"></a><font color="ff0066">［<b>インスリン分泌</b>］</font><font color="000000"><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a06">インスリン</a>は膵臓の<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#h06">β細胞</a>で作られ、血液中に分泌されます。このインスリン分泌には、24時間少しずつ持続して分泌される「基礎分泌」と、食後の<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k12">血糖値</a>上昇に反応して分泌される「追加分泌」の２パターンがあります。</font><p>
<a name="a12"></a><font color="ff0066">［<b>インスリン療法</b>］</font><font color="000000">体外から<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a06">インスリン</a>製剤を注射して<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k10">血糖コントロール</a>する治療法。<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a04">１型糖尿病</a>では必須で、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#n02">２型</a>でも他の治療法で<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k12">血糖値</a>が治療目標まで下がらない場合には必要です。使用するインスリン製剤は、血糖降下作用の持続時間によって、速効型、持続型など数種あります。また１日の注射回数から２回法、３回法などのパターンがあって、患者さんの<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a11">インスリン分泌</a>状態にあわせて選択されます。<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k11">血糖自己測定</a>をしながら１回ずつ注射量を決め、できる限り良好な血糖コントロールをめざす方法を「強化インスリン療法」といいます。</font><p>
<a name="a13"></a><font color="ff0066">［<b>運動療法</b>］</font><font color="000000"><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#s08">食事療法</a>と並び<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#n02">２型糖尿病</a>治療の基礎。<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a08">インスリン抵抗性</a>が改善され<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k10">血糖コントロール</a>が良くなるほか、減量や血圧低下、ストレス解消など幅広い効果があります。</font><p>
<a name="a14"></a><font color="ff0066">［<b>SGLT2阻害薬</b>］</font>・<font color="ff0066">［<b>SU薬</b>］</font><font color="000000">→<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k09">経口薬療法</a></font><br clear="all">
<p>

<h3>糖尿病の成因による分類と、インスリン作用不足の程度による分類の関係</h3>
<img class="img_l" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/11_/yougo11.gif">
<ref>・右向きの矢印は糖代謝の悪化、左向きの矢印は糖代謝の改善を表しています。<br>
・破線部分は、その状態になることが少ないことを表しています。</ref>
<ref2>〔日本糖尿病学会：糖尿病の分類と診断基準に関する委員会報告、2010より〕</ref2>

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<a name="k"></a><img class="img_l" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/11_/k.gif" hspace="15">
<a name="k01"></a><img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/11_/yougo03.gif">
<font color="ff0066">［<b>合併症</b>］</font><font color="000000"><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k16">高血糖</a>状態が続くことで起きてくる病気。視力が低下し失明の危険もある「網膜症」、腎臓の機<nobr>能</nobr>が低下し人工透析の必要に迫られる「腎症」、手足のしびれや麻痺のほか全身にさまざまな影響が出る「神経障害」の三つが起きやすく、三大合併症と呼ばれています。これ以外にも足の壊疽<font size="-3">〈えそ〉</font>、動脈硬化、心臓病、脳卒中など多くの合併症があります。糖尿病治療の目的は、これらの合併症を発症・進行させないことです。</font><p>
<a name="k02"></a><font color="ff0066">［<b>眼底検査</b>］</font><font color="000000"><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#m01">網膜症</a>診断のための検査。失明を防ぐため、定期的に眼科を受診し検査を受けるようにしましょう。</font><p>
<a name="k03"></a><font color="ff0066">［<b>基礎分泌</b>］</font><font color="000000">→<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a11">インスリン分泌</a></font><p>
<a name="k04"></a><font color="ff0066">［<b>境界型</b>］</font><font color="000000"><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#h03">ブドウ糖負荷試験</a>の判定で、糖尿病型と正常型の中間の段階。糖尿病<nobr>予備</nobr>群といえます。いずれ糖尿病になる確率が高く、生活習慣の改善と定期的な検査が必要です。</font><p>
<a name="k05"></a><font color="ff0066">［<b>空腹時血糖値</b>］</font><font color="000000">→<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k12">血糖値</a></font><p>
<a name="k07"></a><font color="ff0066">［<b>グリコアルブミン</b>］</font><font color="000000"><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k10">血糖コントロール</a>の指標のひとつで、検査時点から過去１、２週間の血糖状態を反映します。基準値はだいたい 11〜16％ です。</font><p>
<a name="k08"></a><font color="ff0066">［<b>グリコヘモグロビン</b>］</font><font color="000000">→<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#h07">ヘモグロビンA1c</a></font><p>
<a name="k06"></a><font color="ff0066">［<b>グルカゴン</b>］</font><font color="000000"><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k12">血糖値</a>を上げるホルモンのひとつで、膵臓から分泌されます。<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#t04">低血糖</a>昏睡に陥っている患者さんに、家庭内での応急処置として、グルカゴン注射が行われます。</font><p>
<a name="k09"></a><font color="ff0066">［<b>経口薬療法</b>］</font><font color="000000">血糖降下薬を服用して<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k10">血糖コントロール</a>する治療法。<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#n02">２型糖尿病</a>で、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#s08">食事療法</a>、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a13">運動療法</a>だけでは効果が不十分なときに行われます。経口薬には、膵臓の<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a11">インスリン分泌</a>を刺激する「スルホニル尿素（SU）薬」や、膵臓以外の肝臓や筋肉、脂肪などに作用して<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k12">血糖値</a>を下げる「ビグアナイド（BG）薬」、食べ物に含まれている糖分の消化吸収を遅らせて<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#s07">食後過血糖</a>を抑える「<font size="+1">α</font>- グルコシダーゼ阻害薬」、細胞レベルで<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a08">インスリン抵抗性</a>を改善する「チアゾリジン薬」、短時間だけインスリン分泌を刺激する「速効型インスリン分泌促進薬」、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a05-01">インクレチン</a>の作用を助ける「DPP-4阻害薬」、尿への糖の排泄（尿糖）を増やして血糖値を下げる「SGLT2阻害薬」といった種類があります。</font><p>
<a name="k10"></a><font color="ff0066">［<b>血糖コントロール</b>］</font><font color="000000"><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#s08">食事療法</a>や<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a13">運動療法</a>、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#m02">薬物療法</a>により、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k12">血糖値</a>をできるだけ正常に近い状態を保つこと。より良い血糖コントロールを続けるほど、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k01">合併症</a>の危険は減少します。</font><p>
<a name="k11"></a><font color="ff0066">［<b>血糖自己測定</b>］</font><font color="000000">患者さん本人が<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k12">血糖値</a>を測定すること。より良い<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k10">血糖コントロール</a>に役立ちます。手軽に測定できる機械が数種発売されています。</font><p>
<a name="k12"></a><font color="ff0066">［<b>血糖値</b>］</font><font color="000000">血液中の<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#h02">ブドウ糖</a>（血糖）濃度。血液１デシリットルあたりのブドウ糖の量をミリグラムで<nobr>表</nobr>します。血糖値が正常レベルよりも高いことを高血糖といい、高血糖が続く病気が糖尿病です。健康な人の空腹時血糖値は110mg/dL未満、食後も140mg/dLを超えることはありません。</font><p>
<a name="k13"></a><font color="ff0066">［<b>ケトアシドーシス</b>］</font><font color="000000"><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k14">ケトン体</a>が増え過ぎると吐き気や腹痛などの症状が現れますが（ケトーシス）、さらに多くなると、血液が酸性化するケトアシドーシスという状態になります。意識障害から昏睡に至り、早急な治療が必要です。<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a12">インスリン療法</a>をしている人が、なんらかの理由で注射をしなかったときに起こりがちです。</font><p>
<a name="k14"></a><font color="ff0066">［<b>ケトン体</b>］</font><font color="000000"><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a06">インスリン</a>作用が不足し身体が<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#h02">ブドウ糖</a>を利用しにくい状態で、かわりに脂肪やたんぱく質がエネルギー源として使われたときに発生する物質。ケトン体は血液や体液に溜まり、血液検査や尿検査で検出されます。</font><p>
<a name="k15"></a><font color="ff0066">［<b>高インスリン血症</b>］</font><font color="000000"><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a08">インスリン抵抗性</a>による<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k16">高血糖</a>を抑えるため、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a06">インスリン</a>が過剰に分泌されている状態。この状態では、インスリン抵抗性をインスリンの量でカバーしているため、血糖値はそれほど高くなく、糖尿病と診断されないことも少なくありません。しかし、そのような状態でも、高血圧や動脈硬化などが進行してしまいます。</font><p>
<a name="k16"></a><font color="ff0066">［<b>高血糖</b>］</font><font color="000000">→<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k12">血糖値</a></font>
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<a name="s"></a><img class="img_l" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/11_/s.gif" hspace="15">
<a name="s01"></a><font color="ff0066">［<b>三次<nobr>予防</nobr></b>］</font><font color="000000"><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k01">合併症</a>が起きてしまっても、適切な治療でそれ以上病気を進行させないようにすること。</font><p>
<a name="s01-01"></a><font color="ff0066">［<b>GLP-1</b>］</font><font color="000000">→<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a05-01">インクレチン</a></font><p>
<a name="s02"></a><font color="ff0066">［<b>指示エネルギー（カロリー）量</b>］</font><font color="000000">主治医から指示される１日の摂取カロリー。その人の身長や体重、身体活動状況、年齢などを総合的に判断して決められます。</font><p>
<a name="s03"></a><font color="ff0066">［<b>指示たんぱく質量</b>］</font><font color="000000"><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#s11">腎症</a>が発症すると、その進行段階にあわせてたんぱく質摂取を制限する必要があります。１日にどのくらいたんぱく質を摂ってよいか、主治医に指示される量を指示たんぱく質量といいます。</font><p>
<a name="s04"></a><font color="ff0066">［<b>シックデイ</b>］</font><font color="000000">糖尿病の人がかぜなどの軽い病気にかかったときのこと。<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k12">血糖値</a>が乱れやすいので、慎重に対処する必要があります。</font><br clear="all"><p>
<a name="s05"></a><img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/11_/yougo04.gif">
<font color="ff0066"><nobr>［<b>死の四重奏</b>］</nobr></font><font color="000000">肥満、高血圧、糖尿病、脂質異常症（高脂血症）は併発することが多く、それらが互いに悪影響を及ぼしあって動脈硬化を加速度的に進行させ、心臓病や脳卒中を起こすという考え方。</font><p>
<a name="s06"></a><font color="ff0066">［<b>小児・若年者糖尿病</b>］</font><font color="000000">一般には、成人よりも小児・若年者に発病することが多い<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a04">１型糖尿病</a>のことを指します。身体の成長にあわせて食事やインスリン注射量を調節する必要があり、心理的問題も多いことなどから、よりきめ細かな管理が必要です。なお、小児・若年期発病でも<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#n02">２型糖尿病</a>の場合もあります。</font><p>
<a name="s07"></a><font color="ff0066">［<b>食後過血糖</b>］</font><font color="000000">食事後に起きる異常に高い血糖の上昇。<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a06">インスリン</a>の<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k03">基礎分泌</a>はある程度保たれていて、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k05">空腹時血糖値</a>は正常に近いとしても、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#t03">追加分泌</a>が不足していたり、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k12">血糖値</a>上昇に対する反応が鈍くて<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a11">インスリン分泌</a>のタイミングが遅れると、食後過血糖になます。</font><p>
<a name="s08"></a><font color="ff0066">［<b>食事療法</b>］</font><font color="000000">糖尿病治療の基礎。<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#s02">指示エネルギー量</a>の中で、必要な栄養素を過不足なく摂るのがポイントです。糖尿病でない人の健康食としてもすすめられます。</font><p>
<a name="s09"></a><font color="ff0066">［<b>食品交換<nobr>表</nobr></b>］</font><font color="000000">「糖尿病食事療法のための食品交換<nobr>表</nobr>」のこと。正しい<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#s08">食事療法</a>を簡単に進められるよう工夫されたテキストです。マスターすれば、バリエーションに富んだ献立を手軽に楽しめます。</font><p>
<a name="s10"></a><font color="ff0066">［<b>神経障害</b>］</font>・<a name="s11"></a><font color="ff0066">［<b>腎症</b>］</font><font color="000000">→<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k01">合併症</a></font><p>
<a name="s11"></a><font color="ff0066">［<b>膵島</b>］</font><font color="000000">→<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#m03">ランゲルハンス島</a></font><p>
<a name="s12"></a><font color="ff0066">［<b>スルホニル尿素（SU）薬</b>］</font><font color="000000">→<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k09">経口薬療法</a></font>
<br clear="all">
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<a name="t"></a><img class="img_l" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/11_/t.gif" hspace="15">
<a name="t01"></a><font color="ff0066">［<b>耐糖<nobr>能</nobr>障害</b>］</font><font color="000000">糖尿病と正常との中間で、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k04">境界型</a>のもの。糖尿病発病の確率が高いだけでなく、高血圧や脂質異常症（高脂血症）併発の危険も高くなります。糖尿病<nobr>予備</nobr>群とほぼ同じ状態です。</font><p>
<a name="t02"></a><font color="ff0066">［<b>単位</b>］</font><font color="000000"><b>〈食事療法の単位〉</b><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#s09">食品交換<nobr>表</nobr></a>では80kcal相当の食品を１単位とし、その目安となる重量を示しています。<b>〈運動療法の単位〉</b>80kcalを消費する運動強度・時間を、１単位の運動と<nobr>表</nobr>現することがあります。<b>〈インスリン療法の単位〉</b>インスリン作用の強弱を<nobr>表</nobr>す基準で"Ｕ"という記号で<nobr>表</nobr>されます（unitの略）。なお、食事療法の単位とインスリン療法の単位は全く別の意味で互換性はありません。</font><p>
<a name="t05"></a><font color="ff0066">［<b>炭水化物</b>］</font><font color="000000">たんぱく質、脂質と並び、三大栄養素のひとつ。エネルギー源として最もよく使われます。糖質ともいい、食べ物ではごはんやパンなどのでんぷん、あるいは果物<font size="-3">〈くだもの〉</font>類に多く含まれます。炭水化物は体内で消化吸収されて、最後は<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#h02">ブドウ糖</a>や果糖になって利用されます。</font><p>


<div class="image_box_right">
<p style="text-align:center;"><img src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/11_/yougo05.gif"><br />
<b>低血糖の主な症状</b></p>
</div>

<a name="t05-01"></a><font color="ff0066">［<b>チアゾリジン薬</b>］</font><font color="000000">→<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k09">経口薬療法</a></font><p>
<a name="t03"></a><font color="ff0066">［<b>追加分泌</b>］</font><font color="000000">→<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a11">インスリン分泌</a></font><p>
<a name="t04"></a><font color="ff0066">［<b>低血糖</b>］</font><font color="000000"><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k12">血糖値</a>が正常範囲より低下（約60mg/dL以下）した状態。インスリン製剤や経口薬で<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#m02">薬物療法</a>をしている人で、薬の作用が強く出過ぎたときに起こります。砂糖や<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#h02">ブドウ糖</a>などの糖分を口にすることで回復しますが、意識障害や昏睡に陥っている場合、周囲の人の速やかな対処が必要です。植物人間になる危険もあります。</font><p>
<a name="t05-01"></a><font color="ff0066">［<b>DPP-4阻害薬</b>］</font><font color="000000">→<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a05-01">インクレチン</a></font><p>
<a name="t06"></a><font color="ff0066">［<b>糖代謝</b>］</font><font color="000000">摂取した<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#t05">炭水化物</a>は消化吸収され<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#h02">ブドウ糖</a>となり、肝臓でグリコーゲンに変換して一旦貯蓄されます。身体活動でエネルギーを消費すると、肝臓はグリコーゲンを分解して再びブドウ糖を作り出し血液中に供給し、これが<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a06">インスリン</a>の作用を借りて細胞に取り込まれ、エネルギー源となります。こような体内での糖の変化の過程・サイクルを糖代謝といいます。</font><p>
<a name="t07"></a><font color="ff0066">［<b>糖毒性</b>］</font><font color="000000"><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k16">高血糖</a>自体が、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a11">インスリン分泌</a>を低下させ<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a08">インスリン抵抗性</a>を高めるなど悪循環を形成し、さらに<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k12">血糖値</a>を上げるように作用すること。</font><br clear="all">
<hr size="1">
<a name="n"></a><img class="img_l" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/11_/n.gif" hspace="15">
<a name="n01"></a><font color="ff0066">［<b>内臓脂肪型肥満</b>］</font><font color="000000">肥満は体脂肪が過剰に蓄積した状態のことですが、脂肪のつき方により、皮下脂肪型（洋ナシ型）肥満と内臓脂肪型（リンゴ型）肥満に分けられます。糖尿病や高血圧、脂質異常症（高脂血症）などの生活習慣病とより深く関係しているのは内臓脂肪型肥満です。このタイプの肥満は、外見からはそれほど太っているように見えないこともあり、注意が必要です。</font><p>
<a name="n02"></a><font color="ff0066">［<b>２型糖尿病</b>］</font><font color="000000">遺伝的な体質に過食や運動不足、ストレスなどの、身体に負担となる生活習慣が加わり発病するタイプの糖尿病。日本人の糖尿病のほとんどを占めます。</font><p>
<a name="n03"></a><font color="ff0066">［<b>二次<nobr>予防</nobr></b>］</font><font color="000000">糖尿病があってもそれを管理し、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k01">合併症</a>を起こさないようにすること。二次<nobr>予防</nobr>の成否は、より良い<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k10">血糖コントロール</a>を続けられるかどうかで決まります。</font><p>
<a name="n04"></a><font color="ff0066">［<b>尿糖</b>］</font><font color="000000">尿の中の<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#h02">ブドウ糖</a>のこと。健康ならふつう尿糖は出ませんが、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k16">高血糖</a>状態では血液中にあふれているブドウ糖が、尿の中に排泄されます。通常、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k12">血糖値</a>が 170mg/dL前後を超えると尿糖が現れ、それ以下では現れません。このため厳格な<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k10">血糖コントロール</a>の指標にはなりませんが、試験紙で手軽わかります。</font><p>
<a name="n05"></a><font color="ff0066">［<b>妊娠糖尿病</b>］</font><font color="000000">糖尿病でない人に妊娠中現れる、軽い<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#t06">糖代謝</a>異常。妊娠中は適切な管理が必要です。出産後に糖代謝は正常に戻りますが、将来糖尿病になりやすい傾向があります。</font><br clear="all">
<hr size="1">
<a name="h"></a><img class="img_l" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/11_/h.gif" hspace="15">
<a name="h01"></a><font color="ff0066">［<b>ビグアナイド薬</b>］</font><font color="000000">→<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k09">経口薬療法</a></font><p>
<a name="h02"></a><font color="ff0066">［<b>ブドウ糖</b>］</font><font color="000000">糖分の一種。グルコースともいいます。主に<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#t05">炭水化物</a>の食品を消化吸収することで作り出され、血液中にほぼ一定量存在しています。ブドウ糖は<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a06">インスリン</a>の作用を借りて細胞に取り込まれ、身体活動のエネルギー源として利用されます。</font><p>
<a name="h03"></a><font color="ff0066">［<b>ブドウ糖負荷試験</b>］</font><font color="000000">糖尿病を診断するための検査。75gの<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#h02">ブドウ糖</a>を飲み、その後の<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k12">血糖値</a>の変動から、正常型、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k04">境界型</a>、糖尿病型の三つに診断されます。</font><p>

<h3>75gブドウ糖負荷試験による判定</h3>
<img class="img_l" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/11_/11_ta_01.png" hspace="15" width=300 height=304>
<ref><nobr>・空腹時の血糖値が126mg/dL以上なら、</nobr>ブドウ糖を飲まなくても糖尿病型です<br />
<br />
・２時間値が200mg/dL以上なら糖尿病型です<br />
<br />
・空腹時110mg/dL以上126mg/dL未満、２時間値140mg/dL以上200mg/dL未満なら境界型です<br />
<br /><br />
・空腹時110mg/dL未満、２時間値140mg/dL未満なら正常型です</ref>
<br clear="all">
<br />
<!--
<a name="h04"></a><font color="ff0066">［<b>フルクトサミン</b>］</font><font color="000000"><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k10">血糖コントロール</a>の指標のひとつで、検査時点から過去１、２週間の血糖状態を反映し、正常値は 205〜285μmol/dLぐらいです。</font><p>
-->
<a name="h05"></a><font color="ff0066">［<b>分食</b>］</font><font color="000000">１日３食では食前と食後の血糖値の変化が大き過ぎる場合に、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#s02">指示エネルギー量</a>を４回以上に配分し食間に摂る軽い食事のこと。<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#s08">食事療法</a>の方法のひとつで、一般的な意味の間食とは異なります。</font><p>
<a name="h06"></a><font color="ff0066">［<b>β細胞</b>］</font><font color="000000"><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#m03">ランゲルハンス島</a>にあるインスリンを分泌する細胞。β細胞の機<nobr>能</nobr>低下でインスリンの分泌量が減ると、糖尿病が発病します。<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a04">１型糖尿病</a>ではほとんど機<nobr>能</nobr>しなくなりますが、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#n02">２型糖尿病</a>ではある程度<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a11">インスリン分泌</a><nobr>能</nobr>力が残っていて、早めに<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a12">インスリン療法</a>を始めβ細胞を助けてあげると、働きが回復することがあります。</font><p>
<a name="h07"></a><font color="ff0066">［<b>ヘモグロビンA1c</b>］</font><font color="000000"><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k10">血糖コントロール</a>の良否を<nobr>表</nobr>す指標。赤血球中のヘモグロビンのうち、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#h02">ブドウ糖</a>と結合しているヘモグロビンの占める割合をパーセントで表します。検査時点から過去１、２カ月間の血糖状態を反映します。基準値の上限は6.2％です。グリコヘモグロビンともいいます。</font><br clear="all"><p>
<a name="h08"></a><img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/11_/yougo06.gif">
<font color="ff0066">［<b>補食</b>］</font><font color="000000"><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#m02">薬物療法</a>をしている人が<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#t04">低血糖</a>の<nobr>予防</nobr>目的で口にする食べ物のことをいいます。消化吸収が遅い<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#t05">炭水化物</a>の食品が適しています。</font><p>
<a name="h09"></a><font color="ff0066">［<b>ボディー・マス・インデックス</b>］</font><font color="000000">肥満ややせの程度を<nobr>表</nobr>す指標。体重（kg）÷身長（m）<sup><font size="-2">2</font></sup> で計算され、計算結果が22になるのが、最も病気になる確率が低い理想体重で、25以上は肥満、18.5未満はやせと判定されます。</font><br clear="all">
<hr size="1">

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<a name="m"></a>
<img class="img_l" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/11_/m-r.gif" width=142 height=67>

<a name="m01"></a><font color="ff0066">［<b>網膜症</b>］</font><font color="000000">→<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k01">合併症</a></font><p>
<a name="m02"></a><font color="ff0066">［<b>薬物療法</b>］</font><font color="000000">→<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a05-01">インクレチン</a>、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a12">インスリン療法</a>、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k09">経口薬療法</a></font><p>
<a name="m03"></a><font color="ff0066">［<b>ランゲルハンス島</b>］</font><font color="000000">膵臓内にあって、<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a06">インスリン</a>や<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k06">グルカゴン</a>などのホルモンを分泌する細胞が集まっているところ。ラ氏島あるいは膵島ともいいます。地図上にの島のように分散して存在しているためにﾒ島ﾓとつけられています。ランゲルハンスは19世紀のドイツの医学者です。</font><br clear="all">
<br>
<a name="cap1"></a>
<div style="margin-top:15px; padding:15px; border:0px solid #d6ffdd; background-color:#d6ffdd; border-radius:１5px;font-size: 95%; line-height:150%;">
<div style="margin-bottom:15px; font-size:120%; text-align: center; font-weight:bold; color:#9A4E6A;">欧文略語</div>
<font color="#ff0066">［<b>BMI</b>］</font><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#h09">ボディー・マス・インデックス</a>(Body Mass Index)<br />
<font color="#ff0066">［<b>CDE</b>］</font>糖尿病療養指導士 (Certified Diabetes Educator)<br />
<font color="#ff0066">［<b>CKD</b>］</font>慢性腎臓病（Chronic Kidney Disease)<br />
<font color="#ff0066">［<b>CSII</b>］</font>持続皮下インスリン注入療法 (Continuous Subcutaneous Insulin Infusion<br />
<font color="#ff0066">［<b>eGFR</b>］</font>推算糸球体ろ過量（estimated Glomerular Filtration Rate)<br />
<font color="#ff0066">［<b>FBS</b>］</font>空腹時血糖値 (Fasting Blood Sugar)<br />
<font color="#ff0066">［<b>FPG</b>］</font>空腹時血漿グルコース (Fasting Plasma Glucose)<br />
<font color="#ff0066">［<b>HbA1c</b>］</font><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#h07">ヘモグロビンA1c</a> (Hemoglobin A1c)<br />
<font color="#ff0066">［<b>IDDM</b>］</font>インスリン依存型糖尿病 (Insulin Dependent Diabetes Mellitus）、<br  />
　　　　　<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a07">インスリン依存状態</a>あるいは<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a04">１型糖尿病</a>とほぼ同じ<br />
<font color="ff0066">［<b>IGT</b>］</font>耐糖<nobr>能</nobr>障害 (Impaired Glucose Tolerance)<br />
<!--<font color="#ff0066">［<b>NIDDM</b>］</font>インスリン非依存型糖尿病 ((Non-Insulin Dependent Diabetes Mellitus）。<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#a10">インスリン非依存状態</a>あるいは<a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#n02">２型糖尿病</a>とほぼ同じ<br />-->
<font color="#ff0066">［<b>OGTT</b>］</font><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#h03">経口ブドウ糖負荷試験</a> (Oral Glucose Tolerance Test)<br />
<font color="#ff0066">［<b>PPG</b>］</font>食後血漿グルコース (Postprandial Plasma Glucose)<br />
<font color="#ff0066">［<b>SMBG</b>］</font><a href="http://www.dm-net.co.jp/skk/seminar/11/#k11">血糖自己測定</a> (Self Monitoring of Blood Glucose)
</div>
<br />]]>
        
    </content>
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    <title>12. 病気になった時の対策シックデイ・ルール</title>
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    <published>2006-02-17T09:41:23Z</published>
    <updated>2020-08-07T02:04:53Z</updated>
    
    <summary> 監修 東北大学名誉教授　後藤由夫先生 編集 社会医療法人誠光会理事長　柏木厚典...</summary>
    <author>
        <name>Terahata</name>
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        <category term="12. 病気になった時の対策　シックデイ・ルール" />
    
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        <![CDATA[<div class="clearfix" style="padding:0 40px;font-weight:bold;">
<p style="float:left;margin:0 40px 20px 0;">
<img src="/seminar/12_/sick01.gif" alt="" border="0" />
</p>
<p>
監修<br>
東北大学名誉教授　後藤由夫先生
</p>
<p>
編集<br>
社会医療法人誠光会理事長　柏木厚典先生
</p>
</div>
<div class="seminar-top-index">
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/#chap1">?. シックデイには特別な注意が必要です</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/#chap1sec1"><font size="2">シックデイの注意</font>１　血糖値が大きく乱れやすい</a></p>
<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/#chap1sec1-1">高血糖になりやすい</a></p>
<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/#chap1sec1-2">低血糖にもなりやすい</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/#chap1sec2"><font size="2">シックデイの注意</font>２　危険な急性合併症が起こりやすい</a></p>
<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/#chap1sec2-1">ケトアシドーシス</a></p>
<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/#chap1sec2-2">高血糖高浸透圧症候群</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/#chap1sec3"><font size="2">シックデイの注意</font>３　病気が重症化したり長引きやすい</a></p>
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/index_2.php#chap2">?. シックデイの対処法「シックデイ・ルール」</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/index_2.php#chap2sec1"><font size="2">シックデイ・ルール</font>１　早めに受診する</a></p>
<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/index_2.php#chap2sec1-1">こんな時はすぐに受診</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/index_2.php#chap2sec2"><font size="2">シックデイ・ルール</font>２　安静にし、水分・炭水化物を摂取</a></p>
<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/index_2.php#chap2sec2-1">シックデイの食事の工夫</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/index_2.php#chap2sec3"><font size="2">シックデイ・ルール</font>３　病状の把握に努める</a></p>
<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/index_2.php#chap2sec3-1">シックデイに役立つ検査</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/index_2.php#chap2sec4"><font size="2">シックデイ・ルール</font>４　薬の加減の目安</a></p>
<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/index_2.php#chap2sec4-1">１型糖尿病の場合の対処</a></p>
<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/index_2.php#chap2sec4-2">２型糖尿病の場合の対処</a></p>
<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/index_3.php#chap3">?.シックデイのその他のポイント</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/index_3.php#chap3sec1">夏場は特に脱水に注意を</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/index_3.php#chap3sec2">いつもと違う医療機関の受診時には</a></p>
<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/index_3.php#chap3sec2-1">医師・薬剤師に伝えてください</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/index_3.php#chap3sec3">低血糖の症状と対処法を覚えておこう</a></p>
<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/index_3.php#chap3sec3-1">低血糖でよくみられる症状</a></p>
<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/index_3.php#chap3sec4">高齢患者さんのご家族の方へ</a></p>
</div>
<hr size="1">
<a name="chap1"></a>
<h2>?. シックデイには特別な注意が必要です</h2>
　糖尿病の患者さんが何か不意の病気にかかると、ふだんはしっかり血糖コントロールできていても、血糖値が乱れやすくなり、急性合併症が起こりやすくなります。そのため、そのような状態を「sick day<font size="-3"><font color="#666666">〈シックデイ〉</font></font>（病気の日）」と呼んで、糖尿病の療養生活上、特別な注意が必要な日と位置付けています。<br><br>
<a name="chap1sec1"></a>
<b><u><font color="#003366">シックデイの注意</font><font color="#ff00ff">　１</font></u></b>
<h2>血糖値が大きく乱れやすい</h2>
<a name="chap1sec1-1"></a>
<h3>高血糖になりやすい</h3>
　シックデイに該当する病気として、風邪や下痢、発熱、腹痛、食欲不振などのほか、外傷や骨折なども該当します。<br>
　このような病気や状態は体にとってストレスとなるので、ステロイドホルモンなどのストレスホルモンが分泌されます。ストレスホルモンは急性期における体の障害の防御に役立つ面がある一方で、インスリンの働きを弱め高血糖を引き起こします。糖尿病でなければ血糖上昇に応じてインスリン分泌が増えるものの、糖尿病の患者さんではそれが十分にできません。このためシックデイには血糖値がいつもよりも高くなります。<br>
<a name="chap1sec1-2"></a>
<h3>低血糖にもなりやすい</h3>
　その反対に、シックデイには食欲が低下していつものように食べられないことが少なくありません。薬物療法をしている患者さんの場合、食べる量が少ないにもかかわらずいつもどおりに薬を飲んだり注射すると、低血糖が起きてしまいます。さらに、病気によって生じる脱水が腎臓の機能を低下させるので、腎臓から排泄される薬の場合その成分が体内に滞り、血糖値が余計に下がるという影響もあります。<br>
　つまり、シックデイにはさまざまな要因が複雑に絡み合って、血糖値が乱高下しやすいということです。
<div style="display:flex;justify-content: center; align-items: center;"><img src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/2014-02.gif"></div>
<br>
<a name="chap1sec2"></a>
<b><u><font color="#003366">シックデイの注意</font><font color="#ff00ff">　２</font></u></b>
<h2>危険な急性合併症が起こりやすい</h2>
　ふだんの糖尿病治療の目的は、長年の高血糖によってゆっくり進行する「慢性合併症」（網膜症や腎症、動脈硬化など）を防ぐことです。しかし合併症には、病状が時々刻々と進行する「急性合併症」というタイプもあります。ふだんはめったに起こりませんが、シックデイには以下の急性合併症が起こりやすく、対処が遅れると生命の危険も生じます。
<a name="chap1sec2-1"></a>
<h3>ケトアシドーシス</h3>
<b><font color="#cc0000">注意が必要な人：</font><font color="#ffoo66">１型糖尿病の患者さん、インスリン治療をしている２型糖尿病の患者さん</font><br>
<font color="#cc0000">予防のポイント：</font><font color="#ffoo66">食べられなくてもインスリン注射を中断しない</font></b><br>
　インスリンの作用が足りない時や、食事（炭水化物）の摂取量が少ない時、体内では脂肪がエネルギー源として使われ、その時に肝臓でケトン体という物質が作られ血液中に溜まってきます（ケトーシス）。ケトン体は酸性なのでその量が増えると血液が酸性になります（アシドーシス）。その状態を「ケトアシドーシス」といい、吐き気や腹痛が現れ、進行すると意識障害や昏睡に至ることから、緊急治療が必要です。<br>
　ケトアシドーシスになる原因として多いのが、ふだんインスリン治療をしている患者さんがシックデイで食欲がない時に「何も食べないので血糖値は上がらないだろう」と判断してインスリン注射を自己判断で中断してしまうことです。インスリン注射は絶対中止してはいけません。食べられなくても、血糖自己測定を参考に単位数を加減して注射しましょう。
<a name="chap1sec2-2"></a>

<h3>高血糖高浸透圧症候群</h3>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/2014-03.gif">
<b><font color="#cc0000">注意が必要な人：</font><font color="#ffoo66">高齢の２型糖尿病患者さん</font><br>
<font color="#cc0000">予防のポイント：</font><font color="#ffoo66">水分を十分補給する</font></b><br>
　前に解説したように、シックデイには血糖値が高くなりやすくなります。高血糖状態では尿浸透圧が上昇し体内の水分が尿中に移動し、体は脱水状態になります。加えて病気による下痢や発熱も脱水を強め、また食欲が低下している場合には、食事からの水分摂取も減り、さらに脱水を強めます。<br>
　その上、脱水状態では血液が濃縮されるので血糖値がより高くなります。このような悪循環の結果、高度の脱水と著しい高血糖を来した状態を「高血糖高浸透圧症候群」といいます。全身の血液の流れが悪くなってさまざまな臓器の働きが低下し、緊急治療が必要です。<br>
　高齢者は体内の水分量が少ないため少しの変化で脱水状態になりやすく、また、脱水状態になっても喉の渇きをあまり感じない傾向があります。熱があるときや食事をとれないときは、十分に水分を補給しましょう。<br clear="all">
<br>
<a name="chap1sec3"></a>
<b><u><font color="#003366">シックデイの注意</font><font color="#ff00ff">　３</font></u></b>
<h2>病気が重症化したり長引きやすい</h2>
　このような急性合併症にはならなくても、高血糖状態では体の抵抗力が落ちるので、病気が重症になりがちです。病気が治り切る前に別の感染症にかかってしまうこともあり、そうすると回復により時間がかかってしまいます。
<hr size="1">

<!-- Separator for PageBute -->

<a name="chap2"></a>

<h2>?. シックデイの対処法 「シックデイ・ルール」</h2>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/2014-04.gif">
　それでは、このような非常事態を上手に乗り切り、早くいつもの快適な生活に戻るための適切な方法「sick day rule<font size="-3"><font color="#666666">〈シックデイルール〉</font></font>（病日対処法）」を紹介しましょう。<br clear="all">
<br />
<a name="chap2sec1"></a>
<b><u><font color="#ff00ff">シックデイ・ルール</font><font color="#ffoo66">　１</font></u></b>
<h2>早めに受診する</h2>
　症状がごく軽い場合は１日ぐらい様子をみていても構いませんが、次のような場合には早めに受診して適切な治療を受けてください。<br />
<br />
<a name="chap2sec1-1"></a>
<b><font color="#cc0000">★こんな時はすぐに受診</font></b><br />
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/2014-05.gif">
<font color="#ffoo66"><b>
１．強い自覚症状（嘔吐、激しい下痢・腹痛、心臓の鼓動が異常に早い、息苦しいなど）が続く<br />
２．高熱（およそ39℃以上）<br />
３．高血糖（血糖値なら350mg/dL以上の時。尿糖なら強陽性が続く時）<br />
４．食事をほとんどとれない<br />
５．尿ケトン体が強陽性<br />
６．上記１〜５に該当するほどではないが、症状が改善する気配が感じられないとき</b></font>
<br clear="all">
<br>
<a name="chap2sec2"></a>

<b><u><font color="#ff00ff">シックデイ・ルール</font><font color="#ffoo66">　２</font></u></b>
<h2>安静にし、水分・炭水化物を摂取</h2>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/2014-06.gif">
　急性の病気の基本的な対応は、体を安静にし温かくすることです。それによって体力の消耗を防ぎ、病気に対する抵抗力を保てます。<br>
　さらに、食欲がなくても脱水を防ぐために水分を十分補給し、ケトーシス予防のために炭水化物をなるべく口にするようにしてください。また嘔吐や下痢が続く場合には塩分などの電解質が失われやすいので、その補給も必要です。<br clear="all">
<a name="chap2sec2-1"></a>
<br />
<b><font color="#cc0000">★シックデイの食事の工夫</font></b><br>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/2014-07.gif">
<font color="#ffoo66"><b>消化の良い炭水化物は</b></font>...重湯<font size="-3"><font color="666666">〈おもゆ〉</font></font>、お粥、おじや、茶碗蒸し、うどん、など。<br>
<font color="#ffoo66"><b>水分や電解質の補給に</b></font>...みそ汁、野菜スープ、果物ジュース（冷たいものや炭酸飲料以外）。<br>
<font color="#ffoo66"><b>経口補水液を適宜に</b></font>...脱水を改善し、同時に炭水化物と電解質を補給できる経口補水液（OS-1&reg;など）が市販されています。<br clear="all">
<br />
<a name="chap2sec3"></a>
<b><u><font color="#ff00ff">シックデイ・ルール</font><font color="#ffoo66">　３</font></u></b>
<h2>病状の把握に努める</h2>
　数時間おきに病状を自分でチェックし、快方に向かっているのか、それとも悪化していて受診を急ぐべきなのかの判断に役立てましょう。
<br>
<a name="chap2sec3-1"></a>
<br>
<b><font color="#cc0000">★シックデイに役立つ検査</font></b><br>
<img src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/2014-08.gif" align="right">
<font color="#ffoo66"><b>体温</b></font>...感染症などの重症度の推移の目安になります。<br>
<font color="#ffoo66"><b>血糖</b></font>...シックデイは血糖値が乱れやすいので、血糖自己測定は病状把握の強い味方です。<br>
<font color="#ffoo66"><b>尿糖</b></font>...血糖自己測定をしていない場合、尿糖測定で高血糖の程度を推測します<font size="-２"><sup><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/index_2.php#asteri"><font color="#0066ff">＊</font></a></sup></font>。<br>
<font color="#ffoo66"><b>尿ケトン体</b></font>...ケトアシドーシスの前兆をつかめます（尿糖測定に用いるのと同じような試験紙が市販されています）。<br>
<font color="#ffoo66"><b>体重</b></font>...急激な体重減少は、脱水が起きている可能性が疑われ、要注意です。<br>
<a name="asteri"></a>

<ref>＊尿糖測定は、SGLT2阻害薬を使用している場合、高血糖状態を正確に評価できません。</ref>
<br>
<a name="chap2sec4"></a>
<b><u><font color="#ff00ff">シックデイ・ルール</font><font color="#ffoo66">　４</font></u></b>
<h2>薬の加減の目安</h2>
　シックデイルールの4番目は、薬物療法をしている場合の対処法についてです。
<a name="chap2sec4-1"></a>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/2014-09.gif">
<h3>１型糖尿病の場合の対処</h3>
　１型糖尿病の場合、なにより大事なことは、たとえ食事をとれなくてもインスリン注射を絶対に中止してはいけないということです。そして、不安ならすぐに主治医に連絡をとって相談することです。血糖自己測定を数時間おきに行い、高血糖ならその程度に応じて作用時間の短いインスリン（超速効型か速効型）を数単位程度ずつ追加することを繰り返し、血糖コントロールするという方法が一般的です。
<a name="chap2sec4-2"></a>
<h3>２型糖尿病の場合の対処</h3>
　<a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/index_2.php#next">次の項</a>に薬の種類ごとの目安を示します。ただしこれはあくまで目安なので、実際の対処法は<u>主治医の指示を守ってください</u>。また、薬を減量・中止することにより血糖値が上昇し、一時的にインスリン療法が必要になることもあるので、血糖自己測定や尿糖測定をこまめに行い、高血糖や尿糖の強陽性が持続する場合には早めに受診してください。<br>
<a name="next"></a>
<font color="#ffoo66"><b>スルホニル尿素薬、速効型インスリン分泌促進薬</b></font>...インスリン分泌を刺激して血糖値を下げるこれらの薬は、食事の量にあわせて加減します。シックデイでもいつもどおりか、いつもよりやや少ないくらい食べられるなら、いつもと同じ量を服用します。半分程度しか食べられないのなら薬の量も半分にし、半分も食べられないなら薬は中止（休薬）します。なお、ふだんこれらの薬を'食前'に飲んでいても（速効型インスリン分泌促進薬は食直前の服用が原則）、シックデイには'食直後'に、食べられた量にあわせて薬の量を調節して飲むのも構いません。<br>
<font color="#ffoo66"><b>DPP-4阻害薬</b></font>...食事をとれるなら服用しますが、とれないなら服用しても血糖降下作用が少ないことが予想されます。<br>
<font color="#ffoo66"><b>ビグアナイド薬</b></font>...シックデイに伴う脱水により乳酸アシドーシスという副作用が起こりやすくなる可能性があるので休薬します（特に腎障害を合併している人や高齢者）。<br>
<font color="#ffoo66"><b>SGLT2阻害薬</b></font>...シックデイに伴う脱水やケトーシスを強めるように作用するので休薬し、医師に相談してください。<br>
<font color="#ffoo66"><b>α-グルコシダーゼ阻害薬</b></font>...下痢などのおなかの症状を強める可能性があり、中止しても血糖値が極端に上がることはないので休薬します。<br>
<font color="#ffoo66"><b>チアゾリジン薬</b></font>...この薬は中止してもしばらく作用が続き血糖値に大きく影響しないので、休薬しても構いません。<br>
<font color="#ffoo66"><b>GLP-1受容体作動薬</b></font>...吐き気や腹痛など、おなかの症状がある場合は休薬します。そうでなければ継続します。<br>
<font color="#ffoo66"><b>インスリン製剤</b></font>...２型糖尿病でもふだんインスリン療法をしているのであれば、１型糖尿病と同様に、シックデイで食事がとれなくてもインスリン注射を中断してはいけません。全く食事がとれなくてもふだんの半分程度のインスリンが必要です。そして、こまめに血糖自己測定を行い測定結果に応じて数単位ずつ増減し、血糖コントロールする方法が一般的です。具体的には主治医に相談してください。<br clear="all">
<hr size="1">

<!-- Separator for PageBute -->

<a name="chap3"></a>
<h2>?. シックデイのその他のポイント</h2>
　ここまで、シックデイ・ルールの原則を4つに分けてお話ししましたが、最後にその他の注意事項をいくつか挙げます。
<a name="chap3sec1"></a>
<h3>夏場は特に脱水に注意を</h3>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/2014-10.gif">
　気候の温暖化で近年の夏は異常な高温になります。シックデイでない状態で屋内にいたとしても脱水に注意が必要です。シックデイの場合は特に注意して、喉が渇く前にこまめに水分を補給してください。
<a name="chap3sec2"></a>
<h3>いつもと違う医療機関の受診時には</h3>
　かかりつけ医とは別の医療機関を受診する際には、次の情報を伝えてください。薬局で市販薬を購入する際も同様です。<br><br>
<a name="chap3sec2-1"></a>
<b><font color="#cc0000">★医師・薬剤師に伝えてください</font></b><br>

<font color="#ffoo66"><b>
１．ご自身が糖尿病であること
２．処方されている薬の名前（薬の名前がわからなければ実物を持参）
３．ふだんの療養経過の記録（『糖尿病連携手帳』など）を持参></b></font>
<br clear="all">
<br />
<a name="chap3sec3"></a>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/2014-11.gif">
<h3>低血糖の症状と対処法を覚えておこう</h3>
　低血糖を経験したことがない患者さんが、シックデイに初めて低血糖になることもあります。初めての低血糖では、その症状が低血糖によるものだと気付くのに時間がかかります。低血糖症状がシックデイの病気自体の症状と似ていて区別がつきにくいこともあります。<br><br>
<a name="chap3sec3-1"></a>
<b><font color="#cc0000">★低血糖でよくみられる症状</font></b><br>
<b>動悸／手足のふるえ／冷や汗／頭痛／手足に力が入らない／物が二重に見える／だるい／考えがまとまらない／意識がもうろうとする／呂律<font size="-3"><font color="#666666">〈ろれつ〉</font></font>が回らない／昏睡</b>　など<br>
　低血糖は分単位で症状が進み、ご自身で対処できなくなったり昏睡に至ることもあるので、すぐにブドウ糖または砂糖（少なくとも10g）を口にするなどの対処をしてください。詳しくは『<a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/20/">シリーズNo.20／低血糖</a>』を参照してください。<br />
<a name="chap3sec4"></a>
<br />
<h3>高齢患者さんのご家族の方へ</h3>
<img class="img_r" src="http://www.dm-net.co.jp/seminar/12_/2014-12.gif">
　高齢の患者さんは、脱水や高血糖高浸透圧症候群、低血糖になりやすく、また、それらの初期症状がはっきり現れず、加えて、認知機能が少し低下していて的確な判断が難しくなっていることがあります。ご家族の方は気配りをいつもより少しプラスして、患者さんの安全と少しでも早い回復をサポートしてください。<br>
<font color="#ffoo66"><b>こまめな水分補給を促す</b></font>...喉が渇いてなくても数時間おきに飲むように勧めてください。<br />
<font color="#ffoo66"><b>薬を加減しているか確認</b></font>...食事をあまり食べられないのに薬はいつもどおりきちんと飲んで、低血糖になってしまう高齢患者さんも少なくありません。<br />
<font color="#ffoo66"><b>眠っているのか？昏睡か？</b></font>...急性合併症や低血糖は、どちらも重度になると昏睡に至ります。昏睡に陥っている患者さんは一見ぐっすりとよく眠っているようにも見えますが、一刻も早い治療が必要です。大声をかけて体をゆすっても反応しない場合には、直ちに119番！<br /><br />]]>
        <![CDATA[<ul class="clearfix">
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/007/7-1.php" target="_blank">7-1. 病気になったときの対応</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/007/7-2.php" target="_blank">7-2. シックデイルール</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/005/5-11.php" target="_blank">5-11. 糖尿病の急性合併症</a></li>
</ul>]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>13. 結婚から、妊娠・出産</title>
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    <published>2006-02-17T09:41:11Z</published>
    <updated>2020-08-07T02:19:09Z</updated>
    
    <summary> 監修 東北大学名誉教授　後藤由夫先生 編集 東京女子医科大学名誉教授　大森安惠...</summary>
    <author>
        <name>Terahata</name>
        <uri>http://www.dm-net.co.jp/</uri>
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        <category term="13. 結婚から、妊娠・出産" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.dm-net.co.jp/seminar/">
        <![CDATA[<div class="clearfix" style="padding:0 40px;font-weight:bold;">
<p style="float:left;margin:0 40px 20px 0;">
<img src="kekon01.gif" alt="" border="0" />
</p>


<p>
監修<br />
東北大学名誉教授　後藤由夫先生
</p>
<p>
編集<br />
東京女子医科大学名誉教授　大森安惠先生
</p>

</div>

<div class="seminar-top-index">

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/#chap1">糖尿病と妊娠の今と昔</a></p>

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/#chap2">Ｉ．糖尿病合併妊娠</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/#chap3">１型糖尿病女性の結婚と妊娠</a></p>

<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/#chap3sec1">
ポイントは血糖コントロールと計画妊娠</a></p>

<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/#chap3sec1-1">
血糖コントロールが悪いために起こるトラブル</a></p>

<p class="level-3"><a href="#chap3sec1-1-a">赤ちゃんのトラブル</a> ／ <a href="#chap3sec1-1-b">母体のトラブル</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/#chap4">２型糖尿病女性の妊娠と出産</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/index_2.php#chap5">妊娠前から出産まで血糖値を正常化する</a></p>

<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/index_2.php#chap5sec1">妊娠前からインスリン療法に切り替え</a></p>

<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/index_2.php#chap5sec2">血糖自己測定が欠かせません</a></p>

<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/index_2.php#chap5sec3">目標はグリコアルブミン15.8％未満</a></p>

<p class="level-4"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/index_2.php#chap5sec3-1">コントロールにはげみましょう</a></p>

<p class="level-5"><a href=http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/index_2.php#chap5sec3-1-a">血糖値の目安</a></p>

<p class="level-5"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/index_2.php#chap5sec3-1-b">食事療法</a></p>

<p class="level-5"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/index_2.php#chap5sec3-1-c">運動療法</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/index_2.php#chap6">妊娠中のトラブルの予防と治療</a></p>

<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/index_2.php#chap6sec1">合併症の悪化</a></p>

<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/index_2.php#chap6sec2">妊娠高血圧症候群（旧：妊娠中毒症）</a></p>

<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/index_2.php#chap6sec3">羊水過多症</a></p>

<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/index_2.php#chap6sec4">膀胱炎・腎盂炎・腟炎などの感染症</a></p>

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/index_3.php#chap7">II．妊娠糖尿病</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/index_3.php#chap7sec1">妊娠によって生じる軽い糖代謝異常</a></p>

<p class="level-3"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/index_3.php#chap7sec1-1">妊娠糖尿病の診断基準</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/index_3.php#chap7sec2">妊娠前に検査を受けておくと安心です</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/index_3.php#chap7sec3">妊娠中と出産後の注意点</a></p>

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/index_3.php#chap8">III．さあ出産です！</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/index_3.php#chap8sec1">自然分娩も可能です</a></p>

<p class="level-2"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/index_3.php#chap9">産後のケア</a></p>

<p class="level-1"><a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/index_3.php#chap10">おわりに</a></p>

</div>
<hr>
<a name="chap1"></a>
<h2>糖尿病と妊娠の今と昔</h2>
　今では信じられないかもしれませんが、1960年代ごろまで、「糖尿病の人は結婚や妊娠・出産が難しい」と言われていました。糖尿病の治療がまだ十分でなかったために、妊娠・出産に伴いさまざまなトラブルが起きていたからです。医学が進歩した現在はもちろんそのようなことはありません。その一方、近年では２型糖尿病の女性が血糖コントロール不十分なまま妊娠するケースや妊娠糖尿病の増加など、昔とは別の問題が起きています。<br>
　このページでは、初めに糖尿病女性の妊娠（糖尿病合併妊娠）を取り上げ、続いて妊娠糖尿病を、最後に出産と産後のケアについてお話しします。<br>
<hr>
<a name="chap2"></a>
<h2><font color="#0000ff">Ｉ. 糖尿病合併妊娠</font></h2>
　糖尿病合併妊娠とは、糖尿病患者さんの妊娠のことです。糖尿病には大きく分けて１型と２型がありますが、そのタイプは問いません。ただ、理解しておく点が少し異なるので、最初にそのことに触れておきます。<ul>
<font size="3">※１型と２型の違いについては、このコーナーの<a href="../08">No.8</a>、<a href="../28_2qa">28</a>、<a href="../33_2">33</a>を参照してください。</ul></font>
<a name="chap3"></a>

<h2>１型糖尿病女性の結婚と妊娠</h2>
<img class="img_r"src="kekon02.gif">
　冒頭で述べたように、かつて（1960年代ごろまで）、糖尿病女性の結婚や妊娠には高いハードルがありました。今では血糖コントロールが守られている限り、医学的な問題はほとんどなくなってます。ところが、ご本人が糖尿病であることにハンディを感じてしまうためか、今なお結婚をためらう若い１型の患者さんが少なくないようです。<br>
　良好な血糖コントロールを続けていれば糖尿病でない人と違いはなく、人生を気兼ねがちに送ることはありません。たとえ糖尿病でなくても、結婚生活には苦難が伴うものです。<br>
　結婚は、二人の愛情と理解の通過点。糖尿病であることを相手にきちんと伝え、理解を得られたなら、パートナーとして妊娠や出産を支えてもらい、新しい幸せを互いに育んでいってください。お二人で主治医をたずね、面談してもらうのもよいでしょう。ご家族の方も、二人の未来に向けて、温かいエールを送ってあげてください。
<a name="chap3sec1"></a>
<h3><font color="#ff6600">ポイントは血糖コントロールと計画妊娠</font></h3>
　糖尿病女性の安全な妊娠・出産のために最も重要なことは、ふだんからより良い血糖コントロールを維持しておくこと、そして「計画妊娠」です。計画妊娠とは、妊娠を希望した時点で検査を受け、医師が大丈夫と判断してから妊娠することです。<br>
　これらの注意点は１型に限らず２型でも同じなのです。<br clear="all">

<div class="column_n">
<div style="display:flex; flex-direction: column;">
<span style="margin-bottom:0.2em; padding:0.2em; font-size:110%; text-align:center; font-weight:bold; color:#ffffff; background-color:#ff9999;">血糖コントロールが悪いために起こるトラブル</span>

<div style="display:flex;justify-content: center;align-items: center;">
<p style="text-align:center;"><span style="color:#00005f; font-size:110%;font-weight:bold;">赤ちゃんのトラブル</span><br />
奇形　巨大児<br />
子宮内胎児死亡<br />
未熟児　低血糖<br />
呼吸障害　黄疸<br />
低カルシウム血症 など</p>
<img style="margin:0 1em;" src="kekon03.gif">
<p style="text-align:center;"><span style="color:#00005f; font-size:110%;font-weight:bold;">母体のトラブル</span><br />
糖尿病網膜症と<br />
腎症の悪化<br />
妊娠高血圧症候群<br />
羊水過多症<br />
膀胱炎 など</p>
</div>
</div>
</div>

<br>
<a name="chap4"></a>
<h2>２型糖尿病女性の妊娠と出産</h2>
　２型糖尿病は発病から長年、全く無症状に経過するため、時には妊娠して初めて糖尿病を発見されることがあります。そのうえ、もう既に糖尿病合併症をもっていることすらあり、これが大きな問題です。<br>
　２型糖尿病は１型と異なり生存のために治療が欠かせないわけではないので、きちんと治療していない人や糖尿病に気付いていない人が少なくないのです。その結果、血糖コントロールが良くない状態が長年続いていたり、計画妊娠（<a href="http://www.dm-net.co.jp/seminar/13_/#chap3sec1">前項</a>参照）によらずに妊娠してしまい、合併症の悪化や胎児の奇形などのトラブルが起きてしまうことが多いのです。


<!-- Separator for PageBute -->

<a name="chap5"></a>
<h2>妊娠前から出産まで血糖値を正常化する</h2>
　１型か、２型かという糖尿病のタイプにかかわらず、母子ともに健やかな出産を迎えるためには、妊娠前から出産まで血糖値を正常化する（糖尿病でない人と同じ血糖レベルを保つ）ことが第一です。そして、合併症がないか、あっても治療を受けて状態が安定していることが第二です。<br>
　もしこの条件を満たさずに妊娠してしまうと、赤ちゃん（胎児）には奇形や子宮内胎児死亡など、母親には網膜症の急速な進行による視覚障害、腎症の悪化、妊娠高血圧症候群（旧：妊娠中毒症）など、いろいろなトラブルが起きやすくなってしまいます。<br>
<img class="img_r" src="kekon04.gif">
　ここで注意していただきたいことは、厳格な血糖コントロールを「妊娠してから」始めるのではなく「妊娠前から」、つまり妊娠を希望した時から始めるという点です。その理由は、妊娠が成立してから本人が気付くまでに、ふつう数週間のタイムラグがあるからです。<br>
　胎児のからだの基本的な部分は妊娠成立後の数週間でかたちづくられます。仮にこの間の血糖コントロールがよくないと、胎児の奇形が生じやすくなってしまいます。また、合併症の治療のために薬を服用している場合も、その確率を高めてしまう可能性があります。
<a name="chap5sec1"></a>
<h3><font color="#ff6600">妊娠前からインスリン療法に切り替え</font></h3>
 「妊娠OK」と医師が判断し計画妊娠がスタートすると、ふだん飲み薬やGLP-1受容体作動薬で治療している患者さんも、インスリン療法に切り替えます。その理由は二つあり、一つはインスリン療法のほうが血糖値を狙いどおりに管理しやすく厳格なコントロールに適していること、二つ目は飲み薬の成分が胎盤を通過して胎児の低血糖を起こしかねないからです。
<a name="chap5sec2"></a>
<h3><font color="#ff6600">血糖自己測定が欠かせません</font></h3>
　妊娠の経過とともにインスリン抵抗性が生じて血糖値が上昇してきます。それに合わせ必要なインスリン注射量が、いつもの1.5〜2倍ぐらいに増えます。<br>
　逆に、つわりのために食事量が減ったり、胎児の血糖利用が優先される影響で低血糖も起きやすくなります。また、「高血糖にならないように」と食事の量を減らし過ぎることで低血糖気味になり、ケトン体が陽性になることがあります。ケトン体は胎盤を通って胎児に悪影響を及ぼします。それを防ぐには、必要なだけしっかり食べ、それに合わせて必要なインスリンをしっかり注射しなければいけません。<br>
　このような複雑な変化に上手に対応するため、血糖自己測定をこまめに行う必要があります。測定結果をみながらインスリンの注射量を調整する方法を覚えてください。「血糖の正常化」とは、高血糖はもちろん低血糖も可能な限り減らすという意味です。なお、最近はインスリンを自動で連続注入できる器械があり、妊娠中に使うケースが増えてきています。
<a name="chap5sec3"></a>
<h3><font color="#ff6600">目標はグリコアルブミン15.8％未満</font></h3>
　妊娠中、通院時にはグリコアルブミン（ＧＡ）検査でコントロール状態が確認されます。ＧＡは採血時から過去１〜２週間の血糖値と相関するので、コントロールが悪化した場合にもHbA1cより素早く把握できるからです。また妊娠中、HbA1cは実際の血糖状態との乖離が大きくなることがありますが、ＧＡはあまり乖離しません。日本糖尿病・妊娠学会では、妊婦の血糖推移と妊娠に伴う合併症に関する学術研究を行い、その結果から「ＧＡ15.8％未満」をコントロール目標として推奨しています。<br clear="all">
<br>
<a name="chap5sec3-1"></a>

<div class="column_n">
<div style="display:flex; flex-direction: column;">
<span style="margin-bottom:0.2em; padding:0.2em; font-size:110%; text-align:center; font-weight:bold; color:#ffffff; background-color:#ff9999;">コントロールにはげみましょう</span>

<div style="display:flex;justify-content: center;align-items: center;">

<div style="image_box">
<br />
<span style="color:#00005f; font-size:110%;font-weight:bold;">血糖値の目安</span><br />
<br />
<b>妊娠前</b><br />
食前血糖：100mg/dL未満、<br />
食後２時間血糖：120mg/dL未満、<br />
HbA1c：７％未満<br />
<br />
<b>妊娠中</b><br />
食前血糖：100mg/dL未満、<br />
食後２時間血糖：120mg/dL未満、<br />
グリコアルブミン：15.8％未満、<br />
HbA1c：正常範囲（4.6〜6.2％）<br />
<br />
<a name="chap5sec3-1-b"></a>
<span style="color:#00005f; font-size:110%;font-weight:bold;">食事療法</span><br />
<br />
太りすぎに要注意<i>！</i><br />
難産の引き金になります<br />
<br />
妊婦だからといって食べすぎは禁物。妊娠にともなう体重増加は６〜８kgまでに<br />
<br />
妊娠後期の体重増加の目安は１週間で300ｇ以内に</div>

<img style="margin:0 1em;" src="kekon05.gif">

<div style="image_box">
食品交換表を活用して、自分でエネルギー量が計算できるようになり、カロリーを抑えた献立を<br />
<br />
妊娠前半は１日150kcal、後半は350kcalを妊娠のためのエネルギーとして追加摂取。基本カロリーは標準体重１kgあたり30kcal<br />
<br />
妊娠高血圧症候群予防のために、塩分は１日10ｇ以下に<br />
<br />
赤ちゃんの発育のために、鉄分とカルシウムをしっかりと<br />
<br />
良質の蛋白質とミネラル、ビタミン類をたっぷりと<br />
<br />
<a name="chap5sec3-1-c"></a>
<span style="color:#00005f; font-size:110%;font-weight:bold;">運動療法</span><br />
<br />
適度な運動でインスリンの働きを活性化<br />
<br />
妊娠前から決まった時間に15〜30分程度の運動を（妊娠中は医師の指導に従って）<br />
<br />
出産のための筋肉を鍛えるために１日30分の散歩を</div>
</div>
</div>
</div>

<br>
<a name="chap6"></a>
<h2>妊娠中のトラブルの予防と治療</h2>
　血糖コントロールを良好に保つことはもちろんですが、それ以外にもいくつか知っておくべきことがあります。
<a name="chap6sec1"></a>
<h3><font color="#ff6600">合併症の悪化</font></h3>
<img class="img_r" src="kekon06.gif">
　網膜症と腎症は、妊娠によって悪化しやすい合併症です。妊娠前に網膜症があるか、ある場合でも妊娠に耐えられるかをチェックすることが大切です。<br>
　妊娠前から血糖コントロールを良好に保つのが一番の予防法ですが、網膜症のあるまま妊娠した人は、少なくとも１カ月に１回以上の眼底検査を受けます。今ではレーザー光凝固術という出血を防止する治療が行われるようになり、適切な時期に治療を受ければ、網膜症の進行を食い止めることができるようにもなっています。<br>
　腎症の場合も、腎機能がかなり低下するまで自覚症状が出てきません。そのため、定期的に腎機能検査を受けることが大切です。
<a name="chap6sec2"></a>
<h3><font color="#ff6600">妊娠高血圧症候群（旧：妊娠中毒症）</font></h3>
　妊娠によって高血圧や尿蛋白などが現れた状態です。子宮内胎児死亡の原因ともなる胎盤の早期剥離が起きやすくなったりします。以前は「妊娠中毒症」と呼ばれていましたが、さまざまな症状のおおもとは、妊娠によって引き起こされた高血圧であることが明らかになって以降、「妊娠高血圧症候群」と呼ばれるようになりました。<br>
　予防法は、低塩分、低カロリー、高蛋白な食事を心がけることです。とくに塩分は１日10ｇ以下（治療の際は７〜８ｇ以下）に抑えます。バランスのよい食事、良質の蛋白質の吸収をよくするミネラル、ビタミンにも気を配ってください。
<a name="chap6sec3"></a>
<h3><font color="#ff6600">羊水過多症</font></h3>
　妊娠後半から臨月にかけて羊水は徐々に減っていくのが一般的ですが、羊水の量が異常に多いままの状態を羊水過多症といいます。母親の血糖が高いと起こりやすく、羊水過多症と診断されたら早産予防のため、安静入院を指導されます。
<a name="chap6sec4"></a>
<h3><font color="#ff6600">膀胱炎・腎盂炎・腟炎などの感染症</font></h3>
　妊娠すると一般に膀胱炎や、腎盂炎、腟炎、カンジダ腟炎、トリコモナス腟炎にかかりやすくなるのですが、糖尿病の妊婦さんの場合、発症率が一般の妊婦さんより高い傾向がみられます。とくに膀胱炎は、約６倍も発症しやすいという調査もあります。排尿後の痛み、残尿感があるときは、早めに受診しましょう。腎盂炎は、腎盂腎炎を起こし、さらに腎機能を悪化させます。<br clear="all">
<hr>

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<a name="chap7"></a>
<h2><font color="#0000ff">II. 妊娠糖尿病</font></h2>
<a name="chap7sec1"></a>
<h3><font color="#ff6600">妊娠によって生じる軽い糖代謝異常</font></h3>
<a name="chap7sec1-1"></a>


<div class="box_r">
<font color="6600cc"><b>【妊娠糖尿病の診断基準】</font></b>
<div style="display:flex;justify-content: center;align-items: stretch;">
<div style="font-size: 95%;line-height:150%; padding:0.5em; border:1px solid #8f8f8f; background-color:#ffffff;">
75ｇブドウ糖負荷試験で<br />
右のうち１項目でも満た<br />
した場合（糖尿病と診断<br />
されるものは除外）</div>
<div style="font-size: 95%;line-height:150%; padding:0.5em; border:1px solid #8f8f8f; background-color:#d6ffdd;">
●空腹時値92mg/dL以上<br />
●１時間値180mg/dL以上<br />
●２時間値153mg/dL以上</div>
</div>
</div>



　妊娠糖尿病とは、妊娠中に初めて発症または発見された、糖尿病には至らない高血糖のことです。<br>
　さきほども書きましたが、妊娠によってインスリン抵抗性が現れるので、ふだんよりもインスリンの必要量が増えます。健康な人であればそれとともに膵臓から必要なだけのインスリンが分泌されるので血糖値は変わりません。しかし、もともと体質的に糖尿病になりやすい人は、インスリン分泌を十分に増やすことができず、血糖値が高くなるのです。<br>
　なお、妊娠前に診断されていたり、診断されていなくても見逃されていた糖尿病や、糖尿病の診断基準を満たす高血糖の場合は、妊娠糖尿病とは言わず、糖尿病合併妊娠です。
<a name="chap7sec2"></a>
<h3><font color="#ff6600">妊娠前に検査を受けておくと安心です</font></h3>
　妊娠糖尿病は、詳しい検査をすれば妊婦さんの１割以上に見つかり、決して稀なことではありません。とくに、血縁者に２型糖尿病の患者さんがいる人、肥満・太り気味の人、過去に巨大児分娩や原因不明の早産・流産の経験がある人などは、注意が必要です。該当する方は、妊娠に気付いたらできるだけ早めに詳しい検査を受けましょう。<br>
　また、なるべくなら妊娠する前に検査を受けて、異常がないか確認しておいたほうがよいでしょう。ひょっとしたら、隠れている糖尿病が妊娠前に見つかり、計画妊娠が必要になるかもしれませんが、それによってより安全な出産を迎えられます。

<a name="chap7sec3"></a>
<h3><font color="#ff6600">妊娠中と出産後の注意点</font></h3>
<img class="img_r" src="kekon07.gif">
　妊娠糖尿病は糖尿病合併妊娠よりも高血糖の程度は軽いものの、妊娠中に厳格な血糖コントロールが必要なことは同じです。妊娠中の血糖コントロールがよくないと、巨大児出産や難産、胎児仮死などの心配が出てきます。ただ、妊娠初期の血糖値は正常のことが多いので、胎児奇形についてはあまり心配ありません。また血糖の正常化も糖尿病合併妊娠よりは比較的容易です。<br>
　多くの場合、出産後に血糖値は自然に正常に戻ります。ただし、将来、糖尿病を発症しやすいことがわかっているので、引き続き肥満予防の食事や運動を心がけ、定期検診を忘れずに受けてください。<br clear="all">
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<a name="chap8"></a>


<h2><font color="#0000ff">III. さあ出産です！</font></h2>
<a name="chap8sec1"></a>
<h3><font color="#ff6600">自然分娩も可能です</font></h3>
<img class="img_l" src="kekon08.gif">
　今は糖尿病だからといって出産が帝王切開になるとは限りません。合併症がなく、妊娠中に血糖を良好にコントロールしていれば、自然分娩も十分可能です。とは言っても、糖尿病の妊婦さんは、やはりリスクのある出産となります。糖尿病の専門医はもちろん、出産後の対応が適切にできる新生児科医など、スタッフ、設備が充実した病院で出産してください。<br>
　進行した合併症があったり、お母さんや赤ちゃんに何らかの危険がある場合は、出産前からの予定帝王切開となります。事前に主治医の説明をよく聞いておきましょう。<br clear="all">
<a name="chap9"></a>
<br />
<h2>産後のケア</h2>
<img class="img_r" src="kekon09.gif">
　糖尿病の人も基本的に母乳で赤ちゃんを育てることができます。その場合、妊娠前に飲み薬を使っていた人も、授乳期間は妊娠中と同様、インスリン療法を続けます。飲み薬だと母乳に薬の成分の一部が出て赤ちゃんの体内に入り、赤ちゃんの低血糖を引き起こすことがあるからです。<br>
　また、妊娠によって増えた体重を元に戻し、太りすぎを予防するためにも、授乳中の摂取カロリーに気をつけてください。基本カロリーは〔標準体重１kgあたり30kcal＋付加エネルギー量600kcal〕を目安にします。<br clear="all">
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<a name="chap10"></a>
<h2><font color="00aa00">おわりに</font></h2>
<ul><b>　コントロールが悪いと、糖尿病の妊婦さんに、トラブルが多いことは事実ですが、今では妊娠中の糖尿病治療が充実して、糖尿病であっても、妊娠・出産が十分にできるようになりました。<br>
　しかし、安産のために一番重要なことは、日常の血糖コントロールです。日頃から自己管理を十分に行って、健やかな赤ちゃん誕生にトライしてください。</b></ul>]]>
        <![CDATA[<ul class="clearfix">
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/008/8-1.php" target="_blank">8-1. 糖尿病女性の妊娠と、妊娠糖尿病</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/008/8-2.php" target="_blank">8-2. 糖尿病の女性患者さんの妊娠</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/008/8-3.php" target="_blank">8-3. 妊娠糖尿病</a></li>
<li><a href="http://www.dm-net.co.jp/3min/002/2-4.php" target="_blank">2-4. 糖尿病のタイプ</a></li>
</ul>]]>
    </content>
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