糖尿病Q&A1000

Q.308 神経障害と足の潰瘍・壊疽の間に、どんな関係があるのでしょう?

 糖尿病の治療がよくないと足に潰瘍や壊疽が起きやすくなるのには、いろいろなことが関係していますが、神経障害も重要な役割を演じています。
 神経障害で足の感覚が鈍くなっていると、例えば足の裏に小さな傷ができても痛みを感じません。痛みなどがない限り、足の裏を見ることなど通常ありませんから、傷を負ったことに気付きません。気付かなくても傷が自然に治ってしまえば問題ないのですが、血糖コントロールがよくないと血流障害などの影響から傷は治りくく、容易に感染症にかかってしまいます。いったん細菌に感染すると、高血糖状態では免疫機能が低下しているために、感染が拡大し潰瘍をつくってしまうことがあります。潰瘍ができてからでは治療がなかなか大変です。また、潰瘍にも気付かずにいると、その部分の細胞が死んでしまい壊疽に進行します。壊疽の治療は困難なことが多く、病巣の拡大を防ぐために足を切断しなければいけないことも少なくありません。
2006年04月25日

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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03-3 神経障害のQ&A

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